JP3025513U - 可調式ギタースタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可調式ギタースタンドの提供。 【解決手段】 上蓋１０とされて、上蓋１０の底部に開
放口が設けられて一対の足１３が枢接され、該足１３の
上蓋１０内で所定の角度の開張と収合が可能とされたも
のと、第２足１３とされて、その底端近くの前側面にそ
れぞれ一つの長形孔１３１が設けられて、湾曲する置き
台１５が枢接され、該第２足１３の底端にはそれぞれ一
つの平衡支桿２３、２３’が横に設けられているもの
と、を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は楽器のスタンドに関し、特にギターを直立に置くとき安定して固定で き倒れる恐れをなくすものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ギターは周知のとおり、その特殊な外観により特殊の美観を有しているが、但 し置く際には傾きを発生しやすかった。直立に置いても横に置いてもしっかりし た支承物で支持する必要があり、ゆえに、演奏者はギターを不使用の時には壁等 に立てかけておくが、他に支承物がない場合には位置決めできないためギターが 倒れやすく、弦や共鳴箱が破壊されるおそれがあった。ギターを置く適当な支承 物がない場合は、演奏者が手で持ったり或いはギターの背を体で支承していたが これは不便であり、体積が小さく、携帯に便利で確実にギターを固定できるギタ ースタンドの開発が求められていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は張開或いは収合して使用される可調式ギタースタンドを提供すること を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、上蓋１０とされて、上蓋１０の底部に開放口が設けられて 一対の足１３が枢接され、該足１３の上蓋１０内で所定の角度の開張と収合が可 能とされたものと、 第２足１３とされて、その底端近くの前側面にそれぞれ一つの長形孔１３１が 設けられて、湾曲する置き台１５が枢接され、該第２足１３の底端にはそれぞれ 一つの平衡支桿２３、２３’が横に設けられているものと、を有することを特徴 としている。

【０００５】 請求項２の考案では、足１３の底端に一つの底座２０が設けられ、該底座２０ には逆Ｕ形の連結座２１が設けられ、該連結座２１の上面には足１３との結合に 供される一つの連結ブロック２２が設けられ、該逆Ｕ形の連結座２１の底部には 一対の平衡支桿２３、２３’が連接され、この二つの平衡支桿２３、２３’の重 ね置かれた端部にはそれぞれ一つの孔２３１、２３１’が穿たれて逆Ｕ形の連結 座２１の貫通孔２１１に対応する位置に置かれた後、一つの連接部材２４で枢接 されることを特徴としている。

【０００６】 請求項３の考案では、二つの平衡支桿２３、２３’が張開時には、置き台１５ と同側の平衡支桿２３はもう一つの平衡支桿２３’より長いものとされている。

【０００７】 請求項４の考案では、二つの平衡支桿２３、２３’の開放端に一つの凸部２３ ２、２３２’が設けられ、二つの平衡支桿２３、２３’が開張するときの地面上 での支承点とされている。

【０００８】 請求項５の考案では、逆Ｕ形の連結座２１の上面の前後の凸部２３２、２３２ ’に対応する位置にはそれぞれ一つの切り溝２５、２５’が設けられ、該二つの 平衡支桿２３、２３’が相対向して収合される時に、該凸部２３２、２３２’が 該切り溝２５、２５’に収容される。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案の可調式ギタースタンドは、上蓋１０とされて、上蓋１０の底部に開放 口が設けられて一対の足１３が枢接され、該足１３の上蓋１０内で所定の角度の 開張と収合が可能とされたものと、 第２足１３とされて、その底端近くの前側面にそれぞれ一つの長形孔１３１が 設けられて、湾曲する置き台１５が枢接され、該第２足１３の底端にはそれぞれ 一つの平衡支桿２３、２３’が横に設けられているものと、を有し、 以上の構造により、ギターを安定して立てて保持でき、ギターが傾倒するおそ れをなくし、収合時の体積が小さく、携帯に便利である。

【００１０】

【実施例】

図１に示されるように、本考案は一つの台形の上蓋１０を有し、該上蓋１０の 底部には一つの開放口が設けられ、側辺の相対応する位置にはそれぞれ孔１１が 設けられてリベット１２で一対の長桿形の足１３が枢接されており、該足１３は 上蓋１０内で所定の角度の張開と収合可能とされている。上蓋１０とリベット１ ２の結合側辺をさらに美しくするために、上蓋１０の側辺には一つの封片１４が 設けられている。 第２足１３は中空を停止、底端近くの前側面には一つの長形孔１３１が設けら れて湾曲する置き台１５が設けられている。該置き台１５の該長形孔１３１に挿 入される端部には一つの継手１５１が設けられ、該継手１５１には一つの貫通孔 １５２が穿たれ、該第２足１３の二側の該継手１５１の貫通孔１５２に対応する 位置には一つの孔１３２が穿たれ、連接部材１６で置き台１５の継手１５１が第 ２足１３の長形孔１３１中に組付けられ、並びに上下に動作可能に枢接される。 該第２足１３の二側面の底端近くの対応位置には孔１７が設けられ、一組の連 結部材例えばリベット１７１等で一つの底座２０が鎖接される。 該底座２０は一つの逆Ｕ形の連結座２１を有し、該連結座２１の上面には足１ ３の内部と対応する形状の連接ブロック２２が設けられ、その側面にも孔２２１ が設けられ、リベット１７１での固定に供される。 該逆Ｕ形の連結座２１の二側面の対応位置には一つの貫通孔２１１が設けられ 、連結座２１の底部には一対の平衡支桿２３、２３’が枢接される。その中、一 つの平衡支桿２３はもう一つの平衡支桿２３’より長く、二つの平衡支桿２３、 ２３’が重ねられた端部にはそれぞれ一つの孔２３１、２３１’が穿たれ、逆Ｕ 形の連結座２１の貫通孔２１１に位置を合わせて置かれた後に連接部材２４で枢 接される。該二つの平衡支桿２３、２３’の開放端部にはそれぞれ一つの凸部２ ３２、２３２’が設けられて二つの平衡支桿２３、２３’が張開して地上に支承 される時、良好な支承点を有する。 該逆Ｕ形の連結座２１の前後の上面の該凸部２３２、２３２’に対応する位置 にはそれぞれ一つの切り溝２５、２５’が設けられ、該二つの平衡支桿２３、２ ３’が相対向して収合される時に、該凸部２３２、２３２’が該切り溝２５、２ ５’に収容され、これにより二つの平衡支桿２３、２３’は収容時、完全に逆Ｕ 形の連結座２１内に収容される。

【００１１】 図２に示されるように、使用時には、二つの足１３を相反する方向に引っ張っ て開き、所定の使用角度とし、並びに逆Ｕ形の連結座２１内の二つの平衡支桿２ ３、２３’を相反する方向に開き、並びにその凸部２３２、２３２’で地面上に 支承し、全体のギタースタンドを安定した張開状態とし、ギタースタンド１５上 に直立にギター３０を置く。ギター３０は置かれる時にギタースタンドの側面に 位置するため、二つの平衡支桿２３、２３’張開時には置き台１５と同側の平衡 支桿２３はもう一つの平衡支桿２３’より長く設けられてギター３０を置いた時 の重心を平衡とし、ギターの傾倒を防止する。

【００１２】 図３に示されるように、収合時には二つの足１３を揃え、二つの置き台１５を 上に回転させて足１３と併合し、さらに二つの平衡支桿２３、２３’を合わせて 端部の凸部２３２、２３２’をそれぞれ切り溝２５、２５’に収容して平衡支桿 ２３、２３’を完全に逆Ｕ形の連結座２１に収容する。こうして収合した後の本 考案の体積は小さく、携帯に便利であり、直接手で持ったり或いはギターボック スにギターと収容してもよく、使用者の負担を増さない。張開して使用する時に は置き台１５にはギターの共鳴箱部分が嵌められるため、ギター３０の底部が良 好な支持を得て、共鳴箱の背面は第２足１３上に支承されてこれによってもまた 良好な支持を得る。ゆえにギター３０を直立に置いてしっかりと固定でき、傾倒 させる恐れがなく、ギターを保護して傾倒による毀損を防ぐ。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、ギターを安定して立てて保持でき、ギターが傾倒するおそれをなく し、収合時の体積が小さく、携帯に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一つの実施例の分解斜視図である。

【図２】本考案の一つの実施例の張開状態の斜視図であ
る。

【図３】本考案の一つの実施例の収合状態の斜視図であ
る。

【符号の説明】

１０・・・上蓋 １１・・・孔 １２・・・リベット
１３・・・足 １３１・・・長形孔 １３２・・・孔
１４・・・封片 １５・・・置き台 １５１・・・継手
１５２・・・貫通孔 １６・・・連接部材 １７・・
・孔 １７１・・・連接部材 ２０・・・底座 ２１・
・・連結座 ２１１・・・貫通孔 ２２・・・連接ブロ
ック ２２１・・・孔 ２３・・・平衡支桿 ２３１・
・・孔 ２３２・・・凸部 ２３’・・・平衡支桿 ２
３１’・・・孔 ２３２’・・・凸部 ２４・・・連接
部材 ２５・・・切り溝 ２５’・・・切り溝 ３０・
・・ギター

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上蓋１０とされて、上蓋１０の底部に開
   放口が設けられて一対の足１３が枢接され、該足１３の
   上蓋１０内で所定の角度の開張と収合が可能とされたも
   のと、 第２足１３とされて、その底端近くの前側面にそれぞれ
   一つの長形孔１３１が設けられて、湾曲する置き台１５
   が枢接され、該第２足１３の底端にはそれぞれ一つの平
   衡支桿２３、２３’が横に設けられているものと、を有
   する可調式ギタースタンド。
2. 【請求項２】 足１３の底端には一つの底座２０が設け
   られ、該底座２０には逆Ｕ形の連結座２１が設けられ、
   該連結座２１の上面には足１３との結合に供される一つ
   の連結ブロック２２が設けられ、該逆Ｕ形の連結座２１
   の底部には一対の平衡支桿２３、２３’が連接され、こ
   の二つの平衡支桿２３、２３’の重ね置かれた端部には
   それぞれ一つの孔２３１、２３１’が穿たれて逆Ｕ形の
   連結座２１の貫通孔２１１に対応する位置に置かれた
   後、一つの連接部材２４で枢接されることを特徴とす
   る、請求項１に記載の可調式ギタースタンド。
3. 【請求項３】 二つの平衡支桿２３、２３’が張開時に
   は、置き台１５と同側の平衡支桿２３はもう一つの平衡
   支桿２３’より長いものとされる、請求項２に記載の可
   調式ギタースタンド。
4. 【請求項４】 二つの平衡支桿２３、２３’の開放端に
   は一つの凸部２３２、２３２’が設けられ、二つの平衡
   支桿２３、２３’が開張するときの地面上での支承点と
   される、請求項３に記載の可調式ギタースタンド。
5. 【請求項５】 逆Ｕ形の連結座２１の上面の前後の凸部
   ２３２、２３２’に対応する位置にはそれぞれ一つの切
   り溝２５、２５’が設けられ、該二つの平衡支桿２３、
   ２３’が相対向して収合される時に、該凸部２３２、２
   ３２’が該切り溝２５、２５’に収容される、請求項４
   に記載の可調式ギタースタンド。