JP3028142B2 - 鮮度計 - Google Patents
鮮度計Info
- Publication number
- JP3028142B2 JP3028142B2 JP3076896A JP7689691A JP3028142B2 JP 3028142 B2 JP3028142 B2 JP 3028142B2 JP 3076896 A JP3076896 A JP 3076896A JP 7689691 A JP7689691 A JP 7689691A JP 3028142 B2 JP3028142 B2 JP 3028142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- timer circuit
- display
- unit
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】畜肉・魚介類・ビール・酒類・果
実等の食品、保存方法や保存期間によって品質が向上又
は低下するその他の物品に、直接或いは間接に取付ける
ことによって、その物品の良好な賞味時期や品質保持期
限・食品の鮮度、保存・保管状態等を表示する鮮度計に
関する。
実等の食品、保存方法や保存期間によって品質が向上又
は低下するその他の物品に、直接或いは間接に取付ける
ことによって、その物品の良好な賞味時期や品質保持期
限・食品の鮮度、保存・保管状態等を表示する鮮度計に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近のビール・酒類には、生きた酵母等
を混入し保存中に発酵を進める商品が増えている。この
ような食品では良好な賞味時期が限られている。又保存
温度によってその時期が左右されるため、良好な時期に
賞味・販売することを失することが多い。果実類も同様
で、適度な熟成期間を置くことでその果実本来の味を賞
味できるのであるが、一般消費者には外観からその熟成
度を判断することは難しかった。
を混入し保存中に発酵を進める商品が増えている。この
ような食品では良好な賞味時期が限られている。又保存
温度によってその時期が左右されるため、良好な時期に
賞味・販売することを失することが多い。果実類も同様
で、適度な熟成期間を置くことでその果実本来の味を賞
味できるのであるが、一般消費者には外観からその熟成
度を判断することは難しかった。
【0003】畜肉・魚介類等のタンパク質素の食品は、
低温で保存してあれば細菌類の増殖を抑えられ、又鮮度
も保存できるが、室温に放置する等すれば、内蔵等を除
去していない魚介類等は特に細菌の繁殖が進行し、変質
・腐敗を起こし、食品を劣化し鮮度を落とす。
低温で保存してあれば細菌類の増殖を抑えられ、又鮮度
も保存できるが、室温に放置する等すれば、内蔵等を除
去していない魚介類等は特に細菌の繁殖が進行し、変質
・腐敗を起こし、食品を劣化し鮮度を落とす。
【0004】ところが、現在市販されている食品等につ
いての流通経路は一般消費者には全く判らないため、外
観上明らかなもの以外は品質が悪化していても気付かず
中毒や食あたりになる場合が多々あった。逆に、賞味期
限を記入してある食品等の場合は、売場或いは購入後の
保存状況が個々の商品で異なるため、業者としては過小
期限を記入するしかなく、保存方法次第では期限を過ぎ
ても全く問題ないにも拘らずゴミとして棄てられ、近年
大きな社会問題となっていた。又、弁当等は野外に持ち
歩くことが多く、細菌等の最も繁殖しやすい温度環境に
置かれることが多いが、異臭を放つ等外観上明らかでな
い限り食され、特に夏期等食中毒の発生につながってい
た。
いての流通経路は一般消費者には全く判らないため、外
観上明らかなもの以外は品質が悪化していても気付かず
中毒や食あたりになる場合が多々あった。逆に、賞味期
限を記入してある食品等の場合は、売場或いは購入後の
保存状況が個々の商品で異なるため、業者としては過小
期限を記入するしかなく、保存方法次第では期限を過ぎ
ても全く問題ないにも拘らずゴミとして棄てられ、近年
大きな社会問題となっていた。又、弁当等は野外に持ち
歩くことが多く、細菌等の最も繁殖しやすい温度環境に
置かれることが多いが、異臭を放つ等外観上明らかでな
い限り食され、特に夏期等食中毒の発生につながってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、保存
方法や保存期間によって品質の向上又は低下する食品そ
の他の物品について、実際の保存温度を随時感知するこ
とによって、個々の物品に対する賞味時期や品質保持期
限・食品の鮮度、保存・保管の状態等をより具体的に表
示する鮮度計を提供することにある。
方法や保存期間によって品質の向上又は低下する食品そ
の他の物品について、実際の保存温度を随時感知するこ
とによって、個々の物品に対する賞味時期や品質保持期
限・食品の鮮度、保存・保管の状態等をより具体的に表
示する鮮度計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、 1) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、対象物の保存に適す
る温度範囲を設定する温度設定部と、温度センサーによ
る感知温度がその設定された温度範囲内にあるか否かを
判断する判断部と、同感知温度が設定温度範囲内にある
場合には前記タイマー回路の歩進を休止させる制御部
と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表示を行う表示
部とより成る鮮度計 2) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、同タイマー回路の歩
進速度を対象物の保存に適する温度ほど遅くなるように
温度センサーの感知温度の変化に対応して段階的或いは
連続的に変化させる歩進速度決定部と、決定された歩進
速度に応じて前記タイマー回路の歩進速度を調整する歩
進速度調整部と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表
示を行う表示部とより成る鮮度計 3) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、対象物の保存上好ま
しくない又は危険な温度範囲を設定する温度設定部と、
温度センサーによる感知温度がその設定された温度範囲
内にあるか否かを判断する判断部と、同感知温度が設定
温度範囲内にある場合に前記タイマー回路を歩進させる
制御部と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表示を行
う表示部とより成る鮮度計 4) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、同タイマー回路の歩
進速度を対象物の保存上好ましくない又は危険な温度ほ
ど速くなるように温度センサーの感知温度の変化に対応
して段階的或いは連続的に変化させる歩進速度決定部
と、決定された歩進速度に応じて前記タイマー回路の歩
進速度を調整する歩進速度調整部と、前記タイマー回路
の歩進量に応じた表示を行う表示部とより成る鮮度計 5) タイマー回路の歩進が実時間で、又その表示がそ
の加算値である請求項1乃至4のいずれかに記載の鮮度
計 6) タイマー回路の歩進が実時間で、その表示が所定
の初期設定値から実時間で減算した値である請求項1乃
至4のいずれかに記載の鮮度計 7) 表示部がタイマー回路の歩進量に応じて異種類の
文字又は絵図を選択表示する請求項1乃至4のいずれか
に記載の鮮度計 8) 表示部がタイマー回路の歩進量に応じて非時間の
カウント値や度合を表示する請求項1乃至4のいずれか
に記載の鮮度計にある。
発明の要旨は、 1) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、対象物の保存に適す
る温度範囲を設定する温度設定部と、温度センサーによ
る感知温度がその設定された温度範囲内にあるか否かを
判断する判断部と、同感知温度が設定温度範囲内にある
場合には前記タイマー回路の歩進を休止させる制御部
と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表示を行う表示
部とより成る鮮度計 2) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、同タイマー回路の歩
進速度を対象物の保存に適する温度ほど遅くなるように
温度センサーの感知温度の変化に対応して段階的或いは
連続的に変化させる歩進速度決定部と、決定された歩進
速度に応じて前記タイマー回路の歩進速度を調整する歩
進速度調整部と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表
示を行う表示部とより成る鮮度計 3) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、対象物の保存上好ま
しくない又は危険な温度範囲を設定する温度設定部と、
温度センサーによる感知温度がその設定された温度範囲
内にあるか否かを判断する判断部と、同感知温度が設定
温度範囲内にある場合に前記タイマー回路を歩進させる
制御部と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表示を行
う表示部とより成る鮮度計 4) タイマー回路と、対象物の温度又はその周辺環境
の温度を測定する温度センサーと、同タイマー回路の歩
進速度を対象物の保存上好ましくない又は危険な温度ほ
ど速くなるように温度センサーの感知温度の変化に対応
して段階的或いは連続的に変化させる歩進速度決定部
と、決定された歩進速度に応じて前記タイマー回路の歩
進速度を調整する歩進速度調整部と、前記タイマー回路
の歩進量に応じた表示を行う表示部とより成る鮮度計 5) タイマー回路の歩進が実時間で、又その表示がそ
の加算値である請求項1乃至4のいずれかに記載の鮮度
計 6) タイマー回路の歩進が実時間で、その表示が所定
の初期設定値から実時間で減算した値である請求項1乃
至4のいずれかに記載の鮮度計 7) 表示部がタイマー回路の歩進量に応じて異種類の
文字又は絵図を選択表示する請求項1乃至4のいずれか
に記載の鮮度計 8) 表示部がタイマー回路の歩進量に応じて非時間の
カウント値や度合を表示する請求項1乃至4のいずれか
に記載の鮮度計にある。
【0007】
【作用】本発明に係る鮮度計は対象物に直接、或いは包
装容器等を通じて間接に取付けられ、温度センサーで実
際の保存温度を常に感知し、その感知した温度が、予め
設定しておいた保存上適当な温度範囲内にあるときには
タイマー回路の歩進を休止させ、食品等にとって保存上
不適な温度環境にある間だけタイマー回路は歩進を続行
し、計測された総時間又はそれに応じた表示を行う。
又、熟成速度や変質速度を複数の温度領域毎に、或いは
温度に対して連続的に求めておき、そのデータを利用し
て感知した温度に応じてタイマー回路の歩進速度を調整
する構成にすれば、その動作量からより明確な賞味時期
や品質保持期限の指定が可能となる。
装容器等を通じて間接に取付けられ、温度センサーで実
際の保存温度を常に感知し、その感知した温度が、予め
設定しておいた保存上適当な温度範囲内にあるときには
タイマー回路の歩進を休止させ、食品等にとって保存上
不適な温度環境にある間だけタイマー回路は歩進を続行
し、計測された総時間又はそれに応じた表示を行う。
又、熟成速度や変質速度を複数の温度領域毎に、或いは
温度に対して連続的に求めておき、そのデータを利用し
て感知した温度に応じてタイマー回路の歩進速度を調整
する構成にすれば、その動作量からより明確な賞味時期
や品質保持期限の指定が可能となる。
【0008】
【実施例】第1実施例(図1,図2参照) 本実施例の鮮度計1は乾電池を内蔵し、液晶表示器10
を表面に備えており、裏面には温度センサー2を配して
いるにも拘らず大変薄型で、図2に示す如くビール・酒
等のビン34に透明フィルム35で被覆して貼付ける等
して使用すればよい。鮮度計1の起動後は、温度センサ
ー2によって常にビン34の温度を感知し、予め温度設
定部6に記憶された保存に適した温度範囲36にあるか
否かを常に判断部3によって判断している。温度センサ
ー2の感知した温度8が設定温度範囲36にある場合
は、制御部7が作動してタイマー回路4の歩進を休止さ
せるが、感知温度8が設定温度範囲36にない場合には
タイマー回路4は歩進を続行する。つまり保存に適さな
い環境に置かれている間だけタイマー回路4が動作する
ことになり、その動作した時間を実時間で加算した量
(即ちタイマーの作動時間)を液晶表示器10等の表示
部5で表示し、その表示と別途の賞味時期等について記
載・指示した表示文9とからその対象物の熟成具合や鮮
度・保管・保存の具合が分かる。よって、良好な香味・
味のある時期を逃がさずその商品を賞味できる。
を表面に備えており、裏面には温度センサー2を配して
いるにも拘らず大変薄型で、図2に示す如くビール・酒
等のビン34に透明フィルム35で被覆して貼付ける等
して使用すればよい。鮮度計1の起動後は、温度センサ
ー2によって常にビン34の温度を感知し、予め温度設
定部6に記憶された保存に適した温度範囲36にあるか
否かを常に判断部3によって判断している。温度センサ
ー2の感知した温度8が設定温度範囲36にある場合
は、制御部7が作動してタイマー回路4の歩進を休止さ
せるが、感知温度8が設定温度範囲36にない場合には
タイマー回路4は歩進を続行する。つまり保存に適さな
い環境に置かれている間だけタイマー回路4が動作する
ことになり、その動作した時間を実時間で加算した量
(即ちタイマーの作動時間)を液晶表示器10等の表示
部5で表示し、その表示と別途の賞味時期等について記
載・指示した表示文9とからその対象物の熟成具合や鮮
度・保管・保存の具合が分かる。よって、良好な香味・
味のある時期を逃がさずその商品を賞味できる。
【0009】本実施例の如く構成された鮮度計を用い
て、起動させておけば流通経路上の保存状況を個々の商
品について自動的に追跡することができるので、消費者
は購入場所・時期に拘わりなくその最高の賞味時期や賞
味期限をより具体的にしかも一目で把握でき大変都合が
良い。尚、タイマー回路の起算時点は対象物・目的によ
って異にするが、工場出荷時・展示開始時・家庭保管開
始時等がある。
て、起動させておけば流通経路上の保存状況を個々の商
品について自動的に追跡することができるので、消費者
は購入場所・時期に拘わりなくその最高の賞味時期や賞
味期限をより具体的にしかも一目で把握でき大変都合が
良い。尚、タイマー回路の起算時点は対象物・目的によ
って異にするが、工場出荷時・展示開始時・家庭保管開
始時等がある。
【0010】第2実施例(図3〜図5参照) 本実施例の鮮度計11は小型乾電池を内蔵し、表示部1
5を表面に備え、裏面には温度センサー12が突出して
おり、魚介類19等の容器18を通して容器18内の温
度を常に感知するよう構成されている。温度センサー1
2の感知した温度20が予め設定された保存上好ましく
ない温度範囲16内にあるか否かを常に判断し、制御部
17の動作によって設定温度範囲16内にある間はタイ
マー回路14の歩進を続行させ、感知温度20が設定し
た温度範囲16を出ればタイマー回路14の歩進を休止
させる。尚本実施例では、タイマー回路14の動作時間
を賞味期限等の値で予め設定しておいた初期設定値33
から減算器32でもって減算し、液晶表示器等の表示部
15に賞味可能期間の残り時間を減算表示させる例を示
す。従って、表示部15に表示されている時間を見るだ
けで、その商品の流通経路上の管理温度が推測でき、そ
の商品の賞味期限や危険度が一目で判り、外観上新鮮で
も品質の悪化している商品による被害を未然に防止でき
る。
5を表面に備え、裏面には温度センサー12が突出して
おり、魚介類19等の容器18を通して容器18内の温
度を常に感知するよう構成されている。温度センサー1
2の感知した温度20が予め設定された保存上好ましく
ない温度範囲16内にあるか否かを常に判断し、制御部
17の動作によって設定温度範囲16内にある間はタイ
マー回路14の歩進を続行させ、感知温度20が設定し
た温度範囲16を出ればタイマー回路14の歩進を休止
させる。尚本実施例では、タイマー回路14の動作時間
を賞味期限等の値で予め設定しておいた初期設定値33
から減算器32でもって減算し、液晶表示器等の表示部
15に賞味可能期間の残り時間を減算表示させる例を示
す。従って、表示部15に表示されている時間を見るだ
けで、その商品の流通経路上の管理温度が推測でき、そ
の商品の賞味期限や危険度が一目で判り、外観上新鮮で
も品質の悪化している商品による被害を未然に防止でき
る。
【0011】第3実施例(図6,図7参照) 本実施例の鮮度計21は乾電池を内蔵し、表面には図7
に示したように温度センサー22と発光素子28,2
9,30を用いた表示がなされ、果実類等に取付けて使
用すればよい。動作については図6に基づいて説明す
る。鮮度計21の起動後は常に温度センサー22が保存
温度を感知しており、その感知した温度31に応じてタ
イマー回路26の歩進速度が決定される。歩進速度決定
部23においては、複数の保存温度領域毎に対象物の熟
成速度を記憶したメモリ24の内容と温度センサー22
による感知温度31とを随時比較することによって、実
際に感知した温度31における熟成速度を得、低温度程
遅く、タイマー回路26の歩進が進むよう歩進速度を決
定し、歩進速度調整部25によってタイマー回路26の
歩進速度が調整される。図7はタイマー回路26の歩進
総量に応じて、順次異なった発光素子28,29,30
が発光するよう構成した表示を行ない、消費者が一目で
その最高の賞味時期を確認できるよう表示した例を示
す。外観から熟成度を判断しにくい果実類やアルコール
類等に利用すれば大変利用価値が高い。
に示したように温度センサー22と発光素子28,2
9,30を用いた表示がなされ、果実類等に取付けて使
用すればよい。動作については図6に基づいて説明す
る。鮮度計21の起動後は常に温度センサー22が保存
温度を感知しており、その感知した温度31に応じてタ
イマー回路26の歩進速度が決定される。歩進速度決定
部23においては、複数の保存温度領域毎に対象物の熟
成速度を記憶したメモリ24の内容と温度センサー22
による感知温度31とを随時比較することによって、実
際に感知した温度31における熟成速度を得、低温度程
遅く、タイマー回路26の歩進が進むよう歩進速度を決
定し、歩進速度調整部25によってタイマー回路26の
歩進速度が調整される。図7はタイマー回路26の歩進
総量に応じて、順次異なった発光素子28,29,30
が発光するよう構成した表示を行ない、消費者が一目で
その最高の賞味時期を確認できるよう表示した例を示
す。外観から熟成度を判断しにくい果実類やアルコール
類等に利用すれば大変利用価値が高い。
【0012】歩進速度決定部においては、あらゆる温度
に対応して歩進速度が連続的に変化するよう構成してお
けば、保存状態によって品質の著しく変化するような化
学品・薬剤等の管理にも適する。又、第3実施例に限ら
ずタイマー回路の歩進速度が保存上危険な温度に近い程
速くなるような構成にして、肉類や弁当等に取付けるの
もよい。
に対応して歩進速度が連続的に変化するよう構成してお
けば、保存状態によって品質の著しく変化するような化
学品・薬剤等の管理にも適する。又、第3実施例に限ら
ずタイマー回路の歩進速度が保存上危険な温度に近い程
速くなるような構成にして、肉類や弁当等に取付けるの
もよい。
【0013】第4実施例(図8参照) 図8に示す如く、温度センサーによる感知温度に応じて
タイマー回路の歩進速度が決定されるだけでなく、予め
設定された温度範囲内にある場合には判断部の判断によ
りタイマー回路を休止させる制御部をもつよう構成して
もよい。又、歩進速度調整部Aと休止制御部Bを併設し
なくともどちらか一方だけの構成にしてもよいし、切換
式にしてどちらかを選択できるような構成にしてもよ
い。
タイマー回路の歩進速度が決定されるだけでなく、予め
設定された温度範囲内にある場合には判断部の判断によ
りタイマー回路を休止させる制御部をもつよう構成して
もよい。又、歩進速度調整部Aと休止制御部Bを併設し
なくともどちらか一方だけの構成にしてもよいし、切換
式にしてどちらかを選択できるような構成にしてもよ
い。
【0014】第5実施例(図9,図10参照) 図9は平面図、図10は正面断面図である。本実施例で
は、裏面に粘着層38をもつシート39上に本発明の鮮
度計本体40と電池41及び温度センサー42を封入し
たものを連続配置した例で、各鮮度計には起動停止用の
信号線44を配してあり、使用する際に分断することで
電圧43が印加されなくなり、鮮度計37が起動するよ
う構成している。45は粘着層保護のハクリ紙である。
上記の如く構成することで鮮度計の大量生産が可能とな
り、起動方法も簡単であるからビール等の工場出荷時、
或いは果実類の収穫時等に起動させて使用するのが好ま
しい。又鮮度計本体40は本発明に限ることなく、単な
る通常のタイマー回路とすることもできる。この場合で
も有効に利用できる。
は、裏面に粘着層38をもつシート39上に本発明の鮮
度計本体40と電池41及び温度センサー42を封入し
たものを連続配置した例で、各鮮度計には起動停止用の
信号線44を配してあり、使用する際に分断することで
電圧43が印加されなくなり、鮮度計37が起動するよ
う構成している。45は粘着層保護のハクリ紙である。
上記の如く構成することで鮮度計の大量生産が可能とな
り、起動方法も簡単であるからビール等の工場出荷時、
或いは果実類の収穫時等に起動させて使用するのが好ま
しい。又鮮度計本体40は本発明に限ることなく、単な
る通常のタイマー回路とすることもできる。この場合で
も有効に利用できる。
【0015】タイマー回路の歩進速度調整については、
図11に示した例のように、アルコール類や果実類の熟
成を考慮した場合は低温程歩進を遅く或いは休止させ、
高温程歩進が速くなるよう設定する等すればよいし、又
肉類や弁当等の腐敗を考慮する場合等は、図12のよう
に細菌等の繁殖しやすい危険温度程歩進を速くするよう
設定すればよい。適温で保存すれば長期保存可能な食品
の場合、図13に示した例のように、適温領域では歩進
を休止させる構成にすればよく、Aの如く段階的でもB
の如く連続的でもよい。又図14に示した例のように、
保存上危険な温度程歩進速度が速くなるよう構成しても
よいし、この場合も連続的である必要はない。もちろ
ん、いずれの例にしても実時間でなくともよく、対象物
に応じて設定するのがよい。
図11に示した例のように、アルコール類や果実類の熟
成を考慮した場合は低温程歩進を遅く或いは休止させ、
高温程歩進が速くなるよう設定する等すればよいし、又
肉類や弁当等の腐敗を考慮する場合等は、図12のよう
に細菌等の繁殖しやすい危険温度程歩進を速くするよう
設定すればよい。適温で保存すれば長期保存可能な食品
の場合、図13に示した例のように、適温領域では歩進
を休止させる構成にすればよく、Aの如く段階的でもB
の如く連続的でもよい。又図14に示した例のように、
保存上危険な温度程歩進速度が速くなるよう構成しても
よいし、この場合も連続的である必要はない。もちろ
ん、いずれの例にしても実時間でなくともよく、対象物
に応じて設定するのがよい。
【0016】表示方法は加算表示でも、減算器や減算型
タイマー回路を用いた減算表示でもよいし、一定時間経
過後に点滅するような発光体を用いて光学的に、或いは
ブザー等を用いて音響的に表示してもよい。実時間に合
わせて表示しなくとも賞味期限を100とした百分率表
示や非時間のカウント値等を表示するのもよい。又、温
度センサーの種類や配置場所等は問わないし、電源につ
いても乾電池でなくとも一般電源を使えるような構成に
しておけば、大量に保管する倉庫等において大変便利で
ある。さらに、本発明とは別に温度センサーや判断部・
制御部等と関係なく歩進を進める構成にしてもよい。
タイマー回路を用いた減算表示でもよいし、一定時間経
過後に点滅するような発光体を用いて光学的に、或いは
ブザー等を用いて音響的に表示してもよい。実時間に合
わせて表示しなくとも賞味期限を100とした百分率表
示や非時間のカウント値等を表示するのもよい。又、温
度センサーの種類や配置場所等は問わないし、電源につ
いても乾電池でなくとも一般電源を使えるような構成に
しておけば、大量に保管する倉庫等において大変便利で
ある。さらに、本発明とは別に温度センサーや判断部・
制御部等と関係なく歩進を進める構成にしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように構成されているの
で、本発明に係る鮮度計をアルコール類や肉・果実類の
熟成管理、保管・保存管理に利用すれば、最も旨味の出
る時期を逃がさず賞味でき、消費者にとっては大変役に
立つものである。又、対象物にとって好ましくない又は
危険な温度に置かれていた時間が一目で把握できるた
め、外見上問題のない物でもその品質を見分ける目安と
なり大変便利である。又、過小な賞味期限表示に惑わさ
れることなく、個々の物品の保存状況に応じたより具体
的な賞味期限を示すことができ、食品等を無駄にするこ
とも減り経済的でもある。
で、本発明に係る鮮度計をアルコール類や肉・果実類の
熟成管理、保管・保存管理に利用すれば、最も旨味の出
る時期を逃がさず賞味でき、消費者にとっては大変役に
立つものである。又、対象物にとって好ましくない又は
危険な温度に置かれていた時間が一目で把握できるた
め、外見上問題のない物でもその品質を見分ける目安と
なり大変便利である。又、過小な賞味期限表示に惑わさ
れることなく、個々の物品の保存状況に応じたより具体
的な賞味期限を示すことができ、食品等を無駄にするこ
とも減り経済的でもある。
【図1(a)】第1実施例のブロック図である。
【図1(b)】第1実施例の動作流れ図である。
【図2】第1実施例を示す正面図である。
【図3】第2実施例のブロック図である。
【図4】第2実施例の動作流れ図である。
【図5】第2実施例を示す一部切欠正面図である。
【図6】第3実施例のブロック図である。
【図7】第3実施例を示す正面図である。
【図8】第4実施例を示すブロック図である。
【図9】第5実施例を示す平面図である。
【図10】第5実施例を示す正面断面図である。
【図11】タイマー回路の歩進速度調整例を示すグラフ
である。
である。
【図12】タイマー回路の歩進速度調整例を示すグラフ
である。
である。
【図13】タイマー回路の歩進速度調整例を示すグラフ
である。
である。
【図14】タイマー回路の歩進速度調整例を示すグラフ
である。
である。
1 鮮度計 2 温度センサー 3 判断部 4 タイマー回路 5 表示部 6 温度設定部 7 制御部 8 温度 9 賞味時期等の表示文 10 液晶表示器 11 鮮度計 12 温度センサー 14 タイマー回路 15 表示部 16 設定温度範囲 17 制御部 18 容器 19 魚介類 20 温度 21 鮮度計 22 温度センサー 23 歩進速度決定部 24 メモリ 25 歩進速度調整部 26 タイマー回路 28 発光素子 29 発光素子 30 発光素子 31 温度 32 減算器 33 初期設定値 34 ビン 35 透明フィルム 36 設定温度範囲 37 鮮度計 38 粘着層 39 シート 40 本体 41 電池 42 温度センサー 43 電圧 44 信号線 45 ハクリ紙
Claims (8)
- 【請求項1】 タイマー回路と、対象物の温度又はその
周辺環境の温度を測定する温度センサーと、対象物の保
存に適する温度範囲を設定する温度設定部と、温度セン
サーによる感知温度がその設定された温度範囲内にある
か否かを判断する判断部と、同感知温度が設定温度範囲
内にある場合には前記タイマー回路の歩進を休止させる
制御部と、前記タイマー回路の歩進量に応じた表示を行
う表示部とより成る鮮度計。 - 【請求項2】 タイマー回路と、対象物の温度又はその
周辺環境の温度を測定する温度センサーと、同タイマー
回路の歩進速度を対象物の保存に適する温度ほど遅くな
るように温度センサーの感知温度の変化に対応して段階
的或いは連続的に変化させる歩進速度決定部と、決定さ
れた歩進速度に応じて前記タイマー回路の歩進速度を調
整する歩進速度調整部と、前記タイマー回路の歩進量に
応じた表示を行う表示部とより成る鮮度計。 - 【請求項3】 タイマー回路と、対象物の温度又はその
周辺環境の温度を測定する温度センサーと、対象物の保
存上好ましくない又は危険な温度範囲を設定する温度設
定部と、温度センサーによる感知温度がその設定された
温度範囲内にあるか否かを判断する判断部と、同感知温
度が設定温度範囲内にある場合に前記タイマー回路を歩
進させる制御部と、前記タイマー回路の歩進量に応じた
表示を行う表示部とより成る鮮度計。 - 【請求項4】 タイマー回路と、対象物の温度又はその
周辺環境の温度を測定する温度センサーと、同タイマー
回路の歩進速度を対象物の保存上好ましくない又は危険
な温度ほど速くなるように温度センサーの感知温度の変
化に対応して段階的或いは連続的に変化させる歩進速度
決定部と、決定された歩進速度に応じて前記タイマー回
路の歩進速度を調整する歩進速度調整部と、前記タイマ
ー回路の歩進量に応じた表示を行う表示部とより成る鮮
度計。 - 【請求項5】 タイマー回路の歩進が実時間で、又その
表示がその加算値である請求項1乃至4のいずれかに記
載の鮮度計。 - 【請求項6】 タイマー回路の歩進が実時間で、その表
示が所定の初期設定値から実時間で減算した値である請
求項1乃至4のいずれかに記載の鮮度計。 - 【請求項7】 表示部がタイマー回路の歩進量に応じて
異種類の文字又は絵図を選択表示する請求項1乃至4の
いずれかに記載の鮮度計。 - 【請求項8】 表示部がタイマー回路の歩進量に応じて
非時間のカウント値や度合を表示する請求項1乃至4の
いずれかに記載の鮮度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3076896A JP3028142B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 鮮度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3076896A JP3028142B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 鮮度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04287672A JPH04287672A (ja) | 1992-10-13 |
JP3028142B2 true JP3028142B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=13618415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3076896A Expired - Fee Related JP3028142B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 鮮度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028142B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4841602B2 (ja) * | 2000-07-06 | 2011-12-21 | 三洋電機株式会社 | 温度管理システム |
JP4822594B2 (ja) * | 2000-07-06 | 2011-11-24 | 三洋電機株式会社 | 温度管理システム |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP3076896A patent/JP3028142B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04287672A (ja) | 1992-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Pavelková | Time temperature indicators as devices intelligent packaging | |
US20060247967A1 (en) | Method of marketing maturing consumable products and products useful therein | |
US2814381A (en) | Container for dressed poultry and the like | |
AU2004215093B2 (en) | Quality control method for article and oxygen detecting agent for use therein | |
US6048558A (en) | Method of packaging refrigerated meal in a package containing an anti-fog agent | |
US20070258048A1 (en) | Monitoring Expiration Dates of Perishable Products | |
US9915638B2 (en) | Bio-reactive food expiry label | |
Ellis | The methodology of shelf life determination | |
JP3028142B2 (ja) | 鮮度計 | |
US2533051A (en) | Meat package and method of making the same | |
Adejumo et al. | The appraisal of local food packaging materials in Nigeria | |
US20020176914A1 (en) | Sandwich moisture transmission pocket and method of using same | |
George et al. | Managing the Cold Chain for Quality and Safety F-FE 378A/00 [May 2000] | |
KR101813093B1 (ko) | 제품 신선도 측정 라벨지 | |
Gil | Innovative and sustainable solutions to reduce postharvest losses | |
KR200379287Y1 (ko) | 바코드 인식장치를 구비한 냉장고 | |
JP2007290766A (ja) | 物品包装方法及びコード表示包装物品 | |
JP3074769U (ja) | 食肉製品の包装体 | |
Kuswandi | INTELLIGENT PACKAGING APPLICATIONS FOR FRUITS AND VEGETABLES | |
AU720348B3 (en) | A product temperature and product identification device | |
Mohan | Modern practices in seafood packaging | |
Arora et al. | Smart Packaging Market Potentiality for the Processed Food Sector | |
Kelton | Let's get smart about packaging | |
Basoeki | Evaluation of bagged lettuce quality stored in different packaging and fridge conditions | |
JPH09294534A (ja) | 鮮度保持のために真空パックづめした生ワサビ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |