JP3031786U - 三味線の胴皮カバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三味線の胴の表皮と裏皮を保護する。 【解決手段】 三味線の胴の表皮３と裏皮４に被せる２
枚の保護板５、６と、両保護板５、６を前記表皮３と裏
皮４に被せて胴１に巻きつける紐と、巻きつけた紐を接
合する、前記紐に取りつけた接合子とよりなる三味線の
胴皮カバ−。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、三味線の胴皮を保護するための胴皮カバ−に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

三味線の胴の表皮と裏皮は動物の皮をなめしたものであるから、湿気や衝撃に 弱く、破れやすい。そこで従来は、それらを防ぐ為に、桐板カバ−２枚を、表皮 と裏皮に、各々当てて、ゴム紐等で止めていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、桐板カバ−２枚を三味線の胴の表皮と裏皮にのせてゴム紐等で固定す るのは、手間がかかる。 この考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、簡単 に取りつけられる三味線の胴皮カバ−を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案が提供する三味線の胴皮カバ−は、三味線の表皮と裏皮に当てる２枚 の保護板のそれぞれに、上下各々２ケ所計４ケ所に紐を取りつけたものである。 その紐の長さは、胴に巻きつけて。その先端の接合子で胴に取り付けられる程度 である。

【０００５】

【作用】

４本の紐の先に接合子をつけたことにより、三味線の胴の大きさに対する紐の 長さの調節が可能であり、三味線の大小にかかわらず取り付けられる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態を実施例によって説明する。 図１、図２は、実施例の三味線の胴皮カバ−を示す。図において、１は三味線 の胴、２は棹である。３は胴１の表皮、４は裏皮である。実施例の胴皮カバ−は 、表皮３に被せる保護カバ−５と裏皮４に被せる保護カバ−６と、保護カバ−５ 、６に取り付けた上・下各々２本の紐７と、紐７の先端に取り付けた接合子８と で構成されている。 この様な構成になっているので、保護カバ−５と６を、それぞれ表皮３と裏皮 ４にあてがい紐７を胴１に巻きつけ、接合子８で止めると、保護カバ−５、６を 胴１に取りつけることができる。三味線は日本古来の和楽器なので、それにふさ わしくと考えて、桐の板に化繊綿をふくませ、和柄のちりめん布を張ってある。

【０００７】

【考案の効果】

連結した２枚の保護カバ−を三味線の胴にあてがい、接合子にて止めること により、従来より格段の早さにて確実に固定することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の保護板の平面図

【図２】実施例の胴皮カバ−の三味線への装着状態を示
す斜視図

【符号の説明】

１ 胴 ２ 棹 ３ 表皮 ４ 裏皮 ５ 保護板 ６ 保護板 ７ 紐 ８ 接合子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 三味線の胴１の表皮２と裏皮３に被せる
   ２枚の保護板４、５と、両保護板４、５を前記表皮２と
   裏皮３に被せて胴１に巻きつける紐と、巻きつけた紐を
   接合する前記紐に取り付けた接合子とよりなる三味線の
   胴皮カバ−。