JP3031976U - スコップ等の構造 - Google Patents

スコップ等の構造

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JP3031976U
JP3031976U JP1996004075U JP407596U JP3031976U JP 3031976 U JP3031976 U JP 3031976U JP 1996004075 U JP1996004075 U JP 1996004075U JP 407596 U JP407596 U JP 407596U JP 3031976 U JP3031976 U JP 3031976U
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gripping
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片方の握持手が自然体のまゝ握持して手首の
負担を軽減し、且作業内容に対応して握持部を回動し手
首に負担がかゝらない握持状態を作り出したものであ
る。 【解決手段】 握り柄部に締付け部材付き固定部を取着
し、前記固定部に握り部付き握持部をもって構成する握
持体を装着せしめた構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、握り柄部に、手指で握持が可能な機能を有する握持体を固着せしめ たスコップ及びシャベル類の構造の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスコップ及びシャベルは、握り柄部に手指で握持が可能な握持体を固着 した構造のものはなかった。
【0003】 従ってスコップやシャベルを使用しての諸々の作業時において、右きゝの者は 左手で、左きゝの者は右手で握り柄部を握持するが、握持をした際に手首を若干 ひねった状態のまゝ握持して作業をせざるを得なかった。そのため手首に負担が かゝって疲労する度合いが大きかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、所定の作業時に、スコップやシャベルを握持する片方の手の手首が ひねられることなく、自然体の状態で、スコップやシャベルの握り柄部を握持し て、作業をなし疲労する度合いを従来に比し著しく減少せしめたものである。
【0005】 さらに本考案は、握持体を構成する握り部付き握持部が、若干きつ目に回動す ることができる機構にして、持ち手の状態を微調整せしめ、手首の疲労を減少せ しめたものである。
【0006】 また本考案は、土壌や砂利等を掬い上げるとき、腰を曲げての作業を解消し、 疲労の度合いを減少せしめた。
【0007】 さらに本考案を構成する握持体を所定の深さに合せて固着し作業ができるよう にして作業性を良好にすると共に、測定をしながら作業を続行することができる ようにした一石二鳥もの利点を有している。
【0008】 また本考案は、雪、堆肥、ほし草等の軽量物の移動時において、握り部付き握 持部を上方に、きゝ手握持部を下方に動作することによって、梃の原理が働き、 身体にかゝる負担を軽減せしめた。さらにスコップ類の頭部バランスを取ること もできるようにした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、握り柄部及び握り柄部の頂部に握り部を取着したスコップ及びシャ ベル類において、
【0010】 前記握り柄部に嵌脱自在な締付け部材付き固定部に、片方の手指で握持する握 り部付き握持部を接続具をもって接着せしめ組立てた構成の握持体を別設し、
【0011】 前記握持体の締付け部材付き固定部を、前記握り柄部の所定個所に固着せしめ たスコップ及びシャベル類の構造である。
【0012】 また本考案は、前記握持体を構成する締付け部材付き固定部と握り部付き握持 部との間に、弾力性を有する合成樹脂製ワッシャーを介在せしめ、前記両部材を 接続具をもって接着せしめ前記握り部付き握持部が若干回動するスコップ及びシ ャベル類の構造である。
【0013】 さらに本考案は、前記握持体を構成する握り部付き握持部が、直線形状をもっ て形成せしめたスコップ及びシャベル類の構造である。
【0014】 また本考案は、前記握持体を構成する握り部付き握持部が、折曲形状をもって 形成せしめたスコップ及びシャベル類の構造である。
【0015】
【作用】 本考案の作用を説明すると以下のとおりである。
【0016】 本考案のスコップ及びシャベルを構成する握持体は、握り柄部の所定個所に、 片方の手指が握持しやすい位置にして固着されている。
【0017】 従って、右手の手指で握り柄部の上端部に取着している握り部を握持し、他方 の左手の手指で前記握持体を構成する握り部付き握持部を握持する。その際左手 の手指は自然状態で手指をのばした状態で、握持している。従って、前記の左手 の手首がひねられた状態ではない。
【0018】 以上のような状態で、作業を継続しても、左手の手首がひねられることなく、 作業ができる。
【0019】 さらに本考案の場合、握り部付き握持部が、前記固定部に対し固定されずに、 若干回動(方向自在)する機構にして組立てたときは、前記固定部を若干左方向 か右方向にきつ目にしてひねってやると、回動する。従って作業者の好みに応じ て、前記の握持部を若干回動し微調整をすることもできる。
【0020】 また本考案においては、スコップ類を構成する掬い部の肩部に靴類をかけて土 の堀り作業をする際、前記握持部にひざ等が接触するおそれがあるときは、前記 の握持部を図面図示の状態から、握り柄部と平行状に回動すればよい。
【0021】 さらに前記固定部に対し握持部が、第2実施例である直線状にて形成されてい る場合は、固定部に対し、回動せずに固定状態で組立てられている。
【0022】 また前記固定部に対し握持部が、第3実施例のように折曲形状にて形成されて いるときと、握持部が固定するときと、微調整ができるように回動する構成にし てもよい。
【0023】 従って、第3実施例である折曲形状の前記握持部を、片方の手指で握持したと きも、手首は自然体のまゝで握持しているので、疲労する度合いはきわめて小さ い結果が得られた。
【0024】 さらに前記の直線形状の前記握持部は、干草等を掬い上げるフォークのように 握り柄部が長尺もののときに威力を発揮する。即ち前記握持部を持ち手を自然状 態のまゝにして、手首も曲げずに握持して作業ができる。従って作業性が良好で 、疲労度がきわめて小さい利点がある。
【0025】 また本考案においては、前記固定部と握持部との間に、弾力性を有する合成樹 脂製ワッシャーを介在させた。前記のような特性を有するワッシャーを使用した ことによって、前記握持部を軽くひねっただけでは、回動しない。従って作業中 に、不意には回動しないので、握り手に負担がかゝらない機構である。
【0026】 上記のように、特性ワッシャーを使用しているので、もしも握持部を微調整の ため回動するときは、若干ひねり力を与えながら回動作業を施すようにする。
【0027】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を説明すると以下のとおりである。
【0028】 aは本考案のスコップであり、以下の構成からなっている。1は握り柄部であ り、その頂部に握り部2を取着する。
【0029】 bは握持体であり、以下の構成からなっている。3は前記握り柄部1に嵌脱自 在な締付け部材付き固定部である。この固定部3は、ボルト5を接続した取着部 4に開閉自在な押え部6を接続し、前記押え部6の端部に前記ボルト5が挿入可 能な嵌挿部7を形成する。さらに前記ボルト5にナット8を螺着する。
【0030】 以上の構成から固定部3が構成されている。9は片方の手指で握持する握り部 10付き握持部である。前記の接続具11をもって接着せしめ組立てる。以上を もって握持体bを構成する。但し形状について図面の如く限定しない。
【0031】 前記の握持体bは、締付け部材付き固定部3を、前記握り柄部1の所定個所に 固着し組立てる。
【0032】 12は前記握持体bを構成する締付け部材付き固定部3と握り部10付き握持 部9との間に、接続具11を貫通し、介在せしめた弾力性を有する合成樹脂製ワ ッシャーである。このワッシャー12を介在すると、くるくると握持部9が回動 しない。ある程度の回転力を与えないと回動しないように微調整がなされている 。
【0033】 cは直線形状の握持部13を固定部3に接続せしめ組立てた第2実施例の握持 体である。この握持体cは、固定方式でもよいし、回動可能に形成してもよい。 回動式のときは、前記のワッシャー12を介在させる。
【0034】 dは折曲形状の握持部14を固定部3に接続せしめ組立てた第3実施例の握持 体である。この握持体dは、固定方式でもよいし、回動可能に形成してもよい。 回動式のときは、前記のワッシャー12を介在させる。
【0035】 15は掬い部である。
【0036】
【考案の効果】
本考案は以下に示す効果を奏する。
【0037】 本考案は、スコップやシャベル類の握り柄部の所定個所に、締付け部材付き固 定部を固着し、前記固定部に握持体を接続具をもって接着し組立てたので、前記 握持体を片方の手で握持しても、手首がひねられずに、自然体のまゝで握持する ことができる。従って自然体のまゝで握持し、作業ができるので、疲労度が従来 のものに比し著しく減少できるに至った。
【0038】 さらに本考案の要旨である前記握持体が、前記固定部に対し、両部材の間に介 在するワッシャーによって、常時摩擦抵抗を持続せしめ、所定方向への回転も、 若干きつ目にしないと回動しない機構にしているので、作業者が作業内容に即応 せしめ自分の体位にあった手首の状態を握持体を若干回動し微調整をすることに よって作業が仕易い状態を作り出すことができる利点を有している。
【0039】 また本考案は、雪、堆肥、ほし草等の軽量物の移動時において、握り部付き握 持部を上方に、きゝ手の握持部を下方に動作するようにしたので、梃の原理が働 き、身体にかゝる負担を軽減せしめた。またスコップ類の頭部バランスを取るこ ともできる利点を有している。
【0040】 さらに本考案の要旨である握持体を装着していることにより、狭い個所での作 業時には、作業者が腰を曲げずに作業ができる利点を有している。
【提出日】平成8年7月8日
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、握り柄部に、手指で握持が可能な機能を有
する握持体を固着せしめたスコップの構造の分野に関するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
従来のスコップシャベルは、握り柄部に手指で握持が可能な握持体を固着し た構造のものはなかった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、握り柄部及び握り柄部の頂部に握り部を取着したスコップにおい て、
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 前記握持体の締付け部材付き固定部を、前記握り柄部の所定個所に固着せしめ たスコップの構造である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 また本考案は、前記握持体を構成する締付け部材付き固定部と握り部付き握持 部との間に、弾力性を有する合成樹脂製ワッシャーを介在せしめ、前記両部材を 接続具をもって接着せしめ前記握り部付き握持部が若干回動するスコップの構 造である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 さらに本考案は、前記握持体を構成する握り部付き握持部が、直線形状をもっ て形成せしめたスコップの構造である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 また本考案は、前記握持体を構成する握り部付き握持部が、折曲形状をもって 形成せしめたスコップの構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案スコップ及びシャベル類の第1実施例を
示す斜面図である。
【図2】図1における拡大正面図である。
【図3】同第2実施例の一部切欠斜視図である。
【図4】同第3実施例の一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
a・・・スコップ 1・・・握り柄部 2、10・
・・握り部 b、c、d・・・握持体 3・・・固
定部 4・・・取着部 5・・・ボルト 6・・・押え部 7・・・嵌挿部 8・・・ナット
9、13、14・・・握持部 11・・・接続具
12・・・ワッシャー 15・・・掬い部
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 スコップの構造
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】本考案におけるスコップの第1実施例を示す斜
面図である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】握り柄部及び握り柄部の頂部に握り部を取
    着したスコップ及びシャベル類において、 前記握り柄部に嵌脱自在な締付け部材付き固定部に、片
    方の手指で握持する握り部付き握持部を接続具をもって
    接着せしめ組立てた構成の握持体を別設し、 前記握持体の締付け部材付き固定部を、前記握り柄部の
    所定個所に固着せしめたことを特徴とするスコップ及び
    シャベル類の構造。
  2. 【請求項2】前記握持体を構成する締付け部材付き固定
    部と握り部付き握持部との間に、弾力性を有する合成樹
    脂製ワッシャーを介在せしめ、前記両部材を接続具をも
    って接着せしめ前記握り部付き握持部が若干回動するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスコップ及びシャベル類
    の構造。
  3. 【請求項3】前記握持体を構成する握り部付き握持部
    が、直線形状をもって形成せしめたことを特徴とする請
    求項1記載のスコップ及びシャベル類の構造。
  4. 【請求項4】前記握持体を構成する握り部付き握持部
    が、折曲形状をもって形成せしめたことを特徴とする請
    求項1記載のスコップ及びシャベル類の構造。
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