JP3024683B2 - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置

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JP3024683B2 JP2174440A JP17444090A JP3024683B2 JP 3024683 B2 JP3024683 B2 JP 3024683B2 JP 2174440 A JP2174440 A JP 2174440A JP 17444090 A JP17444090 A JP 17444090A JP 3024683 B2 JP3024683 B2 JP 3024683B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、排水処理装置に関し、例えば食品工場など
から排出されるCOD、BOD、浮遊物質等の大量の高濃度排
水を小面積、短時間で低濃度化し、低ランニングコスト
で処理するように工夫したものである。
<従来の技術> 例えば、食品工場などから排出される汚水は、重金属
を含まず比較的汚れの濃度が低く、その排出について規
制が緩やかであったため、従来ではその多くはそのまま
放流されていることが多かった。そのため河川の汚染が
進み、ほとんどの河川は生物が生息できない状態にまで
至ってきた。
近年環境の保護が叫ばれ、規制の強化が実施されてき
ている。この従来の排水処理方法としては広大な敷地を
要する緩速過方式等が用いられていた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、食品工場などから排出される比較的低
濃度の汚水を、従来法で行うには費用がかかりすぎると
いう問題がある。その大きな理由は排水処理装置の設置
には広大な土地が必要であること、処理に長時間要する
ことなどである。
本発明は以上の事情に鑑み、小面積、短時間、低ラン
ニングコストで大量の汚水の処理を可能とする排水処理
装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するための本発明に係る排水処理装置
の構成は、排水を落下させつつ該排水中の粗ゴミを除去
する除去手段と、粗ゴミを除去した排水を落下させつつ
多孔質体と接触させて浄化する浄化手段と、浄化した排
水を貯留する貯留手段と、貯留した浄化排水の表面に浮
遊する浮遊物を除去する浮遊物除去手段とを具備するこ
とを特徴とする。
<作用> 排水は粗ゴミが除去された後、重力落差により多孔質
体に強制的にたたきつけられ且つ接触し、水が飛沫化、
泡沫化させられ、この際排水と空気との接触面積が増大
し溶存酸素濃度が改善され、且つこの時発生する泡の作
用によって浮遊物質を凝集、除去され浄化が行なわれ
る。
<実 施 例> 以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る排水処理装置の
概略図である。同図に示すように、本実施例に係る排水
処理装置は、排水をポンプの力または重力落差等により
各種の多孔体、網構造体またはいろいろな形状の充填材
に強制的にたたきつけることにより水を飛沫化、泡沫化
させることにより排水と空気との接触面積を増大させ溶
存酸素濃度の改善を図ると共に、この時発生する泡の作
用により浮遊物質を凝集、除去して排水を浄化するもの
であり、第1の処理装置10と第2の処理装置11とが合わ
さって一体となって形成されており、工場12からの排水
13を各々交互で処理するようにしている。
第1の処理装置10と第2の処理装置11との構成は全く
同様であり、装置本体14内に設けられた仕切部15を中心
として左右対称形としている。これら処理装置10,11は
排水13を落下させつつ該排水中の粗ゴミ16を除去する除
去手段としての網部材17と、粗ゴミ16が除去された排水
を落下させつつ多孔質体18と接触させて浄化する浄化手
段としての浄化部材19と、浄化した排水を貯留する貯留
手段としての貯留槽20と、貯留した浄化排水の表面に浮
遊する浮遊物21を除去する浮遊物除去手段としてのスク
レーパ22とを具備するものである。
さらに詳述すると、装置本体14はその内部を仕切部15
とこの仕切部15より高さの低い仕切部23,24によって仕
切られており、各々の上端部には斜めに設けられた網状
部材17,17が覆没されており、排水13中の粗ゴミ16を除
去するようにしている。この網状部材17の下方には、多
孔質体18を充てんしてなる底面が網状の浄化部材19が着
脱可能に設けられており、落下した排水13が該充てんさ
れた多孔質体18と接触することで浄化が行なわれてい
る。この浄化部材19の下方には貯留槽20が設けられてお
り浄化された浄化処理水を貯留している。
この貯留槽20内の浄化処理水は落下により飛沫化、泡
沫化された結果その表面に泡が浮遊すると共に浮遊物21
が発生する。この浮遊物21はスクレーパ22によってかき
取られ、図示しない濃縮装置へ送られそこで濃縮処理さ
れる。
また、仕切部23,24と装置本体14の外壁14aとの間に
は、網状部材17で補集した粗ゴミ16を除去して沈降させ
る粗ゴミ沈降槽25が形成されていると共に、該沈降槽25
の上層部の排水13は、ポンプ26が介装された送給管27に
よって再び網状部材17へ運ばれた後散水され、浄化部材
19によって浄化されるようにしている。
このような装置において、工場12からの排水13はポン
プ28によって排水管29中を送給されるが、排水管29に設
けられた切換コック30によって先づ第1の排水処理装置
10で排水処理されることとなる。そして所定時間経過
後、再び該コック30を切換えて第2の排水処理装置11で
処理することとなる。これと同時に、網状部材17の近傍
に設けられた切換コック31を有する洗浄管32から洗浄水
33が吹き付けて補集された粗ゴミ16を、ゴミ沈降槽25へ
洗い落し、再び使用できるように再生しておく。尚、こ
の網状部材17は例えば仕切部23,24の上端部を中心とし
て回動自在とし、開閉自在として補集された粗ゴミ16を
自動的に落とすようにしてもよく、さらには、網状部材
17自体を交換可能としてもよい。
浄化された排水は一時的に貯留槽に貯めた後、送給管
34に介装されたポンプ35によって貯留タンク36に送給さ
れ、ここでpHセンサ37aによって必要に応じてpH調節用
ノズル37bによりpH調節が行なわれる。
このpH調節によって河川等へ流す基準まで排水を浄化
することとなるが、更に規制が厳しい場合には、多孔質
体18を充てんし且つ底面が閉塞してなる浄化部材38が多
段に設けられた浄化タンク39にオーバーフローさせつつ
通すことにより、更に浄化を行うようにしてもよい。
ここで、上記浄化部材19,38に充てんされる多孔質体1
8とは、天然又は人工のセラミックス又は遠赤外線セラ
ミックスを例示することができ、これらの単独又は併用
で使用する。また、その形状としては球形、角形、テト
ラポット状等の各種形状とし、落下した排水と接触する
際に飛沫化、泡沫化し得る形状とするのがよい。また、
金網に上述した種々のセラミックス等をコーティングし
たものを用いて浄化部材19,38中に重ねて使用するよう
にしてもよい。
また、上記遠赤外線セラミックスとは、遠赤外線領域
5.6〜25μm、特に好ましくは5.6〜10μmにピークを有
し、80ω/m2・μmの放射エネルギーを放射する遠赤外
線セラミックスで、第4図に示すような分光放射率を有
する金属系酸化物セラミックス(例えばジルコニア、シ
リカ、アルミナ、フェリシア、フェライト、カルシア、
マグネシア、チタニア、コバルトオキサイド、マンガン
オキサイド、バリウムオキサイド、アパタイト等の全部
または一部を原料とする酸化物セラミックス、ほう酸化
物セラミックスおよびりん酸化物セラミックス)、金属
系非酸化物セラミックス(例えば炭化タングステン、炭
化チタン、炭化ほう素、炭化珪素、窒化珪素、窒化アル
ミ等の全部また一部を原料とするセラミックス)および
有機系セラミックス(例えばカーボン、グラファイトお
よびダイヤモンド等の全部また一部を原料とするセラミ
ックス)を云い、粒状あるいは液状、粉状のものを適宜
焼成したりプラスチックスやゴムなどに練り込んだりし
て成形したもの等を用いれば良い。
尚、第5図には30℃における遠赤外線セラミックスの
放射エネルギー分布を示す(図中、点線は黒体の分布を
示す。尚第4図は、これらの関係を放射率で示したもの
である。)。用いた遠赤外線セラミックスの配合は次の
通りである。
SiO2 40〜60重量部 Al2O3 50〜70 〃 Fe2O3,CaO,MgO 5〜15 〃 このような遠赤外線セラミックスを浄化部材19,38間
に充てんして用い、飛沫、泡沫化用物質に利用すると遠
赤外線の活性化作用により排水の水分子が活性化され、
同温度の水に比べ粘性が低下するので更に泡立ち易くな
る。
尚、工場12で使用する水として遠赤外線セラミックス
を充てんしたコンテナ(図示せず)を通過させて活性化
処理した水を用いれば一層浄化効果が向上することとな
る。
第2図は、本発明の他の実施例を示すものである。本
実施例に係る排水処理装置は、上述した第1図に示す第
1の浄化装置10と第2の浄化装置11とが一体となったも
のを、2組用意して、浄化能力を更に高めるようにして
いる。装置の構成は前述した装置と同様であり、その説
明は省略する。
第3図は、本発明の別の実施例を示すものである。本
実施例に係る排水処理装置は、上述した第1図に示す第
1の浄化装置10と第2の浄化装置11とが一体となったも
のに、2組の浄化部材19と2組の貯留槽20とを並設した
ものからなる浄化コンテナ40A〜40Cを3組積層させて、
第1の浄化装置10で浄化処理した排水を更に3段階の浄
化を行い、浄化能力を更に向上させている。最終の浄化
コンテナ40Cには、pHセンサ37aとpH調節用ノズル37bと
が設けられており、必要に応じてpH調節を行うようにし
ている。
この場合、上下方向に積み重ねてなるので、設置面積
には影響が無いので、狭い敷地内で、効率の高い排水の
浄化が行えることとなる。
<試 験 例> 第1図に示す排水処理装置を用いて食品工場から排出
された排水を処理し、その結果を第1表に示す。尚、こ
のデータは浄化タンク39に導入される前の浄化処理結果
である。
<発明の効果> 以上、実施例及び試験例と共に詳しく説明したように
本発明の排水の処理装置によれば、排水中のBOD、COD等
の値の改善、浮遊物質の凝集、除去等の効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は各々本発明の実施例に係る排水処理装
置の概略図、第4図は遠赤外線セラミックスの放射率を
示すグラフ、第5図は遠赤外線セラミックスの放射エネ
ルギー分布を示すグラフである。 図面中、 10,11は処理装置、 12は工場、 13は排水、 14は装置本体、 15,23,24は仕切部、 16は粗ゴミ、 17は網部材、 18は多孔質体、 19は浄化部材、 20は貯留槽、 21は浮遊物、 22はスクレーパ、 25は粗ゴミ沈降槽、 26,28,35はポンプ、 27,34は送給管、 29は排水管、 30,31は切換コック、 32は洗浄管、 33は洗浄水、 36は貯留タンク、 37aはpHセンサ、 37bはpH調節用ノズル、 38は浄化部材、 39は浄化タンク、 40A〜40Cは浄化コンテナである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−97254(JP,A) 実開 昭64−32713(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/24 C02F 1/30 C02F 3/04 C02F 1/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水を落下させつつ該排水中の粗ゴミを除
    去する除去手段と、 粗ゴミを除去した排水を落下させつつ多孔質体と接触さ
    せて浄化する浄化手段と、 浄化した排水を貯留する貯留手段と、 貯留した浄化排水の表面に浮遊する浮遊物を除去する浮
    遊物除去手段とを 具備することを特徴とする排水処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排水処理装置において、 粗ゴミを除去する除去手段で捕集した粗ゴミを浄水で除
    去する洗浄手段と、 洗浄液を貯留し粗ゴミを沈降させる粗ゴミ沈降手段と、 粗ゴミ沈降層の上層の排水を除去手段へ導く再生手段と
    を 具備することを特徴とする排水処理装置。
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