JP3023811U - 哺乳瓶 - Google Patents

哺乳瓶

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JP3023811U
JP3023811U JP1995010922U JP1092295U JP3023811U JP 3023811 U JP3023811 U JP 3023811U JP 1995010922 U JP1995010922 U JP 1995010922U JP 1092295 U JP1092295 U JP 1092295U JP 3023811 U JP3023811 U JP 3023811U
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JP
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nipple
bottle
bottle body
air
liquid
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JP1995010922U
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English (en)
Inventor
敏倉 許
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敏倉 許
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幼児が瓶本体内に補給される空気を飲込むこ
とを防ぐことにより、幼児の腹が張ることを防止した哺
乳瓶を提供する。 【解決手段】 乳首3のフランジ31からは、通気孔3
21を有するチューブ32が瓶本体5内部の比較的深い
位置まで延びている。チューブ32の先端は封止されて
おり、この先端から通気孔321まで達する縦向きの切
込322が設けられている。乳首3が吸われると乳首3
の壁33が変形して壁33と取付カバー4との間のギャ
ップが拡大し、前記ギャップから瓶外の空気Aが通気孔
321に導入される。乳首3から液体Wが吸出されて瓶
本体5内の圧力が低下すると切込322が開き、空気A
が通気孔321の先端から瓶本体5内に供給される。空
気Aは瓶本体5内の比較的深い位置に供給されるので、
この空気Aが乳首3から流出する液体に混入しにくい。
したがって、幼児が液体Wと一緒に空気Aを飲み込むこ
とが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、哺乳瓶に関する。
【0002】
【従来の技術】
哺乳瓶は幼児にジュース、ミルクなどの液体を飲ませる時に用いられる。その 構造は、軟らかいゴム材質からなり中空の逆ホッパー状の乳首が瓶本体の開口部 に取付けられていることを特徴とする。この乳首は、前記瓶本体中の液体の流量 を制御するとともに、幼児が前記瓶本体中の液体を飲むときの吸い口として用い られる。
【0003】 哺乳瓶に取付けられる乳首は、液体を流出させる機能を有する点で一般のおし ゃぶり用乳首とは異なる。幼児が哺乳瓶に取付けられた乳首を口の中に含んで吸 うことにより、この乳首の下方に取りつけられた瓶本体中の液体が前記乳首の先 端に設けられた孔から流出して幼児の口の中に入る。 ここで、前記瓶本体中の液体が前記乳首から流出すると、前記瓶本体中の液体 の体積が減少するので前記哺乳瓶中の気圧が低下する。このため、前記哺乳瓶の 外部から適宜空気を導入しないと、幼児が前記哺乳瓶内の液体を連続して吸出す ことが困難になる。前記哺乳瓶内の気圧が著しく低下すると、軟らかいゴムから なる前記乳首が内外の気圧差により押しつぶされて液体の通路が塞がれてしまう こともある。
【0004】 したがって、哺乳瓶の乳首の表面には一つまたはそれ以上の通気孔が設けられ ている。これにより、哺乳瓶中の液体が乳首から流出すると同時に流出した液体 と同体積の空気が乳首から哺乳瓶内に導入されるので、哺乳瓶内の圧力は大気圧 に保たれる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来の哺乳瓶の構造を図1に示す。 乳首1の底部、すなわち瓶本体側端部にはフランジ12が形成され、このフラ ンジ12に通気孔11が設けられている。通気孔11は、乳首1の底部側側面に 設けられた通気溝13の下端と位置合わせされている。乳首1の軸方向の中央部 には、内径側に凹んだ環状肩部14が形成されており、哺乳瓶の取付カバー2の ソケット21の内周端部によってこの環状肩部14を締付けて位置決めする。取 付カバー2のフランジ12と対向する面には凸部22が設けられており、この凸 部22がフランジ12を瓶本体側に押すことにより、通気孔11の外周側に横向 きに延びる通気溝2Aが形成される。また、通気溝2Aは、ソケット21と乳首 1の壁面との間に形成されるギャップ1Aの瓶本体側端部と接続される。
【0006】 幼児が乳首1から液体を吸出すと、哺乳瓶外部の空気Aが通気溝13からギャ ップ1A、通気溝2Aを経由して通気孔11から瓶本体内部に流入することによ り哺乳瓶内の圧力を大気圧に保つ。 しかし、上記従来の哺乳瓶は、以下の問題を有する。 乳首およびその周辺部品の形状に高い精度が要求される。例えば、ギャップ 1Aの大きさや凸部22の高さなどの寸法を誤差1mm以下の精度で製造しなく てはならない。特に、ソケット21の内周径と環状肩部14の外周径とを正確に 合わせるために所定の大きさのギャップ1Aを形成する必要があるので、哺乳瓶 の製造が困難である。
【0007】 乳首1は軟らかいゴム材質からなるため外圧に応じて変形する。しかし、使 用者が取付カバー2を締付ける強さは常に一定とは限らない。取付カバー2を強 く締めすぎるとフランジ12が過度に押しつぶされ、これにより通気溝2Aが狭 くなったりあるいは塞がれたりするので通気溝13の通気機能が失われる。 現在、一般に瓶本体と乳首とは別々に販売されている。これは、瓶本体は堅 固である程度の耐久性を有するのに対し、乳首は消耗品であるためである。しか し、異なるメーカーの瓶本体と乳首とを組合わせて使用する場合、上記で述べ たように取付カバー2のソケット21の内周径、環状肩部14の外周径および凸 部22の高さなどには高い精度が要求されるので、メーカーが異なると規格が合 わず通気機能が充分に果たされない恐れがある。
【0008】 図1に示すように、通気孔11から瓶本体内部に入る空気は乳首1から流出 しようとする液体の流路15にまず集まる。このため、幼児が吸出す液体にはこ の空気Aが混入し、液体とともに幼児に飲み込まれることとなる。これにより幼 児の腹が張るという問題がある。 通気孔11の通気機能が充分ではないため、瓶本体中の空気が次第に不足し て哺乳瓶中の圧力が低下する。これにより、哺乳瓶外部の圧力が哺乳瓶内部の圧 力よりも高くなるので乳首1が押しつぶされ、液体の流路が狭くなるかあるいは 塞がれてしまう。
【0009】 本考案の目的は、瓶本体中の液体を連続かつ安定して吸出すことができる哺乳 瓶を提供することにある。 本考案の他の目的は、瓶本体内に補給される空気が乳首から流出する液体に混 入しにくくすることにより幼児がこの空気を飲込むことを防ぎ、幼児の腹が張る ことを防止した哺乳瓶を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(解決手段) 上記の課題を解決するために本考案の哺乳瓶は、瓶本体と、取付カバーと、前 記取付カバーによって前記瓶本体の開口部に取付けられる乳首とからなる哺乳瓶 であって、 前記乳首は中空の逆ホッパー状であり、その前記瓶本体側端部にはフランジが 形成され、前記フランジの前記瓶本体側面からは前記フランジと一体に形成され 通気孔を有するテーパ状のチューブが前記瓶本体の内部まで延び、前記チューブ の先端は封止されこの先端から通気孔まで達する縦向きの切込が設けられており 、 前記乳首が吸われていないときには、前記切込は前記チューブの厚みにより閉 じられているため前記瓶本体の中に空気は入らず、 前記乳首が吸われたときには、前記乳首の壁が変形して前記乳首と前記取付カ バーとの間のギャップが拡大し、前記乳首から前記瓶本体内の液体が吸出されて 前記瓶本体内の圧力が低下することにより前記ギャップから前記瓶本体外の空気 が前記通気孔に導入され、さらに前記切込が開いて前記通気孔から前記瓶本体内 に空気が供給されることを特徴とする。
【0011】 (作用および考案の効果) 本考案の哺乳瓶によると、乳首から瓶本体内の液体が吸出されて瓶本体内の圧 力が低下すると瓶本体外の空気がギャップおよび通気孔を経由してチューブ先端 の切込から瓶本体内に供給されるので、瓶本体内が大気圧に保たれる。これによ り、瓶本体内の液体を安定かつ連続して吸出すことができる。また、空気はチュ ーブの先端に設けられた切込から瓶本体内の比較的深い位置に供給されるので、 この空気が乳首から流出する液体に混入しにくい。したがって、幼児が液体と一 緒に空気を飲み込むことが防止されるので、幼児の腹が張るという問題を防止す ることができる。また、チューブは比較的太いので、取付カバーを強く締付けて も通気孔が変形したり塞がれたりすることはないため安定した通気効果が得られ る。さらに、瓶本体内の液体の流出と同時に充分な量の空気が瓶本体内に供給さ れるので、哺乳瓶の内外の圧力差により乳首が押しつぶされることがないためこ の乳首中の液体流路が狭くなったり塞がれたりすることが防止され、幼児が液体 を容易に吸うことができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。 本考案の一実施例を図2〜図7に示す。図5に示すように、本考案の一実施例 による哺乳瓶は、乳首3、取付カバー4および瓶本体5からなる。 乳首3は中空の逆ホッパー状であり、その瓶本体5側端部にはフランジ31が 形成されている。このフランジ31と一体に、フランジ31の瓶本体5側面から 延び通気孔321を有するテーパ状のチューブ32が形成されている。チューブ 32の先端は封止されており、図4に示すように、この先端から通気孔321ま で達する縦向きの切込322が設けられている。図5に示すように、乳首3、取 付カバー4および瓶本体5を組立てた状態では、チューブ32は瓶本体5の内部 の比較的深い位置まで延びている。
【0013】 図6および図7に示すように、乳首3が吸われていないときには哺乳瓶内外の 気圧Pは等しい。このとき、乳首3は変形しておらず、チューブ32の先端に設 けられた切込322はこのチューブ32の厚みにより閉じているので瓶本体5の 中に空気は入らない。また、切込322から通気孔321内に瓶本体5内の液体 Wが侵入することもない。
【0014】 乳首3が吸われると、乳首3の壁33が変形することにより壁33と取付カバ ー4との間のギャップが拡大する。乳首3から瓶本体5内の液体Wが吸出される と瓶本体5内の圧力Pが低下するので、前記ギャップから瓶外の空気Aが通気孔 321に導入される。外圧が高くなるため切込322が開き、空気Aが通気孔3 21から瓶本体5内に供給される。この空気Aにより瓶本体5の内外の圧力が等 しくなると切込322は自動的に再び閉じる。
【0015】 上記の構成とすることにより、本考案の一実施例の哺乳瓶によると瓶本体5内 の液体Wを安定かつ連続して吸出すことができる。また、空気Aはチューブ32 の先端に設けられた切込322から瓶本体5内の比較的深い位置に供給されるの で、この空気Aが乳首3内の液体通路34近傍に集まりにくい。したがって、幼 児が液体Wと一緒に空気Aを飲み込むことが防止されるので、幼児の腹が張ると いう問題を防止することができる。また、チューブ32は比較的太いので、取付 カバー4を強く締付けても通気孔321が変形したり塞がれたりすることはない ため安定した通気効果が得られる。さらに、瓶本体5内の液体Wの流出と同時に 充分な量の空気Aが瓶本体5内に供給されるので、哺乳瓶の内外の圧力差により 乳首3が押しつぶされることがないため、幼児が液体Wを容易に吸うことができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の哺乳瓶の使用方法を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例による哺乳瓶の乳首を示す斜
視図である。
【図3】本考案の一実施例による哺乳瓶の乳首を示す斜
視図である。
【図4】図3のIV部分を示す拡大斜視図である。
【図5】本考案の一実施例による哺乳瓶を示す断面図で
ある。
【図6】本考案の一実施例による哺乳瓶の使用方法を示
す断面図である。
【図7】図6の VII部分を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
3 乳首 4 取付カバー 5 瓶本体 31 フランジ 32 チューブ 321 通気孔 322 切込

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓶本体と、取付カバーと、前記取付けカ
    バーによって前記瓶本体の開口部に取付けられる乳首と
    からなる哺乳瓶であって、 前記乳首は中空の逆ホッパー状であり、その前記瓶本体
    側端部にはフランジが形成され、前記フランジの前記瓶
    本体側面からは前記フランジと一体に形成され通気孔を
    有するテーパ状のチューブが前記瓶本体の内部まで延
    び、前記チューブの先端は封止されこの先端から通気孔
    まで達する縦向きの切込が設けられており、 前記乳首が吸われていないときには、前記切込は前記チ
    ューブの厚みにより閉じられているため前記瓶本体の中
    に空気は入らず、 前記乳首が吸われたときには、前記乳首の壁が変形して
    前記乳首と前記取付カバーとの間のギャップが拡大し、
    前記乳首から前記瓶本体内の液体が吸出されて前記瓶本
    体内の圧力が低下することにより前記ギャップから前記
    瓶本体外の空気が前記通気孔に導入され、さらに前記切
    込が開いて前記通気孔から前記瓶本体内に空気が供給さ
    れることを特徴とする哺乳瓶。
JP1995010922U 1995-10-16 1995-10-16 哺乳瓶 Expired - Lifetime JP3023811U (ja)

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