JP3024717U - 水道凍結防止ヒーター - Google Patents

水道凍結防止ヒーター

Info

Publication number
JP3024717U
JP3024717U JP1995013045U JP1304595U JP3024717U JP 3024717 U JP3024717 U JP 3024717U JP 1995013045 U JP1995013045 U JP 1995013045U JP 1304595 U JP1304595 U JP 1304595U JP 3024717 U JP3024717 U JP 3024717U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature switch
plug
temperature
heater
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995013045U
Other languages
English (en)
Inventor
東亜雄 中山
Original Assignee
テムコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テムコ株式会社 filed Critical テムコ株式会社
Priority to JP1995013045U priority Critical patent/JP3024717U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3024717U publication Critical patent/JP3024717U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒーターエレメントの異常加熱による火災の防
止および電気代の大幅な節減およびヒーターエレメント
の断線およびヒーターエレメントに直列に接続した温度
スイッチの故障およびケース内に一体的に収納した温度
スイッチの故障を表示する。 【解決手段】ケース内に一体的に収納したACプラグ、
ACコネクター、温度スイッチ、LED、ダイオード、
抵抗、発熱素子、リード端子からなる中継コネクター
と、ACプラグにコードを設けたACプラグのプラス端
子およびマイナス端子間に温度スイッチおよびヒーター
エレメントを直列に接続したヒーターを該ACプラグに
コードを設けたACプラグを前記ケース内に一体的に収
納されたACコネクターに接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は水道凍結防止ヒーターに関し、さらに詳細には、ケース内に収納した 温度スイッチとヒーターエレメントに直列に接続した温度スイッチにより、水道 管の周囲温度および水道管の温度を検知し、ケース内に収納した発熱素子により ケース内に収納した温度スイッチのオン/オフを制御し、ケース内に収納したL EDによりヒーターエレメントおよびヒーターエレメントに直列に接続した温度 スイッチおよびケース内に収納した温度スイッチのそれぞれの故障を表示し、ヒ ーターエレメントへの通電を制御するようにした水道凍結防止ヒーターに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、水道凍結防止ヒーターは、図7、図8、図9に示すように、バイメタル サーモスタットなどの温度スイッチ203、304、405にヒーターエレメン ト201、305、403を直列に接続し、プラグ204、301、401を介 して電力を給電するように構成されている。
【0003】 そして、図10に示すように、水道管108に水道凍結防止ヒーター200を 取り付ける場合には、水道管108に水道凍結防止ヒーター200が直接接触す るように巻き付けるか、添わせるかして取り付けるとともに、バイメタルサーモ スタットなどの温度スイッチ203を水道管108に直接接触するように取り付 けるか、外気にさらして取り付けるかして、水道管108はまたは外気の温度変 化に応じて温度スイッチが図6に示すオン/オフの作動をすることにより、ヒー ターエレメント201への通電を制御して水道管108の凍結を防止するもので ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来構造の水道凍結防止ヒーターにあっては、温度ス イッチがオンモードで故障した場合、一年中ヒーターエレメントに電気が給電さ れることになり、電気代がかさむばかりでなく、ヒーターエレメントの異常加熱 により火災の原因となっていた。また、新築などの家屋に新規に水道凍結防止ヒ ーターを設置した場合、その設置工事が終わった後必ず水道凍結防止ヒーターの 検査、即ち、水道凍結防止ヒーターのヒーターエレメントの断線や温度スイッチ の故障確認をするが、その場合、テスターなどの電気計測器で導通確認をするし かなく、その場にテスターなどの電気計測器を持ち合わせていない場合、検査確 認の手段がないため、検査確認をしないまま設置工事を終了することが多かった 。
【0005】 そして、テスターなどの電気計測器で導通確認をする場合は、大変な手間がか かると同時に、電気計測器の操作方法や検査方法を知らなければならず、大変な 手間がかかっていた。勿論、電気計測器を購入する費用も、大変な金額がかかっ ていた。また、その場にテスターなどの電気計測器がなく、検査確認をしないま ま設置工事を終了させた場合、後になって水道管を破裂させたり、火災の原因と なっていた。
【0006】 さらに、水道凍結防止ヒーターを設置して何年か経過した後、水道凍結防止ヒ ーターが故障した場合、その故障を知らせる手段がないため、水道凍結防止ヒー ターの故障に気付かず、水道を凍らせたり、水道管を破裂させたりしていた。
【0007】 また、従来構造の水道凍結防止ヒーターにあっては、温度スイッチを水道管に 直接接触させるか、外気にさらして取り付けるため、冬期間はオンしっぱなしの 状態となり、電気代が莫大にかかっていた。
【0008】 本考案は、従来の技術の有する上記したような種々の問題点に鑑みてなされた ものであり、その目的とするところは、ケース内に一体的に収納したACプラグ 、ACコネクター、温度スイッチ、LED、ダイオード、抵抗、発熱素子、リー ド端子からなる中継コネクターと、ACプラグにコードを設けたACプラグのプ ラス端子およびマイナス端子間に温度スイッチおよびヒーターエレメントを直列 に接続したヒーターを該ACプラグにコードを設けたACプラグを前記ケース内 に一体的に収納されたACコネクターに接続することにより、ヒーターエレメン トの異常加熱による火災の防止および電気代の大幅な節減およびヒーターエレメ ントの断線およびヒーターエレメントに直列に接続した温度スイッチの故障およ びケース内に一体的に収納した温度スイッチの故障を表示しようとするものであ る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における水道凍結防止ヒーターは、ACプ ラグのプラス端子およびACコネクターのプラス端子間に温度スイッチを設け、 前記温度スイッチに並列にヒーターエレメントおよびヒーターエレメントに直列 に接続した温度スイッチの故障を表示するLED、ダイオード、抵抗またはネオ ンランプ、抵抗を直列に接続する。前記LEDまたはネオンランプは、ランプ用 キャップを介して外から見えるように配設する。
【0010】 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に直列に前記温度スイッチ の故障を表示するLED、ダイオード、抵抗またはネオンランプ、抵抗を接続す る。前記LEDまたはネオンランプは、ランプ用キャップを介して外から見える ように配設する。
【0011】 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に発熱素子、ダイオードを 直列に接続する。前記ダイオードは前記温度スイッチに並列に接続したダイオー ドと逆方向に接続する。前記発熱素子は、前記温度スイッチに近接する位置に配 設する。
【0012】 ACプラグのマイナス端子とACコネクターのマイナス端子は、リード端子で 接続する。
【0013】 前記ACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ、LED、ダイオード、抵抗 、発熱素子、リード端子は、ランプ用キャップを設けたケース内に一体的に収納 する。
【0014】 前記ケース内に一体的に収納したACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ 、LED、ダイオード、抵抗、発熱素子、リード端子からなる中継コネクターと ACプラグにコードを設けたACプラグのプラス端子およびマイナス端子間に温 度スイッチおよびヒーターエレメントを直列に接続したヒーターとを有すること を特徴とする。
【0015】 また、上記ACプラグにコードを設けたACプラグのプラスおよびマイナス端 子間に温度スイッチおよびヒーターエレメントを直列に接続したヒーターは、前 記ACプラグのプラスおよびマイナス端子間にヒーターエレメントを直列に接続 した。
【0016】 さらに、上記ケース内に一体的に収納したACプラグ、ACコネクターはAC プラグ、ACコネクターのそれぞれにコードを接続し、該コードを介してケース の外に出し、温度スイッチ、LED、ダイオード、抵抗、発熱素子、リード端子 をランプ用キャップを設けたケース内に一体的に収納することを特徴とするもの である。
【0017】
【作用】
本考案による水道凍結防止ヒーターは、以上説明したように、ACプラグのプ ラス端子およびACコネクターのプラス端子間に温度スイッチを設け、前記温度 スイッチに並列にヒーターエレメントおよびヒーターエレメントに直列に接続し た温度スイッチの故障を表示するLED、ダイオード、抵抗またはネオンランプ 、抵抗を直列に接続する。前記LEDまたはネオンランプは、ランプ用キャップ を介して外から見えるように配設する。
【0018】 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に直列に前記温度スイッチ の故障を表示するLED、ダイオード、抵抗またはネオンランプ、抵抗を接続す る。前記LEDまたはネオンランプは、ランプ用キャップを介して外から見える ように配設する。
【0019】 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に発熱素子、ダイオードを 直列に接続する。前記ダイオードは前記温度スイッチに並列に接続したダイオー ドと逆方向に接続する。前記発熱素子は、前記温度スイッチに近接する位置に配 設する。
【0020】 ACプラグのマイナス端子とACコネクターのマイナス端子は、リード端子で 接続する。
【0021】 前記ACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ、LED、ダイオード、抵抗 、発熱素子、リード端子は、ランプ用キャップを設けたケース内に一体的に収納 する。
【0022】 前記ケース内に一体的に収納したACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ 、LED、ダイオード、抵抗、発熱素子、リード端子からなる中継コネクターと ACプラグにコードを設けたACプラグのプラス端子およびマイナス端子間に温 度スイッチおよびヒーターエレメントを直列に接続したヒーターとにより構成さ れており、ケース内に一体的に収納された温度スイッチは、図5に示すように、 予め設定された所定の温度、例えば、6°Cまで外気の温度が下がるとオンする 。
【0023】 前記温度スイッチがオンすると、ACコネクターのプラス端子およびマイナス 端子間に直列に接続された発熱素子にダイオードを通して通電され発熱を始める 。
【0024】 前記温度スイッチのオフ温度は、従来構造であると、図6に示すように、温度 スイッチのオン温度に、該温度スイッチの温度ディファレンシャルを足した温度 まで温度上昇しないとオフしない。例えば、オン温度が6°C、温度ディファレ ンシャルが7°Cの場合、オフ温度は6°Cプラス7°Cで13°Cとなる。従 って、発熱素子がない従来構造の温度スイッチの場合は、外気の温度もしくは水 道管の温度が13°Cまで上昇しないと温度スイッチはオフしない。
【0025】 従って、従来構造の水道凍結防止ヒーターの場合、外気の温度もしくは水道管 の温度が13°C以上に上昇しないと温度スイッチはオフしないから、一冬中通 電しっぱなしの状態となる。
【0026】 しかし、本考案によれば、温度スイッチがオンすると、ACコネクターのプラ ス端子およびマイナス端子間に直列に接続された発熱素子にダイオードを通して 通電され発熱を始め、しかも該発熱素子は前記温度スイッチに近接する位置に配 設されているから、外気の温度が13°Cまで上昇しなくてもオフできる。
【0027】 さらに、このオフ温度は、外気の温度と発熱素子の発熱容量と発熱素子の温度 スイッチに対する配設位置およびケース構造によって変わってくる。つまり、最 小の熱エネルギー、即ち、必要なときに必要なだけの熱エネルギーを供給するこ とにより、水道管を凍らせないように自由に発熱素子の発熱容量と発熱素子の温 度スイッチに対する配設位置およびケース構造を設計すればよい。例えば、外気 の温度が0°Cであれば10分オン、10分オフ、マイナス5°Cであれば10 分オン、3分オフ、マイナス10°Cであればフル通電させるように設計できる 。
【0028】 つまり、周辺の環境条件と水道管の温度との基本的な相関関係を綿密に調査し 、その通りに発熱素子の発熱容量、発熱素子の温度スイッチに対する配設位置お よびケース構造を決めればよい。
【0029】 従来構造の水道凍結防止ヒーターは、オン/オフの動作温度は、前述したよう に固定されている。一般的に、水道凍結防止ヒーターに使われている温度スイッ チは、3〜8°Cでオンになり、10〜15°Cでオフになるように設計されて いる。
【0030】 これに対し、本考案の温度スイッチは、図5に示すように、周辺の環境条件、 即ち、外気温度、風速、日照などを合わせてオン/オフの動作温度と時間が変わ るようにできる。そして、ケース内に一体的に収納された温度スイッチが予め設 定された温度、例えば、6°Cまで外気の温度が下がるとオンし、温度スイッチ がオンすることにより、ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に直 列に接続された発熱素子にダイオードを通して通電され、発熱を始める。
【0031】 そして、周辺の環境条件、即ち、外気温度、風速、日照に合わせてオフする。 温度スイッチがいったんオフすると、ACコネクターのプラス端子およびマイナ ス端子間に直列に接続された発熱素子には、ダイオードを通して通電されない。 従って、発熱素子は温度下降を始める。発熱素子の温度下降および周辺の環境条 件、即ち、外気温度、風速、日照およびケース内の温度によって、温度スイッチ はふたたびオンする。このオンする温度は、外気の温度がたとえマイナス5°C であっても、ケース内の温度が6°C以上であれば温度スイッチはオンしない。 従って、始めは温度スイッチのオン温度は予め設定された所定の温度である6 °Cに外気の温度が下がればオンするが、いったんオンしオフした後は外気の温 度と温度スイッチのオン温度とは関係なくなる。つまり、前述したように、外気 温度、風速、日照、発熱素子の発熱容量、発熱素子の温度スイッチに対する配設 位置およびケース構造によって様々に変化する。
【0032】 ここで、風速や日照によって温度スイッチのオン/オフ温度が変わるのは、発 熱素子の発熱による熱エネルギーが風の強さによって奪われたり、奪われなかっ たりするためであり、この風速の影響は温度スイッチに発熱素子を持っている場 合と持っていない場合、つまり従来構造の水道凍結防止ヒーターと本考案の水道 凍結防止ヒーターでは顕著にその差がでてくるものである。
【0033】 前記温度スイッチに並列に接続されたLED、ダイオード、抵抗またはネオン ランプ、抵抗は、ACプラグにコードを設けたACプラグのプラスおよびマイナ ス端子間に直列に接続したヒーターエレメントおよび温度スイッチの故障を表示 するものである。例えば、温度スイッチがオフモードで故障した場合、LED、 ダイオード、抵抗またはネオンランプ、抵抗には電圧がかからないから、LED またはネオンランプは点灯しない。
【0034】 同じように、例えば、ヒーターエレメントが断線した場合もLED、ダイオー ド、抵抗またはネオンランプ、抵抗には電圧がかからないから、LEDまたはネ オンランプは点灯しない。
【0035】 そして、このLEDまたはネオンランプの点滅は、ランプ用キャップを介して 外からも見えるようになっている。
【0036】 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に直列に接続されたLED 、ダイオード、抵抗またはネオンランプ、抵抗は、ケース内に一体的に収納され た温度スイッチの故障を表示するものである。例えば、前記温度スイッチがオン モードで故障した場合は、LEDまたはネオンランプは点灯しっぱなしの状態と なり、前記温度スイッチがオフモードで故障した場合は、LEDまたはネオンラ ンプは点灯しない。そして、このLEDまたはネオンランプの点滅は、ランプ用 キャップを介して外から見えるようになっている。
【0037】 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に直列に接続された発熱素 子およびダイオードは、発熱素子の働きは上述した通りであるが、前記ダイオー ドはケース内に一体的に収納された温度スイッチに並列に接続したダイオードと 逆方向に接続される。これは、前記温度スイッチに並列に接続されたダイオード を通して、前記温度スイッチがオンしなくても発熱素子に通電されることを防止 するものである。従って、このダイオードによって、発熱素子は前記温度スイッ チがオンしない限り、通電されず発熱しない。
【0038】 そして、ACプラグのマイナス端子と、ACコネクターのマイナス端子は、リ ード端子でケース内で接続される。
【0039】 そして、前記ACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ、LED、ダイオー ド、抵抗、発熱素子、リード端子は、ランプ用キャップを設けたケース内に一体 的に収納される。
【0040】 そして、前記ケース内に一体的に収納したACプラグ、ACコネクター、温度 スイッチ、LED、ダイオード、抵抗、発熱素子、リード端子からなる中継コネ クターとACプラグにコードを設けたACプラグのプラス端子およびマイナス端 子間に温度スイッチおよびヒーターエレメントを直列に接続したヒーターと、か ら構成される。
【0041】 そして、上記ケース内に一体的に収納されたACコネクターに、ACプラグに コードを設けたACプラグを差し込むことによって、ヒーターエレメントの異常 過熱による火災の防止、電気代の大幅な節減およびヒーターエレメントの断線、 ヒーターエレメントに直列に接続した温度スイッチおよびケース内に一体的に収 納した温度スイッチの故障を表示できる。
【0042】
【実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本考案による水道凍結防止ヒーターの実施の形 態の一例を詳細に説明するものとする。
【0043】 図1は、本考案による水道凍結防止ヒーターの実施の形態の一例の全体構造を 示す断面図、図2は図1に示した中継コネクターの詳細を示す拡大図、図3は中 継コネクターの電気回路図、図4は中継コネクターの制御基板を示す平面図であ る。
【0044】 図において、本考案による水道凍結防止ヒーター10は、ヒーターエレメント 12の中間部に、水道管の温度変化によりオン/オフする接点16を備えたバイ メタル・サーモスタットなどの温度スイッチ18を直列に配設するとともに、上 記ヒーターエレメント12にはプラス端子20aおよびマイナス端子20bを備 えた電源接続プラグ20を介して電力を供給するよう構成されており、この水道 凍結防止ヒーター10のヒーターエレメント12は、温度スイッチ18がオンし たときに通電されて発熱し、温度スイッチ18がオフしたときに通電が遮断され て発熱しないようになっている。
【0045】 上記電源接続プラグ20は、中継コネクター22を介して図示しない電源用コ ンセントに着脱自在に接続されるようになっており、上記中継コネクター22は 、箱型ケース24に収納されたACコネクターのプラス端子26aおよびマイナ ス端子26bと、電源用コンセントに差し込まれるACプラグのプラス端子28 aおよびマイナス端子28bとを備えており、上記ACコネクターのプラス端子 26aおよびマイナス端子26bには電源接続プラグ20のプラス端子20aお よびマイナス端子20bがそれぞれ着脱自在に差し込み接続されるようになって いる。
【0046】 また、上記中継コネクター22のACプラグのプラス端子28aとACコネク ターのプラス端子26aとの間には、水道管の周囲温度などによりオン/オフす る温度スイッチ30を直列に接続するとともに、この温度スイッチ30に並列に ヒーターエレメント12の断線およびヒーターエレメント12に直列に接続した 温度スイッチ18の故障などを検知して表示するLED32、ダイオード34、 抵抗36、またはネオンランプ、抵抗が直列に接続されており、これらのLED 32またはネオンランプはケース24に設けた図示しないランプ用キャップを介 して外部より目視確認できるように配設されている。
【0047】 また、上記中継コネクター22のACコネクターのプラス端子26aとマイナ ス端子26bとの間には、前記温度スイッチ30の故障などを検知して表示する LED33、ダイオード35、抵抗37またはネオンランプ、抵抗が直列に接続 されており、これらのLED33またはネオンランプはケース24に設けた図示 しないランプ用キャップを介して、外部より目視確認できるように配設されてい る。
【0048】 さらに、上記中継コネクター22のACコネクターのプラス端子26aとマイ ナス端子26bとの間には、ダイオード40および発熱素子42とが直列に接続 されており、このダイオード40は、ACプラグのプラス端子28a側の温度ス イッチ30に並列に接続されたダイオード34とは逆方向に接続されるとともに 、発熱素子42は温度スイッチ30の接点近傍に位置するように配設されている 。
【0049】 上記中継コネクター22のACプラグのプラス端子28aとACコネクターの プラス端子26aとの間に接続される温度スイッチ30、LED32、ダイオー ド34、抵抗36またはネオンランプ、抵抗、およびACコネクターのプラス端 子26aとマイナス端子26bとの間に接続されるダイオード40、発熱素子4 2、LED33、ダイオード35、抵抗37またはネオンランプ、抵抗は、箱型 のケース24内に一体的に収納されており、この中継コネクター22のACコネ クターのプラス端子26aおよびマイナス端子26bに、水道管の温度を検知し てオン/オフする温度スイッチ18により発熱するヒーターエレメント12を備 えた水道凍結防止ヒーター10の電源接続プラグ20が着脱自在に差し込み接続 されるようになっている。そして、中継コネクター22のオス型のプラス端子2 8aおよびマイナス端子28bが電源用コンセントに接続される。
【0050】 以上の構成において、水道凍結防止ヒーター10を水道管に巻き付け、電源接 続プラグ20を中継コネクター22を介して電源用コンセントに接続した場合の 作動を説明する。まず、中継コネクター22内の温度スイッチ30は、予め設定 された所定の温度まで外気の温度が下がるとオンして水道凍結防止ヒーター10 のヒーターエレメント12に通電する。ここでヒーターエレメント12に設置さ れた温度スイッチ18は、水道管の温度が所定の温度より低下している状態を検 知してオン状態になっている。
【0051】 図3は中継コネクター22の電気回路図であり、LED32、ダイオード34 、抵抗36またはネオンランプおよびLED33、ダイオード35、抵抗37ま たはネオンランプは、制御基板46の上に配設されており、中継コネクター22 内の温度スイッチ30は、図5に示すように、予め設定された所定の温度まで外 気の温度が下がるとオンして水道凍結防止ヒーター10のヒーターエレメント1 2に通電するとともに、温度スイッチ30がオンするとダイオード40を介して 発熱素子42に通電され、この発熱素子42に近接して設けられた温度スイッチ 30が所定の外気温度にまで上昇しなくてもオフする。
【0052】 すなわち、温度スイッチ30のオフ温度は、外気の温度と発熱素子42の発熱 容量と発熱素子42の温度スイッチ30に対する配設位置およびケース24の構 造によって変化するものであり、最小の熱エネルギ、つまり、必要な時に必要な だけの熱エネルギを供給することにより水道管を凍結させないように適正に発熱 素子42の発熱容量と発熱素子42の温度スイッチ30に対する配設位置および ケース24の構造が設計されている。
【0053】 したがって、例えば外気温度が0°Cであれば10分間オンし、10分間オフ する。また外気温度がマイナス5°Cであれば10分間オンし、3分オフし、外 気温度がマイナス10°Cであれば連続通電するように設計することができるも のであり、周辺の環境条件と水道管の温度との基本的な相関関係を綿密に調査し そのデータ通りに発熱素子42の発熱容量、発熱素子42の温度スイッチ30に 対する配設位置、およびケース24の構造を決めればよい。
【0054】 本考案による温度スイッチ30は、図5に示すように、外気温度変化などの環 境条件、風速、日照などに合わせてオン/オフの動作温度と時間を変化させるこ とができるものであり、ケース24内に収納されている温度スイッチ30が予め 設定された温度、例えば6°Cまで外気温度が下がるとオンし、発熱素子42に ダイオード40を通して通電され発熱を開始する。その後周囲の外気温度や風速 、日照などに合わせてオフする。温度スイッチ30が一旦オフすると発熱素子4 2にはダイオード40からの通電が遮断され、発熱素子42は温度降下をはじめ 、周囲の外気温度などの環境条件やケース24内の温度などにより温度スイッチ 30が再びオンする。このときの温度は、外気温度が例えばマイナス5°Cであ っても、ケース24内の温度が6°C以上であれば温度スイッチ30はオンしな い。
【0055】 したがって、初めは温度スイッチ30のオン温度は予め設定された所定温度で ある6°Cに外気温度が下がればオンするが、温度スイッチ30が一旦オンして オフした後は、外気の温度と温度スイッチ30のオン温度とは関係がなくなり、 外気温度、風速、日照、発熱素子42の発熱容量、発熱素子42の温度スイッチ にたいする配設位置、およびケース24の構造によって変化する。ここで、風速 や日照によって温度スイッチ30のオン/オフ温度が変わるのは、発熱素子の発 熱による熱エネルギが風の強さによって奪われたりすることによるものであり、 これらの風速による影響は、温度スイッチに発熱素子を有する場合と有しない場 合とで顕著にその差が現れる。
【0056】 一方、中継コネクター22内に設置されているLED32により水道凍結防止 ヒーター10に設置されているヒーターエレメント12の断線およびヒーターエ レメント12に直列に接続した温度スイッチ18の故障を検知し表示することが できるものであり、例えば、温度スイッチ18がオンした状態で故障した場合は 、LED32またはネオンランプが点灯状態となり、温度スイッチ18がオフモ ードで故障した場合、LED32、ダイオード34、抵抗36またはネオンラン プ、抵抗には電圧がかからないから、LED32またはネオンランプが点灯しな い。同じように、例えば、ヒーターエレメント12が断線した場合にも、LED 32、ダイオード34、抵抗36またはネオンランプ、抵抗には電圧がかからな いから、LED32またはネオンランプが点灯しない。そして、このLED32 、またはネオンランプの点滅状態は、ランプ用キャップを介してケース24の外 部より目視確認することができる。
【0057】 さらに、中継コネクター22内に設置されているLED33により、中継コネ クター22内に設置されている温度スイッチ30の故障を検知し表示することが できるものであり、例えば、温度スイッチ30がオンした状態で故障した場合は 、LED33またはネオンランプが点灯しっぱなしの状態となり、温度スイッチ 30がオフした状態で故障した場合は、LED33、ダイオード35、抵抗37 またはネオンランプ、抵抗には電圧がかからないから、LED33またはネオン ランプが点灯しない。
【0058】 そして、このLED33、またはネオンランプの点滅状態は、ランプ用キャッ プを介してケース24の外部より目視確認することができる。
【0059】 なお、上記中継コネクター22のACコネクターのプラス端子26aとマイナ ス端子26bとの間に直列に接続されているダイオード40および発熱素子42 のうち、ダイオード40は、ACプラグのプラス端子28a側の温度スイッチ3 0に並列に接続されたダイオード34とは逆方向に接続されており、上記温度ス イッチ30に並列に接続されたダイオード34を通して、上記温度スイッチ30 がオンしなくても発熱素子42に通電されることがないようになっている。した がって、このダイオード40によって、発熱素子42は、温度スイッチ30がオ ンしない限り通電されず発熱しない。
【0060】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効 果を奏する。
【0061】 (1)ケース内に一体的に収納した温度スイッチとヒーターエレメントに直列 に接続した温度スイッチにより、どちらかの温度スイッチがオンモードで故障し ても、もう一方の温度スイッチによりヒーターエレメントへの通電が制御できる ので、ヒーターエレメントの異常過熱による火災の防止ができる。
【0062】 (2)ケース内にACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ、LED、ダイ オード、抵抗、発熱素子、リード端子を一体的に収納したので、製造コストが従 来の約半分でできる。
【0063】 (3)ケース内に一体的に収納したLEDまたはネオンランプにより、従来構 造ではできなかったヒーターエレメントの断線、ヒーターエレメントに直列に接 続した温度スイッチの故障、ケース内に一体的に収納した温度スイッチの故障が 表示できるようになり、未然に水道管の凍結、破裂を防止することができるよう になった。
【0064】 (4)ケース内に一体的に収納した温度スイッチおよび該温度スイッチの近接 する位置に配設した発熱素子により、従来構造では不可能であった電気代の大幅 な節減ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による水道凍結防止ヒーターの実施の形
態の一例の全体構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した中継コネクターの詳細を示す拡大
図である。
【図3】中継コネクターの電気回路図である。
【図4】中継コネクターの制御基板を示す平面図であ
る。
【図5】本考案による水道凍結防止ヒーターの電圧・温
度特性図である。
【図6】従来構造による水道凍結防止ヒーターの電圧・
温度特性図である。
【図7】従来構造による他の水道凍結防止ヒーターを示
す断面図である。
【図8】従来構造による他の水道凍結防止ヒーターを示
す断面図である。
【図9】従来構造による他の水道凍結防止ヒーターを示
す断面図である。
【図10】従来構造による水道凍結防止ヒーターを水道
管に設置した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 水道凍結防止ヒーター 12 ヒーターエレメント 18 温度スイッチ 22 中継コネクター 24 ケース 30 温度スイッチ 32 LED 34 ダイオード 36 抵抗 40 ダイオード 42 発熱素子

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ACプラグのプラス端子およびACコネ
    クターのプラス端子間に温度スイッチを設け、前記温度
    スイッチに並列にヒーターエレメントおよびヒーターエ
    レメントに直列に接続した温度スイッチの故障を表示す
    るLED、ダイオード、抵抗またはネオンランプ、抵抗
    を直列に接続し、前記LEDまたはネオンランプはラン
    プ用キャップを介して外から見えるように配設し、 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に直
    列に前記温度スイッチの故障を表示するLED、ダイオ
    ード、抵抗またはネオンランプ、抵抗を接続し、前記L
    EDまたはネオンランプはランプ用キャップを介して外
    から見えるように配設し、 ACコネクターのプラス端子およびマイナス端子間に発
    熱素子、ダイオードを直列に接続し、前記ダイオードは
    前記温度スイッチに並列に接続したダイオードと逆方向
    に接続し、前記発熱素子は前記温度スイッチに近接する
    位置に配設し、 ACプラグのマイナス端子とACコネクターのマイナス
    端子はリード端子で接続し、 前記ACプラグ、ACコネクター、温度スイッチ、LE
    D、ダイオード、抵抗、発熱素子、リード端子はランプ
    用キャップを設けたケース内に一体的に収納し、 前記
    ケース内に一体的に収納したACプラグ、ACコネクタ
    ー、温度スイッチ、LED、ダイオード、抵抗、発熱素
    子、リード端子からなる中継コネクターとACプラグに
    コードを設けたACプラグのプラス端子およびマイナス
    端子間に温度スイッチおよびヒーターエレメントを直列
    に接続したヒーターとを有することを特徴とする水道凍
    結防止ヒーター。
  2. 【請求項2】 前記ACプラグにコードを設けたACプ
    ラグのプラスおよびマイナス端子間に温度スイッチおよ
    びヒーターエレメントを直列に接続したヒーターにおい
    て、前記ACプラグのプラスおよびマイナス端子間にヒ
    ーターエレメントを直列に接続したことを特徴とする請
    求項1記載の水道凍結防止ヒーター。
  3. 【請求項3】 上記ケース内に一体的に収納したACプ
    ラグ、ACコネクターはACプラグ、ACコネクターの
    それぞれにコードを接続し、該コードを介してケースの
    外に出し、温度スイッチ、LED、ダイオード、抵抗、
    発熱素子、リード端子をランプ用キャップを設けたケー
    ス内に一体的に収納することを特徴とする請求項1また
    は2のいずれか1項に記載の水道凍結防止ヒーター。
JP1995013045U 1995-11-16 1995-11-16 水道凍結防止ヒーター Expired - Lifetime JP3024717U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995013045U JP3024717U (ja) 1995-11-16 1995-11-16 水道凍結防止ヒーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995013045U JP3024717U (ja) 1995-11-16 1995-11-16 水道凍結防止ヒーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3024717U true JP3024717U (ja) 1996-05-31

Family

ID=43159943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995013045U Expired - Lifetime JP3024717U (ja) 1995-11-16 1995-11-16 水道凍結防止ヒーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3024717U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014684A (ja) * 2015-09-24 2016-01-28 シャンミン ヤン 感知装置
US9462978B2 (en) 2009-01-24 2016-10-11 Ming Young Biomedical Corp. Sensing device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9462978B2 (en) 2009-01-24 2016-10-11 Ming Young Biomedical Corp. Sensing device
JP2016014684A (ja) * 2015-09-24 2016-01-28 シャンミン ヤン 感知装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5600306A (en) Receptacle unit and extension cord
CN104053942B (zh) 无起火和电击危险的具有电压感测机构的线性固态照明
JP2007526992A (ja) 電気故障検出のためのシステム、装置、及び方法
CN106481492A (zh) 车辆用燃料滤清器的加热器控制装置和加热器控制方法
US3744046A (en) Engine heater monitor and control system
US4740861A (en) Thermal protection device for a dual input voltage lamp transformer/ballast apparatus
US3800214A (en) Apparatus for testing energized and non-energized electrical circuits
JP3024717U (ja) 水道凍結防止ヒーター
US11841403B2 (en) Motor leakage current detector, devices using same and related methods
CN111486599B (zh) 一种电热水器漏电检测系统及电热水器
WO2020052214A1 (zh) 一种双燃料发动机监控及冷却装置
CN207778705U (zh) 空调系统及其防起火控制装置
KR102229305B1 (ko) 실시간 표면 온도 연동 및 설정 온도 유지가 가능한 반도체릴레이를 이용한 발열선 발열량 제어시스템
CN114325108B (zh) 用于检测汽车空调的高电压加热器绝缘性能的方法
JP3846822B2 (ja) 凍結防止ヒータ用節電コントローラ
CN215340829U (zh) 基于继电器的温控器测试工装
JP2000182505A (ja) 漏電安全装置および給湯装置
JP4442759B2 (ja) 配管凍結防止装置
CN212274248U (zh) 一种二氧化碳气体汇流排电加热控制装置及加热装置
CN209882116U (zh) 一种发热电缆接头
CN203720319U (zh) 限温器检测工装
CN220855514U (zh) 一种温控器功能校验装置
CN218042000U (zh) 一种复合式电器火灾探测器
CN219415221U (zh) 电加热器
CN218724302U (zh) 一种仪表验证测试装置