JP3030960B2 - 無接点接触器の異常検出装置 - Google Patents

無接点接触器の異常検出装置

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JP3030960B2
JP3030960B2 JP3232079A JP23207991A JP3030960B2 JP 3030960 B2 JP3030960 B2 JP 3030960B2 JP 3232079 A JP3232079 A JP 3232079A JP 23207991 A JP23207991 A JP 23207991A JP 3030960 B2 JP3030960 B2 JP 3030960B2
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順造 田中
一穂 糸賀
沖田  宗一
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサイリスタ,トライアッ
クなどのスイッチング素子を用いた無接点接触器の主開
閉回路の異常を検出する無接点接触器の異常検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の無接点接触器の異常検出装
置(以下単に異常検出装置と称する)を備えた3相無接
点接触器の回路図である。無接点接触器1は、3相交流
電源20と負荷21との間の各相にそれぞれ接続され
る、例えばサイリスタ,トライアックなどのスイッチン
グ素子からなる主開閉回路1Aと、前記スイッチング素
子の点弧回路1Bと、この点弧回路1Bの各相に操作入
力を出力する操作回路1Dとからなっている。この無接
点接触器1の異常検出装置は、主開閉回路1Aの出力側
に接続される3相全波整流回路3と、この3相整流回路
3の出力と前記操作回路1Dの出力、すなわち点弧回路
1Bへの操作入力とが入力され端子Pから検出信号を出
力する判別回路4とからなっている。この異常検出装置
は、3相全波整流回路3で整流された出力電圧と点弧回
路1Bへの操作入力とから、判別回路4で次の判別条件
により異常を判別し検出信号を出力する。
【0003】 I.操作入力無し,出力電圧有り・・・主開閉回路短絡 II.操作入力有り,出力電圧無し・・・主開閉回路2相
もしくは3相開放 III.操作入力有り,出力電圧リップル大・・・主開閉回
路1相開放(3相全波整流回路は単相整流を行ってい
る)
【0004】図8は従来の異なる例の異常検出装置を備
えた無接点接触器の回路図である。図8に示す異常検出
装置が図7に示す異常検出装置と異なるところは、3相
全波整流回路3に換えて、主開閉回路1Aの各相の入力
側と出力側とにそれぞれ接続され、各相のスイッチング
素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出
する極間電圧検出回路7が設けられた点にある。この異
常検出装置は、主開閉回路1Aの各相のスイッチング素
子の極間電圧と点弧回路1Bへの操作入力とから判別回
路4で次の判別条件により異常を判別し検出信号を出力
する。
【0005】 I.操作入力無し,極間電圧はいずれの相か一つでも零
・・・主開閉回路短絡 II.操作入力有り,極間電圧はいずれの相か一つでも有
り・・・主開閉回路開放
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の異常検出装置
は、図7あるいは図8で示されるような電気回路を単に
開閉する無接点接触器に用いる場合には特に問題はない
が、主開閉回路のスイッチング素子の投入位相が制御さ
れる可変出力電圧の位相制御形無接点接触器に用いる場
合には次のような問題が生じる。
【0007】すなわち、図7に示す異常検出装置を位相
制御形無接点接触器に用いると、位相制御角が大きくな
ると3相整流回路の出力電圧は大きなリップルを含むよ
うになり、前述の判別条件から主開閉回路1相開放とし
て判別されてしまう。また、図8に示す異常検出装置で
は、位相制御角が大きくなるとスイッチング素子の入力
電極と出力電極の間に極間電圧が発生し、同様、前述の
判別条件から主開閉回路開放として判別されてしまう。
【0008】本発明の目的はスイッチング素子の投入位
相が制御される位相制御形無接点接触器に適用可能な無
接点接触器の異常検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は多相交流電源と負荷との間の各相にそれ
ぞれ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路
と、前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路
に接続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用の
パルスを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器
の異常を検出する装置であって、前記位相制御回路の出
力パルスより大きい出力周期および出力巾のパルスを出
力するパルス発生回路と、このパルス発生回路の出力パ
ルスと前記位相制御回路の出力パルスとが入力され、そ
の出力が前記点弧回路に入力されるOR回路と、前記主
開閉回路の出力側に接続される多相全波整流回路と、前
記OR回路の出力と前記多相全波整流回路の出力とが入
力されこれら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信
号を出力する判別回路とからなるようにする。あるいは
前記位相制御回路の出力パルスより大きい出力周期およ
び出力巾のパルスを出力するパルス発生回路と、このパ
ルス発生回路の出力パルスと前記位相制御回路の出力パ
ルスとが入力され、その出力が前記点弧回路に入力され
るOR回路と、前記主開閉回路の各相の入力側と出力側
とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチング素子の入
力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出する極間
電圧検出回路と、前記OR回路の出力と前記極間電圧検
出回路の出力とが入力され、これら出力から主開閉回路
の異常を判別し検出信号を出力する判別回路とからなる
ようにする。あるいは前記主開閉回路の各相の入力側と
出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチング素
子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出す
る極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側の各相
電流を検出する電流検出回路と、前記位相制御回路の出
力パルスと前記極間電圧検出回路の出力と前記電流検出
回路の出力とが入力され、これら出力から主開閉回路の
異常を判別し検出信号を出力する判別回路とからなるよ
うにする。あるいは前記主開閉回路の各相の入力側と出
力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチング素子
の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出する
極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側の各相電
圧の大きさを比較する相電圧比較回路と、前記位相制御
回路の出力パルスと前記極間電圧検出回路の出力と前記
相電圧比較回路の出力とが入力され、これらの出力から
主開閉回路の異常を判別し検出信号を出力する判別回路
とからなるようにする。あるいは前記主開閉回路の各相
の入力側と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイ
ッチング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれ
ぞれ検出する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出
力側の各相間電圧の大きさを比較する相間電圧比較回路
と、前記位相制御回路の出力パルスと前記極間電圧検出
回路の出力と前記相間電圧比較回路の出力とが入力さ
れ、これら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号
を出力する判別回路とからなるようにする。
【0010】
【作用】本発明は多相交流電源と負荷との間の各相にそ
れぞれ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路
と、前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路
に接続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用の
パルスを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器
の異常を検出する装置であって、前記位相制御回路の出
力パルスより大きい出力周期および出力巾のパルスを出
力するパルス発生回路と、このパルス発生回路の出力パ
ルスと前記位相制御回路の出力パルスとが入力され、そ
の出力が前記点弧回路に入力されるOR回路と、前記主
開閉回路の出力側に接続される多相全波整流回路と、前
記OR回路の出力と前記多相全波整流回路の出力とが入
力されこれら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信
号を出力する判別回路とからなるようにし、例えば3相
交流の場合次の判別条件で異常を判別するようにした。
【0011】 I.操作入力無し,出力電圧有り・・・主開閉回路短絡 II. 操作入力有り(但し、パルス発生回路からの出力パ
ルスが印加されている期間における),出力電圧無し・
・・主開閉回路2相もしくは3相開放 III.操作入力有り(但し、パルス発生回路からの出力パ
ルスが印加されている期間における),出力電圧リップ
ル大・・・主開閉回路1相開放(3相全波整流回路は単
相整流を行っている)
【0012】すなわち、パルス発生回路からの出力パル
スによって、異常を判別するときは位相制御角を零とし
たので、位相制御によって生じる3相全波整流回路の出
力電圧のリップルはなくなり、誤判別は除かれる。
【0013】あるいは、前記位相制御回路の出力パルス
より大きい出力周期および出力巾のパルスを出力するパ
ルス発生回路と、このパルス発生回路の出力パルスと前
記位相制御回路の出力パルスとが入力され、その出力が
前記点弧回路に入力されるOR回路と、前記主開閉回路
の各相の入力側と出力側とにそれぞれ接続され前記各相
のスイッチング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧
をそれぞれ検出する極間電圧検出回路と、前記OR回路
の出力と前記極間電圧検出回路の出力とが入力され、こ
れら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号を出力
する判別回路とからなるようにし、例えば3相交流の場
合次の判別条件で異常を判別するようにした。
【0014】 I.操作入力無し,極間電圧はいずれか一つでも零・・
・主開閉回路短絡 II. 操作入力有り(但し、パルス発生回路からの出力パ
ルスが印加されている期間における),極間電圧はいず
れの相か一つでも有り・・・主開閉回路開放
【0015】すなわち、パルス発生回路からの出力パル
スによって異常を判別するときは位相制御角を零とした
ので、位相制御によって生じるスイッチング素子の極間
電圧はなくなり、誤判別は除かれる。
【0016】あるいは、前記主開閉回路の各相の入力側
と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチング
素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出
する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側の各
相電流を検出する電流検出回路と、前記位相制御回路の
出力パルスと前記極間電圧検出回路の出力と前記電流検
出回路の出力とが入力され、これら出力から主開閉回路
の異常を判別し検出信号を出力する判別回路とからなる
ようにし、例えば3相交流の場合次の判別条件で異常を
判別するようにした。
【0017】 I.操作入力無し,極間電圧零・・・主開閉回路短絡 II. 操作入力有り,各相電流なし・・・主開閉回路2相
もしくは3相開放 III.操作入力有り,1相電流なし・・・主開閉回路1相
開放
【0018】すなわち、位相制御に関連のない極間電圧
の零と各相電流の有無とによって主開閉回路の異常を判
別するようにしたので、位相制御によって生じる誤判別
は除かれる。
【0019】あるいは、前記主開閉回路の各相の入力側
と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチング
素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出
する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側の各
相電圧の大きさを比較する相電圧比較回路と、前記位相
制御回路の出力パルスと前記極間電圧検出回路の出力と
前記相電圧比較回路の出力とが入力され、これらの出力
から主開閉回路の異常を判別し検出信号を出力する判別
回路とからなるようにし、例えば3相交流の場合次の判
別条件で異常を判別するようにした。
【0020】I.操作入力有りあるいは無し,各相電圧
が不同・・・主開閉回路短絡あるいは開放(但し主開閉
回路の短絡は、操作入力無し,極間電圧零で別に判別す
る)
【0021】すなわち、位相制御に関連のない極間電圧
の零と各相電圧の同一性によって主開閉回路の異常を判
別するようにしたので、位相制御によって生じる誤判別
は除かれる。
【0022】あるいは、前記主開閉回路の各相の入力側
と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチング
素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ検出
する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側の各
相間電圧の大きさを比較する相間電圧比較回路と、前記
位相制御回路の出力パルスと前記極間電圧検出回路の出
力と前記相間電圧比較回路の出力とが入力され、これら
出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号を出力する
判別回路とからなるように、例えば3相交流の場合次の
判別条件で異常を判別するようにした。
【0023】I.操作入力有りあるいは無し,各相間電
圧の不同・・・主開閉回路短絡あるいは開放(但し主開
閉回路の短絡は操作入力無し,極間電圧零で別に判別す
る)
【0024】すなわち、位相制御に関連のない極間電圧
の零と各相間電圧の同一性によって主開閉回路の異常を
判別するようにしたので、位相制御によって生じる誤判
別は除かれる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における異常検
出装置を備えた3相無接点接触器の回路図である。無接
点接触器1は3相交流電源20と負荷21との間の各相
にそれぞれ接続される、例えばサイリスタ,トランジス
タなどのスイッチング素子からなる主開閉回路1Aと、
前記スイッチング素子の点弧回路1Bと、この点弧回路
1Bの各相に前記スイッチング素子の投入位相制御用パ
ルスを出力する位相制御回路1Cとからなっている。こ
の無接点接触器1の異常検出装置は、前記位相制御回路
1Cの出力パルスより大きな出力周期と出力巾のパルス
を出力するパルス発生回路9と、このパルス発生回路9
の出力パルスと前記位相制御回路1Cの各相の出力パル
スがそれぞれ入力されその出力は前記点弧回路1Bの各
相に入力されるOR回路10と、前記主開閉回路1Aの
出力側に接続される3相全波整流回路3と、前記OR回
路10の出力すなわち点弧回路1Bへの操作入力と前記
3相全波整流回路3の出力とが入力され端子Pから検出
信号を出力する判別回路4とからなっている。
【0026】図6は位相制御回路1Cの出力パルスおよ
びパルス発生回路9の出力パルスの波形図で、位相制御
回路1Cの出力パルスは電源波形の半周期T1ごとに位
相制御角αの位置に出力される比較的狭い出力巾T0の
パルスとなっている。これに対し、パルス発生回路9の
出力パルスは前記の位相制御回路1Cの出力パルスより
大きな出力周期T3と出力巾T2を有し、好適にはT3
は数秒〜十数秒,T2は20〜50ミリ秒である。OR
回路10は点弧回路1Bに前記位相制御回路8の出力パ
ルスと前記パルス発生回路9の出力パルスの論理和のパ
ルスを操作入力として出力する。
【0027】この異常検出装置は3相全波整流回路3で
整流された出力電圧とOR回路10の出力パルス、すな
わち点弧回路1Bへの操作入力とから判別回路4で次の
判別条件により異常を判別する。
【0028】 I.操作入力無し,出力電圧有り・・・主開閉回路短絡 II.操作入力有り(但し、パルス発生回路からの出力パ
ルスが印加されている期間における),出力電圧無し・
・・主開閉回路2相もしくは3相開放 III.操作入力有り(但し、パルス発生回路からの出力パ
ルスが印加されている期間における),出力電圧リップ
ル大・・・主開閉回路1相開放
【0029】前記I.項は位相制御に関連はなく、前記
II.およびIII.項では、パルス発生回路9からの出力パ
ルスによって異常検出するときは位相制御角を零とした
ので、位相制御によって生じる3相全波整流回路の出力
電圧のリップルはなくなり誤判別は除かれる。
【0030】なお、前述のようにパルス発生回路の出力
パルスの出力巾T2を20〜50ミリ秒とすると判定回
路4での判別に必要な時間が充分確保され、また出力周
期T3を数秒〜十数秒とすると、数秒〜十数秒ごとに出
力巾T2の20〜50ミリ秒の間位相制御が零となりこ
の位相制御形無接点接触器の出力側電圧は上昇するが、
この期間は20〜50ミリ秒で短かく、かつ数秒〜十数
秒ごとに一回生じるのみであるので、負荷に対する影響
は特別なものを除き通常問題はない。この場合異常検出
の応答度は数秒〜十数秒となるが実用上特に問題はな
い。
【0031】図2は本発明の第2の実施例を示し、図2
に示す本発明の異常検出装置が図1に示す本発明の異常
検出装置と異なるところは、3相全波整流回路3に換え
て、主開閉回路1Aの各相の入力側と出力側とにそれぞ
れ接続され、各相のスイッチング素子の入力電極と出力
電極間の極間電圧をそれぞれ検出する極間電圧検出回路
7が設けられた点にある。この異常検出装置は主開閉回
路1Aの各相のスイッチング素子の極間電圧と点弧回路
1Bへの操作入力、すなわちOR回路10の出力とから
判別回路4で次の判別条件により異常を判別する。
【0032】 I.操作入力無し,極間電圧はいずれか一つでも零・・
・主開閉回路短絡 II.操作入力有り(但し、パルス発生回路からのパルス
出力が印加されている期間における),極間電圧はいず
れか一つでも有り・・・主開閉回路開放
【0033】前記I.項は位相制御に関連はなく、前記
II.項ではパルス発生回路9からのパルス出力によって
異常検出のときはスイッチング素子の位相制御角を零と
したので、位相制御によって生じるスイッチング素子の
極間電圧はなくなり誤判別は除かれる。
【0034】図3は本発明の第3の実施例を示す。図3
において、本発明の異常検出装置は、主開閉回路1Aの
各相の入力側と出力側にそれぞれ接続され、各相のスイ
ッチング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれ
ぞれ検出する極間電圧検出回路7と、主開閉回路1Aの
出力側の各相に接続されたCT11Aを備えた電流検出
回路11と、点弧回路1Bへの操作入力、すなわちスイ
ッチング素子3の投入位相制御用のパルスを出力する位
相制御回路1Cと、極間電圧検出回路7の出力と電流検
出回路11の出力とが入力され端子Pから異常信号を出
力する判別回路4とからなっている。この異常検出装置
は主開閉回路1Aの各相スイッチング素子の極間電圧
と、出力側の各相電流とから判別回路4で次の判別条件
により異常を判別する。
【0035】 I.操作入力無し,極間電圧零・・・主開閉回路短絡 II.操作入力有り,各相電流無し・・・主開閉回路2相
もしくは3相開放 III.操作入力有り,1相電流無し・・・主開閉回路1相
開放
【0036】前記I.項は位相制御に関連なく、前記I
I.およびIII.項では、正常であれば位相制御に関係な
く出力側に同じ相電流が流れることから、出力側の各相
電流の有りあるいは無しによって主開閉回路の短絡ある
いは開放が判別できる。
【0037】図4は本発明の第4の実施例を示す。図4
において本発明の異常検出装置は、主開閉回路1Aの各
相の入力側と出力側にそれぞれ接続され、各相のスイッ
チング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞ
れ検出する極間電圧検出回路7と、主開閉回路1Aの出
力側と中性点端子を有する負荷21Aの中性点とに接続
され出力側の各相電圧の大きさを比較する相電圧比較回
路13と、極間電圧検出回路7の出力と相電圧比較回路
13の出力とが入力され端子Pから検出信号を出力する
判別回路4とからなっている。前記相電圧比較回路13
は主開閉回路1Aの出力側の各相にそれぞれ接続され、
出力側の各相電圧を整流平均化する平均化回路13A
と、平均化回路13Aで整流平均化された出力側の各相
直流電圧を比較し、これらの直流電圧が同一か不同かの
信号を判別回路4に出力する比較回路13Bとから構成
されている。この異常検出装置は主開閉回路1Aの各相
スイッチング素子の極間電圧と、出力側の各相電圧とか
ら判別回路4で次の判別条件により異常を判別する。
【0038】I.操作入力有りあるいは無し,各相電圧
が不同・・・主開閉回路短絡あるいは開放(但し主開閉
回路の短絡は、操作入力無し,極間電圧零で別に判別す
る)
【0039】正常な場合、位相制御に関係なく出力側の
各相電圧は同一波形であり、これら相電圧の間に不同が
あれば、主開閉回路1Aは短絡あるいは開放と判別され
る。この場合各相スイッチング素子が全て短絡故障のと
きは、各相の電圧が等しくなり、相電圧比較回路13は
不同の信号を出力しないので別に操作入力無し,極間電
圧零で判別するようにする。
【0040】図5は本発明の第5の実施例を示し、図5
に示す本発明の異常検出装置が図4に示す本発明の異常
検出装置と異なるところは、相電圧比較回路13に換え
て主開閉回路21の出力側に接続される相間電圧比較回
路14が設けられた点にある。この異常検出装置は主開
閉回路1Aの各相スイッチング素子の極間電圧と出力側
の各相間電圧とから判別回路4で次の判別条件により異
常を判別する。
【0041】I.操作入力有りあるいは無し,各相間電
圧が不同・・・主開閉回路短絡あるいは開放(但し主開
閉回路の短絡は、操作入力無し,極間電圧零で別に判断
する)
【0042】正常な場合、位相制御に関係なく出力側の
各相間電圧は同一波形であり、これら相間電圧の間に不
同があれば、主開閉回路1Aは短絡あるいは開放と判別
される。この場合各相スイッチング素子が全て短絡故障
のときは、各相間電圧が等しくなり相間電圧比較回路1
4は不同の信号を出力しないので、別に操作入力無し,
極間電圧零で判別するようにする。
【0043】なお、前述は3相無接点接触器で説明した
が本発明の異常検出装置はその原理から多相無接点接触
器全般に用いることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明の異常検出装置はスイッチング素
子の投入位相が制御される位相制御形無接点接触器に用
いて誤動作を生じることがない。位相制御形無接点接触
器はその可変電圧出力特性から、制御機能付無接点接触
器として実用性が極めて高いものであり、その異常検出
装置の誤動作をなくして信頼上を向上したことの価値は
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における異常検出装置を
備えた3相無接点接触器の回路図
【図2】本発明の第2の実施例における異常検出装置を
備えた3相無接点接触器の回路図
【図3】本発明の第3の実施例における異常検出装置を
備えた3相無接点接触器の回路図
【図4】本発明の第4の実施例における異常検出装置を
備えた3相無接点接触器の回路図
【図5】本発明の第5の実施例における異常検出装置を
備えた3相無接点接触器の回路図
【図6】図1に示す本発明の第1の実施例における異常
検出装置の動作を説明するための波形図
【図7】従来の異常検出装置を備えた3相無接点接触器
の回路図
【図8】従来の異なる例の異常検出装置を備えた3相無
接点接触の回路図
【符号の説明】
1 無接点接触器 1A 主開閉回路 1B 点弧回路 1C 位相制御回路 3 3相全波整流回路 4 判別回路 7 極間電圧検出回路 9 パルス発生回路 10 OR回路 11 電流検出回路 13 相電圧比較回路 14 相間電圧比較回路 20 3相交流電源 21 負荷 21A 中性点端子を有する負荷
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−74133(JP,A) 特開 平2−294218(JP,A) 特開 平1−231616(JP,A) 特開 昭63−250212(JP,A) 特開 昭63−249059(JP,A) 特開 昭61−23978(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/05 H02H 7/12 - 7/20 G01R 31/00 - 31/06 H03K 17/00 - 17/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多相交流電源と負荷との間の各相にそれぞ
    れ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路と、
    前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路に接
    続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用のパル
    スを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器の異
    常を検出する装置であって、前記位相制御回路の出力パ
    ルスより大きい出力周期および出力巾のパルスを出力す
    るパルス発生回路と、このパルス発生回路の出力パルス
    と前記位相制御回路の出力パルスとが入力され、その出
    力が前記点弧回路に入力されるOR回路と、前記主開閉
    回路の出力側に接続される多相全波整流回路と、前記O
    R回路の出力と前記多相全波整流回路の出力とが入力さ
    れこれら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号を
    出力する判別回路とからなることを特徴とする無接点接
    触器の異常検出装置。
  2. 【請求項2】多相交流電源と負荷との間の各相にそれぞ
    れ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路と、
    前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路に接
    続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用のパル
    スを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器の異
    常を検出する装置であって、前記位相制御回路の出力パ
    ルスより大きい出力周期および出力巾のパルスを出力す
    るパルス発生回路と、このパルス発生回路の出力パルス
    と前記位相制御回路の出力パルスとが入力され、その出
    力が前記点弧回路に入力されるOR回路と、前記主開閉
    回路の各相の入力側と出力側とにそれぞれ接続され前記
    各相のスイッチング素子の入力電極と出力電極間の極間
    電圧をそれぞれ検出する極間電圧検出回路と、前記OR
    回路の出力と前記極間電圧検出回路の出力とが入力さ
    れ、これら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号
    を出力する判別回路とからなることを特徴とする無接点
    接触器の異常検出装置。
  3. 【請求項3】多相交流電源と負荷との間の各相にそれぞ
    れ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路と、
    前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路に接
    続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用のパル
    スを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器の異
    常を検出する装置であって、前記主開閉回路の各相の入
    力側と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチ
    ング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ
    検出する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側
    の各相電流を検出する電流検出回路と、前記位相制御回
    路の出力パルスと前記極間電圧検出回路の出力と前記電
    流検出回路の出力とが入力され、これら出力から主開閉
    回路の異常を判別し検出信号を出力する判別回路とから
    なることを特徴とする無接点接触器の異常検出装置。
  4. 【請求項4】多相交流電源と負荷との間の各相にそれぞ
    れ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路と、
    前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路に接
    続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用のパル
    スを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器の異
    常を検出する装置であって、前記主開閉回路の各相の入
    力側と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチ
    ング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ
    検出する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側
    の各相電圧の大きさを比較する相電圧比較回路と、前記
    位相制御回路の出力パルスと前記極間電圧検出回路の出
    力と前記相電圧比較回路の出力とが入力され、これらの
    出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号を出力する
    判別回路とからなることを特徴とする無接点接触器の異
    常検出装置。
  5. 【請求項5】多相交流電源と負荷との間の各相にそれぞ
    れ接続されるスイッチング素子からなる主開閉回路と、
    前記スイッチング素子の点弧回路と、この点弧回路に接
    続され、前記スイッチング素子の投入位相制御用のパル
    スを出力する位相制御回路とからなる無接点接触器の異
    常を検出する装置であって、前記主開閉回路の各相の入
    力側と出力側とにそれぞれ接続され前記各相のスイッチ
    ング素子の入力電極と出力電極間の極間電圧をそれぞれ
    検出する極間電圧検出回路と、前記主開閉回路の出力側
    の各相間電圧の大きさを比較する相電圧比較回路と、前
    記位相制御回路の出力パルスと前記極間電圧検出回路の
    出力と前記相間電圧比較回路の出力とが入力され、これ
    ら出力から主開閉回路の異常を判別し検出信号を出力す
    る判別回路とからなることを特徴とする無接点接触器の
    異常検出装置。
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