JP3024175U - 魚釣用糸巻具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で釣糸を容易に巻回および巻戻できる
と共に、釣糸に巻癖が付き難く、しかも釣竿に対し必要
に応じ着脱できる魚釣用糸巻具を提供し、釣人の便宜を
図る。 【解決手段】 釣竿３０の外周に着脱自在に被着し得る
切欠筒状の弾性挟着部１０と、該弾性挟着部１０の外側
面に一体的に形成された細幅板状の釣糸巻掛部２０とか
らなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、釣竿の先端に結止された釣糸を移動時等に邪魔にならないようにす るため一時的に巻掛しておく魚釣用糸巻具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

回転式リールを有さず釣竿の先端に釣糸を直接結止してなる釣具においては、 通常釣竿より長い釣糸を移動時等に邪魔にならないようにするため、釣竿を回転 させ該釣竿の回りに釣糸を巻回させていた。しかしそうすると釣糸にコイル状の 巻癖が付き、使用に際してもつれ易くなる欠点があり、また、長い釣糸を小径の 釣竿に巻回させたり戻したりするのが手間であって時間も要するものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、短時間で釣糸を容易に巻回および巻戻できると共に、癖が付 き難く、しかも釣竿に対し必要に応じ着脱できる魚釣用糸巻具を提供し、釣人の 便宜を図ろうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そのために本考案の魚釣用糸巻具は、釣竿の外周に着脱自在に被着し得る切欠 筒状の弾性挟着部と、該弾性挟着部の外側面に一体的に形成された細幅板状の釣 糸巻掛部とからなることを特徴とする。 また本考案は上記魚釣用糸巻具において、弾性挟着部と釣糸巻掛部とをプラス チックにより一体に成形してなることを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

次に図面と共に本考案の実施形態の一例を説明する。図１に本考案に係る魚釣 用糸巻具を斜視図にて示す。この魚釣用糸巻具は、弾性挟着部１０と釣糸巻掛部 ２０とがプラスチックにより一体に成形されたもので、弾性挟着部１０は図２， ３に示したように切欠筒状を呈しその切開部３１が弾性的に拡開することにより 釣竿３０の外周に着脱自在に被着し得るようになっている。また、釣糸巻掛部２ ０は細幅板状を呈し該弾性挟着部１０の外側面に軸方向に沿って一体的に形成さ れている。なお該釣糸巻掛部２０の両端縁には糸掛用のＵ字状切欠２１，２１が 形成されている。

【０００６】 このため釣竿３０の外周に該弾性挟着部１０を嵌着した状態にて、一方の手で 該釣竿３０を持ち他方の手で釣糸３１を該釣糸巻掛部２０に巻回させれば、図２ に示したように該釣糸３１は釣竿３０の一側にコンパクトに納まり、そのままで 持ち運んでも袋に入れて持ち歩いても釣糸がもつれることがない。なお、その際 、図２に示したように弾性挟着部１０の外側面の一部等にガムテープ３２を貼着 しておいてそれに釣針３３を刺しておくことで該釣針３３が外れるのを防ぐよう にしてもよい。３４は浮子、３５は重錘を示す。

【０００７】 なお、弾性挟着部１０の内径は釣竿の太さに応じたものとするが、釣竿の外径 は通常はテーパ状に先細であるので、釣竿の先の方にて着脱してから根元部の方 へスライドさせれば難なく着脱できかつ強固に固定することができるので、弾性 挟着部１０の内径は釣竿３０の外径に概略合致するものとすればよい。

【０００８】

【考案の効果】

このように本考案の魚釣用糸巻具は、釣竿に着脱自在であるので、どのような 釣竿にも必要に応じ取着でき、簡単にその釣糸を巻回することができ、移動時等 の邪魔にならないようにできる。また、釣竿の外周に巻付けたときのような強い 巻癖はできないので釣糸のもつれを防ぐことができるなど種々の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る魚釣用糸巻具の実施の形態を示し
た斜視図。

【図２】本考案に係る魚釣用糸巻具の使用状態を示した
要部の斜視図。

【図３】本考案に係る魚釣用糸巻具の使用状態を示した
釣竿の斜視図。

【符号の説明】

１０ 弾性挟着部 ２０ 釣糸巻掛部 ３０ 釣竿

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 釣竿の外周に着脱自在に被着し得る切欠
   筒状の弾性挟着部と、該弾性挟着部の外側面に一体的に
   形成された細幅板状の釣糸巻掛部とからなることを特徴
   とした魚釣用糸巻具。
2. 【請求項２】 弾性挟着部と釣糸巻掛部とをプラスチッ
   クにより一体に成形してなる請求項１に記載の魚釣用糸
   巻具。