JP3029492U - びん蓋あけ、プライヤー、スパナ兼用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】各種びん詰類の固くしまった、回しあけ型の蓋
を簡易にあけると共に、プライヤー、スパナの兼用も可
能な器具に関するものである。 【構成】心棒４に取り付けた小心棒７の両端に、回転柄
噛み合せ２を設けた回転柄３の一端をつなぐ。押さえ金
具５に歯車１を噛み合せ、歯車１に心棒４を通し、心棒
４の両端を主軸柄９に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は各種びん詰の蓋の回しあけ、及びプライヤー、スパナの作用も兼ねる 器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の蓋あけ器具はびんの蓋に金具をかぶせて、上面より手で押し回すものが 多いようである。その他２〜３種類の器具があるがいづれも蓋あけ専用である

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は器具に歯車を活用し、従来の蓋あけ器具に比べてより少ない力で簡易 にそして確実に蓋あけができるとともに、プライヤー、スパナの作業も果たせ る多用途兼用を図ったものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその構成を説明すると、 （イ）心棒４に取り付けた小心棒７の両端に、回転柄噛み合せ２を設けた回転 柄３の一端をつなぐ。 （ロ）押さえ金具５に歯車１を噛み合せ、歯車１に心棒４を通し、心棒４の 両端を主軸柄９に取り付ける。

【０００５】

【作用と実施例】

これを図面について説明すると、 歯車１と、回転柄噛み合せ２が重なっている回転柄３（図２、４、６）を、 心棒４を軸に左に回すと、歯車１と噛み合っている押さえ金具５は、主軸６ に沿って後退し右に回すと前進する。

【０００６】 回転柄３の左端を上部にあげると、歯車１と回転柄噛み合せ２ははずれ（図 ６点線）、歯車１と切り離された回転柄３は、心棒４、小心棒７と連動しな がら左又は右に操作回転ができる。

【０００７】 歯車１の中心を通ってはいるが心棒４に固定されてない歯車１は、心棒４が 回転しても押さえ金具５と噛み合った状態で静止している。

【０００８】 回転柄３の左端を下げると再び歯車１と回転柄噛み合せ２は重なり、回転柄 ３を左または右に回すと歯車１は連動して、押さえ金具５は前進または後退 する。

【０００９】 回転柄３の上、下、左、右への操作により、主軸６に沿って前進、後退する 押さえ金具５の先端と、主軸頭部８との間にびんの蓋をはさみ主軸柄９と回 転柄３を、片手の中に握り絞って固定し、回すと蓋は簡易にあく。

【００１０】 またプライヤーや、スパナの作用についても主軸頭部８と、押さえ金具５の 先端との間に、ネジ、またはボルト、ナット等をはさみ、主軸柄９と回転柄 ３を片手の中で絞り、固定して操作する上記の方法で活用する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の主軸柄縦断除去後の正面図

【図３】本考案の平面図

【図４】本考案の底面図

【図５】本考案の歯車の拡大正面図

【図６】本考案の歯車の拡大底面図

【図７】本考案の押さえ金具の拡大正面図

【符号の説明】

１、歯車 ２、回転柄噛み合せ ３、回転柄 ４、心棒 ５、押さえ金具 ６、主軸 ７、小心棒 ８、主軸頭部 ９、主軸柄

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）心棒４に取り付けた小心棒７の両端
   に、回転柄噛み合せ２を設けた回転柄３の一端をつな
   ぐ。 （ロ）押さえ金具５に歯車１を噛み合せ、歯車１に心棒
   ４を通し、心棒４の両端を主軸柄９に取り付ける。 以上のように構成されたびん蓋あけ、プライヤー、スパ
   ナ兼用器具。