JP3028514U - 吊り下げ回転おもちゃ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飾り体が分解して落下することにより乳幼児
の顔などに当たる危険を解消できる安全な吊り下げ回転
おもちゃを提供する。 【解決手段】 上体２と下体３とを組み付けることによ
って人形等の飾り体１を構成し、その下体３の天部に上
体２を上下方向に貫通する吊り下げ部材の下端部を連結
するとともに、下体３の底部にそれより下側の他の飾り
体を吊り下げる連結部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、乳幼児用の吊り下げ回転おもちゃに関する。

【０００２】

【従来の技術】

乳幼児用の吊り下げ回転おもちゃには人形等の飾り体が吊り下げられている。 その一般的な人形等の飾り体は、顔となる上体と、胴体となる下体とに分けて成 形され、これらが一体的に嵌着された構造となっている。そして、従来は図４に 示すように、飾り体１０における上体１１の頭部に吊り下げ用の鎖１２などを連 結するとともに、飾り体１０における下体１３の底部にフック１４等を取付け、 そのフック１４等によって更にその下方の別の飾り体を吊り下げていた。

【０００３】

【従来技術の問題点】

上記のような従来の飾り体１０は、その下側の飾り体を下方へ引っ張ると、そ の下体１３が上体１１から外れて落下することがあり、乳幼児の顔などに当たる 危険があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、飾り体が分解して落下することにより乳幼児の顔などに当たる危険 を解消できる安全な吊り下げ回転おもちゃの提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の吊り下げ回転おもちゃは、上体２と下体 ３とを組み付けることによって人形等の飾り体１を構成し、その下体３の天部に 上体２を上下方向に貫通する吊り下げ部材の下端部を連結するとともに、下体３ の底部にそれより下側の他の飾り体４を吊り下げる連結部を設けたことを特徴と するものである。

【０００６】

【実施例】

以下、図１〜図３に示した本考案の一実施例について説明する。まず、図１に おいて、符号５が回転腕であり、その回転腕５の先端に吊り下げ用の鎖６を取付 けている。なお、回転腕５自体も吊り下げられることになる。鎖６の下には吊下 棒７を接続して、その吊下棒７を飾り体１の内部にその頭部から挿入している。 飾り体１は動物の顔を形どった上体２と、胴体を形どった下体３とを嵌着するこ とにより構成されている。上体２及び下体３は、図２及び図３に示すように共に 中空で、上記の吊下棒７は上体２を上下方向に貫通して下体３の天部に設けたリ ング８に連結している。したがって、上体２は吊り下げられておらず、下体３の 上に載った状態である。この飾り体１の下には更に別の飾り体４を吊り下げてい て、その飾り体４は上の飾り体１における下体３の底部に取付けたフック９によ って吊り下げられている。なお、この吊り下げ回転おもちゃは、オルゴール（図 示せず）などを具備して、音楽を流しながら回転腕５によって飾り体１，４がメ リーゴーランドのように回転することにより乳幼児を楽しませるものである。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の吊り下げ回転おもちゃの構成は上記の通りであり、飾り体１の上体２ を吊り下げずに、飾り体１の下体３を直接吊り下げる構造としたので、飾り体１ の下体３が下に引っ張られても、飾り体１の上体２から下体３が分割して落下す ることがないので、乳幼児の顔などに当たって傷付ける危険がなく、極めて安全 性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】要部側面図である。

【図２】要部の左右方向の縦断面図である。

【図３】要部の前後方向の縦断面図である。

【図４】従来例の飾り体の吊り下げ構造を示す断面図で
ある。

【符号の説明】 １ 飾り体 ２ 上体 ３ 下体 ４ 飾り体 ５ 回転腕 ６ 鎖 ７ 吊下棒 ８ リング ９ フック １０ 飾り体 １１ 上体 １２ 鎖 １３ 下体 １４ フック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上体２と下体３とを組み付けることによ
   って人形等の飾り体１を構成し、その下体３の天部に上
   体２を上下方向に貫通する吊り下げ部材の下端部を連結
   するとともに、下体３の底部にそれより下側の他の飾り
   体４を吊り下げる連結部を設けたことを特徴とする吊り
   下げ回転おもちゃ。