JP3026301U - 養豚用給餌器 - Google Patents

養豚用給餌器

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JP3026301U
JP3026301U JP1995013734U JP1373495U JP3026301U JP 3026301 U JP3026301 U JP 3026301U JP 1995013734 U JP1995013734 U JP 1995013734U JP 1373495 U JP1373495 U JP 1373495U JP 3026301 U JP3026301 U JP 3026301U
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feeding
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JP1995013734U
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Inventor
一己 藤井
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株式会社藤井商会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給餌槽内の餌のブリッジ化を阻止し、更に豚
の習性を利用して、給餌槽内の餌を無駄に排出せず、し
かも均一に消費させるようにする。 【構成】 給餌槽7の前壁部3と後壁部4との間隔を中
間部から下端部に行くに従って漸次拡大させ、両側壁部
2、2の中間部より傾斜側面部6を接続し、両傾斜側面
部6、6の間隔を下端部に行くに従って漸次縮小させ、
後壁部4の下端部より底皿部5を接続し、前記前壁部3
の下端中央部に調整板8を所定距離だけ上下左右移動自
在として取付け、調整板12と前記底皿部5との間隙を
給餌口9とした。更に、給餌口9の両側及び前面側に仕
切板15を立設し、これら仕切板15.15間を給餌区
画16とすると共に、前記側壁部2と仕切板15との間
を非給餌区画17とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は豚に給餌するのに好適な養豚用給餌器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の養豚用給餌器としては、図5及び図6に示すように、給餌槽51の中間 部から下端部にいくに従って前壁部52と後壁部53との間隔を漸次拡大し、後 壁部53の下端部を緩傾斜部53aとして前壁部52と後壁部53との間隔を漸 次縮小し、前壁部52の下端部に設けた調整板54の下端と後壁部53の緩傾斜 部53aとの間隙を給餌口55とし、適宜間隔をおいて立設した仕切板56によ り給餌区画57を画成したものがある。
【0003】 又、図7及び図8に示すように、給餌槽71の中間部から下端部にいくに従っ て前壁部72と後壁部73との間隔を漸次拡大し、適宜間隔をおいて立設した仕 切板74により給餌区画75を画成し、この給餌区画75毎に給餌槽71の下端 部に後端部を支点として傾斜状態で上下回動自在とした調整板76を設け、前壁 部72の下端と調整板76の前端部との間隙を給餌口77とし、各給餌区画75 毎に給餌口77を調整及び閉鎖できるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記養豚用給餌器50の如く給餌槽51の全幅に亘って給餌口 55を設けた場合、豚は両端の給餌区画57よりも中央の給餌区画57において 餌を食べるのを好むという習性があるため、豚を順次出荷して頭数が減ると、残 された豚は中央の給餌区画57のみにおいて餌を食べるようになる。 従って、両端の給餌区画57の底皿58には餌が残存するようになり、餌が底 皿58や調整板54にこびり付いて極めて不衛生となる。特に夏期においては豚 舎は高温、高湿となり、残存した餌は容易に腐敗、発酵するから、臭覚の発達し た豚は両端部に残存した餌は絶対に食べず、餌が無駄になった。
【0005】 上記養豚用給餌器70の如く各給餌区画75毎に独立して開閉する給餌口77 を設けた場合であっても、給餌槽71内において両端部の餌の消費が進まないた めに、両端の給餌区画75の給餌口77付近に餌が長期間滞留し、やはり腐敗、 発酵し、餌が無駄になった。
【0006】 そこで本考案は、かかる問題点に鑑みて、先ず上記豚の習性、すなわち豚は中 央寄りの区画で好んで餌を食べるといった習性に着目し、給餌槽内の餌を無駄に 排出せず、しかも給餌槽内の餌を均一かつ効率良く消費させることにより、経済 性を高めると共に衛生的とし、さらに、給餌槽内の餌がブリッジ状に凝集するの を阻止して従来の養豚用給餌器にも増して給餌口より餌を良好に排出させること のできる養豚用給餌器を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決すべく、本考案は、給餌槽の前壁部と後壁部との間隔を中間 部から下端部に行くに従って漸次拡大し、両側壁部の中間部より傾斜側面部を接 続し、両傾斜側面部の間隔を下端部に行くに従って漸次縮小し、後壁部の下端部 より底皿部を接続し、給餌槽の下端中央部に給餌口を設けて養豚用給餌器を構成 したことを特徴とする。
【0008】 この養豚用給餌器において、少なくとも前記給餌口の両側に仕切板を立設し、 これら仕切板間を給餌区画とし、前記側壁部と仕切板との間を非給餌区画とする のが好ましく、この場合に、前記仕切板と前記底皿部との間に間隙を生じさせず 、給餌区画から非給餌区画への餌の流出を遮断することもできる。
【0009】 更に、上記養豚用給餌器において、その表面に作用杆を固着するとともに、そ の裏面に給餌槽の上端部に設けた支持板より上下移動自在に吊下した支持杆の下 端部を固定し、その両端部を前壁部に固着した当接板と前壁部との間に挿入し、 所定距離だけ上下左右移動自在としてなる調整板を設け、この調整板の下端と前 記底皿部との間隙を給餌口とすることもできる。
【0010】 また、その後端部を前記後壁部に蝶番を介して支持するとともに、その中間部 を給餌槽の上端部に設けた支持板より上下移動自在に吊下した支持杆の下端部で 支持し、後端部を支点として傾斜状態で所定角度だけ上下回動自在としてなる調 整板を設け、前記前壁部の下端と前記調整板の前端部との間隙を給餌口とするこ ともできる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の養豚用給餌器の実施例について、図面を参照して説明する。
【0012】 本考案の第一の実施例としての養豚用給餌器1は、図1及び図2に示すように 、両側壁部2、2間に前壁部3及び後壁部4を設け、該後壁部4の下端より接続 して底皿部5を設け、両側壁部2、2の中間部より傾斜側面部6、6を設け、両 側壁部2、2、前壁部3、後壁部4及び傾斜側面部6、6より給餌槽7を画成し てある。
【0013】 前壁部3と後壁部4との間隔は、給餌槽7の上端部から中間部に行くに従って 漸次縮小し、中間部から下端部に行くに従って漸次拡大してある。 又、傾斜側面部6、6の間隔は、下端部に行くに従って漸次縮小してある。
【0014】 上記前壁部3の下端部には、コ字形状の当接板10、10を固着し、この当接 板10と前壁部3との間に傾斜側面部6、6の下端の間隔よりも若干長い調整板 8の両端部を挿入することにより、調整板8を所定距離だけ上下左右移動自在と してある。この調整板8の下端と底皿部5の傾斜面部5aとの間隙を給餌口9と し、すなわち給餌槽7の下端中央部に給餌口9を設け、給餌槽7内の餌aがこの 給餌口9から排出するようになっている。
【0015】 これにより、給餌槽7に投入された餌aは、該給餌槽7の上端部から中間部に おいて徐々に圧縮されるが、中間部から下端部においてはそれ程圧縮されず、給 餌口9直上付近の餌aであってもブリッジ状に凝集することが殆どない。 調整板8の両端部を挿入して上下移動自在としてある。
【0016】 調整板8の表面には所定間隔をおいて作用杆11、11を固着し、裏面には支 持杆12の下端部を固着してある。 前壁部3の上端部、後壁部4の上端部間に亘って懸架させた支持板13に挿通 孔13aを穿設し、この挿通孔13aに調整ボルト14の雄ネジ部14aを挿通 してある。支持杆12の上端部に形成した雌ネジ部12aに調整ボルト14の雄 ネジ部14aを螺合させてあり、蝶形状の頭部14bを摘んで調整ボルト14を 回転させれば、支持杆12が上下移動して、調整板8の上下位置を調整すること ができ、給餌口9より排出される餌aの量を適宜調整できるようになっている。
【0017】 これにより、豚が鼻又は口で作用杆11を押圧して調整板8を上下左右に不規 則に移動させることにより、給餌口9より排出される餌aの量を自ら調整するこ とができると同時に、給餌槽7内で支持杆12が不規則に揺動し、給餌槽7内の 餌aがブリッジ状に凝集するのをさらに効果的に防止できるようになっている。
【0018】 又、給餌口9の両側及び中央位置の前壁部3の前面に一側部を固着して仕切板 15を立設し、これら仕切板15、15間を1頭の豚が頭部を挿入できる食餌区 画16としてある。そして、側壁部2と仕切板15との間を非食餌区画17、1 7としてある。
【0019】 このように豚が頻繁に頭を突っ込む中央部分を食餌区画16とし、頻繁には頭 を突っ込まない両端部分を餌が排出されない非食餌区画17とすることにより、 給餌槽7内の餌aが均一かつ効率良く消費される。 また、食餌区画16から非食餌区画17に流出した餌aは、時々非食餌区画1 7に頭を入れた豚によって食べられるか、或いは掃除することにより、こびり付 くのを防ぐことができるから、腐敗、醗酵を防ぎ、餌の無駄を防止し、衛生状態 を保持することができる。
【0020】 尚、上記仕切板15と底皿部5との間に隙間を生じさせず、食餌区画16から 非食餌区画17への餌の流出を遮断すれば、上記にも増して餌の無駄がなくなり 、より衛生的とすることができる。
【0021】 本考案の第二の実施例としての養豚用給餌器21は、図3及び図4に示すよう に、上記養豚用給餌器1における調整板8に代えて、傾斜側面部6の下端の間隔 よりも若干長い調整板22を後端部を支点として傾斜状態で上下回動自在に取付 け、この調整板22の前端部と前壁部3の下端部との間隙を給餌口23としてあ る。
【0022】 調整板22は、前壁部3の下端より若干上方位置の後壁部4に蝶番24を固定 し、この蝶番の回動板部に調整板22の後端部を固定してこの後端部を支点とし て上下回動自在としてある。さらに、上記養豚用給餌器1の支持杆12と同様に して給餌槽7の上端部から吊下した支持杆24を調整板22に形成した挿通孔2 2aに挿通し、支持杆24の下端部に形成した係止部24aの上端と調整板22 の下面とを当接係合させてある。
【0023】 これにより、本養豚用給餌器21では、調整板22は前壁部3の下端又は支持 杆24の係止部24aの上端に当接するまで傾斜状態で上下回動自在である。 又、調整ボルト14の蝶形状の頭部14bを摘んで調整ボルト14を回転させ ることにより、支持杆24を上下移動させ、給餌口23の大きさを調整乃至閉鎖 することができるようになっている。
【0024】 したがって、養豚用給餌器21によれば、上記養豚用給餌器1の効果に加えて 、豚が鼻又は口で調整板22を押し上げて上下に振動させることによって、給餌 槽7内の餌aも同時に全体的に上下に振動し、給餌槽7内の餌aのブリッジ化を 一層阻止することができ、同時に豚は自ら餌aの排出量を調整することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の養豚用給餌器の一実施例の正面図であ
る。
【図2】同・縦断面図である。
【図3】本考案の養豚用給餌器の他の実施例の正面図で
ある。
【図4】同・縦断面図である。
【図5】従来の養豚用給餌器の一例の正面図である。
【図6】同・縦断面図である。
【図7】従来の養豚用給餌器の他例の正面図である。
【図8】同・縦断面図である。
【符号の説明】
1,21 養豚用給餌器 2 側壁部 3 前壁部 4 後壁部 5 底皿部 6 傾斜側面部 7 給餌槽 8,22 調整板 9,23 給餌口 10 当接板 11 作用杆 12 支持杆 13 支持板 14 調整ボルト 15 仕切板 16 食餌区画 17 非食餌区画 24 蝶番

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給餌槽の前壁部と後壁部との間隔を中間
    部から下端部に行くに従って漸次拡大し、両側壁部の中
    間部より傾斜側面部を接続し、両傾斜側面部の間隔を下
    端部に行くに従って漸次縮小し、後壁部の下端部より底
    皿部を接続し、給餌槽の下端中央部に給餌口を設けたこ
    とを特徴とする養豚用給餌器。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記給餌口の両側に仕切板を
    立設し、これら仕切板間を給餌区画とし、前記側壁部と
    仕切板との間を非給餌区画としたことを特徴とする請求
    項1記載の養豚用給餌器。
  3. 【請求項3】 前記仕切板と前記底皿部との間に間隙を
    生じさせず、給餌区画から非給餌区画への餌の流出を遮
    断したことを特徴とする請求項2記載の養豚用給餌器。
  4. 【請求項4】 その表面に作用杆を固着するとともに、
    その裏面に給餌槽の上端部に設けた支持板より上下移動
    自在に吊下した支持杆の下端部を固定し、その両端部を
    前壁部に固着した当接板と前壁部との間に挿入し、所定
    距離だけ上下左右移動自在としてなる調整板を設け、こ
    の調整板の下端と前記底皿部との間隙を給餌口としたこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の養豚用給餌
    器。
  5. 【請求項5】 その後端部を前記後壁部に蝶番を介して
    支持するとともに、その中間部を給餌槽の上端部に設け
    た支持板より上下移動自在に吊下した支持杆の下端部で
    支持し、後端部を支点として傾斜状態で所定角度だけ上
    下回動自在としてなる調整板を設け、前記前壁部の下端
    と前記調整板の前端部との間隙を給餌口としたことを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の養豚用給餌器。
JP1995013734U 1995-12-26 1995-12-26 養豚用給餌器 Expired - Lifetime JP3026301U (ja)

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