JP3029364U

JP3029364U - スノーボード

Info

Publication number: JP3029364U
Application number: JP1996002095U
Authority: JP
Inventors: ひとみ筒井
Original assignee: 有限会社ソワレコーポレーション
Priority date: 1996-03-25
Filing date: 1996-03-25
Publication date: 1996-09-27
Anticipated expiration: 2002-03-25

Abstract

(57)【要約】【目的】スノーホードにおいて、派手さと安全性を向
上させる。【課題を解決するための手段】裏面の一部に、蛍光塗料
を使用した模様２１，２２，２３を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はスノーボードに関し、特にその模様の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

最近、スキーに加えてスノーボードが普及している。スノーボードは新雪でもスキーより容易に滑ることができ、スキーより一般に上達が速いため、世界的に特に若者の間で人気がある。またスノーボードは専用に設置されたハーフパイプや自然の中で大きくジャンプすることができ、その派手なジャンプの姿勢からも若者を引き付ける魅力がある。

【０００３】スノーボートはスキーに比べて幅が倍以上広く、そのためボード上にデザインすることも容易なため、その表面に種々の派手なデザインを施して、一層遊びの要素を高めている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このように、スノーボードは滑走時の派手なアクションやその派手なデザインにより人気を博しているが、一方、一枚のボード上に両足が固定されるために、ボード上の姿勢が不自由である上、特に初級者の場合は、進行方向に対して横を向いてしまい進行方向に対する視野が狭くなるため、スキーに比べて衝突事故が多いという問題がある。

【０００５】本考案は、上記のような状況に鑑み、より楽しい派手さを備えるとともに安全性を高めたスノーボードを提供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案によるスノーボードは、表面、裏面の少なくとも一方の面の少なくとも一部に、蛍光塗料を使用した模様を備えたことを特徴とするものである。

【０００７】この蛍光塗料を使用した模様とは、模様の一部に蛍光塗料を使用したもので、図柄のみならず文字を含むものであってもよいし，文字のみでもよい。また、その蛍光塗料を使用した模様は、スノーボードの表面と裏面の両方に設けてもよいし、裏面（滑走時に雪面に接触する側の面）のみに設けてもよい。

【０００８】さらに、その設ける場所は、長さ方向の前方、中央および後方の３個所のいずれか１か所でもよいし、２か所以上でもよい。

【０００９】ここで「蛍光塗料」というのは、蓄光性蛍光体を使用した夜光塗料に限らず、可視光線や紫外線の照射により瞬時蛍光を呈する蛍光体を使用した塗料も含有するもので、顔料の塗料よりも明るく見える塗料であって、その成分は特に限定されないものである。夜光塗料の場合は蓄光性があるため、昼間に蓄光したエネルギーを夜間に発光するもので、ナイターの滑走時や夜間に携行する時に発光するという効果がある。また通常の蛍光塗料の場合は蓄光性はないが、瞬時発光性があるため、可視光線や紫外線の照射により瞬時に蛍光を発して周囲より一段と輝いて見えるという効果がある。

【００１０】

【作用および効果】

本考案によるスノーボードは、表面、裏面の少なくとも一方の面の少なくとも一部に蛍光塗料を使用した模様を備えたことにより、デザインをより派手に目立たせることができるばかりでなく、滑走時にスノーボードの存在を目立たせて、他者の注意を引き、安全性を高めるという効果を有するものである。

【００１１】この蛍光塗料を使用した模様を、図柄のみならず文字を含むものとした場合は、その製造元あるいは販売元等の営業主の名をその文字により目立たせて宣伝効果を上げることもできる。

【００１２】また、特にその蛍光塗料を使用した模様をスノーボードの裏面に設けた場合には、滑走時にボードの存在を目立たせて実際的な安全性を高めることができる。そして、その設ける場所を、裏面の長さ方向の前方、中央および後方の３個所のいずれか２か所以上とした場合には、必ず中央または前方のいずれかに、目立つ模様を設けることができるから、滑走時の安全性を高めることができる。表面よりも裏面に目立つ模様を設けた方が滑走時の安全性を高めることができるのは、スノーボードにおいて特に滑走時に目立つのは、その滑走の姿勢に起因して表面でなく裏面であるからであり、さらに雪面による光の反射によって裏面でも十分に明るく、特に蛍光塗料の模様の場合にはよく見えるからであり、またボードの裏面において後方よりも中央または前方に目だつ模様を設けた方が滑走時の安全性を高めることができるのは、滑走時に事故の相手となりうる他者にとってよく見えるのは前方または中央であって後方はよく見えないからである。

【００１３】スノーボードの滑走姿勢を図１から図３に示すが、このうち図１および図２は上級者またはプロの姿勢を示すものであり、図３が一般のスノーボーダーの滑走姿勢である。これらからも明らかなように、滑走時に事故の相手となりうる他者にとってよく見えるのはボードの裏面であり、またそのうち特に前方または中央の部分がよく見えるのである。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下、本考案によるスノーボードの実施の形態を図面に基づいて説明する。

【００１５】図４は本考案によるスノーボードの一実施の形態における表面（Ａ）および裏面（Ｂ）を示し、図５から図８はその他の実施の形態を示す同様の図である。

【００１６】図４に示す実施の形態では、裏面の前方、中央、後方の３個所の全てに蛍光塗料で描かれた図柄１１，１２，１３が設けられている。

【００１７】図５に示す実施の形態では、裏面の中央に前後方向に長い白抜きの模様２１が蛍光塗料で描かれている。

【００１８】図６に示す実施の形態では、裏面の前方、中央、後方の３個所の全てに蛍光塗料で描かれた図柄３１，３２，３３が設けられている。中央の模様３２は中央の大きい文字の部分が蛍光塗料で描かれ、そのほかに３人の人の図案の目の部分が蛍光塗料で描かれている。

【００１９】なお、本考案によるスノーボードのデザインはその効果を損なうことなく種々の変更が可能である。

【００２０】また、以上の実施の形態では、いずれも裏面にのみ蛍光塗料で描かれた模様が設けられているが、表面にも蛍光塗料で描かれた模様を設けてもよいことは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】スノーボードの滑走姿勢の一例を示す図

【図２】スノーボードの滑走姿勢の他の例を示す図

【図３】スノーボードの滑走姿勢のさらに異なる例を示
す図

【図４】本考案の一実施の形態を示す平面図でＡが表
面、Ｂが裏面を示す

【図５】本考案の他の実施の形態を示す平面図でＡが表
面、Ｂが裏面を示す

【図６】本考案のさらに異なる実施の形態を示す平面図
でＡが表面、Ｂが裏面を示す

【符号の説明】

１１，１２，１３，２１，３１，３２，３３蛍光塗
料で描かれた模様

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【手続補正書】

【提出日】平成８年６月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図４

【補正方法】変更

【補正内容】

【図４】

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図５

【補正方法】変更

【補正内容】

【図５】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図６

【補正方法】変更

【補正内容】

【図６】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表面、裏面の少なくとも一方の面の少な
くとも一部に、蛍光塗料を使用した模様を備えたことを
特徴とするスノーボード。
【請求項２】前記蛍光塗料を使用した模様が裏面の一
部に設けられていることを特徴とする請求項１記載のス
ノーボード。
【請求項３】前記蛍光塗料を使用した模様が文字を含
むことを特徴とする請求項２記載のスノーボード。
【請求項４】裏面の長さ方向の前方、中央および後方
の３個所のいずれか２か所以上に蛍光塗料を使用した模
様を備えたことを特徴とするスノーボード。
【請求項５】裏面の長さ方向の少なくとも前方に蛍光
塗料を使用した模様を備えたことを特徴とするスノーボ
ード。