JP3027971U

JP3027971U - 双眼ルーペ用の可動式スタンド

Info

Publication number: JP3027971U
Application number: JP1996001987U
Authority: JP
Inventors: 順岡田
Original assignee: 順岡田
Priority date: 1996-02-14
Filing date: 1996-02-14
Publication date: 1996-08-20
Anticipated expiration: 2002-02-14

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、手術時に使用する双眼ルーペ
の保持装置として、双眼ルーペの自重が手術者自身にか
からず、手術野に合わせて双眼ルーペを適当な位置に動
かし保持できる、双眼ルーペ用の可動式スタンドに関す
るものである。【構成】双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部（２）
への結合部（３）を設けることを特徴とし、複数個の支
持棒（４）、複数個の支持具（５）、それを連結する複
数個の位置調節ねじ（６）、および台への固定部（７）
からなる、双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、手術や創傷処置時に使用する双眼ルーペを保持する医療用補助装置として、手術者自身が双眼ルーペを保持固定する必要なく、手術野に合わせ、また双眼ルーペの焦点に合わせて、適当な位置に動かし保持できる双眼ルーペ用の可動式スタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来では手術や創傷処量時に使用する双眼ルーペは、手術者がかけた眼鏡のフレームに装着固定して使用されてきたが、双眼ルーペの自重が眼鏡を介して手術者にかかり、双眼ルーペの位置がずれたり、手術者の疲労が強くなるため長時間の手術や創傷処量時には使用し難い短所があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、手術や創傷処置時に使用する双眼ルーペを保持する補助装量として、手術者自身が双眼ルーペを保持固定する必要なく、双眼ルーペの自重が手術者にかからず、手術野に合わせ、また双眼ルーペの焦点に合わせて、適当な位置に動かし保持でき、長時間の手術や創傷処置時にも使用できる、双眼ルーペ用の可動式スタンドを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその解決手段について図面を追いながら説明する。

【０００５】請求項１については、図１、図３、図４、図５のように、双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部（２）への結合部（３）を設け、複数個の支持棒（４）、複数個の支持具（５）、それを連結する複数個の位置調節ねじ（６）、および台への固定部（７）からなる、双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）であり、双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部（２）へ、双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）の結合部（３）を結合させ、双眼ルーペ（１）を保持し、可動式スタンドの複数個の位置調節ねじ（６）および結合部ねじ（８）によって、双眼ルーペ（１）の位置、視線の角度を調節し、焦点を合わせることができ、手術者自身が双眼ルーペ（１）を保持したり、手術者自身に双眼ルーペ（１）を装着させる必要はなくなる。

【０００６】請求項２については、図２のように、請求項ｌの双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）に光源（１０）を設けたものであり、光源（１０）を双眼ルーペ（１）の焦点に向けて設置すれば、双眼ルーペ（１）の位置移動とともに光源（１０）も移動し、適当な照明位置と明るい視野が得られる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、考案の実施の形態について、さらに詳細に説明する。

【０００８】請求項１については、図１、図３、図４、図５のように、双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部（２）への結合部（３）を設けた、双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）であり、双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部（２）へ、双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）の結合部（３）を結合させ、双眼ルーペ（１）を保持し、可動式スタンドの複数個の位置調節ねじ（６）および結合部ねじ（８）によって、双眼ルーペ（１）の位置、視線の角度を三次元的に調節し、焦点を合わせることができる。また図３に示すように、請求項１の双眼ルーペ用の可勤式スタンド（９）の結合部（３）は、双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部（２）の形状に応じた結合面をもつバネ式クリップ（１１）とすれば、種々の倍率の双眼ルーペ（１）を容易に着脱交換できる。

【０００９】請求項２については、図３のように、請求項１の双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）に光源（１０）を双眼ルーペ（１）の焦点に向けて設けたものであり、双眼ルーペ（１）の位置移動に応じて光源（１０）も移動し、適当な照明位置と明るい視野が得られる。

【００１０】

【実施例】

以下、実施例について、説明する。

【００１１】請求項１の双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）の位置調節は、図４のような平行移動調節ねじ（１３）によっても可能である。

【００１２】請求項１の双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）の台への固定部は、図４のような卓上型の台（１４）とすることもできる。

【００１３】請求項１の双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）の結合部（３）は、図５のようにボールジョイント（１５）とすれば可動範囲がさらに広くなる。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、本考案の双眼ルーペ用の可動式スタンドは、手術や創傷処置時に使用する双眼ルーペを保持する補助装置として、手術者自身が双眼ルーペを保持固定する必要なく、双眼ルーペの自重が手術者にかからず、手術野に合わせ、また双眼ルーペの焦点に合わせて、適当な位量に動かし保持できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案請求項１の斜視図

【図２】本考案請求項２の斜視図

【図３】本考案請求項１の実施の形態での結合部の側面
図

【図４】本考案請求項１の実施例の斜視図

【図５】本考案請求項１の実施例の斜視図

【符号の説明】１・・双眼ルーぺ２・・両側鏡筒支持部３・・結合部４・・支持棒５・・支持具６・・位置調節ねじ７・・台への固定部８・・結合部ねじ９・・双眼ルーぺ用の可動式スタンド１０・・光源１１・・バネ式クリップ１２・・バネ１３・・平行移動調節ねじ１４・・卓上型の台１５・・ボールジョイント

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】双眼ルーペ（１）の両側鏡筒支持部
（２）への結合部（３）を設け、複数個の支持棒
（４）、複数個の支持具（５）、それを連結する複数個
の位置調節ねじ（６）、および台への固定部（７）から
なる、双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）。
【請求項２】光源（１０）を取り付けた、請求項１の
双眼ルーペ用の可動式スタンド（９）。