JP3028272U - クレジット計算尺 - Google Patents

クレジット計算尺

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JP3028272U
JP3028272U JP1996001900U JP190096U JP3028272U JP 3028272 U JP3028272 U JP 3028272U JP 1996001900 U JP1996001900 U JP 1996001900U JP 190096 U JP190096 U JP 190096U JP 3028272 U JP3028272 U JP 3028272U
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JP1996001900U
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隆久 橋本
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隆久 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 月賦払いのクレジット(ローン)を契約する
ときに使用して、終了時期を瞬時にかつ正確に予測でき
るクレジット計算尺を提供する。 【解決手段】 余尺部4と固定尺部3と、及びこれら両
者の長手方向中間域に貫設された嵌合溝5に、スライド
自在に嵌合された滑尺2とより構成された台尺1に於い
て、前記滑尺の固定尺部に隣接する側縁部に分割回数目
盛を一定間隔で表示し、かつ固定尺部の滑尺に接する一
側縁部には、年次毎の月目盛を一定間隔で表示するとと
もに、他側縁には初年次より年次区画毎に年次を順次表
示されて形成されたクレジット計算尺。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、クレジット販売における月賦払いの計算に当たり、終了時期を予 測するためのクレジット計算尺に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ショッピングクレジットの分割払い、とりわけ月賦払いの計算をするに は、終了月とボーナス利用回数等を暗算や指折り数えて行っており、迅速かつ正 確に計算することのできる簡易な計算器は無かった。
【0003】 本考案で提案する計算尺方式の計算器は、従来他の色々な技術分野に於いて開 発されて来た。 例えば教育用として、幼少年児童等では時計の文字盤のように円形に目盛を施 したものは時間的長さが理解しにくいので、細長形の合成樹脂加工板紙製の時刻 及び分目盛を表裏両面に施し、時刻表指示片をスライドさせて時間計算を容易に 行わせるように考案した実公平5−7647号公報で「時間計算尺」として提案 されている。
【0004】 また、保健衛生関係に利用できる実開平4−11006号公報に開示された「 肥満度計算尺」、或いは実開昭62−53747号公報に提案された「低比重リ ポ蛋白コレステロール算出用早見表」等が計算尺方式で簡単に算出できるよう考 案されている。
【0005】 更に産業用として特公平3−32112号公報で開示された「空気輸送計算尺 」、或いはコンピュータのプログラム作成時等における16進数を10進数に、 10進数を16進数に変換するための「進数変換用計算尺」が特開昭64−14 680号公報にて、それぞれ提案されている。 これ等は元来、構成要素毎に試算式、対照表等を用い、或いは変換一覧表を予 め作成しておき、可成り複雑な計算を必要としたため、計算間違いがあったり、 無駄に時間を費やす等の欠点が生じていたものを、計算尺方式に組み込ませるこ とによって、迅速、簡易かつ正確に計算が可能となり、大いに貢献して来た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ショッピングクレジットの分割払い、主として月賦払いを契約する にあたり、計算上欠かすことのできない支払いスタート月から分割回数に応じた 終了年月並びにボーナス利用回数を含めて瞬時に読み取ることのできる極めて簡 易な計算尺を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
長手方向中間域に貫設された嵌合溝5を介して、片側が余尺部4で、他の一側 が固定尺部3より形成された台尺1に於いて、前記嵌合溝5に滑尺2がスライド 自在に嵌め込まれ、該滑尺2の固定尺3に接する側縁部には、分割回数目盛が一 定間隔で表示されており、更に前記固定尺3の滑尺2と接する側縁部には、年次 毎の月目盛が一定間隔で表示されると共に、他側縁には初年次より年次区画毎に 年次を順次表示されるようにして、本考案のクレジット計算尺は簡易に形成せら れる。
【0008】
【考案の実施の形態】
長手方向中間域に設けられた嵌合溝5を介して、片側が余尺部4を、他の一側 が固定尺3を形成する台尺1に於いて、前記嵌合溝5は一例として蟻溝形に形成 せられ、該嵌合溝5にスライド自在に嵌め込まれる滑尺2は、その長さは台尺1 と同一寸法で、断面は台形状に形成せられ、前記蟻溝形の嵌合溝5にスムーズに 嵌合する。
【0009】 固定尺3に隣接する前記滑尺2の側縁には、クレジットの分割回数を等間隔に 目盛り表示し、該目盛にアラビア数字で一連番号若しくは間欠番号を順次付与し 表示される。 次に前記滑尺2の目盛縁に接する固定尺3の一側縁に、前記分割回数表示の対 称位置に各年次毎の月目盛が順次表示され、1〜12の順にアラビア数字が記入 される。この月目盛は通常5ヶ年分即ち60分割表示が好適である。
【0010】 次に、固定尺3の他側縁寄りに前記各年次区画毎に年次表示を施せば、本考案 のクレジット計算尺は完成する。
【0011】 なお、台尺1の一半を構成する余尺部4の外側縁に、例えば30糎の尺度を表 示記入してスケールとして役立てることができる。また他の余白に適宜の標章を 印捺表示しても良い。
【0012】 本考案のクレジット計算尺を使ってクレジット(ローン)契約を設定するには 、例えば分割回数を30回(30ヶ月払い)として、スタート月を初年次10月 と仮定し、最終月を求めるには、図2に示すように滑尺2を向かって右方向へス ライドさせて固定尺3の初年の10の位置に合わせた時、滑尺2の数字30に相 対する固定尺3の数字目盛は、4年目の3月が求める終了年月を示すことになる 。
【0013】 ボーナス月例えば6月及び12月を明瞭に表示しておくためには、固定尺3の 月目盛の数字6及び12をマスで囲っておけば、ボーナス月の加算額を分割回数 から差し引いて計算する場合等、一目で判別し計算できるので、大変便利である 。
【0014】 前記滑尺2が台尺1の長手方向中間域に貫設された嵌合溝5にスライド自在に 嵌合されるものであるが、この嵌合溝5は蟻溝形に限定されるものではない。嵌 合溝5と滑尺2との相関形状は、要はスムーズに嵌合できれば良いので、例えば 図4のような組合せでも良い。 即ち滑尺2の長手方向側面の中央に突起部6を貫設し、該突起部6に嵌合する ための凹形條溝を嵌合溝の両側面に貫設して形成しても良い。
【0015】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1、図2は何れも本考案のク レジット計算尺の平面図で、図2は滑尺をスライドさせた状態を示す。図3及び 図4は、嵌合手段を異にした拡大断面図である。図5は素材を異にした他の実施 例を示す拡大断面図である。また図6は滑尺をスライドさせた状態の一部切欠拡 大平面図である。
【0016】 図1乃至図4に於いて、本考案の計算尺は長手方向が20糎乃至32糎、短手 方向2.5糎乃至3糎の短冊形で、厚さ5粍乃至8粍のプラスチック製のものが 好適であるが、素材に竹材及び金属薄板を組合せて製作しても良い。 滑尺2の短手方向幅は8粍乃至10粍として嵌合溝が蟻溝形にすると、天頂幅 が8粍乃至10粍、底面幅は10粍乃至12粍に形成する。そして台尺1のほぼ 中間域長手方向に嵌合溝5を前記滑尺2の外形に合わせて貫設する。 なお、余尺部4、固定尺部3の短手方向幅は適宜の寸法に設定すれば良いが、 本実施例では滑尺2と固定尺部3とは、ほぼ同一寸法に形成されており、余尺部 4はその外側縁にスケールを形成するとともに、宣伝用の標章を適宜表示する場 所を用意して幾分幅広に設定されている。
【0017】 滑尺2の一側縁に付与する分割回数目盛と、相対する固定尺部3の年次毎月目 盛を付与するには、図1のように滑尺2が元位置に収まった状態に於いて、図面 に向かって左側より滑尺の分割回数目盛と、固定尺の年次毎月目盛とを同時に刻 印表示する。実寸で3粍乃至5粍間隔で施すが、例えば3粍間隔で60分割(5 年分)すると180粍の長さを要するから、長手方向20糎の台尺とすれば両端 に10粍宛の余白を残すことができる。また4.5粍間隔で60分割すれば27 糎の長さとなるから、台尺30糎のものを当てれば良い。
【0018】 前記のように目盛った後、アラビア数字で一連番号で順次表示するか、或いは 間欠番号で表示するか何れを選択しても良い。 本実施例では分割回数を表示した滑尺2は1、3、6、10、‥‥60の間欠 番号が付与されており、年次毎月目盛の固定尺3には、1、2、3、‥‥12、 1、2、3、‥‥12の一連番号が年次毎に繰返し表示され、両者とも5年分が 目盛られている。(図6参照)
【0019】 次に固定尺3の外側縁に、年次毎月目盛表示の適宜の相当箇所に、年次数を例 えば(初年)、(2年目)、‥‥(5年目)のように表示する。 余尺部4の外側縁に20糎乃至30糎の尺寸刻印を施しておけば、スケールと して利用できる。また余白には例えば「ローン早見表」、「くれらく君」等の標 章を表示して宣伝用に役立てられる。
【0020】 本案クレジット計算尺の台尺1の構成は、前記のとおり余尺部4と固定尺部3 とが、それ等の中間域に形成された嵌合溝5を介して一体成型される場合は、合 成樹脂素材を用いるのが最も経済的である。そして嵌合溝5と滑尺2との相関形 状は、前記のとおり蟻溝方式にするか、或いは突起部6と凹形條溝7との枢着方 式にするかは適宜選択すれば良い。
【0021】 素材を竹材と金属薄板との併用とする場合は、図5に示すとおり余尺部4、滑 尺2及び固定尺部3を別箇の竹製短冊片として調整し、台尺1を形成するための 金属薄板を底板として、その上に余尺部4と固定尺部3とを微小ネジ又は及び適 宜の接着剤を用いて固着し、滑尺2を挿入して仕上げる。勿論滑尺2の嵌合溝5 は、前記蟻溝方式、枢着方式の何れを採用しても良い。
【0022】
【考案の効果】
従来月賦払いのクレジット(ローン)を契約する場合、終了予定月を求めるの に暗算又は指折り算で行っていたため、計算に無駄な時間を費やすことが多く、 計算間違いを犯すことも屡々で、ボーナス月の包括計算はなおさらであった。 本考案のクレジット計算尺を用いれば、瞬時に正確な解答が得られる画期的な 利便さと、製作費も安価に提供できるので、その経済効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレジット計算尺の平面図である。
【図2】滑尺をスライドさせた状態の平面図である。
【図3】蟻溝方式の嵌合溝を示す拡大断面図である。
【図4】枢着方式の嵌合溝を示す拡大断面図である。
【図5】他の実施例を示す拡大断面図である。
【図6】滑尺をスライドさせた状態の一部切欠拡大平面
図である。
【符号の説明】
1 台尺 2 滑尺 3 固定尺部 4 余尺部 5 嵌合溝 6 突起部 7 凹形條溝 8 底板 9 小ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 余尺部4と固定尺部3と、及びこれら両
    者の長手方向中間域に、該方向に貫設された嵌合溝5に
    スライド自在に嵌合された滑尺2とより構成された台尺
    1に於いて、前記滑尺2の固定尺部3に接する側縁部に
    は、分割回数目盛が一定間隔で表示せられ、更に前記固
    定尺部3の滑尺2と接する側縁部には、年次毎の月目盛
    が一定間隔で表示せられるとともに、他側縁には初年次
    より年次区画毎に年次を順次表示されてなるクレジット
    計算尺。
JP1996001900U 1996-02-22 1996-02-22 クレジット計算尺 Expired - Lifetime JP3028272U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540482B2 (ja) * 1973-10-26 1980-10-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540482B2 (ja) * 1973-10-26 1980-10-18

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