JP3023058B2 - ウエハ上の不要レジスト露光装置 - Google Patents

ウエハ上の不要レジスト露光装置

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JP3023058B2
JP3023058B2 JP6259798A JP25979894A JP3023058B2 JP 3023058 B2 JP3023058 B2 JP 3023058B2 JP 6259798 A JP6259798 A JP 6259798A JP 25979894 A JP25979894 A JP 25979894A JP 3023058 B2 JP3023058 B2 JP 3023058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハ上の不要レジス
トを現像工程で除去するために必要とされるウエハ上の
不要レジスト露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばICやLSI等の製造工程におい
て、シリコンウエハ等の半導体ウエハの表面にレジスト
を塗布し、次いで回路パターンを露光し、これを現像し
て、レジストパターンを形成することが行われている。
ここに、レジストの塗布方法としては、通常、ウエハ表
面の中心位置にレジストを注ぎながらウエハを回転さ
せ、遠心力によってウエハの全表面にレジストを塗布す
るスピンコート法が用いられている。従って、ウエハの
周辺部にもレジストが塗布されることになるが、ウエハ
の周辺部はパターン形成領域にあまり利用されることは
ない。これは、ウエハが種々の処理工程に付される際
に、その周辺部を利用して搬送、保持されることが多
く、また周辺部ではパターンの歪みが生じやすく歩留り
が悪いからである。このため、レジストがポジ型レジス
トである場合には、周辺部が露光されないため現像後も
周辺部にレジストが残留し、このレジストがウエハの搬
送、保持の際に周辺機器を汚染し、ひいてはウエハ表面
の汚染となり、歩留りの低下を招く原因となっていた。
そこで、ウエハ周辺部の不要レジストを現像工程で除去
するために、パターン形成領域における回路パターンの
露光工程とは別個に、ウエハ周辺部の不要レジストを露
光する周辺露光が行われている。
【0003】一方、最近において、逐次移動型縮小投影
露光装置(ステッパー)によってウエハ表面が碁盤の目
のように区画されて逐次露光されることが行われてい
る。そして、この場合におけるパターン形成領域の形状
は方形状または階段状となる。
【0004】図1は、階段状のパターン形成領域を有す
るウエハWについて、パターン形成領域の外側に塗布さ
れた不要レジストを露光処理する手順を示す説明図であ
る。不要レジストの露光処理は、通常、ウエハのアライ
メント、第1象限における露光処理、第2象限における
露光処理、第3象限における露光処理、第4象限におけ
る露光処理の順に行われる。以下、同図を用いてその手
順を説明する。
【0005】(1)ウエハWのアライメント:パターン
形成領域Pの外周縁と平行なオリフラF(オリエンテー
ションフラット)を利用してウエハWのアライメントを
行う。具体的には、オリフラFとX方向とが平行になる
ようにウエハWを回転させる〔図1(イ)〕。 (2)第1象限における露光処理:方形状の照射領域L
を矢印方向(X→Y→X方向)に走査する〔図1
(ロ)〕。以下、走査行路を順次シフトしながら、照射
領域の走査を繰り返す。これにより、図1(ハ)におい
て斜線で示した部分が露光される。 (3)第2象限における露光処理:ウエハWを90度回
転させ、上記と同様にして照射領域の走査を繰り返して
行う。これにより、図1(ニ)において斜線で示した部
分が露光される。 (4)第3象限における露光処理:ウエハWを更に90
度回転させ、上記と同様にして照射領域の走査を繰り返
して行う。これにより、図1(ホ)において斜線で示し
た部分が露光される。 (5)第4象限における露光処理:ウエハWを更に90
度回転させ、上記と同様にして照射領域の走査を繰り返
して行う。これにより、図1(ヘ)において斜線で示し
た部分(パターン形成領域の外側の全範囲)が露光され
る。
【0006】図2は、図1(ロ)の部分拡大図(部分C
の拡大図)であり、パターン形成領域Pの外周に沿って
方形状の照射領域Lを走査させたときの当該照射領域L
の走査軌跡を示している。なお、照射領域L内における
括弧付数字は走査順序を表している。同図において、p
xおよびpyは、それぞれ、X方向およびY方向に伸び
てパターン形成領域Pを区画する外周縁であり、poは
外周縁pxと外周縁pyの交点である。照射領域Lは、
縦10mm、横3mmの方形状である。この照射領域L
は、必要に応じて、X方向、Y方向において、例えば2
mm程度の重なりを持たせるようにして走査行路をシフ
トしながら走査される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、ICやLS
I等の製造工程において、その製造効率を向上させる観
点からは、不要レジストの露光処理をできるだけ短い時
間で行うことが好ましい。そして、露光処理時間の短縮
化を図るための手段としては、パターン形成領域の外周
に沿って走査される照射領域(有効照射面積)を大きく
設定することが考えられる。照射領域を大きく設定すれ
ば、1回の走査行程において広い範囲を露光処理するこ
とができるからである。
【0008】しかしながら、照射領域を大きく設定する
と、ウエハ上の不要レジストに対して光照射時間のバラ
ツキが大きくなり、このため、除去すべき不要レジスト
の全てに対して均一な条件で露光処理を行うこができな
くなる、という問題がある。以下、「照射領域の大き
さ」と「光照射時間のバラツキ」の関係について説明す
る。
【0009】図3は、正方形状の照射領域LAをパター
ン形成領域の外周に沿って走査させたときの当該照射領
域LAの走査軌跡を示している。同図において、(a)
〜(i)は、ウエハ表面におけるサンプリング点であ
り、隣合うサンプリング点間の距離は10mmとする。
一方、照射領域LAの1辺の長さは20mmである。こ
の照射領域LAは、その一端側の頂点QAが、パターン
形成領域の外周縁px,py上を「矢印v」の方向に移
動するよう走査されれ、1回目の走査行程によって、サ
ンプリング点(a)〜(h)に光が照射される。
【0010】図4は、図3に示す照射領域LAを走査さ
せた場合において、サンプリング点(a)〜(h)にお
ける光照射の有無を時間ごとに追跡したグラフである
(斜線で示す部分は、その間において当該サンプリング
点に光が照射されていることを意味している)。同図に
示すように、サンプリング点における光照射時間の相対
比率(a:b:c:d:e:f:g:h)は1:2:
2:2:3:2:2:2となる。この関係を下記表1の
(I)に示す。
【0011】また、照射領域LAに代えて、1辺の長さ
が30mmである正方形状の照射領域(図示省略)を走
査させた場合には、1回目の走査行程によって、サンプ
リング点(a)〜(i)に光が照射される。そして、サ
ンプリング点における光照射時間の相対比率(a:b:
c:d:e:f:g:h:f)は1:2:2:3:3:
3:4:4:5となる。この関係を下記表1の(II)に
示す。
【0012】
【表1】
【0013】上記表1に示すように、方形状の照射領域
を走査させるときには、(1)照射領域を大きく設定す
るほど光照射時間のバラツキが大きくなり、(2)外周
縁の交点poからの離間距離が大きいほど光照射時間が
長くなる。
【0014】そして、照射領域LAを走査させる場合に
おいて、点(a)における光照射時間が適正であるとき
には、他のサンプリング点、特に点(e)の近傍におけ
る光照射時間は長すぎることになる。この結果、これら
他のサンプリング点の近傍において、レジストが過剰の
光(紫外線)と反応してバブリングが生じ、これによっ
て発生するパーティクルが、ウエハ表面や周辺機器を汚
染することがある。
【0015】一方、照射領域LAを走査させる場合にお
いて、点(e)における光照射時間が適正であるときに
は、他のサンプリング点、特に点(a)の近傍における
光照射時間は短すぎることになる。この結果、これら他
のサンプリング点の近傍における不要レジストへの露光
量が不足して、当該不要レジストを十分除去することが
できず、その一部が残存してしまうことがある。
【0016】以上のように、露光処理時間の短縮化を図
るためには照射領域を大きく設定することが好ましい
が、照射領域を大きく設定すると、ウエハ上の不要レジ
ストに対する光照射時間(積算露光量)のバラツキが大
きくなって均一な条件で露光処理を行うこができず、上
記のような問題を招いてしまう。
【0017】本発明は以上のような事情に基いてなされ
たものである。本発明の目的は、露光処理時間の短縮化
が図れるとともに、不要レジストに対して均一な露光処
理を行うこができるウエハ上の不要レジスト露光装置を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のウエハ上の不要
レジスト露光装置は、光照射手段と、この光照射手段に
よる照射領域がウエハ上において一方向およびこれに直
角な他方向に走査されるよう、前記光照射手段の光出射
端をウエハに対して相対的に移動させる移動手段とを備
えてなり、前記光照射手段による照射領域は、前記一方
向に対し実質上45度の斜め方向に伸び、当該照射領域
の少なくとも一端側の輪郭は、前記一方向に伸びる一辺
と、前記他方向に伸びる他の一辺とによる直角な頂部を
有することを特徴とする。
【0019】本発明のウエハ上の不要レジスト露光装置
においては、光照射手段が、光源部と、この光源部から
の光を一端から受光して他端に導く光ファイバと、この
光ファイバの他端に接続されたレンズユニットとを有し
てなり、前記レンズユニットの光出射端からウエハ表面
に向かう光の一部を遮光することにより、前記光照射手
段による照射領域の輪郭のうち少なくとも頂部における
輪郭を整形する遮光手段が設けられていることが好まし
い。
【0020】
【作用】光照射手段による照射領域を、その一端側の輪
郭を構成する頂部がパターン形成領域の外周縁に沿って
移動するように、ウエハ上において一方向および他方向
に走査させる。このとき、一方向および他方向に走査さ
れる照射領域が、前記一方向に対して実質上45度の斜
め方向に伸びているので、照射領域の大きさに関わら
ず、不要レジストに対して均一な露光処理を行うことが
できる。ここで、「実質上45度」には、45度±20
度までの角度範囲が含まれるものとする。
【0021】図5は、X方向に対し45度の斜め方向に
伸びる照射領域LBをパターン形成領域の外周に沿って
走査させたときの当該照射領域LBの走査軌跡を示して
いる。同図において、(j)〜(m)は、ウエハ表面に
おけるサンプリング点である。この照射領域LBは、そ
の一端側の頂点QBが、パターン形成領域の外周縁p
x,py上を、p1→p2→po→p3→p4の順に移
動するよう走査される。
【0022】ここに、サンプリング点(j)〜(m)
は、それぞれ外周縁の交点poからの離間距離が異な
り、各点を包含する方形状の照射領域を走査させた場合
には各点への光照射時間にバラツキが生じることにな
る。しかし、斜め方向に伸びる照射領域LBを走査させ
る場合には、各点への光照射時間は全て同じである(頂
点QBが、p2からp3に移動する間において各点に光
が照射される)。
【0023】また、X方向に対して45度の斜め方向に
伸びる照射領域LBを走査させることにより、当該照射
領域LBの一端から他端までを対角線とする正方形状の
照射領域を走査させたときと同じ範囲の露光処理を行う
ことができ、光照射条件の均一性を維持しながら、処理
範囲の拡大化に伴う露光処理時間の短縮化を図ることが
できる。
【0024】さらに、照射領域LBの一端側の輪郭が、
X方向に伸びる一辺(Lbx)と、Y方向に伸びる他の
一辺(Lby)とによる直角な頂部を有しているので、
この頂部が外周縁px,py上を移動するように前記照
射領域LBを走査させることにより、外周縁のコーナー
部分(点po,p2,j,p3で囲まれる部分)も確実
に露光処理することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図6は、
本発明の不要レジスト露光装置の一実施例を示す説明図
である。本発明の不要レジスト露光装置は、光照射手段
10と、ウエハ回転手段20と、移動手段30と、ウエ
ハアライメント手段40とを備えている。
【0026】光照射手段10は、ウエハWの周辺部(パ
ターン形成領域の外側)の不要レジストの表面に光照射
する手段である。この光照射手段10は、超高圧水銀灯
よりなるランプ11と、このランプ11の光を集光させ
て反射する楕円反射鏡12と、この楕円反射鏡12から
の光を反射する反射鏡13と、反射鏡13からの光を一
端から受光して他端に導く光ファイバ14と、この光フ
ァイバ14の他端に接続されてウエハ表面に平行光を照
射するレンズユニット15とを有している。
【0027】しかして、本実施例の不要レジスト露光装
置は、光照射手段による照射領域の形状に特徴点を有す
るものである。図7は、光照射手段10による照射領域
LCの形状を示す説明図であり、同図における数値は寸
法(mm)を示している。この照射領域LCは、1辺が
5.7mmである正方形状の照射領域を、0.5mm×
0.5mmの重なりを持たるようにして、斜め方向に4
つ繋げたものと同じ形状を有している。この照射領域L
Cの形状は、光ファイバ14の他端の端面形状によって
形成される(照射領域LCの形状は、通常、他端の端面
形状の相似形である。)。光ファイバ14は数千本から
なる光学繊維の束状体により構成されているので、その
端面形状を、図7に示したような形状を含めて任意の形
状とすることができる。
【0028】ウエハ回転手段20は、メガトルクモータ
21と、ウエハWが載置される回転台22とからなる。
この回転台22にはウエハWを保持するための真空吸着
孔(図示省略)が設けられている。
【0029】移動手段30は、光照射手段10による照
射領域がウエハW上において一方向(X方向)およびこ
れに直角な他方向(Y方向)に走査されるよう、光ファ
イバ14の他端に接続されたレンズユニット15の光出
射端をウエハWに対して相対的に移動させる手段であ
る。この移動手段30は、Xテーブル31と、Xテーブ
ル31をX方向に往復移動させるモータ32と、Yテー
ブル33と、Yテーブル33をY方向に往復移動させる
モータ34と、Yテーブル33に取付けられ、レンズユ
ニット15の光出射端を保持する支持アーム35とを有
している。図6において、Y方向は、レンズユニット1
5の光出射端から回転台22の回転中心に向かう方向で
あり、X方向はY方向に対して直角な方向である。従っ
て、レンズユニット15の光出射端は、Xテーブル31
およびYテーブル33の移動によってウエハWの周辺部
を移動することになる。
【0030】ウエハアライメント手段40は、回転台2
2上におけるウエハWの載置状態を検出する手段であ
る。ウエハアライメント手段40は、例えばCCDセン
サよりなり、ウエハWのオリフラとX方向とが正確に平
行になっているか否かを検出し、そうでない場合には、
メガトルクモータ21を回転させて微調整を行う。な
お、ウエハアライメント手段40による検出データに基
いて、回転台22の回転中心に対するウエハWの偏心誤
差を補正することもできる。
【0031】図8は、図7に示した照射領域LCをパタ
ーン形成領域の外周に沿って走査させたときの当該照射
領域LCの走査軌跡を示している。同図において、
(n)、(q)、(s)および(t)は、ウエハ表面に
おけるサンプリング点である。照射領域LCは、その一
端側の頂点QCが、パターン形成領域の外周縁px,p
y上を、p5→p6→po→p7→p8の順に移動する
よう走査される。
【0032】ここに、サンプリング点(n)、(q)、
(s)および(t)は、それぞれ外周縁の交点poから
の離間距離が異なり、各点を包含する方形状の照射領域
を走査させた場合には各点への光照射時間にバラツキが
生じることになる。しかし、斜め方向に伸びる照射領域
LCを走査させる場合には、各点への光照射時間は全て
同じである(すなわち、頂点QCが、p6からp7に移
動する間において各点に光が照射される)。このよう
に、照射領域LCが走査される範囲における光照射時間
にはバラツキがなく、従って、斯かる範囲における不要
レジストに対して均一な条件で露光処理を行うこができ
る。
【0033】また、斜め方向に伸びる照射領域LCを走
査させることにより、当該照射領域LCの一端側の頂点
QCと、他端側の頂点QC' とを結ぶ直線(QC−Q
C' )を対角線とする正方形状の照射領域を走査させた
ときと同じ範囲の露光処理を行うことができ、光照射条
件の均一性を維持しながら、処理範囲の拡大化を図るこ
とができる。
【0034】さらに、照射領域LCの一端側の輪郭が、
X方向に伸びる一辺(Lcx)と、Y方向に伸びる他の
一辺(Lcy)とによる直角な頂部を有しているので、
外周縁のコーナー部分(点po,p6,n,p7で囲ま
れる部分)も確実に露光処理することができる。
【0035】既述したように、照射領域の形状は、光フ
ァイバの他端における端面形状によって形成されるが、
光出射端からの光の一部を遮光する遮光手段を利用して
形成することもできる。図9は遮光手段の一例を示す概
略説明図である。同図において、50は箱状の遮光手
段、14' は光ファイバ、15' はレンズユニットであ
る。この遮光手段50は、レンズユニット15' を覆う
ように取付けられ、レンズユニット15' からウエハW
の表面に出射される光のうち、光の干渉により完全な平
行光とならずに露光すべき範囲以外の領域(例えばパタ
ーン形成領域P)に向かう光を遮断する。51は、遮光
手段50の開口窓であり、開口窓51の周縁はナイフエ
ッヂ状に形成され、この開口窓51の周縁形状によって
照射領域の輪郭が形成されることになる。
【0036】本実施例の不要レジスト露光装置に遮光手
段50を設けることにより、次のような効果が奏されれ
る。 (1)光ファイバ14' の他端における端面形状を厳密
に形成しなくても、照射領域における複雑な輪郭形状を
形成することができる。 (2)開口窓51の周縁はナイフエッヂ状に形成されて
いるので、露光すべき範囲(例えば周辺領域)と、露光
してはならない領域(例えばパターン形成領域)との境
界を明確に区画することができ、現像工程を経た後に残
存するレジストは、前記境界におけるテーパの幅が短い
ものとなる。 (3)レンズユニット15' において完全な平行光とす
る必要がないので、レンズユニットのレンズ系の構成を
簡単なものにすることができる。
【0037】〔実験例〕図6に示した本実施例の露光装
置を用い、ウエハ上の不要レジストの露光処理を行っ
た。ここに、ウエハ試料としては、図10に示すような
階段状のパターン領域を有し、ノボラック系ポジ型レジ
ストが塗布されているもの(ウエハサイズ:150m
m,ショットサイズ:sx=14.38mm,sy=1
4.73mm)を用いた。露光処理操作としては、ウエ
ハ試料の搬入、ウエハ試料のアライメント、第1象限の
露光処理、第2象限の露光処理、第3象限の露光処理、
第4象限の露光処理の順に行い、各象限の露光処理にお
いて、照射領域LCにおける照度は2500〜2600
mW/cm2 とし、照射領域LCの走査速度は30mm
/秒とした。この結果、1枚の上試料を露光処理するた
めに必要なスループット時間は63秒間(ウエハ搬入時
間:15秒間,ウエハアライメント時間:12秒間,露
光処理時間:36秒間)と短いものであった。そして、
このウエハ試料の現像処理を行ったところ、パターン形
成領域の外側の全範囲の不要レジストが完全に除去され
ていた。
【0038】
【発明の効果】本発明のウエハ上の不要レジスト露光装
置によれば、不要レジストに対して均一な露光処理を行
うことができ、しかも、1回の走査行程によって処理で
きる範囲が広いので露光処理時間の短縮化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエハ表面のパターン形成領域の外側に塗布さ
れた不要レジストを露光処理する手順を示す説明図であ
る。
【図2】図1(ロ)の部分拡大図である。
【図3】照射領域LAをパターン形成領域の外周に沿っ
て走査させたときの当該照射領域LAの走査軌跡を示す
説明図である。
【図4】照射領域LAを走査した場合において、サンプ
リング点における光照射の有無を時間ごとに追跡したグ
ラフである。
【図5】照射領域LBをパターン形成領域の外周に沿っ
て走査させたときの当該照射領域LBの走査軌跡を示す
説明図である。
【図6】本発明の不要レジスト露光装置の一実施例を示
す説明図である。
【図7】光照射手段による照射領域LCの形状を示す説
明図である。
【図8】照射領域LCをパターン形成領域の外周に沿っ
て走査させたときの当該照射領域LCの走査軌跡を示す
説明図である。
【図9】遮光手段の一例を示す概略説明図である。
【図10】ウエハ試料におけるパターン形成領域を示す
説明である。
【符号の説明】
10 光照射手段 11 ランプ 12 楕円反射鏡 13 反射鏡 14 光ファイバ 15 レンズユニット 20 ウエハ回転手段 21 メガトルクモータ 22 回転台 30 移動手段 31 Xテーブル 32 モータ 33 Yテーブル 34 モータ 35 支持アーム 40 ウエハアライメント手段 50 遮光手段 51 開口窓 L,LA,LB,LC 照射領域 P パターン形成領域 px,py パターン形成領域の外周縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−3153(JP,A) 特開 平4−316310(JP,A) 特開 平3−84921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光照射手段と、この光照射手段による照
    射領域がウエハ上において一方向およびこれに直角な他
    方向に走査されるよう、前記光照射手段の光出射端をウ
    エハに対して相対的に移動させる移動手段とを備えてな
    り、 前記光照射手段による照射領域は、前記一方向に対し実
    質上45度の斜め方向に伸び、当該照射領域の少なくと
    も一端側の輪郭は、前記一方向に伸びる一辺と、前記他
    方向に伸びる他の一辺とによる直角な頂部を有すること
    を特徴とするウエハ上の不要レジスト露光装置。
  2. 【請求項2】 光照射手段が、光源部と、この光源部か
    らの光を一端から受光して他端に導く光ファイバと、こ
    の光ファイバの他端に接続されたレンズユニットとを有
    してなり、 前記レンズユニットの光出射端からウエハ表面に向かう
    光の一部を遮光することにより、前記光照射手段による
    照射領域の輪郭のうち少なくとも頂部における輪郭を整
    形する遮光手段が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のウエハ上の不要レジスト露光装置。
JP6259798A 1994-09-30 1994-09-30 ウエハ上の不要レジスト露光装置 Expired - Fee Related JP3023058B2 (ja)

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