JP3026835U - タイヤ磨擦に依る駆動具を有する自転車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殆んどの家庭に数台有る極めて簡便な乗物
である自転車を適用される方の運動性と共に其の軽快性
を助長して、簡易な補助動力を加え、より快的利用をな
して頂く事。 【解決手段】 最も簡便に簡易な補助動力器具を外部
より着脱容易に且つそれを可能な限り小型軽量となすに
は、自転車の構造が比較的タイヤ径が大きく且つ狭く、
従って其の速度に比して廻転がゆるやかであるのに對し
て、何處ででも入手容易な更に其の家庭用充電器も市販
されてゐる其の電池等の適用出来る小型モーターは廻転
力は弱いが高速で廻るを以て、その複数の綜合廻転力に
依るべく、即ち極めて小なる力で可動なる自転車のタイ
ヤ駆動をそれを磨擦に依る駆動力で行いこれを廻転せし
むるよう、適当な形状と材質にてなる廻転伝導部を有す
る小型モーターで構成された駆動具を、其の必要廻転力
に適応して複数着脱自在に設けてなる、タイヤ磨擦に依
る駆動具を有する自転車に依ります。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は自転車の構造が比較的其のタイヤの径が大きく且つ狭く、又其の速度 は一般の車輌に比し遅く従ってこのタイヤを磨擦に依り駆動する力は比較的小さ くても可でありますので、そのタイヤより径は極めて小さいが高速廻転する小型 モーターの有する廻転傳導部で構成された小型軽量の駆動具で、その對応する前 記タイヤ面を磨擦に依る駆動力を其のタイヤの必要とする廻転力に對応せしめて これを複数並列に着脱自在に設けたものを附してなせるを補助動力とする自転車

【０００２】

【従来の技術】

従来自転車の走行は、人力に依り其のペダルを踏む事に依り、或はモーターに 依り何れも車輌のシャフトに及ぼす廻転力で、これは比較的多くの力を要し、前 記モーターに依るものも其のモーターの着脱は容易ではなく従ってそれを他の自 転車に簡易な転用は極めて難しい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者に於ける人力に依り自転車のペダルを運動 を目的として踏む場合は其の簡便さと共にスクーター等と異る使用要因でもあり ます。従って、次に或はモーターに依りと記しましたその自転車にモーターを附 す事は、前記運動を目的とする場合にはその要旨が希薄となります。従って此の 様な簡便な乗物に適用するモーター類は簡易に着脱自在となし得る事が希ましく 思います。自転車のペダルを踏む事を快的ならしむる為の要はペダルと共に作動 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に於ては、運動を目的として其の自転車に 乗る場所には可能な限り本考案に依る器具類が負荷的にならざるように、且つ走 行を目的とする場合には其の本来の自転車としての簡便さに本考案の簡便な動力 を加えてより快的に走行を行い、且又前記運動を目的として乗れる場合に於ける 即ち、ペダルを踏む走行の疲れを本考案に依る動力に依り、セーブして頂く事と 共に殆んどの家庭に数台の自転車がある現在それぞれに本考案に依る此の器具を 着脱転用、タイヤ磨擦に依る駆動具を有する自転車としても御使用頂けます。

【０００５】

【考案の実施の形態】

考案の実施の型態について図面を参照して説明申し上げます。 本考案の実施の１例を図１に示しますように自転車のタイヤ面を磨擦に依る駆 動力で其のタイヤを廻転せしむるように適当な型状と材質にてなる廻転伝導部（ １）を有する小型モーター（２）で構成された駆動具に依り自転車のタイヤ（１ １）の表面を磨擦に依る即ち自転車のタイヤは弾性に當む材質等で成り有ります のでそれを磨擦して自転車を動かす本考案に依る小型モーターで構成された駆動 具は多数を以て其のタイヤ表面を駆動磨擦に依り効果を発揮致します又此の駆動 具は外部よりタイヤへ接触するように取付ますのでこれの着脱は極めて容易で御 在います従って図１に示せるように駆動具を２台１組として且つ其の各組の取付 角度を可変となせば殆んどの自転車の車輪径に對応出来得て其の転用も広くなる 図１のハンドルに併設のレバー（１０）をハンドルグリップと共に握りますと 、ワイヤー（７）が引張られます。なほ此のレバー（１０）に代り若し適用が許 されればハンドルグリップを廻す事に依るものも可能で御在居ます。そしてワイ ヤー（７）に接続してあります駆動具架台（３）はそれの自転車体えの取付板（ ４）中に同じ長さのバネを其の互に少し強い押バネ（５）と弱い引バネ（６）に 依り介在せしめありますので其の取付板（４）に相接します。この駆動具架台（ ３）と其の直体取付板（４）との相接す處に電池ケース（９）よりの接点（８） 及（８′）が設けありこれが互に相接し各駆動具を構成なしある各の小型モータ ー（２）に通電廻転、其の廻転傳導部（１）で自転車のタイヤ（１１）を駆動廻 転せしめ廻転速度は前記（３）と（４）間に可変抵抗器（１４）で図示の如く自 動的に行ふ

【０００６】

【実施例】 実施例と致しまして、其の実施の１例を図１に示します。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏します。

【０００８】 請求項１のタイヤ磨擦に依る駆動具を有する自転車においては、自転車は比較 的車体も軽く、タイヤの径が大きく且つ巾が狭いので、其のタイヤ面を磨擦に依 る駆動力で廻転せしむるように適当な型状と材質にてなる廻転伝導部を有する小 型モーターで構成された駆動具を、其の自転車のタイヤ面に對応する必要駆動力 に適応して複数並列に着脱自在に設けてなれるのが、小さい此の駆動具の駆動力 を結集して最も効果的に其の自転車に且又他の殆んどの其の車輪径或は型状の極 度に異ならざる限りの他の自転車にも転用広くこの快適走行の効果を奏します。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の１例として自転車の車輪に適当
な型状と材質にてなる廻転伝導部を有する小型モーター
で構成された駆動具を２台１組として其の各組毎に取付
角度を可変可能となし、其の作動レバーを其の自転車の
ハンドルグリップに接し設けた状態の、取付部分の分解
要部斜視図で御在居ます。

【符号の説明】

１、廻転伝導部 ２、小型モーター ３、駆動具架台 ４、駆動具架台の自転車体えの取付板 ５、比較的（６より）強い押バネ ６、比較的（５より）弱い引バネ ７、ワイヤー（自転車のハンドルのグリップに併設のレ
バー（１０）に連結して駆動具架台（３）を引張り駆動
具を作動） ８、接点（電池ケース（９）よりの小型モーター（２）
作動用で（８′）とワイヤー（７）に依り相接す電流導
線用） ９、電池ケース（自転車の車体へ取付ける） １０、レバー（自転車のハンドルに取付けてグリップと
併設） １１、自転車のタイヤ（本考案に依る器具の取付部分） １２、蝶番（駆動具を２台１組とした駆動具架台の組の
取付角度を可変となすと共にワイヤー（７）の駆動具架
台止め） １３、保持安定板（駆動具架台（３）と其の自転車体え
の取付板（４）間に介在、両者を支え且つ両者のバネ移
動に對応 １４、可変抵抗器（ワイヤー（７）に依る駆動具架台
（３）と其の自転車体（４）間に連動、小型モータ
（２）の廻転数をコントロールする。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 タイヤ面を、磨擦に依る駆動力で其のタ
   イヤを廻転せしむるように適当な型状と材質にてなる廻
   転伝導部（１）を有する小型モーター（２）で構成され
   た駆動具を對応する必要駆動力に依り複数並列に着脱自
   在に設けてなる、タイヤ磨擦に依る駆動具を有する自転
   車。