JP3026902B2 - コロニー数計測装置 - Google Patents

コロニー数計測装置

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JP3026902B2
JP3026902B2 JP5228245A JP22824593A JP3026902B2 JP 3026902 B2 JP3026902 B2 JP 3026902B2 JP 5228245 A JP5228245 A JP 5228245A JP 22824593 A JP22824593 A JP 22824593A JP 3026902 B2 JP3026902 B2 JP 3026902B2
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保徳 須貝
悦範 山口
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株式会社電制
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒天培地に培養したコ
ロニーの数を計測する装置に関する。
【従来の技術】従来、コロニー数を計測する方法として
は、試料の一定量を寒天培地上で、少なくとも1日以上
培養し、生成されたコロニーを肉眼で計測するのが一般
的である。又、寒天培養するさいに、色素溶液を加えて
染色し、染色されたコロニーを肉眼で計測する方法もあ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、肉眼
で計測するために少なくとも1日以上培養しなけらばな
らず、又、肉眼で計測するため、長時間の計測が困難で
あるという問題がある。最近では、カメラを用いた画像
処理機を利用して、コロニー数の計測をする装置もある
が、高価なため、小規模の食品加工業者や検査機関等で
は、導入できず、人手に頼っているのが現状であり、必
ずしも機械化が進んでいるとは言えない。しかしなが
ら、近年は特に食品に関する衛生上の管理が厳しくなっ
てきており、コロニー数の計測作業は益々増えその重要
性も大きくなってきている。本発明は、肉眼に頼らず、
早い培養段階で、自動的にコロニー数を計測する、低価
格のコロニー数計測装置を実現する事を目的としたもの
である。
【0003】
【課題を解決するための手段】第1図は、本願第1発明
の構成ブロック図の1例であり、1は発光部であり、5
は受光部である。2のシャーレには、3の寒天倍地上に
培養前にくらべ少なくとも数倍以上に成長した微生物で
ある4のコロニーがいる。6は1の発光部と5の受光部
が、2のシャーレ全体をカバーするために、1の発光部
と5の受光部を平行移動させるための電動機であり、7
は1の発光部への電力変換器、8は6の電動機への電力
変換器である。6の電動機では、1の発光部と5の受光
部を平行移動するかわりに、2のシャーレを平行移動し
ても同様の効果はある。又、1の発光部があらかじめ2
のシャーレ全体に光を当てる機能とすれば、1の発光部
は、6の電動機で平行移動させる必要はなくなる。
【0004】第2図は、本願第2発明の構成ブロック図
の1例であり、1は成長したコロニー1個の大きさよ
り、小さい1本の光を発光させる発光部であり、5は受
光部である。2のシャーレには、3の寒天倍地上に培養
前にくらべ少なくとも数倍以上に成長した微生物である
4のコロニーがいる。6は1の発光部と5の受光部が、
2のシャーレの半径上を移動するために、1の発光部と
5の受光部を移動させるための電動機であり、7は1の
発光部への電力変換器、8は6の電動機への電力変換器
である。10の電動機は、2のシャーレを回転させるた
めのものであり、11は10の電動機への電力変換器で
ある。10の電動機によって、2のシャーレを回転さ
せ、6の電動機によって1の発光部と5の受光部を2の
シャーレの半径上に移動させることによって、シャーレ
全体をカバーできることとなる。また、10の電動機で
2のシャーレを回転させるのではなく、平行移動させる
ようにし、6の電動機で、1の発光部と5の受光部を2
のシャーレの直径上に往復移動させるようにしても、同
様の効果がある。9は受光部からの情報を一時蓄えてお
く記憶装置で、蓄えられた情報は、12の中央演算処理
装置で演算される。演算の結果、コロニー数が求められ
たら、14の表示装置や15の出力装置へ求められたコ
ロニー数が表示、及び出力される。13は本願発明の装
置を動作させるために、利用する入力装置である。
【0005】
【作用】培養前にくらべ、少なくとも数倍以上に成長し
た微生物であるコロニーと寒天倍地に同じ強さの光をあ
てた場合、コロニーと寒天倍地では、光の通過量が異な
るため、コロニーには影が生じる。この光の明暗を検出
してコロニーと判断すれば良いのであるが、通常コロニ
ーを培養するシャーレは直径90mm程度あり、これを
全て検出するためには、シャーレ全体をカバーする受光
部が必要となる。ところが、コロニーは1日程度培養し
ても、2mm程度の大きさにしか成長せず、その分布も
大きさもまちまちである。つまり2mm以下の受光部を
シャーレの面積分カバーできるように配置すれば良いの
だが、コストアップにもつながりあまり現実的ではな
い。また、早い培養段階で検出しようとすれば、培養後
のコロニーの大きさも当然小さくなり、仮に0.1mm
以下のコロニーを検出しようとした場合、受光部を0.
05mm以下に細かくする必要があり、さらに受光部の
数が増えてしまう。このことから、本願第1発明の装置
は、細かい受光部を1列に並べ、その受光部を平行移
動、もしくはシャーレを受光部にそって平行移動するこ
とにより受光部の数を減らしながらも、実質は受光部の
数が増えたのと同等の効果を発揮させ、早い培養段階の
コロニーをシャーレ全体について、検出できるものであ
る。前記してある様に、コロニーのない部分での受光部
に届く光の量は強く、コロニーがある部分では、受光部
に届く光の量は弱いため、今、シャーレ上に0.1mm
大きさのコロニーが1個と0.5mmの大きさのコロニー
が2個あったとして、受光部の1つの大きさが0.05
mmとした場合、受光部の届く光の強さは、0.1mm
のコロニーを通過する時には、2回連続、もしくは隣り
合わせの2個の受光部に届く光が弱くなる現象が1回発
生する。次に0.5mmのコロニーを通過する時には、1
0回連続、もしくは隣り合わせの10個の受光部に届く
光が弱くなる現象が、同じ大きさのコロニーが2個ある
との想定なので、2回発生する。先ほどの1回と今の2
回を足すことにより、3回、つまり、コロニー数が3個
であったと判断できる。
【0006】また、本願第2発明の装置では、成長した
コロニーよりも小さい1本の光を利用して、発光部、受
光部はシャーレの半径上を移動し、シャーレを回転させ
ることにより、もしくは、発光部、受光部をシャーレの
直径上を往復移動し、シャーレを平行移動することによ
り、早い培養段階のコロニーをシャーレ全体について、
検出できるものに構成した。本願第1発明では、シャー
レの直径上に受光部を並べる必要があるため、少なくと
も、シャーレの直径上に複数の受光部を配置することに
なる。そこで、本願第2発明では、本願第1発明をさら
に発展させ、1個の受光部でシャーレ全体をカバーでき
るように、受光部をシャーレの半径上に移動させなが
ら、シャーレ自身も回転させるなどのように、検出する
側も検出される側も同時に動きながら計測する構成とし
たものである。受光された光の強弱によって、コロニー
数を計数する原理は、本願第1発明と同様である。
【0007】
【実施例】第1図において、本願第1発明の装置の1例
を説明すると、まず操作者が13の入力装置を操作する
ことにより、1の発光部が2のシャーレを照らし、5の
受光部がその光を受けることとなる。1の発光部から出
された光は、3の寒天倍地は容易に通過するが、4のコ
ロニーにはあまり通過しないため、5の受光部には、4
のコロニーの影が写ることになる。5の受光部で受けた
情報は、一時、9の記憶装置に記憶され、12の中央演
算処理装置が必要に応じて9の記憶装置から情報を取り
出し演算を実行する。演算が終了すると6の電動機が動
作し、1の発光部と5の受光部を平行移動させ、2のシ
ャーレの別の場所で再び同じ動作を繰り返す。この動作
をシャーレ全体について行ったのち、12の中央演算処
理装置は、14の表示装置、15の出力装置に、シャー
レ全体における5の受光部の影の演算結果であるコロニ
ー数を出力する。尚、6の電動機では、1の発光部と5
の受光部を固定したままの状態で、2のシャーレを平行
移動しても同様である。又、1の発光部がシャーレ全体
を照らせられるものであれば、6の電動機では、5の受
光部のみ平行移動、もしくは、2のシャーレのみ平行移
動しても同様である。第2図において、本願第2発明の
装置の1例を説明すると、まず操作者が13の入力装置
を操作することにより、1の発光部が成長した4のコロ
ニーより小さい1本の光を発光し、2のシャーレを照ら
し、5の受光部がその光を受けることとなる。1の発光
部から出された光は、3の寒天倍地は容易に通過するた
め、1の発光部で発光された光は、5の受光部へ到達す
る。しかし、1の発光部で発光された光は、4のコロニ
ーにはあまり通過しないため、5の受光部には、1の発
光部で出された光はあまり到達しないので、4のコロニ
ーがあると判断できる。この判断を2のシャーレ全体で
行うために、6の電動機で、1の発光部、5の受光部を
シャーレの半径上を移動させ、10の電動機で2のシャ
ーレを回転させる。尚、10の電動機で、2のシャーレ
を平行移動させ、6の電動機で、1の発光部、5の受光
部を2のシャーレの直径上を往復移動させても同様であ
る。5の受光部で受けた情報は、一時、9の記憶装置に
記憶され、12の中央演算処理装置が必要に応じて9の
記憶装置から情報を取り出し、演算を実行する。演算
後、12の中央演算処理装置は、14の表示装置、15
の出力装置に演算結果であるコロニー数を出力する。
【0008】
【発明の効果】本願発明の装置では、以下に記載される
ような効果を奏する。 1)肉眼で計測していたのが主流であったがために、培
養時間が少なくとも1日以上かかっていたものが短縮さ
れる。 2)分解能の高い受光部を、必要最低限の少ない個数で
構成することが可能なため、低価格な装置を実現でき
る。 3)肉眼に頼らず、コロニー数の計測が可能なため、食
品の衛生上の検査や生化学検査が正確で、容易となり、
検査コストや生産コストの低減に著大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の構成ブロック図の1例である。
【図2】本願第2発明の構成ブロック図の1例である。
【符号の説明】
1 発光部 2 シャーレ 3 寒天倍地 4 コロニー 5 受光部 6 電動機 7 発光部用電力変換器 8 電動機用電力変換器 9 記憶装置 10 電動機 11 電動機用電力変換器 12 中央演算処理装置 13 入力装置 14 表示装置 15 出力装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品の衛生検査や生化学検査で対象となる
    微生物を、シャーレ内の寒天培地に適当な時間培養し、
    培養前より少なくとも数倍以上の大きさに成長したコロ
    ニーに、シャーレの直径より長い発光部より光をあて、
    シャーレの直径より長い受光部で発光部からの光を受け
    る構成とし、シャーレは固定したままの状態で、発光
    部、受光部を平行移動、もしくは、受光部のみ平行移
    動、もしくは、発光部、受光部は固定したままの状態
    で、シャーレを平行移動する機構をもち、受光部に到達
    する光の強弱を、シャーレ全体について判断する事によ
    り、シャーレ内全体のコロニーの数を計測するコロニー
    数計測装置。
  2. 【請求項2】食品の衛生検査や生化学検査で対象となる
    微生物を、シャーレ内の寒天培地に適当な時間培養し、
    培養前より少なくとも数倍以上の大きさに成長した、コ
    ロニー1個の直径よりも細い1本の光を発光させる発光
    部より光をあて、その光を検出する受光部で受け、受光
    部に到達する光の強弱を判断する構成とし、シャーレは
    回転させる機構をもたせ、発光部、受光部はシャーレの
    半径上を平行移動、もしくは、シャーレの直径上に、発
    光部、受光部を往復移動させ、シャーレを平行移動する
    機構をもつ事により、シャーレ内全体のコロニー数を計
    測するコロニー数計測装置。
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