JP3032082U

JP3032082U - ゴルフ用革手袋

Info

Publication number: JP3032082U
Application number: JP1996006932U
Authority: JP
Inventors: 隆信山室
Original assignee: 隆信山室
Priority date: 1996-06-05
Filing date: 1996-06-05
Publication date: 1996-12-13
Anticipated expiration: 2002-06-05

Abstract

(57)【要約】ゴルフクラブの把握を強化することによってミスショッ
トを防止する。【課題】５本指のゴルフ用革手袋ではそれぞれの指が
バラバラに動くので、グリップが緩み、ミスショットを
防止することができない。【解決手段】ゴルフ用革手袋のそれぞれ独立している
中指・薬指・小指を一体化する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はゴルフクラブのグリップの把握を強化するためのゴルフ用革手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフクラブをショットする際、意図した処に球をもっていくためには、手の指とクラブのグリップが滑らないようにしっかりとグリップする必要がある。手の指とグリップの滑りを防止するために殆どのゴルファーは革手袋を着用してプレイしているのが現状である。従来の手袋は図１に示す如く５本の指がそれぞれ個々の動きができるように、５本の指が分離、独立した構造になっている。従ってゴルファーがショットする場合には、５本の指はそれぞれバラバラに動くので、一体感がなく滑り易いのは当然の成り行きであった。その結果グリップが緩み、ダフッたり、スライスしたり、飛距離が伸び悩んだり、アプローチミスが生じたりして、意図したようなショットが出来ないという問題点を有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べた問題点は従来の５本指の革手袋でゴルフクラブをショットする場合、５本の指がそれぞれ個々に動くため、バラバラに動き、滑り易く、グリップが緩み、その当然の結果として、ミスショットが発生することにあった。つまりミスショットの原因は５本の指がそれぞれ個々の動きができるように、５本の指が分離、独立した構造によるグリップの緩みにあった。本考案はグリップをしっかりと把握するには中指・薬指・小指の３本の指が一体化され固定化されて、指とゴルフクラブの滑りを防止し、グリップの把握を強化することによってゴルファーの意図するスイングを実現しようとするものである。そのため、グリップが緩まずしっかりと握れて意図した処に球をもって行くことが出来、ミスショットを防ぐことが出来る様な用具や打法が長年望まれていたが、なかなか実現しなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するために開発されたものであって、ゴルファーが意図した様なショットをするためには、手の指とクラブのグリップが滑らないようにしっかりと握る必要がある。ゴルファーは革手袋をはめて中指・薬指・小指の３本でしっかりとクラブのグリップを握り、親指・人差指は軽く握るのが一般的な方法である。ゴルファーがショットする際に中指・薬指・小指の３本の指は１本づつ縫製されているのでそれぞれが独立した動きをしがちである。この３本の指が個々に動かずに一体化することが出来れば、グリップをしっかりと把握することができるのである。図２に示すごとく中指・薬指・小指の３本の指が一体化された革手袋であり、中指・薬指・小指の３本の指がバラバラに動くのを防ぐことにより、グリップの把握を強化することが可能となり、ゴルファーの意図するスイングを実現しようとするものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は中指・薬指・小指の３本の指が一体化され固定化されているので、個々の指がバラバラに動くことを防ぎ、指とゴルフクラブの滑りを防止して、グリップの把握を強化することが可能になるものである。

【０００６】

【実施例】

本考案はそれぞれ独立した中指・薬指・小指の各接触面を縫合もしくは接着し、もしくは中指・薬指・小指の３本の指に帯状体をはめ込み、もしくは縫い付け、もしくは接着し、もしくは中指・薬指・小指の３本の指を一体化して大きな１つの指よりなるゴルフ用革手袋である。季節により、或いは個人的な理由によっては手袋の本体が繊維製のゴルフ用手袋を用いることも可能である。

【０００７】

【考案の効果】

個々の指がバラバラに動くことがなくなるので、手の指とゴルフクラブの滑りを防止することが出来、グリップの把握を強化することが出来るものである。その結果、ゴルファーの意図するスイングを実現することが可能になるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のゴルフ用革手袋（左手用）の平面図であ
る。

【図２】本考案のゴルフ用革手袋（左手用）の平面図で
ある。

【符号の説明】

１中指２薬指３小指

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】それぞれ独立した中指・薬指・小指の
３本の指を一体化した手袋。
【請求項２】それぞれ独立した中指・薬指・小指の
各接触面を縫合もしくは接着してなる「請求項１」記載
の手袋。
【請求項３】それぞれ独立した中指・薬指・小指の
３本の指に帯状体をはめ込み、もしくは縫い付け、もし
くは接着してなる「請求項１」記載の手袋。
【請求項４】手袋の本体が皮革よりなる「請求項
１」、「請求項２」又は「請求項３」記載のゴルフ用革
手袋。
【請求項５】手袋の本体が繊維よりなる「請求項
１」、「請求項２」又は「請求項３」記載のゴルフ用手
袋。