JP3028820U - 水洗式便器の排水口詰まり解除用具 - Google Patents

水洗式便器の排水口詰まり解除用具

Info

Publication number
JP3028820U
JP3028820U JP1996002512U JP251296U JP3028820U JP 3028820 U JP3028820 U JP 3028820U JP 1996002512 U JP1996002512 U JP 1996002512U JP 251296 U JP251296 U JP 251296U JP 3028820 U JP3028820 U JP 3028820U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
operating rod
opening
tool
air passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996002512U
Other languages
English (en)
Inventor
佑二 加藤
Original Assignee
有限会社加藤製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社加藤製作所 filed Critical 有限会社加藤製作所
Priority to JP1996002512U priority Critical patent/JP3028820U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3028820U publication Critical patent/JP3028820U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Flushing Toilets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップの引上げ負荷が大きくなった際に、カ
ップ内に外気を流入させてカップ内に発生する負圧を除
去することができるようにすることにより、排水口の詰
まり解除作業が容易に行えるようにする。 【解決手段】 軟質弾性材により下面が開口した半球状
のカップを設け、該カップの頂部に所定長さの操作杆を
連結してなる水洗式便器の排水口詰まり解除用具におい
て、前記カップの頂部の内面から操作杆の軸心部を経て
外部に連通する空気通路を形成し、操作杆に前記空気通
路を開閉する開閉具を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水洗式便器の排水口が詰まった際に、この詰まりを解除する詰まり 解除用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水洗式便器の詰まり解除用具として図8に示すものがあった。図8にお いて、1は詰まり解除用具であり、カップ2に所定長さの操作杆6を連結してな る。上記カップ2は、ゴム、合成樹脂等の軟質弾性材からなり、上方に向かって 湾曲する半球状のカップ主体3を厚肉で形成し、このカップ主体3の下端に小径 かつ薄肉の口部4を一体的に連結し、カップ主体3の頂部にボス部5を一体に形 成してなる。また、上記操作杆6は、硬質プラスチック製あるいは金属製のパイ プを所定の長さに寸断し、その下端部を上記カップ主体3のボス部5に嵌合させ 、接着剤等により一体的に連結してなる。
【0003】 そして、水洗式便器7の排水口7aが詰まった際には、カップ2の口部4を便 器7の排水口7a部に嵌合させ、操作杆6を持ってカップ2を上下方向に往復動 させて便器7に通ずる排水口7a内に正圧・負圧を交互に発生させ、該排水口7 a内に詰まった夾雑物を強制的に移動させて下流方向に流出させ、上記排水口7 aの詰まりを解除する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものは、カップ2の下端のみが開口するようになっていたので、便 器7の排水口7a部に嵌合させたカップ2を引き上げる際に、カップ2の室内( イ)に発生する負圧を解除することができなかった。このため、排水口7aの詰 まり方が大きい場合には、カップ2を引き上げる際に該カップ2内に大きな負圧 が発生することになり、カップ2を引き上げることができず、排水口7aの清掃 が困難になる欠点があった。本考案は、カップ2内に発生した負圧を適宜解除で きるようにすることにより、上記欠点を解消した新規な水洗式便器の詰まり解除 用具を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構成したものである。即ち 軟質弾性材により下面が開口した半球状のカップを設け、該カップの頂部に所定 長さの操作杆を連結してなる水洗式便器の排水口詰まり解除用具において、前記 カップの頂部の内面から操作杆の軸心部を経て外部に連通する空気通路を形成し 、操作杆に前記空気通路を開閉する開閉具を設ける構成にしたものである。 この場合、前記カップの頂部の内面と前記開閉具との間に位置する空気通路の 途中に小径の絞り通路を形成するか、あるいは該空気通路の途中に、カップ内か ら外部への空気の流通を阻止するとともに外部からカップ内への空気の流通を許 容する逆止弁を設けることが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。図面において、図1は本考案 の第1実施例を示す部分断面側面図、図2はその開閉具が閉じた状態の拡大断面 図、図3はその開閉具が開いた状態の拡大断面図、図4は図3のIV-IV 断面図で ある。図1において、10は水洗式便器の詰まり解除用具であり、カップ11、 操作杆18、開閉具20を主要部品として構成される。
【0007】 上記カップ11は、従来と同様の軟質弾性材からなり、上方に向かって湾曲す る半球状のカップ主体12を厚肉で形成し、このカップ主体12の下端部に小径 かつ薄肉の口部13を段状にして一体的に連結し、カップ主体12の頂部に連結 用のボス部14を一体に形成してなる。
【0008】 上記カップ主体12の頂部、つまりボス部14に硬質プラスチック製又は金属 製の保持パイプ15を内面側から挿通する。この保持パイプ15は、短尺なパイ プ部15aの下端部の軸心部に小径の第1絞り通路16を形成し、またパイプ部 15a下端部の外周に大径のフランジ部17を一体に形成してなり、パイプ部1 5aをカップ主体12の頂部の内面側からボス部14の軸心部に挿通するととも に、フランジ部17の上面をカップ主体12の頂部の内面に当接させてカップ主 体12に対する上方向の位置決めをする。
【0009】 また、硬質プラスチック製又は金属製のパイプを所定の長さに寸断して操作杆 18を形成し、この操作杆18をカップ11のボス部14の上部から挿通すると ともにその下端を上記保持パイプ15の上端部に嵌合接続し、これら保持パイプ 15及び操作杆18の軸心部によりカップ11の室内(イ)を外部に連通させる 空気通路(ア)を形成する。上記操作杆18は上下方向中間部で上部杆18aと 下部杆18bとに分割し、これら上部杆18aと下部杆18bとを、軸心部に小 径の第2絞り通路19aを有するパイプ継手19により接続する。
【0010】 また、上記操作杆18の上端に開閉具20をねじ嵌合させ、この開閉具20に より上記空気通路(ア)を開閉する。この開閉具20は、図2〜図4に示すよう に、キャップ部21の下部内周に、操作杆18の上部内周とねじ嵌合するねじ筒 22を一体に形成し、このねじ筒22の上端部に半径方向に貫通する連通孔23 を周方向に4個形成する。また、キャップ部21の下部外周にパッキン24を嵌 合させる。このパッキン24は、開閉具20、つまりねじ筒22を操作杆18に ねじ込んだ際に操作杆18の上端と当接し、連通孔23を閉塞するためのもので ある。
【0011】 上記第1実施例によれば、開閉具20を閉じた状態でカップ11の口部13を 便器25の排水口25a部に嵌合させ、操作杆18を持ってカップ11を上下方 向に往復動させると、従来と同様に、カップ11の下動時にはカップ11内が正 圧となって排水口25a内の夾雑物を下流側に移動させ、カップ11の上動時に はカップ11内が負圧となって上記夾雑物を上流側に移動させ、排水口25a内 に詰まった夾雑物を排水口25aの内面から剥離させて下流方向に流出させるこ とになる。
【0012】 このとき、排水口の詰まり方が大きく、カップ11を引き上げる負荷が大きく なった際には、図3に示すように、開閉具20を緩め、連通孔23を開口させる 。さすれば、上記カップ11を引き上げる際に、外気が矢印(ウ)に示すように 、連通孔23から操作杆18内に流入し、この外気が空気通路(ア)、第2絞り 通路19a、第1絞り通路16を通過してカップ11の室内(イ)に流入する。 これにより、カップ11内での負圧の発生が解除され、上記カップ11を引き上 げる負荷が軽減されることになる。
【0013】 また、カップ11の押し下げ時に便器25内の汚水が操作杆18方向に逆流し ようとするが、操作杆18の下部側に形成した第1絞り通路16及び第2絞り通 路19aが上記汚水の操作杆18方向への逆流を規制し、汚水が連通孔23から 流出するのを防止することになる。
【0014】 図5〜図7は本考案の第2実施例を示す。図5において、30は水洗式便器の 詰まり解除用具、31はそのカップであり、第1実施例と同様に半球状のカップ 主体32、口部33及びボス部34を一体に形成してなる。上記カップ主体32 のボス部34に硬質プラスチック製又は金属製の保持パイプ35を内面側から挿 通する。この保持パイプ35は、図6に示すように、短尺なパイプ部35aの下 端部に小径の弁口36とこの弁口36を包囲する大径かつキャップ状のフランジ 部37とを一体に形成し、パイプ部35aをカップ主体32の頂部の内面側から ボス部34の軸心部に挿通するとともに、フランジ部37の上面をカップ主体3 2の頂部の内面に当接させてカップ主体32に対する上方向の位置決めをする。
【0015】 また、硬質プラスチック製又は金属製のパイプを寸断して所定の長さの操作杆 38を設け、この操作杆38をカップ31のボス部34の上部から挿通するとと もにその下端を上記保持パイプ35の上端部に嵌合接続し、これら保持パイプ3 5及び操作杆38の軸心部により外部に連通する空気通路(ア)を形成する。ま た、上記操作杆38の上端に第1実施例と略同構造の開閉具39をねじ嵌合させ 、この開閉具39により上記空気通路(ア)の上端を開閉する。
【0016】 上記保持パイプ35の下端部に円板状の逆止弁40を取付ける。即ち、図7に 示すように、円板状の弁体40aの左側部に径方向に突出する一対の係止片40 b,40bを一体に有する逆止弁40を設け、フランジ部37の筒部37aの左 側部に径方向に延びるスリット37bを形成し、上記逆止弁40を図7において スリット37bの左方から筒部37a内に嵌合させた後、その係止片40b,4 0bをスリット37bの径方向両端に水平軸心を中心として回動可能に係止し、 弁体40aを弁口36の下端に弾圧接触させ、この弁体40aによりカップ31 内から操作杆38方向への空気の流通を阻止するとともに操作杆38側からカッ プ31内への空気の流通を許容する。
【0017】 上記第2実施例によれば、開閉具39を緩めるか(図5の仮想線)、又は取り 外した状態でカップ31の口部33を便器25の排水口25a部に嵌合させ、操 作杆38を持ってカップ31を上下方向に往復動させると、カップ31の下動時 には、逆止弁40が図6の実線の如く弁口36を閉じ、カップ31内が正圧とな って便器25の排水口25a内に正圧を発生させ、排水口25a内に詰まった夾 雑物を強制的に下流方向に移動させることになる。逆にカップ31の上動時には 、逆止弁40が図6の仮想線の如く弁口36を開き、外気が操作杆39の上部か ら保持パイプ35を経てカップ31の室内(イ)に流入し、カップ31内での負 圧の発生が阻止(解除)され、カップ31を引き上げる負荷が軽減されることに なる。
【0018】 また、開閉具39を閉じた状態でカップ31の口部33を便器25の排水口2 5a部に嵌合させ、操作杆38を持ってカップ31を上下方向に往復動させると 、上記逆止弁40の作動が停止され、従来と同様に、カップ31の下動時にはカ ップ31内が正圧となって排水口25a内に正圧を発生させ、カップ31の上動 時にはカップ31内が負圧となって排水口25a内に負圧を発生させ、排水口2 5a内に詰まった夾雑物を強制的に上下流方向に移動させることになる。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案は、カップの頂部の内面から操作杆の軸 心部を経て外部に連通する空気通路を形成し、操作杆に上記空気通路を開閉する 開閉具を設けたので、便器の清掃時において、カップの引上げ負荷が大きくなっ た際には、開閉具を開操作して上記空気通路を外気に開口させ、カップ内に発生 する負圧を除去することにより、上記カップの引上げ負荷を軽減することができ る。このため、排水口の詰まり方が大きい場合であっても、これの解除作業が小 労力で行えることになる。 また、カップの頂部の内面と上記開閉具との間に位置する空気通路の途中に小 径の絞り通路を形成したので、カップの押し下げ時に便器内の汚水が操作杆方向 に逆流しようとするのを上記絞り通路が規制し、汚水が連通孔から流出するのを 防止することになる。このため、排水口の詰まり解除作業が衛生的に容易に行え ることになる。 また、上記カップの頂部の内面と上記開閉具との間に位置する空気通路の途中 に、カップ内から外部への空気の流通を阻止するとともに外部からカップ内への 空気の流通を許容する逆止弁を設けたので、カップを押し下げる際にはカップ内 が正圧となって排水口内の夾雑物を下流方向に押し下げ、カップを引上げる際に は外気が流入して該カップ内に負圧が発生しなくなる。このため、排水口の清掃 が小労力でかつ容易に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す部分断面側面図であ
る。
【図2】本考案による開閉具が閉じた状態の拡大断面図
である。
【図3】本考案による開閉具が開いた状態の拡大断面図
である。
【図4】図3のIV-IV 断面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す部分断面側面図であ
る。
【図6】本考案による逆止弁部の拡大断面図である。
【図7】図6のVII-VII 断面図である
【図8】従来例を示す部分断面側面図である。
【符号の説明】
10,30 詰まり解除用具 11,31 カップ 12,32 カップ主体 13,33 口部 14,34 ボス部 15,35 保持パイプ 15a,35a パイプ部 16 第1絞り通路 17,37 フランジ部 18,38 操作杆 19 パイプ継手 19a 第2絞り通路 20,39 開閉具 21 キャップ部 22 ねじ筒 23 連通孔 24 パッキン 25 便器 25a 排水口 36 弁口 37a 筒部 37b スリット 40 逆止弁 40a 弁体 40b 係止片 (ア) 空気通路 (イ) カップ室内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質弾性材により下面が開口した半球状
    のカップ(11)を設け、該カップ(11)の頂部に所
    定長さの操作杆(18)を連結してなる水洗式便器の排
    水口詰まり解除用具において、前記カップ(11)の頂
    部の内面から操作杆(18)の軸心部を経て外部に連通
    する空気通路(ア)を形成し、操作杆(18)に前記空
    気通路(ア)を開閉する開閉具(20)を設けたことを
    特徴とする水洗式便器の排水口詰まり解除用具。
  2. 【請求項2】 前記カップ(11)の頂部の内面と前記
    開閉具(20)との間に位置する空気通路(ア)の途中
    に小径の絞り通路(16,19a)を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の水洗式便器の排水口詰まり解除
    用具。
  3. 【請求項3】 前記カップ(11)の頂部の内面と前記
    開閉具(20)との間に位置する空気通路(ア)の途中
    に、カップ(11)内から外部への空気の流通を阻止す
    るとともに外部からカップ(11)内への空気の流通を
    許容する逆止弁(40)を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の水洗式便器の排水口詰まり解除用具。
JP1996002512U 1996-03-07 1996-03-07 水洗式便器の排水口詰まり解除用具 Expired - Lifetime JP3028820U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996002512U JP3028820U (ja) 1996-03-07 1996-03-07 水洗式便器の排水口詰まり解除用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996002512U JP3028820U (ja) 1996-03-07 1996-03-07 水洗式便器の排水口詰まり解除用具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3028820U true JP3028820U (ja) 1996-09-13

Family

ID=43163876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996002512U Expired - Lifetime JP3028820U (ja) 1996-03-07 1996-03-07 水洗式便器の排水口詰まり解除用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3028820U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102281332B1 (ko) * 2020-02-21 2021-07-26 유기창 좌변기용 막힘 제거장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102281332B1 (ko) * 2020-02-21 2021-07-26 유기창 좌변기용 막힘 제거장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU598957B2 (en) Vacuum toilet system
US4674137A (en) Manual device for cleaning clogged drains
US6163895A (en) Plunger apparatus
US6067668A (en) Bellows pump for clearing clogged toilets and drains
US6035455A (en) Portable power plumbing plunger
US5384918A (en) Plunger device
US5522094A (en) Water plunger for clearing clogged drains
US5940897A (en) Plunger
US6216283B1 (en) Elephant nose plunger
US7080424B2 (en) Swimming pool cleaner
US6804838B2 (en) Flexible diaphragm for clearing obstruction in a plumbing fixture
US5524296A (en) Plunger device
US4096597A (en) Drain opening device
US6487730B2 (en) Anti-splash guard
US20100132102A1 (en) Plumbing plunger
JP3028820U (ja) 水洗式便器の排水口詰まり解除用具
US20150020297A1 (en) Flush toilet with built-in unclogging system and related methods
CN209066553U (zh) 一种具有防臭功能的下水器及水槽
EP0646740B1 (en) Vacuum valve
US7188377B2 (en) Hand-operable pump
JP4145934B2 (ja) 樋継手
JPH09215633A (ja) 水洗式便器の排水口詰まり解除用具
JPH0538150Y2 (ja)
CN220814175U (zh) 一种具有气压平衡装置的pvc排水管防臭装置
CN2521268Y (zh) 疏通排水管用的通管器