JP3031499U - 溶接継目のない液化ガス容器 - Google Patents
溶接継目のない液化ガス容器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接継目を有する液化ガス容器は、溶接によ
る継目の周囲が他の部分に比べ腐食し易く、そのためこ
の部分からガスが漏出することを防止する。 【解決手段】 アルミニウム合成製の板材を2回以上プ
レス成形することにより形成した円筒状容器の開口部の
直径を縮小させ、かつ円筒体の部分に比して厚肉になる
ようにネッキング加工したネック部を有するとともに、
このネック部に、バルブ取付のための螺子部を形成し
た。
る継目の周囲が他の部分に比べ腐食し易く、そのためこ
の部分からガスが漏出することを防止する。 【解決手段】 アルミニウム合成製の板材を2回以上プ
レス成形することにより形成した円筒状容器の開口部の
直径を縮小させ、かつ円筒体の部分に比して厚肉になる
ようにネッキング加工したネック部を有するとともに、
このネック部に、バルブ取付のための螺子部を形成し
た。
Description
【0001】
この考案は、溶接による継目を有しない一体型の中空容器である液化ガス容器 をアルミニウム合金材で形成するとともに、ネックの肉厚を円筒体の肉厚より厚 肉に形成した溶接継目のない液化ガス容器に関するものである。
【0002】
一般的に、液化石油ガス(プロパン,ブタン等)等のガスの収容のための耐圧 容器は、数片の鋼材を溶接して作られることが一般である。このような鋼材容器 は、円筒体の容器の胴体部の長手方向に一箇所、また円周方向には容器の大きさ に応じて一箇所ないし二箇所の溶接継目が形成されていた。
【0003】 一方、容器に対して開閉栓を結合するために設けられるネックリングは、容器 の上段に設けられた通孔に挿入した後、この結合部の外周面を溶接することによ り、容器と一体となるように構成されていた。
【0004】
しかしながら、上記のように鋼材を溶接して形成した容器は、溶接による継目 の周囲が他の部分に比べ腐食し易いため、この部分からガスが漏出することがあ り得、これがため爆発事故を招き、人身事故を来す等のおそれがあった。特に、 容器にガスを注入したり開閉栓を開閉する際に、ネックリングに過度な力を加え るとネックリングと容器との接合部に亀裂が生じてガス漏出の直接的な原因の一 つとなることもあった。
【0005】 また、容器が鋼材により形成されているので、その重量も大となるので、その 取り扱いにおいて不便なことはもとより、取り扱い時に溶接継目に加えられる衝 撃により、容器の使用寿命が短くなる等、種々の課題を有していた。
【0006】
そこでこの考案に係る溶接継目のない液化ガス容器は前記の課題を解決するた めに、アルミニウム合成製の板材を2回以上プレス成形することにより形成した 円筒状容器の開口部の直径を縮小させ、かつ円筒体の部分に比して厚肉になるよ うにネッキング加工したネック部を有するとともに、このネック部に、バルブ取 付のための螺子部を形成したものである。
【0007】
すなわちこの考案に係る溶接継目のない液化ガス容器は、その使用方法におい ては従来のものと変わらないが、溶接継目を有しないことによりガス漏れ、及び これに基づく爆発事故等の発生するおそれがないのみならず、ネック部の肉厚を 円筒部の肉厚より厚肉に形成されているために、開閉栓着脱用の螺溝を深く形成 することができることになるのである。
【0008】
次にこの考案に係る溶接継目のない液化ガス容器の実施の態様を図面に基づい て説明すると、その断面は、図14に示す通りである。すなわち同図において符 号100は、アルミニウム合金製の板材を、少なくとも2回以上プレス加工(絞 り形成)することによりガスボンベ適性形状に形成した容器であり、110はそ のネックである。このネック110は、前記容器100の円筒部の肉厚よりも厚 い肉厚に形成されているとともに、その内部には開閉栓112を着脱するための 螺子部111が形成されている。
【0009】 以下、上記構造を有するこの考案に係る溶接継目のない液化ガス容器の製造方 法について述べることにする。図1乃至図7は、この考案に用いるアルミニウム 合金製板材1を製造する工程、すなわちこの考案に関する準備工程の説明図であ り、公知のものであるが、この考案の理解に必要であると思われるので、簡略に 説明する。
【0010】 鋼材の溶接により作られた液化石油ガス容器に関する韓国工業規格(KS−B 6211 1991)によると、耐圧性、気密性及び耐破裂性実験において、3 1kg f/cm2の圧力に耐えなければならないものと定められているので、本考案に 係るアルミニウム合金製の容器も、その材質として少なくとも同規格のA606 1板材を使用することが望ましく、溶体化処理と時効硬化後、再び熱処理をしな ければならない。さらに望ましくは、A6061板材より強いA2014、A2 024、A7075板材を使用することである。これらの板材は時効硬化及び熱 処理だけで十分な強度を得ることができるが、A6061板材の場合のように熱 処理すると一層強い材質の板材が得られる。
【0011】 図1は、上記合金を連続鋳造法で鋳造することを示すものであり、このときス ラグ等の不純物の混入を防止しなければならない。
【0012】 図2は連続鋳造したスラブSの斜視図であり、図3はこのスラブSの表面に形 成された不純物を切削・除去する作業を示し、図4は、スラブSを圧延機Mで圧 延しつつローリングして薄板Bに加工する作業状態を示し、図5は、薄板Bをプ レス機Pで円板状の板材1にパンチングするプレス作業工程を示す図である。
【0013】 図6は、上記プレス工程により得られた板材1を図示したものであり、この板 材1は円板状にパンチング加工することが最も望ましいが、多角形状に切断した ものでも次の工程に何ら差し支えない。
【0014】 このように得られた円板状の板材1には、不純物の混入がほとんどないので比 較的加工性がよく、また加工中亀裂も発生しない。図7に示すように上記円板状 の板材1を焼鈍しすることにより深絞り加工を行うプレス工程に適するように軟 質化する。
【0015】 図8及び図9は前記工程により準備された円板状の板材1を有底状の円筒形に 成形するためのプレス工程を図示すもので、容量22kgの液化ガス容器を製造す る方法に関して具体的に説明する。
【0016】 厚さ3.5mm、直径950mmに形成した円板状の前記板材1の表面に潤滑油を 塗布して、これを円筒状のダイス20aの上に置き、前記板材1の上部からポン チ30aを下降させ、図8(A)のように板材1の中央部をプレスして、同図( A)右側に示す直径700mm、高さ400mm、厚さ3mm、そして底部の厚さ3. 5mmの有底状円筒体10aを形成した(1次プレス工程)。
【0017】 上記1次プレス工程により得られた円筒体10aを図8(B)に示すように、 1次プレス工程のダイス20aより小さい直径の円筒型ダイス20bの上に被せ るように係合し、ポンチ30bを下降させ、円筒体10aの底面よりプレスして 、同図(B)右側に示す直径310mm、高さ780mm、厚さ2.9mm、である円 筒体10bを形成した(2次プレス工程)。
【0018】 これにより1次プレス工程により得られた円筒体10aの外周面と内周面とが 、2次プレス工程により裏返されるようにして変わるとともに、1次プレス工程 によってポンチ30aの進行方向に現れる表面凝結現象を2次プレス工程により 分散させ、円筒体10bの亀裂や破裂を防止できた。
【0019】 また、1次プレス工程により得られた円筒体10aの長さと、2次プレス工程 により押し伸ばされた円筒体10bの長さの比率は、製作しようとする容器の容 量(規格)に合わせて絞り成形できるが、最も望ましくは円筒体10aに比べ、 円筒体10bの長さが2倍以内となるように絞り成形することであることが確認 された。
【0020】 一方、大容量(規格)容器は、表面凝結を再分散させ、高強度の製品に製作す るのが望ましいので、上記2次プレス工程により得られた円筒体10bを、その 内・外周面が入れ替わるように再絞り(3次プレス工程)することにより、より 緻密な組織を有する円筒体10cを形成することができる(図9参照)。
【0021】 図9の前記3次プレス工程は例示に過ぎず、3次プレス工程は図8(B)の方 法によっても可能であり、また2次プレス工程は図9の方法によっても可能であ る。
【0022】 図10は上記工程により得られた円筒体10bを再び絞り成形してその底面を 曲面に成形する工程を示してある。このようにして得られた容器100を洗浄・ 焼鈍した後、図11に示すように高速回転させながら、その開口部外周を押出し 加工温度(470℃)で加熱した後、図12に示すように駆動ローラー200を 容器100の外周面より内向きに向けて徐々に移動させることにより円筒体の部 分に比べてかなり厚いネック110を形成する。
【0023】 円筒状の容器100の上段部直径は、このようなネック形成により著しく縮小 され、これにより作られた厚肉のネック部分110の先端を図13に示すように 切断処理して、所定の規格に形成した後、図14に示すようにその内周面に螺子 部111を形成し、開閉栓112を螺合した。そのとき、容器100のネック1 10部分は容器の胴体部に比べてその直径が小さくて十分な厚さをもつことにな るので螺設加工が容易であるのみならず、螺溝も深くとることが可能となる。
【0024】 図15乃至図19は仕上工程を示すものであり、上記工程により作られた容器 100の上部に開閉栓112を保護するプロテクター120を、その下部に容器 を起立させるためのスカート121をそれぞれ表面に溶接して取り付けた。
【0025】 次に、プロテクター120及びスカート部121を配設した容器を時効硬化後 熱処理(図16)することにより耐圧性を高め、またこの容器100の内・外部 をきれいに洗浄(図17及び図18)し、かつ容器の表面に透明フッ素樹脂をコ ーティング(図19)をする。その結果、腐食防止及び高品位の美的な効果を得 ることができた。
【0026】 上記製造方法以外にも、前記A6061、A2014及びA7075等の規格 のアルミニウム板材を使用して上記実施例と同様な方法で成形した結果(A60 61の場合には溶体化処理をした)、上記と同様な容器を得ることができた。
【0027】
このように、この考案に係る溶接継目のない液化ガス容器によれば、アルミニ ウム合成製の板材を2回以上プレス成形することにより形成した円筒状容器の開 口部の直径を縮小させ、かつ円筒体の部分に比して厚肉になるようにネッキング 加工したネック部を有するとともに、このネック部に、バルブ取付のための螺子 部を形成してあるので、従来指摘されていた溶接継目を有するものにおける継目 の部分が集中的に腐食された従来の課題を解決することができるとともに、前記 のようにネックの肉厚を円筒部の肉厚より厚肉に形成することにより、開閉栓装 着用の螺溝を深く形成することが可能となり、その結果、ネックに対する開閉栓 の螺合を強固に行うことができるため、安全性も高くなるという効果を有するの である。
【0028】 また、鋼材の溶接による容器に比して、耐圧性、気密性及び耐破裂性に優れた 半永久的な耐久性を得ることはもとより、従来の容器に比べ、その重量もほぼ5 分の2に軽減できる等、その取扱が容易となる等、種々の効果を有するのである 。
【図1】この考案に係る溶接継目のない液化ガス容器の
素材となるアルミニウム合金の連続鋳造法の説明図であ
る。
素材となるアルミニウム合金の連続鋳造法の説明図であ
る。
【図2】図1における連続鋳造方法によって鋳造したス
ラブの斜視図である。
ラブの斜視図である。
【図3】鋳造したスラブの表面に形成された不純物を切
削・除去する作業状態を示す斜視図である。
削・除去する作業状態を示す斜視図である。
【図4】スラブを圧延機でローリングして薄板にする作
業を示す斜視図である。
業を示す斜視図である。
【図5】薄板をプレス機で円板状の板材にパンチングす
るプレス工程を示す説明図である。
るプレス工程を示す説明図である。
【図6】パンチングしたプレス工程により得られた板材
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】円板状の板材を焼鈍しする作業を示す説明図で
ある。
ある。
【図8】この考案に係る溶接継目のない液化ガス容器を
形成するに際し、深絞り加工を行うプレス工程を示す説
明図であり、(A)は1次プレス工程を、(B)は2次
プレス工程を示すものである。
形成するに際し、深絞り加工を行うプレス工程を示す説
明図であり、(A)は1次プレス工程を、(B)は2次
プレス工程を示すものである。
【図9】3次プレス工程を示す説明図であり、(A)は
プレス開始時、(B)はプレス完了時を示すものであ
る。
プレス開始時、(B)はプレス完了時を示すものであ
る。
【図10】容器の底面を曲面に成形する工程を示す断面
図である。
図である。
【図11】容器を高速回転させながら、その開口部の周
辺を加熱する状態を示す説明図である。
辺を加熱する状態を示す説明図である。
【図12】駆動ローラーを容器の外周面より内向きに向
けて徐々に移動させることによりネックを形成する方法
を示す説明図である。
けて徐々に移動させることによりネックを形成する方法
を示す説明図である。
【図13】ネック部分の先端を切断する方法を示す説明
図である。
図である。
【図14】ネック部内周面に螺子部を形成する方法を示
す説明図である。この考案に係る溶接継目のない液化ガ
ス容器の形状を示す断面図も含んでいる。
す説明図である。この考案に係る溶接継目のない液化ガ
ス容器の形状を示す断面図も含んでいる。
【図15】プロテクター及びスカート部を溶接する方法
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図16】熱処理工程を示す説明図である。
【図17】容器内部を洗浄する方法を示す説明図であ
る。
る。
【図18】容器外部を洗浄する方法を示す説明図であ
る。
る。
【図19】容器表面にフッ素樹脂コーティングをする方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
1 板材 10 円筒体 10a 円筒体 10b 円筒体 20a ダイス 20b ダイス 30a ポンチ 30b ポンチ 100 容器 110 ネック 111 螺子部 112 開閉栓 120 プロテクター 121 スカート 200 駆動ローラー S スラブ M 圧延機 B 薄板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F17C 1/14 F17C 1/14
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム合成製の板材を2回以上プ
レス成形することにより形成した円筒状容器の開口部の
直径を縮小させ、かつ円筒体の部分に比して厚肉になる
ようにネッキング加工したネック部を有するとともに、
このネック部に、バルブ取付のための螺子部を形成した
ことを特徴とする溶接継目のない液化ガス容器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1993P717 | 1993-01-20 | ||
KR9300717 | 1993-01-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3031499U true JP3031499U (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=43166446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001098U Expired - Lifetime JP3031499U (ja) | 1993-01-20 | 1996-02-05 | 溶接継目のない液化ガス容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031499U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012229860A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Tokyo Gas Chemicals Co Ltd | 結合型液化天然ガス気化器 |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP1996001098U patent/JP3031499U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012229860A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Tokyo Gas Chemicals Co Ltd | 結合型液化天然ガス気化器 |
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