JP3024874U - コンピューターキーボードの置き台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者の使用態様に応じて容易に高さを調節す
ることができ、かつ、引き出し、収納が容易なコンピュ
ーターキーボードの置き台を得る。 【解決手段】凸状をなす定位枠１０と、該定位枠１０の
前後の両側面に形成される傾斜した鋸歯状の定位溝１
１、１２と、該定位枠１０の上端縁の両側に固定される
スライドレール３０と、該定位枠１０に取り付けられる
定位板２０であって、ボルト４０、４１を利用して該定
位枠１０の定位溝１１、１２の中にその先端部を係止す
ることにより定位溝の中で上下の移動調整ができるよう
になっている定位板２０と、該定位板に取り付けられる
置き板５０とからなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、人体工学設計に合ったコンピューターキーボードの置き台の改良に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

コンピューターは現在流行している“新しいはやりもの”で、日常生活に不可 欠な文書情報の交流とデータファイルの管理の分野における便利でかつ迅速な機 器である。しかしながら、従来のコンピューターに用いられているテーブルは、 そのほとんどがコンピューターのキーボードを任意にスライドして引き出しかつ す押し入れるだけのものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

図１に示すように、従来のコンピューターのテーブル１は、単にレール３を取 付て、キーボードのスライド板２を任意にスライドさせて引き出し又は押し入れ の作用ができるのみであり、上下の高さの調整ができないので適用性が欠乏して いる。さらに、スライド板２の幅もコンピューターのテーブル１の限られた空間 的制約によって、業務用の比較的大きいキーボードと一般用の個人のキーボード とを互いに置き替えて使用することができないという不都合もある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の点を解決するためになされたものであり、一つの凸形の定位枠 と、一つの凸型の定位板と、一つの置き板とから構成され、かつ、ボルトを利用 して該定位板を該凸型の定位枠に形成した定位溝にねじ止めし、かつ、該定位枠 の左右には各一つのスライドレールを固定するとからなる手段を採用した。

【０００５】

【作 用】

一つの凸形の定位枠を有し、そこに一つの凸型の定位板と一つの置き板と配合 し、そしてボルトを利用して定位板を該凸型の定位枠に形成した定位溝の中にネ ジ止めし、かつ、該定位枠の左右には各一つのスライドレールを固定するもので ある。この設計によって本考案は、異なる身長の使用者にもとずいて上下の高さ の調整ができるとともに伸縮が自在にできて、空間の制限を受けず、任意に違う テーブルに取り付けて使用することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に従って本考案を説明する。 図２は本考案の分解斜視図であり、図３は本考案の組立斜視図である。図で示 すようにに、本考案は、主に、定位枠１０、定位板２０、置き板５０、スライド レール３０から組み立てられる。定位枠１０は凸形状になっており、その前後方 向の両側には数個の内側に向かう傾斜した鋸歯状の定位溝１１、１２が設けられ る。

【０００７】 該定位枠１０には一枚の定位板２０が配置される。該定位板２０は、その先端 側が前記定位枠１０に形成した凸形状にほぼ一致する凸形状になっており、その 凸形状の前後の側面にはそれぞれ貫通穴２１、２２が設けられている。そして、 該貫通穴２１、２２とボルト４０、４１とが協働して、定位板２０を前記定位枠 １０の定位溝１１、１２の中にネジ止めし得るようになっている。

【０００８】 また、定位板２０の上面には、その前端から適当な距離の所に等距離で分布し た数個の定位穴２４が設けられ、該定位穴２４を介して一枚の置き板５０が定位 板２０の上にネジ止めされる。 さらに、定位枠１０の上端縁の両側には、スライドするスライドレール３０が 固定されており、該スライドレール３０に設けた数個の貫通穴３１にボルト３２ を通過させることにより、コンピューターのテーブル面の下にスライドレール３ ０が定着される。

【０００９】 図４は本考案の引き出し状態を説明する図であり、図５は、本考案の高さを調 整状態を説明する図である。 次に、図６を参照しつつ本考案の実施の態様を説明する。コンピューターの操 作員が本考案を使用するときは、図４に示すように、置き板５０を外に向って軽 く引き出す。突き出した形状の定位板２０は、置き板５０と共にスライドレール ３０のスライドに応じてテーブル面６０から伸出する。高さの調整を行うことを 必要とする場合には、定位板２０のボルト４０、４１を凸形の定位枠１０の定位 溝１１、１２の中に押し込んで適当なる位置で固定する（図５参照）。そのよう な作業の後に、操作員はキーボードの操作を始めることができる。

【００１０】 逆の操作、すなわち、操作員が操作を終った後にキーボードを押し込むときに は、定位板２０を上に向けて移動して、ボルト４０、４１を定位溝１１、１２の 元来の位置の中に押し戻し、置き板５０を中に軽く押し込む。これによって全体 の定位板２０は、置き板５０と共にスライドレール３０のスライドに応じてテー ブルの下にすべり込み、収納が完了する（図６参照）。

【００１１】 また、図７は本考案の別の実用例の説明図であり、本考案によるコンピュータ ーキーボードの置き台は、任意の様々なテーブル体、例之ば、一般の展示用のテ ーブルの面の下にもネジ止めして使用することができることを示している

【００１２】

【考案の効果】

本考案の二つの大きい利点を下記に述べる。 主なる利点：本考案の構造は、簡単な設計でありながら、コンピューターのテ ーブルに利用した場合には、違う高さの操作員が自己に最も適したテーブル高さ に簡単な操作でもってテーブルを容易に上下に調整することができ、きわめて有 用性が高い。また、異なる巾のテーブルの取り付けも容易であり、かつ、コンパ クトに収納できることから空間を有効利用することができる。

【００１３】 次の利点：本考案は、コンピューター専用のテーブルに使用することに加え、 任意な他のテーブル体に取り付けて使用することもできるので、用途は広くて、 産業の経済価値がある。 上述のように本考案は、コンピューターのテーブルにキーボードを置く場合の 従来の不都合を低コストでもって解消したものであり、実用性に高いものである 。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のコンピューターキーボードの置き台を説
明する斜視図。

【図２】本考案のコンピューターキーボードの置き台の
分解斜視図。

【図３】本考案のコンピューターキーボードの置き台の
組立斜視図。

【図４】本考案のコンピューターキーボードの置き台の
引出し状態を説明する図。

【図５】本考案のコンピューターキーボードの置き台の
高さ調整操作を説明する図。

【図６】本考案の一実施態様を示す斜視図。

【図７】本考案の他の実施態様を示す斜視図。

【符号の説明】

１：コンピューターテーブル １０：定位枠 １１、１２：定位溝 ２：ス
ライド板 ２０：定位板 ２１、２２：貫通穴 ２４：定位穴 ３０：スライド
レール ３１：固定穴 ３２：ボルト ４０、４１：ボルト ５０：置
き板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主にコンピューターのテーブルの下に取
   り付けられるコンピューターキーボードの置き台であっ
   て、凸状をなす定位枠１０と、該定位枠の前後の両側面
   に形成される内方に傾斜した鋸歯状の定位溝１１、１２
   と、該定位枠の上端縁の両側に固定されるスライドレー
   ル３０と、該定位枠に取り付けられる定位板２０であっ
   て、ボルト４０、４１を利用して該定位枠の定位溝１
   １、１２の中にその先端部を係止することにより該定位
   溝の中で上下に移動調整ができるようになっている定位
   板２０と、該定位板に取り付けられる置き板５０とから
   なることを特徴とするコンピューターキーボードの置き
   台。