JP3030226U - 薬液散布装置 - Google Patents

薬液散布装置

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竹男 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液濃度が略々一定の混合液を散布すること
ができる薬液散布装置を提供する。 【解決手段】 給水本管20に接続された給水配管2
と、給水配管22へ注入される薬液を保管するための薬
液タンク3と、薬液タンク3内の薬液を給水本管20に
注入するための定量ポンプ4と、定量ポンプ4から給水
配管2までの薬液注入配管11と、給水配管2により供
給される水と薬液との混合液を散布するための散布ノズ
ル6とからなり、給水本管20に注入される薬液の圧力
を給水配管2中の水の圧力を越える圧力とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゴルフ場の芝生等に農薬等の薬液を散布するための薬液散布装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴルフ場等における農薬の散布は、手動ポンプにより人手により行って いたり、スプリンクラーにより自動的に散布したりするのが通常であった。人手 によって散布する場合には、図4に示すような、薬液の入ったタンク40を背負 い、散布ノズル41によって作業者がゴルフ場内を歩き回って農薬を散布してい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、バッチ式の場合には、タンク容量が少ないため、頻繁に農薬を補給す る必要があった。そのため、水のみを給水本管から供給し、これに薬液を混合し て散布する方法もあるが、散布される薬液の濃度が変化することがあり、このよ うな場合には、ゴルフ場の芝生等に悪影響を与えるおそれがあった。
【0004】 そこで、本考案は、上記従来の薬液散布装置の問題点に鑑みてなされたもので あって、薬液濃度が略々一定の混合液を散布することができる薬液散布方法及び 装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、薬液散布方法であって、給水本管に接続した給水配管 に、該給水本管内の水圧を越える圧力を有する薬液を導入し、該薬液と前記水と の混合液を散布ノズルより散布することを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の考案は、給水本管に接続された給水配管と、該給水配管へ注入 される薬液を保管するための薬液タンクと、該薬液タンク内の薬液を給水本管に 注入するための定量ポンプと、該定量ポンプから前記給水配管までの薬液注入配 管と、前記給水配管により供給される水と前記薬液との混合液を散布するための 散布ノズルとからなる薬液散布装置において、前記給水本管に注入される薬液の 圧力を前記給水配管中の水の圧力を越える圧力としたことを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の考案は、前記給水配管と前記薬液注入配管の合流点と、前記給 水本管の間に給水量を測定するための流量計を備えたことを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の考案は、前記流量計と前記給水本管との間に、給水本管からの 水を供給・停止するための第1弁を設け、前記薬液注入配管に前記薬液タンクか らの薬液を供給・停止するための第2弁を設け、該弁から前記散布ノズルまでの 配管及び前記薬液タンクを移動可能としたことを特徴とする。
【0009】 請求項5記載の考案は、前記第1弁から前記散布ノズル近傍までの配管を略々 直線状に形成し、前記散布ノズル近傍から該散布ノズル先端までの配管を略々直 線状に形成すると共に、該散布ノズル近傍から該散布ノズル先端までの配管と、 前記第1弁から前記散布ノズル近傍までの配管の前記ノズル側への延長線とのな す角度を70度乃至80度としたことを特徴とする。
【0010】 請求項6記載の考案は、前記給水配管に、複数の薬液タンクからの薬液を注入 するための複数の薬液注入配管を設けたことを特徴とする。
【0011】 そして、請求項1記載及び請求項2記載の考案によれば、給水本管からの給水 配管内の水の圧力を越える圧力を有する薬液を導入したため、略々一定量の薬液 を給水配管に注入することができる。
【0012】 また、請求項3記載の考案によれば、前記薬給水配管と前記薬液注入配管の合 流点と、前記給水本管の間に給水量を測定するための流量計を備えたため、該流 量計の指示値に従って薬液注入量を制御することができる。
【0013】 請求項4記載の考案によれば、給水本管からの水及び薬液タンクからの薬液を 供給・停止するための弁を設けると共に、該弁から前記散布ノズルまでの前記定 量ポンプを含む配管を移動可能としたため、移動しながら薬液と水との混合液を 散布ノズルより散布することができると共に、混合液の供給停止を制御すること ができる。
【0014】 請求項5記載の考案によれば、薬液を所望の位置に散布できると共に、作業者 の足下に薬液が散布されることがない。
【0015】 請求項6記載の考案によれば、給水配管に複数の薬液タンクからの薬液を注入 するための複数の薬液注入配管を設けたため、散布する薬液の種類を容易に切り 換えることができると共に、異なる薬液を同時に散布することも可能である。
【0016】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る薬液散布方法及び装置の実施の形態の具体例を図面を参照 しつつ説明する。 図1に本考案の第1実施例に係る薬液散布装置全体の概略を示す。この薬液散 布装置1は、給水本管20に接続された給水配管2と、この給水配管2に注入さ れる薬液を貯蔵するための薬液タンク3と、薬液を給水配管2に注入するための 定量ポンプ4と、水によって希釈された薬液をゴルフ場の芝等に散布するための 散布ノズル6等で構成される。
【0017】 給水本管20は、ゴルフ場内の所定の位置に配置されている通常の給水のため の配管であって、この給水本管20内の水の圧力は略々4kg/cm2に調整さ れている。この給水本管20には、上記給水本管20と結合される結合部2aと 、フレキシブルホース等の柔軟性を有する配管からなる中間部2bと、人手で移 動可能な移動部2cからなる給水配管2が接続されている。そして、給水本管2 0と結合部2a間に位置する弁10によって、給水本管20から給水配管2への 給水が制御される。
【0018】 一方、薬液タンク3には、農薬等の薬液が貯蔵され、作業者が背負う程度の大 きさを有する。この薬液タンク3には、薬液タンク3内の薬液の一定量を給水配 管2に注入するための定量ポンプ4が備えられる。この定量ポンプ4は通常薬液 タンク3内に配置され、薬液タンク3と同様に作業者が背負って移動する。定量 ポンプ4の出口配管は、薬液注入配管11として、合流点12において前記給水 配管2に接続されている。
【0019】 また、定量ポンプ4の出口から薬液タンク3間には戻り配管9が設けられてい る。この定量ポンプ4の吐出圧力は前記給水本管20内の水圧よりも高く設定さ れ、合流点12の直前の薬液注入配管11内の薬液圧力が約5kg/cm2乃至 6kg/cm2に設定される。尚、戻り配管9は、薬液注入配管11に備えられ た作業者の手元の弁7が閉となった場合に、定量ポンプ4から吐出された薬液を 薬液タンク3に戻すために設けられる。
【0020】 図2に示すように、給水配管2の移動部2cには、先端に散布ノズル6が取り 付けられ、合流点12の給水本管20側に、給水本管20からの給水量を測定す るための流量計5が取り付けられる。さらに、流量計5の給水本管20側には、 給水本管20からの水を供給・停止するための弁8が設けられ、作業者はこの弁 8を手元で操作することができる。また、薬液タンク3内の薬液の注入のための 弁7も移動部2cに備えられ、作業者は薬液の注入も手元で操作できる。
【0021】 次に上記構成を有する薬液散布装置の作用を説明する。 まず、弁10を開くと給水本管20と給水配管2が連通し、給水本管20内の 水が給水配管2に供給される。次に、弁7を閉じた状態で、薬液タンク3の定量 ポンプ4を運転すると、薬液タンク3内の薬液が定量ポンプ4及び戻り配管9を 循環し、薬液注入の待機状態となる。実際に本薬液散布装置を使用する際には、 作業者が、定量ポンプ4が取り付けられた薬液タンク3を背負い、給水配管2の 移動部2c部を手に持って、散布ノズル6を薬液を散布すべき対象物に向ける。
【0022】 給水配管2の弁8を開くと給水本管20からの水が散水ノズル6に向かって流 れ、さらに、弁7を開けることにより、薬液タンク3の薬液が給水配管2に注入 され、給水本管20からの水と薬液との混合液が散水ノズル6より噴霧される。
【0023】 ここで、薬液の希釈率、すなわち給水本管20からの給水に対する噴霧される 薬液の割合は、流量計5の指示値を確認しながらなされる。すなわち、定量ポン プ4による薬液の注入量は一定であるため、給水本管20からの給水量が決定さ れると薬液の希釈率が決定する。例えば、ゴルフ場の芝等に殺菌の目的で散布さ れる農薬の場合には、希釈率1,000倍程度で散布される。
【0024】 薬液の散布にあたっては、作業者の手元に、給水側の弁8及び薬液側の弁7が 備えられているため、薬液の注入の運転・停止を容易に切り換えることができる 。また、図2に示すように、給水配管2の移動部2cの散布ノズル6近傍の配管 と、弁8から散布ノズル6の近傍までの配管の前記ノズル側への延長線とのなす 角度を70度乃至80度にすることにより、薬液を所望の位置に容易に散布でき ると共に、作業者の足下に薬液が散布されることがなくなる。
【0025】 次に、図3に本考案の第2実施例に係る薬液散布装置全体の概略を示す。この 薬液散布装置21は、給水本管20に接続された給水配管20と、この給水本管 20に注入される薬液を貯蔵するための3基の薬液タンク23A、23B、23 Cと、薬液を給水配管22に注入するための定量ポンプ24A、24B、24C と、水によって希釈された薬液をゴルフ場の芝等に散布するための散布ノズル2 6等で構成される。
【0026】 給水本管20は、第1実施例の場合と同様、ゴルフ場内の所定の位置に配置さ れている通常の給水のための配管であって、この給水本管20内の水の圧力は略 々4kg/cm2に調整されている。この給水本管20には、給水本管20と結 合される結合部22aと、フレキシブルホース等の柔軟性を有する配管からなる 中間部22bと、人手で移動可能な移動可能な移動部22cからなる給水配管2 2が接続されている。そして、弁10によって、給水本管20から給水配管22 への給水が制御される。
【0027】 一方、薬液タンク23A、23B、23Cには、異なる3種類の農薬等の薬液 が貯蔵される。第1実施例では、薬液タンク3を作業者が背負う程度の大きさと したが、本実施例においては、これらのタンクを給水本管20の側の地面の上に 設置するように構成されているため、より大きな寸法とすることができる。この 薬液タンク23A、23B、23Cには、薬液の一定量を給水配管22に注入す るための定量ポンプ24A、24B、24Cが備えられる。これらのポンプ24 A、24B、24Cの出口配管は、薬液注入配管31A、31B、31Cとして 、合流点32A、32B、32Cにおいて前記給水配管22に接続されている。
【0028】 また、各ポンプ24A、24B、24Cから薬液タンク23A、23B、23 C間には戻り配管29A、29B、29Cが設けられている。この定量ポンプ2 4A、24B、24Cの吐出圧力は前記給水本管20内の水の圧力よりも高く設 定され、合流点32A、32B、32Cの直前の薬液注入配管31A、31B、 31C内の薬液圧力が約5kg/cm2乃至6kg/cm2に設定される。尚、戻 り配管29A、29B、29Cは、薬液注入配管31A、31B、31Cに備え られた弁27A、27B、27Cが閉となった場合に、定量ポンプ24A、24 B、24Cから吐出された薬液を薬液タンク23A、23B、23Cに戻すため に設けられる。
【0029】 給水配管22の移動部22cには、先端に散布ノズル26が取り付けられ、弁 10の移動部22cに、給水本管20からの給水量を測定するための流量計25 が取り付けられる。さらに、移動部22cには、散水ノズル26からの薬液の噴 霧を運転・停止するための弁28が設けられ、作業者はこの弁28を手元で操作 することができる。
【0030】 次に上記構成を有する薬液散布装置の作用を説明する。 まず、弁10を開くと給水本管20と給水配管22が連通し、給水本管20内 の水が給水配管22に供給される。次に、弁27A、27B、27Cを閉じた状 態で、所望の薬液が貯蔵された薬液タンク23A、23B、23Cの定量ポンプ 24A、24B、24Cを運転すると、薬液タンク23A、23B、23C内の 薬液が定量ポンプ24A、24B、24C及び戻り配管29A、29B、29C を循環し、薬液注入の待機状態となる。ここで、給水配管22の弁28を開くと 給水本管20からの水が散水ノズル26に向かって流れ、さらに、弁27A、2 7B、27Cを開けることにより、薬液タンク23A、23B、23C内の薬液 が給水配管22に注入され、給水本管20からの水と薬液との混合液が散水ノズ ル26より噴霧される。
【0031】 ここで、薬液の希釈率、すなわち給水本管20からの給水に対する噴霧される 薬液の割合は、流量計25の指示値を確認しながらなされる。すなわち、定量ポ ンプ24A、24B、24Cによる薬液の注入量は一定であるため、給水本管2 0からの給水量が決定されると薬液の希釈率が決定する。薬液の散布にあたって は、作業者の手元に、給水側の弁28が備えられているため、薬液の注入の運転 ・停止を容易に切り換えることができる。
【0032】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、給水本管からの給水配管内に、略々一定量の薬 液を給水配管に注入することができるため、薬液濃度が略々一定の混合液を散布 することができる。
【0033】 請求項2記載の考案によれば、給水本管からの給水配管内に、略々一定量の薬 液を給水配管に注入することができるため、薬液濃度が略々一定の混合液を散布 することができる薬液散布装置を提供することができる。
【0034】 請求項3記載の考案によれば、流量計の指示値に従って薬液注入量を制御する ことができるため、容易に薬液濃度を調整することのできる薬液散布装置を提供 することができる。
【0035】 請求項4記載の考案によれば、移動しながら薬液と水との混合液を散布ノズル より散布することができると共に、混合液の供給停止を制御することができる薬 液散布装置を提供することができる。
【0036】 請求項5記載の考案によれば、薬液を所望の位置に散布できると共に、作業者 の足下に薬液が散布されることがない薬液散布装置を提供することができる。 ことができる。
【0037】 請求項6記載の考案によれば、散布する薬液の種類を容易に切り換えることが できると共に、異なる薬液を同時に散布することができる薬液散布を提供するこ とができる。
【提出日】平成8年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゴルフ場の芝生等に農薬等の薬液を散布するための薬液散布装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴルフ場等における農薬の散布は、手動ポンプにより人手により行って いたり、スプリンクラーにより自動的に散布したりするのが通常であった。人手 によって散布する場合には、図4に示すような、薬液の入ったタンク40を背負 い、散布ノズル41によって作業者がゴルフ場内を歩き回って農薬を散布してい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、バッチ式の場合には、タンク容量が少ないため、頻繁に農薬を補給す る必要があった。そのため、水のみを給水本管から供給し、これに薬液を混合し て散布する方法もあるが、散布される薬液の濃度が変化することがあり、このよ うな場合には、ゴルフ場の芝生等に悪影響を与えるおそれがあった。
【0004】 そこで、本考案は、上記従来の薬液散布装置の問題点に鑑みてなされたもので あって、薬液濃度が略々一定の混合液を散布することができる薬液散布装置を提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、給水本管に接続された給水配管と、該給水配管へ注入 される薬液を保管するための薬液タンクと、該薬液タンク内の薬液を給水本管に 注入するための定量ポンプと、該定量ポンプから前記給水配管までの薬液注入配 管と、前記給水配管により供給される水と前記薬液との混合液を散布するための 散布ノズルとからなる薬液散布装置において、前記給水本管に注入される薬液の 圧力を前記給水配管中の水の圧力を越える圧力としたことを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の考案は、前記給水配管と前記薬液注入配管の合流点と、前記給 水本管の間に給水量を測定するための流量計を備えたことを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の考案は、前記流量計と前記給水本管との間に、給水本管からの 水を供給・停止するための第1弁を設け、前記薬液注入配管に前記薬液タンクか らの薬液を供給・停止するための第2弁を設け、該弁から前記散布ノズルまでの 配管及び前記薬液タンクを移動可能としたことを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の考案は、前記第1弁から前記散布ノズル近傍までの配管を略々 直線状に形成し、前記散布ノズル近傍から該散布ノズル先端までの配管を略々直 線状に形成すると共に、該散布ノズル近傍から該散布ノズル先端までの配管と、 前記第1弁から前記散布ノズル近傍までの配管の前記ノズル側への延長線とのな す角度を70度乃至80度としたことを特徴とする。
【0009】 請求項5記載の考案は、前記給水配管に、複数の薬液タンクからの薬液を注入 するための複数の薬液注入配管を設けたことを特徴とする。
【0010】 そして、請求項1記載の考案によれば、給水本管からの給水配管内の水の圧力 を越える圧力を有する薬液を導入したため、略々一定量の薬液を給水配管に注入 することができる。
【0011】 また、請求項2記載の考案によれば、前記薬給水配管と前記薬液注入配管の合 流点と、前記給水本管の間に給水量を測定するための流量計を備えたため、該流 量計の指示値に従って薬液注入量を制御することができる。
【0012】 請求項3記載の考案によれば、給水本管からの水及び薬液タンクからの薬液を 供給・停止するための弁を設けると共に、該弁から前記散布ノズルまでの前記定 量ポンプを含む配管を移動可能としたため、移動しながら薬液と水との混合液を 散布ノズルより散布することができると共に、混合液の供給停止を制御すること ができる。
【0013】 請求項4記載の考案によれば、薬液を所望の位置に散布できると共に、作業者 の足下に薬液が散布されることがない。
【0014】 請求項5記載の考案によれば、給水配管に複数の薬液タンクからの薬液を注入 するための複数の薬液注入配管を設けたため、散布する薬液の種類を容易に切り 換えることができると共に、異なる薬液を同時に散布することも可能である。
【0015】
【考案の実施の形態】
次に、本考案に係る薬液散布装置の実施の形態の具体例を図面を参照しつつ説 明する。 図1に本考案の第1実施例に係る薬液散布装置全体の概略を示す。この薬液散 布装置1は、給水本管20に接続された給水配管2と、この給水配管2に注入さ れる薬液を貯蔵するための薬液タンク3と、薬液を給水配管2に注入するための 定量ポンプ4と、水によって希釈された薬液をゴルフ場の芝等に散布するための 散布ノズル6等で構成される。
【0016】 給水本管20は、ゴルフ場内の所定の位置に配置されている通常の給水のため の配管であって、この給水本管20内の水の圧力は略々4kg/cmに調整さ れている。この給水本管20には、上記給水本管20と結合される結合部2aと 、フレキシブルホース等の柔軟性を有する配管からなる中間部2bと、人手で移 動可能な移動部2cからなる給水配管2が接続されている。そして、給水本管2 0と結合部2a間に位置する弁10によって、給水本管20から給水配管2への 給水が制御される。
【0017】 一方、薬液タンク3には、農薬等の薬液が貯蔵され、作業者が背負う程度の大 きさを有する。この薬液タンク3には、薬液タンク3内の薬液の一定量を給水配 管2に注入するための定量ポンプ4が備えられる。この定量ポンプ4は通常薬液 タンク3内に配置され、薬液タンク3と同様に作業者が背負って移動する。定量 ポンプ4の出口配管は、薬液注入配管11として、合流点12において前記給水 配管2に接続されている。
【0018】 また、定量ポンプ4の出口から薬液タンク3間には戻り配管9が設けられてい る。この定量ポンプ4の吐出圧力は前記給水本管20内の水圧よりも高く設定さ れ、合流点12の直前の薬液注入配管11内の薬液圧力が約5kg/cm乃至 6kg/cmに設定される。尚、戻り配管9は、薬液注入配管11に備えられ た作業者の手元の弁7が閉となった場合に、定量ポンプ4から吐出された薬液を 薬液タンク3に戻すために設けられる。
【0019】 図2に示すように、給水配管2の移動部2cには、先端に散布ノズル6が取り 付けられ、合流点12の給水本管20側に、給水本管20からの給水量を測定す るための流量計5が取り付けられる。さらに、流量計5の給水本管20側には、 給水本管20からの水を供給・停止するための弁8が設けられ、作業者はこの弁 8を手元で操作することができる。また、薬液タンク3内の薬液の注入のための 弁7も移動部2cに備えられ、作業者は薬液の注入も手元で操作できる。
【0020】 次に上記構成を有する薬液散布装置の作用を説明する。 まず、弁10を開くと給水本管20と給水配管2が連通し、給水本管20内の 水が給水配管2に供給される。次に、弁7を閉じた状態で、薬液タンク3の定量 ポンプ4を運転すると、薬液タンク3内の薬液が定量ポンプ4及び戻り配管9を 循環し、薬液注入の待機状態となる。実際に本薬液散布装置を使用する際には、 作業者が、定量ポンプ4が取り付けられた薬液タンク3を背負い、給水配管2の 移動部2c部を手に持って、散布ノズル6を薬液を散布すべき対象物に向ける。
【0021】 給水配管2の弁8を開くと給水本管20からの水が散水ノズル6に向かって流 れ、さらに、弁7を開けることにより、薬液タンク3の薬液が給水配管2に注入 され、給水本管20からの水と薬液との混合液が散水ノズル6より噴霧される。
【0022】 ここで、薬液の希釈率、すなわち給水本管20からの給水に対する噴霧される 薬液の割合は、流量計5の指示値を確認しながらなされる。すなわち、定量ポン プ4による薬液の注入量は一定であるため、給水本管20からの給水量が決定さ れると薬液の希釈率が決定する。例えば、ゴルフ場の芝等に殺菌の目的で散布さ れる農薬の場合には、希釈率1,000倍程度で散布される。
【0023】 薬液の散布にあたっては、作業者の手元に、給水側の弁8及び薬液側の弁7が 備えられているため、薬液の注入の運転・停止を容易に切り換えることができる 。また、図2に示すように、給水配管2の移動部2cの散布ノズル6近傍の配管 と、弁8から散布ノズル6の近傍までの配管の前記ノズル側への延長線とのなす 角度を70度乃至80度にすることにより、薬液を所望の位置に容易に散布でき ると共に、作業者の足下に薬液が散布されることがなくなる。
【0024】 次に、図3に本考案の第2実施例に係る薬液散布装置全体の概略を示す。この 薬液散布装置21は、給水本管20に接続された給水配管20と、この給水本管 20に注入される薬液を貯蔵するための3基の薬液タンク23A、23B、23 Cと、薬液を給水配管22に注入するための定量ポンプ24A、24B、24C と、水によって希釈された薬液をゴルフ場の芝等に散布するための散布ノズル2 6等で構成される。
【0025】 給水本管20は、第1実施例の場合と同様、ゴルフ場内の所定の位置に配置さ れている通常の給水のための配管であって、この給水本管20内の水の圧力は略 々4kg/cmに調整されている。この給水本管20には、給水本管20と結 合される結合部22aと、フレキシブルホース等の柔軟性を有する配管からなる 中間部22bと、人手で移動可能な移動可能な移動部22cからなる給水配管2 2が接続されている。そして、弁10によって、給水本管20から給水配管22 への給水が制御される。
【0026】 一方、薬液タンク23A、23B、23Cには、異なる3種類の農薬等の薬液 が貯蔵される。第1実施例では、薬液タンク3を作業者が背負う程度の大きさと したが、本実施例においては、これらのタンクを給水本管20の側の地面の上に 設置するように構成されているため、より大きな寸法とすることができる。この 薬液タンク23A、23B、23Cには、薬液の一定量を給水配管22に注入す るための定量ポンプ24A、24B、24Cが備えられる。これらのポンプ24 A、24B、24Cの出口配管は、薬液注入配管31A、31B、31Cとして 、合流点32A、32B、32Cにおいて前記給水配管22に接続されている。
【0027】 また、各ポンプ24A、24B、24Cから薬液タンク23A、23B、23 C間には戻り配管29A、29B、29Cが設けられている。この定量ポンプ2 4A、24B、24Cの吐出圧力は前記給水本管20内の水の圧力よりも高く設 定され、合流点32A、32B、32Cの直前の薬液注入配管31A、31B、 31C内の薬液圧力が約5kg/cm乃至6kg/cmに設定される。尚、 戻り配管29A、29B、29Cは、薬液注入配管31A、31B、31Cに備 えられた弁27A、27B、27Cが閉となった場合に、定量ポンプ24A、2 4B、24Cから吐出された薬液を薬液タンク23A、23B、23Cに戻すた めに設けられる。
【0028】 給水配管22の移動部22cには、先端に散布ノズル26が取り付けられ、弁 10の移動部22cに、給水本管20からの給水量を測定するための流量計25 が取り付けられる。さらに、移動部22cには、散水ノズル26からの薬液の噴 霧を運転・停止するための弁28が設けられ、作業者はこの弁28を手元で操作 することができる。
【0029】 次に上記構成を有する薬液散布装置の作用を説明する。 まず、弁10を開くと給水本管20と給水配管22が連通し、給水本管20内 の水が給水配管22に供給される。次に、弁27A、27B、27Cを閉じた状 態で、所望の薬液が貯蔵された薬液タンク23A、23B、23Cの定量ポンプ 24A、24B、24Cを運転すると、薬液タンク23A、23B、23C内の 薬液が定量ポンプ24A、24B、24C及び戻り配管29A、29B、29C を循環し、薬液注入の待機状態となる。ここで、給水配管22の弁28を開くと 給水本管20からの水が散水ノズル26に向かって流れ、さらに、弁27A、2 7B、27Cを開けることにより、薬液タンク23A、23B、23C内の薬液 が給水配管22に注入され、給水本管20からの水と薬液との混合液が散水ノズ ル26より噴霧される。
【0030】 ここで、薬液の希釈率、すなわち給水本管20からの給水に対する噴霧される 薬液の割合は、流量計25の指示値を確認しながらなされる。すなわち、定量ポ ンプ24A、24B、24Cによる薬液の注入量は一定であるため、給水本管2 0からの給水量が決定されると薬液の希釈率が決定する。薬液の散布にあたって は、作業者の手元に、給水側の弁28が備えられているため、薬液の注入の運転 ・停止を容易に切り換えることができる。
【0031】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、給水本管からの給水配管内に、略々一定量の薬 液を給水配管に注入することができるため、薬液濃度が略々一定の混合液を散布 することができる薬液散布装置を提供することができる。
【0032】 請求項2記載の考案によれば、流量計の指示値に従って薬液注入量を制御する ことができるため、容易に薬液濃度を調整することのできる薬液散布装置を提供 することができる。
【0033】 請求項3記載の考案によれば、移動しながら薬液と水との混合液を散布ノズル より散布することができると共に、混合液の供給停止を制御することができる薬 液散布装置を提供することができる。
【0034】 請求項4記載の考案によれば、薬液を所望の位置に散布できると共に、作業者 の足下に薬液が散布されることがない薬液散布装置を提供することができる。こ とができる。
【0035】 請求項5記載の考案によれば、散布する薬液の種類を容易に切り換えることが できると共に、異なる薬液を同時に散布することができる薬液散布を提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る薬液散布装置の第1実施例を示す
概略図である。
【図2】図1の薬液散布装置の移動部を示す概略図であ
る。
【図3】本考案に係る薬液散布装置の第2実施例を示す
概略図である。
【図4】従来の薬液散布装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 薬液散布装置 2 給水配管 3 薬液タンク 4 定量ポンプ 5 流量計 6 散布ノズル 7 弁 8 弁 9 戻り配管 10 弁 11 薬液注入配管 12 合流点 20 給水本管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 薬液散布装置
【実用新案登録請求の範囲】
請求項1】 給水本管に接続された給水配管と、 該給水配管へ注入される薬液を保管するための薬液タ
ンクと、 該薬液タンク内の薬液を給水本管に注入するための定
量ポンプと、 該定量ポンプから前記給水配管までの薬液注入配管
と、 前記給水配管により供給される水と前記薬液との混合
液を散布するための散布ノズルとからなる薬液散布装置
において、前記給水本管に注入される薬液の圧力を前記
給水配管中の水の圧力を越える圧力としたことを特徴と
する薬液散布装置。
請求項2】 前記給水配管と前記薬液注入配管の合流
点と、前記給水本管の間に給水量を測定するための流量
計を備えたことを特徴とする請求項1記載の薬液散布装
置。
請求項3】 前記流量計と前記給水本管との間に、給
水本管からの水を供給・停止するための第1弁を設け、
前記薬液注入配管に前記薬液タンクからの薬液を供給・
停止するための第2弁を設け、該弁から前記散布ノズル
までの配管及び前記薬液タンクを移動可能としたことを
特徴とする請求項2記載の薬液散布装置。
請求項4】 前記第1弁から前記散布ノズル近傍まで
の配管を略々直線状に形成し、前記散布ノズル近傍から
該散布ノズル先端までの配管を略々直線状に形成すると
共に、該散布ノズル近傍から該散布ノズル先端までの配
管と、前記第1弁から前記散布ノズル近傍までの配管の
前記ノズル側への延長線とのなす角度を70度乃至80
度としたことを特徴とする請求項3記載の薬液散布装
置。
請求項5】 前記給水配管に、複数の薬液タンクから
の薬液を注入するための複数の薬液注入配管を設けたこ
とを特徴とする請求項1乃至4記載の薬液散布装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る薬液散布装置の第1実施例を示す
概略図である。
【図2】図1の薬液散布装置の移動部を示す概略図であ
る。
【図3】本考案に係る薬液散布装置の第2実施例を示す
概略図である。
【図4】従来の薬液散布装置を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 薬液散布装置 2 給水配管 3 薬液タンク 4 定量ポンプ 5 流量計 6 散布ノズル 7 弁 8 弁 9 戻り配管 10 弁 11 薬液注入配管 12 合流点 20 給水本管

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水本管に接続した給水配管に、該給水
    本管内の水圧を越える圧力を有する薬液を導入し、該薬
    液と前記水との混合液を散布ノズルより散布することを
    特徴とする薬液散布方法。
  2. 【請求項2】 給水本管に接続された給水配管と、 該給水配管へ注入される薬液を保管するための薬液タン
    クと、 該薬液タンク内の薬液を給水本管に注入するための定量
    ポンプと、 該定量ポンプから前記給水配管までの薬液注入配管と、 前記給水配管により供給される水と前記薬液との混合液
    を散布するための散布ノズルとからなる薬液散布装置に
    おいて、前記給水本管に注入される薬液の圧力を前記給
    水配管中の水の圧力を越える圧力としたことを特徴とす
    る薬液散布装置。
  3. 【請求項3】 前記給水配管と前記薬液注入配管の合流
    点と、前記給水本管の間に給水量を測定するための流量
    計を備えたことを特徴とする請求項2記載の薬液散布装
    置。
  4. 【請求項4】 前記流量計と前記給水本管との間に、給
    水本管からの水を供給・停止するための第1弁を設け、
    前記薬液注入配管に前記薬液タンクからの薬液を供給・
    停止するための第2弁を設け、該弁から前記散布ノズル
    までの配管及び前記薬液タンクを移動可能としたことを
    特徴とする請求項3記載の薬液散布装置。
  5. 【請求項5】 前記第1弁から前記散布ノズル近傍まで
    の配管を略々直線状に形成し、前記散布ノズル近傍から
    該散布ノズル先端までの配管を略々直線状に形成すると
    共に、該散布ノズル近傍から該散布ノズル先端までの配
    管と、前記第1弁から前記散布ノズル近傍までの配管の
    前記ノズル側への延長線とのなす角度を70度乃至80
    度としたことを特徴とする請求項4記載の薬液散布装
    置。
  6. 【請求項6】 前記給水配管に、複数の薬液タンクから
    の薬液を注入するための複数の薬液注入配管を設けたこ
    とを特徴とする請求項2乃至5記載の薬液散布装置。
JP1995012312U 1995-11-21 1995-11-21 薬液散布装置 Expired - Lifetime JP3030226U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019525750A (ja) * 2016-07-11 2019-09-12 バイエル・クロップサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 非加圧式噴射材料容器を備える噴霧装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019525750A (ja) * 2016-07-11 2019-09-12 バイエル・クロップサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 非加圧式噴射材料容器を備える噴霧装置

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