JP3027583U - 科学教育と競技用の簡易な模型飛行機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一種の真性な飛行機の外観を真似た構造を備
えると共に、優れた飛行機の性能を兼備し、材料及び構
造は簡単で、製造も容易な科学教育と競技用の簡易な真
似た飛行機の模型を提供する。 【解決手段】 胴体、機翼、水平尾翼、垂直尾翼、機首
に重量を配置する及び弾射と緩衝を兼有する装置と、機
翼定位部とからなる。機翼と胴体の連接するところに機
翼と胴体を補助して相対的な角度を保持させると共に、
機翼の上反角を保持させる定位装置を備える。機翼の定
位部を取換えることにより、飛行機の模型が中翼機、肩
翼機或いは高翼機の模型に対応する。機首に重量を配置
すると共に緩衝作用と弾射作用を兼有する特殊装置を備
える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は飛行機の模型に係わり、特に、一種の航空科学を普及する教育とスポ ーツ競技用の新規な科学教育と競技用の簡易な模型飛行機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在の世界における科学教育／スポーツ競技用の簡易な模型飛行機には多くの 種類があるが、一般に初級航空科学普及教育に使われる簡易な模型飛行機が飛ば ないか、或いは飛ぶ性能がひどく劣る場合がある。競技用の簡易な模型飛行機が 真実感のある飛行機の外観を備えず、しかも現在の簡易な模型飛行機には一般に 安全、衝突を防ぐ装置及び模型飛行機の性能を引き上げる作用の定位装置をも備 えず、それ故使用中の安全性と飛行効果がすべて劣っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記した点に鑑みてなされたものであって、安全衝突防止装置を缺乏 し、飛行性能を引き上げた機翼の定位装置を缺欠する欠点を解決するものである 。その目的とするところは、一種の真性な飛行機の外観を真似た構造を備えると 共に、優れた飛行機の性能を兼備し、材料及び構造は簡単で、製造も容易な科学 教育と競技用の簡易な模型飛行機を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

一種の科学教育と競技用の簡易な真似た飛行機の模型は、胴体、機翼、水平尾 翼、垂直尾翼と、機首に重量を配置すると共に緩衝となる装置と機翼の定位装置 とからなる。その中に、機首の左挟板、軟質な緩衝ゴム頭、機首の右挟板は挿接 柱と挿接孔を通じて胴体の前部の胴体挿接孔に配置され、これで胴体の整体が形 成される。機首の左挟板の下部に弾射鈎が設けられる。機翼と胴体の間に機翼の 定位部が設けられ、各種の相違する飛行機の型状の需要を適応するために、機翼 の定位部が中翼形、肩翼形、高翼形を有する。機翼の定位部が機翼と胴体を一体 に連結させ、その上に機翼の上反角が７度乃至１２度を有する。水平尾翼が胴体 の後部の水平尾翼の配置槽を通じて胴体に配置される。垂直尾翼は胴体の後部か ら上へ向かって延長して形成される。

【０００５】

【実施例】

以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。 図１，図２，図３に示すように、本考案の第一実施例の模型飛行機は、主とし て胴体４、機翼５、水平尾翼１０、垂直尾翼８などからなり、胴体４と機翼５の 製造材料は同一か又は同一でないものよりなる。胴体４、機翼５、水平尾翼１０ 、垂直尾翼８は各種の真実な飛行機の対応部材の外形を真似ることをもって飛行 機の模型を構成する。

【０００６】 本考案の第一実施例の模型飛行機の機首は、機首の左挟板１、軟質な緩衝ゴム 頭２、機首の右挟板３を合わせて三つの簡単な部材からなり、機首の左挟板１上 の挿接性、軟質な緩衝ゴム頭２と機首の右挟板３上の挿接孔を通じて胴体４の前 部の挿接孔１２から組み合わせて形成される。機首の左挟板１の下部に弾射鈎が 設けられ、組み合わせ後の機首の重量を配置する及び緩衝作用と弾射作用を兼有 する。

【０００７】 本考案の第一実施例の機翼５と胴体４の間の連接したところに、機翼の定位部 ６０１が設けられ、該機翼の定位部６０１は機翼の定位と、翼根を強めると共に 機翼上の反角作用をも固定して兼有する。その機翼の定位部６０１の断面は中翼 形を呈し、その上部、下部が胴体４の中部にあたる機翼按配槽７０１の中に嵌め 込まれ、その中部が機翼の定位孔１１に嵌め込まれ、機翼の左、右移動を防ぐ。 機翼の定位部６０１の両肩を上へ向かって折曲げて７度乃至１２度の上反角、機 翼５の左、右の底面を支えて、もって機翼５に７度乃至１２度の上反角が形成さ れる。本考案の第一実施例は中翼或いは下単翼を真似た飛行機の模型に適用され る。

【０００８】 図１，図２，図４は、本考案の第二実施例を示す。第二実施例と第一実施例と の相違点は第二実施例の機翼の定位部６０２の断面が肩翼形を呈し、機翼５の中 部には第一実施例と異なり定位孔１１がなく、胴体４の中部に機翼按配槽７０１ もない。機翼の定位部６０２は左、右の二つの部材からなり、挿接孔、挿接柱及 び胴体４の中上部の機翼按配孔７０２を通じて機翼５と胴体４が連結される。本 考案の第二実施例は肩翼飛行機を真似た飛行機の模型に適用される。

【０００９】 図１，図２，図５に本考案の第三実施例を示す。第三実施例と第一実施例、第 二実施例との相違点は、その胴体４が三つ又は三つ以上の胴体板で張り付けられ ている。胴体板の材料は同一な材料でも同一な材料でなくてもよい。左、右両側 の最外側の胴体板上に外部に延在して、機翼張り付け用の板片１５、水平尾翼張 り付け用の板片１４が設けられる。機翼５は機翼按配槽７０３の機翼の定位部６ ０３と機翼張り付け用の板片１５及び胴体４と連結される。水平尾翼１０は水平 尾翼張り付け用の板片１４を通じて胴体４の後部に張り付けられる。機翼の定位 部６０３の断面は高翼形を呈す。本考案の第三実施例は高翼飛行機を真似た飛行 機の模型に適用される。

【００１０】

【考案の効果】

本考案によれば、 １．機首に精巧なきっちりとした簡単な挿接ぎ式装置が設けられ、その装置は 重量を配置する（模型の正確な重心位置を持っている）及び緩衝作用と弾射作用 を兼有し、模型の安全性と耐用性を引き上げる。 ２．機翼と胴体の間に定位片が設けられ、その定位片がたやすく機翼と胴体を 一体に連接させ、並びに翼根を強める。又、機翼として模型飛行機が飛ぶ時に、 横側平衝を維持させる必要上の反角をも強め得る。 ３．本考案は各種の相違する外観及び相違する機翼の形態を有する真似た飛行 機の模型に適用可能である。 ４．本考案の模型飛行機は簡単な技術で製造することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の科学教育と競技用の簡易な真似た飛行
機の模型を示す外観図である。

【図２】本考案の機翼定位部と機首部材を示す分解立体
図である。

【図３】本考案の第一実施例の模型飛行機を示す組み合
わせ図である。

【図４】本考案の第二実施例の模型飛行機を示す組み合
わせ図である。

【図５】本考案の第三実施例の模型飛行機を示す組み合
わせ図である。

【符号の説明】

１ 機首の左挟板 ２ 軟質な緩衝ゴム頭 ３ 機首の右挟板 ４ 胴体 ５ 機翼 ６０１，６０２，６０３ 機翼の定位部 ７０１，７０３ 機翼按配槽 ７０２ 機翼按配孔 ８ 垂直尾翼 ９ 水平尾翼配置槽 １０ 水平尾翼 １４ 水平尾翼張り付け用の板片 １５ 機翼張り付け用の板片

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 胴体、機翼、水平尾翼、垂直尾翼とを含
   む科学教育と競技用の簡易な模型飛行機において、 胴体上に機首按配孔（１２）、機翼按配槽（７０１，７
   ０３）或いは機翼按配孔（７０２）が設けられ、機首部
   材は機首の左挟板（１）、機首の右挟板（３）と軟質な
   緩衝ゴム頭（２）の三つの部材からなり、機首の挟板上
   の挿接孔と挿接柱を通じて、つぎに胴体の前部の機首按
   配孔（１２）を通じて胴体（４）上に嵌め込まれている
   ことを特徴とする科学教育と競技用の簡易な模型飛行
   機。
2. 【請求項２】 機翼と胴体の間に機翼の定位部（６０
   １，６０２，６０３）が設けられ、機翼の定位部（６０
   １，６０２，６０３）が中翼形、肩翼形、高翼形を有
   し、機翼の定位部（６０１，６０２，６０３）がそれぞ
   れ機翼按配槽（７０１，７０３）及び機翼按配孔（７０
   ２）と対応し、それで機翼（５）と胴体（４）と連結さ
   れ、機翼の定位部（６０１，６０２，６０３）を取換え
   ることにより飛行機の模型が中翼機、肩翼機或いは上単
   翼機の模型に対応し、機翼の定位部（６０１，６０２，
   ６０３）両端を上へ向かって折曲げて７度乃至１２度の
   上反角が設けられていることを特徴とする請求項１記載
   の科学教育と競技用の簡易な模型飛行機。
3. 【請求項３】 機首の左挟板（１）の下部に弾射鈎（１
   ３）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の
   科学教育と競技用の簡易な模型飛行機。