JP3025166B2 - フレキソ印刷機のインキ供給制御装置 - Google Patents
フレキソ印刷機のインキ供給制御装置Info
- Publication number
- JP3025166B2 JP3025166B2 JP7022937A JP2293795A JP3025166B2 JP 3025166 B2 JP3025166 B2 JP 3025166B2 JP 7022937 A JP7022937 A JP 7022937A JP 2293795 A JP2293795 A JP 2293795A JP 3025166 B2 JP3025166 B2 JP 3025166B2
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- Japan
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- blade
- angle
- film thickness
- ink
- blades
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボール上に印刷を行
うフレキソ印刷機のインキ供給制御装置に関する。
うフレキソ印刷機のインキ供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙工機フレキソ印刷におけるインキのド
クターリングは、図8に示すように、アニロックスロー
ル1と送りロール2の2ロール方式を採用している。イ
ンキパン3に保持されているフレキソインキは、送りロ
ール2によって掻き上げられ、アニロックスロール1と
送りロール2のニップ部での周速差およびニップ部のす
きまによって、アニロックスロール1からプレートシリ
ンダ4に転写される膜厚が決まる。印版を有するプレー
トシリンダ4とインプレッションシリンダ5のニップ部
に紙6を送入し、印刷が行なわれる。
クターリングは、図8に示すように、アニロックスロー
ル1と送りロール2の2ロール方式を採用している。イ
ンキパン3に保持されているフレキソインキは、送りロ
ール2によって掻き上げられ、アニロックスロール1と
送りロール2のニップ部での周速差およびニップ部のす
きまによって、アニロックスロール1からプレートシリ
ンダ4に転写される膜厚が決まる。印版を有するプレー
トシリンダ4とインプレッションシリンダ5のニップ部
に紙6を送入し、印刷が行なわれる。
【0003】そしてこれまで、アニロックスロール上の
フレキソインキ掻きとりにブレードが適用されなかった
理由としては、マシン速度・インキの種類や粘度のパラ
メーターに対して所定膜厚に制御するには、1枚の単独
ブレードでは全範囲をカバーできなかったこと。さらに
もう一つの理由として、1枚のブレードを高速かつ薄膜
を制御するには、ブレードのくさび角を大きくして線圧
(加重)を大きくする必要があったため、ブレードが摩
耗するといった不具合点があった。
フレキソインキ掻きとりにブレードが適用されなかった
理由としては、マシン速度・インキの種類や粘度のパラ
メーターに対して所定膜厚に制御するには、1枚の単独
ブレードでは全範囲をカバーできなかったこと。さらに
もう一つの理由として、1枚のブレードを高速かつ薄膜
を制御するには、ブレードのくさび角を大きくして線圧
(加重)を大きくする必要があったため、ブレードが摩
耗するといった不具合点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2ロール方式の場合、
次のような欠点があった。 1)この方式では、マシン速度が上昇するにつれて、イ
ンキ膜厚が増加するため、高速で薄膜を形成することが
難しく、薄膜印刷には不適であった。(図8参照) 2)ロール速度に応じてインキ膜厚を任意に変更するこ
とができないという欠点があった。 3)2ロール方式の場合、一般にリブマークと言われて
いるロールの中心軸方向にほぼ等間隔に発生するインキ
のむらが、そのまま紙面上に発生すると言った課題が発
生した。 4)送りロール2やインキパン3があり、設備費用が高
い。 5)従来の設備には、フレキソインキの自動膜厚制御機
構がない。 6)フレキソインキを使用する場合、同じインキでもザ
ンカップ粘度が7〜15秒までと適用インキ粘度が広
く、粘度変化まで含んだ膜厚制御ができていない。
次のような欠点があった。 1)この方式では、マシン速度が上昇するにつれて、イ
ンキ膜厚が増加するため、高速で薄膜を形成することが
難しく、薄膜印刷には不適であった。(図8参照) 2)ロール速度に応じてインキ膜厚を任意に変更するこ
とができないという欠点があった。 3)2ロール方式の場合、一般にリブマークと言われて
いるロールの中心軸方向にほぼ等間隔に発生するインキ
のむらが、そのまま紙面上に発生すると言った課題が発
生した。 4)送りロール2やインキパン3があり、設備費用が高
い。 5)従来の設備には、フレキソインキの自動膜厚制御機
構がない。 6)フレキソインキを使用する場合、同じインキでもザ
ンカップ粘度が7〜15秒までと適用インキ粘度が広
く、粘度変化まで含んだ膜厚制御ができていない。
【0005】本発明はかかる問題点に対処するため開発
されたものであって、ブレードの適用を可能とすること
を目的とする。
されたものであって、ブレードの適用を可能とすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対処する図1〜図4を用い
て説明すると本発明は、アニロックスロール1の周面に
当接してインキ溜9を形成する第1ブレード7と、同第
1ブレード7の背面に接離自在に重ねてブレードの剛性
を変える第2ブレード8と、第1ブレード7のアニロッ
クスロール1との設定角及び線圧を制御する手段11
と、第2ブレード8を第1ブレード1への接離手段18
を備えたことを特徴とする。
めの本発明の構成を実施例に対処する図1〜図4を用い
て説明すると本発明は、アニロックスロール1の周面に
当接してインキ溜9を形成する第1ブレード7と、同第
1ブレード7の背面に接離自在に重ねてブレードの剛性
を変える第2ブレード8と、第1ブレード7のアニロッ
クスロール1との設定角及び線圧を制御する手段11
と、第2ブレード8を第1ブレード1への接離手段18
を備えたことを特徴とする。
【0007】更に本発明は、マシン速度と設定インキ膜
厚から第1と第2ブレードの接離を演算し、第1と第2
ブレードを接触又は離間させる手段15と、マシン速度
と設定インキ膜厚と第1と第2ブレードの接触の有無か
ら、アニロックスロールへの第1ブレードの設定角及び
線圧を演算し、第1ブレードを設定する手段16と、ア
ニロックスロール上のインキ膜厚を検出して設定インキ
膜厚と比較演算し、第1ブレードの設定角及び/又は線
圧を制御する手段11を備えたことを特徴とする。
厚から第1と第2ブレードの接離を演算し、第1と第2
ブレードを接触又は離間させる手段15と、マシン速度
と設定インキ膜厚と第1と第2ブレードの接触の有無か
ら、アニロックスロールへの第1ブレードの設定角及び
線圧を演算し、第1ブレードを設定する手段16と、ア
ニロックスロール上のインキ膜厚を検出して設定インキ
膜厚と比較演算し、第1ブレードの設定角及び/又は線
圧を制御する手段11を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】そして本発明は上記の手段によりアニロックス
ロールのブレード出側のインキ膜厚を静電容量式の変位
計によって検知し制御系にて判定を行いモータを駆動さ
せて第1ブレードの線圧を変え、この1枚の第1ブレー
ドでマシン速度、液粘度の変化に対して第1ブレードの
設定角θと加圧角βを変えただけでの線圧では不十分な
場合は第2ブレードを第1ブレードに重ねて線圧を変え
る。
ロールのブレード出側のインキ膜厚を静電容量式の変位
計によって検知し制御系にて判定を行いモータを駆動さ
せて第1ブレードの線圧を変え、この1枚の第1ブレー
ドでマシン速度、液粘度の変化に対して第1ブレードの
設定角θと加圧角βを変えただけでの線圧では不十分な
場合は第2ブレードを第1ブレードに重ねて線圧を変え
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明すると、1はアニロックスロール、4はプレー
トシリンダ、5はインプレッションシリンダ、6は紙を
示し、アニロックスロール1の周面に当接してインキ溜
9を形成する薄板ブレードの第1ブレード7と該第1ブ
レード7の背面に接離自在に重ねられる剛性ブレードの
第2ブレード8とが設けられ、更にアニロックスロール
1のブレード出側に静電容量式の変位計10を設け該変
位計10は制御系11を介してモータ12に接続し、モ
ータ12によって第1ブレード7の線圧を変える。
いて説明すると、1はアニロックスロール、4はプレー
トシリンダ、5はインプレッションシリンダ、6は紙を
示し、アニロックスロール1の周面に当接してインキ溜
9を形成する薄板ブレードの第1ブレード7と該第1ブ
レード7の背面に接離自在に重ねられる剛性ブレードの
第2ブレード8とが設けられ、更にアニロックスロール
1のブレード出側に静電容量式の変位計10を設け該変
位計10は制御系11を介してモータ12に接続し、モ
ータ12によって第1ブレード7の線圧を変える。
【0010】図2に、第1ブレード7の線圧の変更方式
について示す。点Aは、ブレードの先端でロールに接触
しており、この点を中心にブレード設定角θが変化す
る。また、点Bはブレード加圧中心であり、この点を中
心にブレードが回転する。この方式の特徴は、設定角θ
を一定に保ったまま、加圧角βを変えられることにあ
る。なお、図2は、線圧の変化方式を示すために、第2
ブレード8の部分は省略した。ブレードはブレードホル
ダー13に保持されている。
について示す。点Aは、ブレードの先端でロールに接触
しており、この点を中心にブレード設定角θが変化す
る。また、点Bはブレード加圧中心であり、この点を中
心にブレードが回転する。この方式の特徴は、設定角θ
を一定に保ったまま、加圧角βを変えられることにあ
る。なお、図2は、線圧の変化方式を示すために、第2
ブレード8の部分は省略した。ブレードはブレードホル
ダー13に保持されている。
【0011】図3に、剛性変更の使用法を述べる。1枚
のブレードでマシン速度・液粘度の変化に対して、上記
の設定角θと加圧角βを変化させただけの線圧では不充
分なケースがあり、その場合に剛性変更ブレードが必要
となる。図3(a)は、第2ブレード8と第1ブレード
7を重ねた時であり、マシン速度が速く、剛性が強い時
に相当する。一方、(b)はブレード2枚重ねでは剛性
が強すぎる場合で、第2ブレード8を第1ブレード7か
らはずした状態である。なお、剛性ブレードのとりはず
しには電磁石からなる接離手段18を使用した。αは、
ブレードの刃先と接線がつくるブレードくさび用であ
り、βは加圧角であり、矢印はロールの回転方向を示
し、14はインキを示している。ブレードの刃先角とく
さび角の和を設定角θと呼ぶ。
のブレードでマシン速度・液粘度の変化に対して、上記
の設定角θと加圧角βを変化させただけの線圧では不充
分なケースがあり、その場合に剛性変更ブレードが必要
となる。図3(a)は、第2ブレード8と第1ブレード
7を重ねた時であり、マシン速度が速く、剛性が強い時
に相当する。一方、(b)はブレード2枚重ねでは剛性
が強すぎる場合で、第2ブレード8を第1ブレード7か
らはずした状態である。なお、剛性ブレードのとりはず
しには電磁石からなる接離手段18を使用した。αは、
ブレードの刃先と接線がつくるブレードくさび用であ
り、βは加圧角であり、矢印はロールの回転方向を示
し、14はインキを示している。ブレードの刃先角とく
さび角の和を設定角θと呼ぶ。
【0012】図4に、制御系について詳しく述べる。ア
ニロックスロール1の側部に設置された第1ブレード7
と第2ブレード8を加圧角と設定角を変えるために、加
圧角はポテンショモータ15で、設定角はモータ16で
第1ブレードのホルダーを押し引きして変える。又、制
御系は、マシンスピードと必要膜厚に応じて、加圧角・
設定角・ブレードの枚数(1枚か2枚)を組みこんでお
り、膜厚計10の値に応じて制御するのは、通常加圧角
を中心として、補助的に設定角を変えるものである。
又、ブレードを1枚にするときは、ブレード引き上げ装
置17を操作させて、第2ブレード8を引き上げる。
ニロックスロール1の側部に設置された第1ブレード7
と第2ブレード8を加圧角と設定角を変えるために、加
圧角はポテンショモータ15で、設定角はモータ16で
第1ブレードのホルダーを押し引きして変える。又、制
御系は、マシンスピードと必要膜厚に応じて、加圧角・
設定角・ブレードの枚数(1枚か2枚)を組みこんでお
り、膜厚計10の値に応じて制御するのは、通常加圧角
を中心として、補助的に設定角を変えるものである。
又、ブレードを1枚にするときは、ブレード引き上げ装
置17を操作させて、第2ブレード8を引き上げる。
【0013】次に本発明のテスト例を示す。アニロック
スロールの直径は240mmで、面長2500mmであ
る。フレキソインキ粘度は、ザンカップ粘度で7sec
であるものを用いた。マシン速度は60〜300m/m
inであり、ブレード出口膜厚は、4〜12μとした。
第1ブレードは、0.3mmtで長さ200mmのスウ
ェーデン鋼を用い、第2ブレードも同一の厚さ、長さ、
材質のものを用いた。なお、第1ブレードの先端は30
°にカッティングされている。一方、第2ブレードは、
先端90°にカッティングした平板である。
スロールの直径は240mmで、面長2500mmであ
る。フレキソインキ粘度は、ザンカップ粘度で7sec
であるものを用いた。マシン速度は60〜300m/m
inであり、ブレード出口膜厚は、4〜12μとした。
第1ブレードは、0.3mmtで長さ200mmのスウ
ェーデン鋼を用い、第2ブレードも同一の厚さ、長さ、
材質のものを用いた。なお、第1ブレードの先端は30
°にカッティングされている。一方、第2ブレードは、
先端90°にカッティングした平板である。
【0014】図7(a)の領域IIでは、2枚ブレード
を用い、くさびαは5°以下、すなわち設定角5°+3
0=35°以下で、加圧角3〜20°の範囲で、目標と
する出口膜厚をクリヤーすることができた。図7(a)
の領域Iでは、1枚ブレードで設定角35°以下で、加
圧角3〜10°で制御可能であった。
を用い、くさびαは5°以下、すなわち設定角5°+3
0=35°以下で、加圧角3〜20°の範囲で、目標と
する出口膜厚をクリヤーすることができた。図7(a)
の領域Iでは、1枚ブレードで設定角35°以下で、加
圧角3〜10°で制御可能であった。
【0015】更に本発明の他のテスト例を示す。フレキ
ソインキのザンカップ粘度が、15secの場合につい
て述べる。先のテスト例と同一の装置を用いて、次のよ
うな運転条件が決まった。図7(b)の領域IIでは、
2枚ブレードを用い、くさびαは5°以下、すなわち設
定角5°+30=35°以下で、加圧角3〜25°の範
囲で、目標とする出口膜厚をクリヤーすることができ
た。
ソインキのザンカップ粘度が、15secの場合につい
て述べる。先のテスト例と同一の装置を用いて、次のよ
うな運転条件が決まった。図7(b)の領域IIでは、
2枚ブレードを用い、くさびαは5°以下、すなわち設
定角5°+30=35°以下で、加圧角3〜25°の範
囲で、目標とする出口膜厚をクリヤーすることができ
た。
【0016】図7(b)の領域Iでは、1枚ブレードで
設定角35°以下で、加圧角3〜15°で制御可能であ
った。図5に、制御系のブロック図を示す。マシン速度
と設定膜厚ts が決まれば、基準データの記憶部データ
を使って、ブレードを1枚か2枚かをブレード枚数の演
算部で決める。次に、ブレード枚数を1枚か2枚かに制
御する。そこで、所定膜厚を制御するために、基準デー
タの記憶部データから加圧角と設定角を演算し、次に加
圧角と設定角を制御する。次の段階として、センサー膜
厚tと設定膜厚ts を比較し、その差が大きければ加圧
角と設定角の修正計算を行い、加圧角と設定角の制御を
行う。
設定角35°以下で、加圧角3〜15°で制御可能であ
った。図5に、制御系のブロック図を示す。マシン速度
と設定膜厚ts が決まれば、基準データの記憶部データ
を使って、ブレードを1枚か2枚かをブレード枚数の演
算部で決める。次に、ブレード枚数を1枚か2枚かに制
御する。そこで、所定膜厚を制御するために、基準デー
タの記憶部データから加圧角と設定角を演算し、次に加
圧角と設定角を制御する。次の段階として、センサー膜
厚tと設定膜厚ts を比較し、その差が大きければ加圧
角と設定角の修正計算を行い、加圧角と設定角の制御を
行う。
【0017】一方、センサー膜厚tと設定膜厚ts の差
があまりなければ、加圧角と設定角の変更はしない。具
体的な方法は、図6に示す。マシン速度と膜厚設定値t
s からブレード枚数を決める。次に、基本データから加
圧角βo とくさび角αo を決め、設定する。設定ts と
センサー膜厚tを比較し、その差分の絶対値が5%以下
であれば、加圧角・くさび角の変更は行なわない。その
差分が5%以上である場合で、加圧角が2°以下であれ
ば、、αn =αo −0.5nずつくさび角を小さくす
る。そして、くさび角が2°以下になれば、くさび角α
=2°とする。加圧角が25°以上の場合は、αn =α
o +0.5nで0.5°ずつくさび角を大きくし、くさ
び角αが5°以上になれば、くさび角α=5°とする。
この理由は、加圧角が2°以下及び25°以上になると
微細な制御が難しいためである。加圧角が2°と25°
の間にある時は、t>ts の時は、加圧角をβn =βo
+0.5nで上げ、t<ts の時は、βn =βo −0.
5nで加圧角を下げ、膜厚差分の絶対値が5%以下にな
るまで繰り返す。
があまりなければ、加圧角と設定角の変更はしない。具
体的な方法は、図6に示す。マシン速度と膜厚設定値t
s からブレード枚数を決める。次に、基本データから加
圧角βo とくさび角αo を決め、設定する。設定ts と
センサー膜厚tを比較し、その差分の絶対値が5%以下
であれば、加圧角・くさび角の変更は行なわない。その
差分が5%以上である場合で、加圧角が2°以下であれ
ば、、αn =αo −0.5nずつくさび角を小さくす
る。そして、くさび角が2°以下になれば、くさび角α
=2°とする。加圧角が25°以上の場合は、αn =α
o +0.5nで0.5°ずつくさび角を大きくし、くさ
び角αが5°以上になれば、くさび角α=5°とする。
この理由は、加圧角が2°以下及び25°以上になると
微細な制御が難しいためである。加圧角が2°と25°
の間にある時は、t>ts の時は、加圧角をβn =βo
+0.5nで上げ、t<ts の時は、βn =βo −0.
5nで加圧角を下げ、膜厚差分の絶対値が5%以下にな
るまで繰り返す。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明はアニロック
スロールの周面に当接してインキ溜を形成する第1ブレ
ードと同第1ブレードの背面に接離自在に重ねてブレー
ドの剛性を変える第2ブレードとを設けて、第1ブレー
ドのアニロックスロールとの設定角及び線圧を制御した
ものであるから広範囲の粘度のフレキソインキに対して
2枚のブレードの重ね合せにより膜厚対応が可能とな
る。
スロールの周面に当接してインキ溜を形成する第1ブレ
ードと同第1ブレードの背面に接離自在に重ねてブレー
ドの剛性を変える第2ブレードとを設けて、第1ブレー
ドのアニロックスロールとの設定角及び線圧を制御した
ものであるから広範囲の粘度のフレキソインキに対して
2枚のブレードの重ね合せにより膜厚対応が可能とな
る。
【0019】さらにマシン速度と設定インキ膜厚から第
1ブレードと第2ブレードとの接離を演算して第1ブレ
ードの設定角及び線圧を制御したからマシン速度に関係
なく任意の膜厚に制御できインキむらが発生しないと共
に送りロールやインキパンが不要となる等の効果を有す
る。
1ブレードと第2ブレードとの接離を演算して第1ブレ
ードの設定角及び線圧を制御したからマシン速度に関係
なく任意の膜厚に制御できインキむらが発生しないと共
に送りロールやインキパンが不要となる等の効果を有す
る。
【図1】本発明の一実施例に係るドクタリング方式の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るS−マチック方式の断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る2枚ブレード方式の断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る制御系の各機器図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施例に係る制御ブロック図であ
る。
る。
【図6】本発明の一実施例に係る制御フロー図である。
【図7】ブレード枚数の適用領域を示す図である。
【図8】従来の2ロール方式の断面図である。
【図9】従来の2ロール方式によるかき取り可能範囲を
示す図である。
示す図である。
1 アニロックスロール 7 第1ブレード 8 第2ブレード 9 インキ溜 10 変位計 11 制御系 12 モータ 18 接離手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 将一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島研究所内 (56)参考文献 実公 昭58−23643(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 31/04 B41F 31/02
Claims (2)
- 【請求項1】 アニロックスロールの周面に当接してイ
ンキ溜を形成する第1ブレードと、同第1ブレードの背
面に接離自在に重ねてブレードの剛性を変える第2ブレ
ードと、第1ブレードのアニロックスロールとの設定角
及び線圧を制御する手段と、第2ブレードを第1ブレー
ドへの接離手段を備えたことを特徴とするフレキソ印刷
機のインキ供給制御装置。 - 【請求項2】 マシン速度と設定インキ膜厚から第1と
第2のブレードの接離を演算し、第1と第2のブレード
を接触又は離間させる手段と、マシン速度と設定インキ
膜厚と第1と第2ブレードの接触の有無から、アニロッ
クスロールへの第1ブレードの設定角及び線圧を演算
し、第1ブレードを設定する手段と、アニロックスロー
ル上のインキ膜厚を検出して設定インキ膜厚と比較演算
し、第1ブレードの設定角及び/又は線圧を制御する手
段を備えたことを特徴とする請求項1記載のフレキソ印
刷機のインキ供給制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7022937A JP3025166B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | フレキソ印刷機のインキ供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7022937A JP3025166B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | フレキソ印刷機のインキ供給制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08216372A JPH08216372A (ja) | 1996-08-27 |
JP3025166B2 true JP3025166B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=12096553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7022937A Expired - Lifetime JP3025166B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | フレキソ印刷機のインキ供給制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025166B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4935525B2 (ja) | 2007-06-18 | 2012-05-23 | 凸版印刷株式会社 | 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法 |
JP2009107188A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 印刷機のインキ供給装置の0点設定装置及び0点設定方法並びにインキ供給装置の調整装置及び調整方法 |
WO2014159780A2 (en) * | 2013-03-13 | 2014-10-02 | Probity Engineering, Llc | Ink fountain apparatus and method of adjusting ink flow for a flexographic printing apparatus |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP7022937A patent/JP3025166B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08216372A (ja) | 1996-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991221 |