JP3026763U - 脳部疾患治療用帽子 - Google Patents

脳部疾患治療用帽子

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JP3026763U
JP3026763U JP1994014815U JP1481594U JP3026763U JP 3026763 U JP3026763 U JP 3026763U JP 1994014815 U JP1994014815 U JP 1994014815U JP 1481594 U JP1481594 U JP 1481594U JP 3026763 U JP3026763 U JP 3026763U
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JP
Japan
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hat
electromagnetic coil
computer control
eeg
brain
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Application number
JP1994014815U
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English (en)
Inventor
昭一郎 吉岡
衛東 周
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Shandong University
Original Assignee
Shandong University
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Publication date
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  • Magnetic Treatment Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脳波の測定と分析を容易にし、電磁コイルに
よる脳波の調整及びバイオフィードバックによる患者自
身によるフィードバック調整を可能とする。 【構成】 帽子1上に脳波取出用端子2、2a、3、3
aを設け、頭頂部に周波数及び磁力の強さをコンピュー
タ制御により可変とした電磁コイル4を設け、コンピュ
ータ制御により音声刺激を可変とした音声出力部5を設
け、コンピュータ制御部と接続可能な接続部6を設けた
脳部疾患治療用帽子。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパソコンその他のコンピュータ制御により脳波を分析処理し、電磁コ イルによる電磁場生物効果及び音声信号によるバイオフィードバックを利用した 脳部疾患治療用帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より人体の疾患に対して、磁気治療を施す機器及び方法は用いられてきた 。例えば、恒定磁場、回転磁場、電磁場を用いる治療器であるが、いずれも疾患 部位に当接して血液流を制御することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の磁気治療器では、一定した磁力を有するものがあらかじめ製造 されており、それぞれ患者による自動的な調整はできなかった。しかも、周波数 や磁力を調整できるものでは設備が大きくなったり、調整には専門家による操作 を必要とした。その結果、治療に際して患者側からの積極的な調整やフィードバ ックができず、治療効果の安定性及び有効率に影響があり、場合によっては副作 用もみられた。脳部疾患にこれを応用する場合にも、頭部へ電磁コイルを設ける 例はみられたが、患者側からの調整は不可能とされていた。
【0004】 本考案の目的は上記のような問題点を解消し、神経系脳部疾患に対して脳波を 分析処理し、電磁コイルによる周波数の変化、電磁場の強さを可変とし、コンピ ュータ制御によるバイオフィードバックができ、患者自身による治療制御を通じ て治療効果を向上させることができ、装着、取外しの簡単な脳部疾患治療用帽子 を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するため、左右脳の脳波取出用端子と、帽子頭頂部 に設けられ、コンピュータ制御により周波数と磁力を可変とした電磁コイルと、 コンピュータ制御によりバイオフィードバックされる音声信号を受ける音声出力 部とを一体的に配設し、コンピュータ制御部への接続部を設けた脳部疾患治療用 帽子とした。
【0006】
【作用】
左右脳波を検出し分析処理するための端子があるので、容易に頭部前区部に設 定可能となった。頭頂部には電磁コイルがあり、耳部には音声出力部を備えてい るので、前記脳波の分析に基づき、コンピュータ制御により、電磁コイルにより 頭部に与える周波数と磁力とを変化させることができると共に音声出力部からの 音声刺激により効率的な脳部疾患の治療ができるようになった。
【0007】 即ち、人間の脳波は周波数により、δ波、θ波、α波、β波に分けられ、正常 な人間では一定の法則で変化している。しかし、脳部疾患のある患者ではこの法 則が変わることがあり、特にα波低下やα波の消失或いは脳波の強さの低下、活 動のにぶりなどは神経系脳部疾患の兆候とみられる。 本考案帽子ではコンピュータと直結して、長年に亘る多数の臨床治療の結果を 集積、分析、分類して得たソフトに基づき、電磁コイルによる電磁場の周波数及 び強さの調整及び聴覚を通しての音声刺激による精神的な興奮もしくは安静を得 、α波のリズムを高めることにより脳電のバイオフィードバック及び電磁場バイ オ効果を通して脳部疾患を治療する。
【0008】 さらに、患者はバイオフィードバックを通して自分の努力で脳波をコントロー ルすることができ、本考案治療用帽子と一つの閉ループ制御を行なうことができ 、最高の治療状態が得られる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した実施例につき説明する。 図1において、1は帽子で、2、2aは右脳の脳波取出用端子、3、3aは左 脳の脳波取出用端子である。 脳波取出用端子の取付方法としては、例えば単極導出法を用いて、一方の脳波 取出用端子2a、3aを電位変動の最も少ない部分(例えば耳たぶ)に置き、他 方の脳波取出用端子2、3を検出すべき頭の部分に置き脳波を取り出す方法があ る。
【0010】 また、双極導出法を用いて、脳波取出用端子2、2a、3、3aの電極間の距 離を短くして両極ともに頭上に置く方法を用いることもできる。 4は電磁コイルで、コンピュータ制御により周波数及び磁力の強さを調整でき るようになっている。5は音声出力部で、例えばスピーカ等の音声出力装置又は ヘッドホーンやイヤホーン等直接耳に付ける音声出力装置が使用され、コンピュ ータ制御される。6は接続部で、コンピュータ、ディスプレイ、情報の入出力端 子等のコンピュータ制御部(図示なし)と接続する。図示した例はターミナルを 用いた。
【0011】 脳波取出用端子2、2a、3、3aからはそれぞれ脳波が取出され、分析され 、異常の有無が判断される。異常のある場合には、電磁コイル4を介して周波数 を変化し、磁力の強さを制御して頭部に加えることにより脳波の調整をする。音 声出力部5には患者がリラックスしているか否かを判断してコンピュータ制御に より、患者自身で調整できるようになっている。また、音声出力部5から出力さ れる音声により患者を精神的にリラックスさせる音声刺激を与えることができる ようになっている。
【0012】 図2は本考案帽子をコンピュータと接続して制御する場合の流れを図示したも ので、7は脳波増幅濾波器、8はA/D変換ボード、9はパソコン、10はモニ ター、11はフロッピードライブ、12はハードドライブ、13はキーボード、 14はスピーカ、15はD/A変換ボード、16は電磁場刺激器を示す。電磁場 刺激器16は8〜30Hz範囲用のパワードライブと電磁コイル4とを含む。上 記7〜16の内、電磁コイル4を除いてすべての回路、部品はパソコンの拡張ス ロットに差し込むようにした。
【0013】 次に本考案治療用帽子における治療操作について説明する。 治療器操作は、 a) 脳の前区部より脳波取出用端子2、2a、3、3aにより脳波を測定し、増 幅濾波器7を通し、A/D変換ボード8で変換してパソコンに送る。 b) パソコンでは初期化の後、データのサンプリングと分析を開始し、その分析 の結果に基づいて脳へのリアルタイムのフィードバックをする。 c) パソコンからの出力信号の内、内蔵スピーカからの音声信号は音声出力部5 へバイオフィードバックを行なう。音声出力としては、例えば患者がリラッ クスしていない場合「長い鳴り」を生じて、患者に主観的意識で調節させる ようにしている。もう一方のD/A変換した後、電磁場刺激器16へ送り、 電磁コイル4から発生する電磁波の強さ、周波数及び時間による変化をコン トロールし、磁気治療を行なう。 d) 治療終了後、CRTで治療中にとった脳波の各指標を表示する。 e) 終了。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上記のような手段により、神経系脳疾患、例えば脳血管病、脳萎縮、 脳外傷、偏頭痛、てんかん等に対し、それぞれ電磁コイルによる脳波の分析と調 整により治療ができ、コンピュータ制御によるバイオフィードバックができ、患 者とコンピュータとの閉ループ制御システムが実現できるようになった。
【0015】 又、音声出力部からの音声刺激により患者の精神的なリラックス化が得られる ようバイオフィードバックができ、患者自らの調整を可能とした。帽子として頭 部に装着が容易であり、電磁コイル及び音声出力部、接続部を備えているので、 コンパクトで使用に極めて便利である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案治療用帽子を装着した状態の斜視図
【図2】治療操作のフローチャート図
【符号の説明】
1 帽子 2、2a、3、3a 脳波取出用端子 4 電磁コイル 5 音声出力部 6 接続部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右脳の脳波取出用端子と、帽子頭頂部
    に設けられ、コンピュータ制御により周波数と磁力を可
    変とした電磁コイルと、コンピュータ制御によりバイオ
    フィードバックされる音声信号を受ける音声出力部とを
    一体的に配設し、コンピュータ制御部への接続部を設け
    たことを特徴とする脳部疾患治療用帽子。
JP1994014815U 1994-11-30 1994-11-30 脳部疾患治療用帽子 Expired - Lifetime JP3026763U (ja)

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ID=43161904

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014020960A1 (ja) * 2012-07-31 2016-07-21 ソニー株式会社 コンテンツ出力装置、コンテンツ出力方法、制御装置および制御方法

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