JP3022125U - 編成下着 - Google Patents

編成下着

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JP3022125U
JP3022125U JP1995009951U JP995195U JP3022125U JP 3022125 U JP3022125 U JP 3022125U JP 1995009951 U JP1995009951 U JP 1995009951U JP 995195 U JP995195 U JP 995195U JP 3022125 U JP3022125 U JP 3022125U
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JP
Japan
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stocking
panty
knitted
underwear
parts
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JP1995009951U
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English (en)
Inventor
もとえ 橋本
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もとえ 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッキング部12a、12bとパンティ部
13とが一体化された編成下着11として、継目がなく
外観の良好なもの、伸縮性に富み使用感の良好なもの、
破損しがたい丈夫なものを提供する。 【解決手段】 細長い筒状に縦編みされた一対のストッ
キング部12a、12bと、これらストッキング部12
a、12bの上端から連続して両ストッキング部12
a、12bよりも大きな径の筒状に縦編みされたパンテ
ィ部13とを備えている。相互に一体化された両ストッ
キング部12a、12bとパンティ部13との分岐点が
股部14をなしている。両ストッキング部12a、12
bとパンティ部13との境界部分に継目がないととも
に、パンティ部13の前後面にも継目がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は左右一対のストッキング部とパンティ部とが一体化された編成下着に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、パンティストッキングやタイツのごとき下着類は、左右一対の ストッキング部とパンティ部とが一体化されたものである。このような下着とし ては、図5(a)(b)、図6(a)(b)に示すものが広く知られている。
【0003】 図5(a)(b)に示された下着は編成工程、縫製工程を経てつくられる。編 成工程においては、同図(a)のように、左半身1Aと右半身1Bとが別々に横 編みされる。すなわち、左側のストッキング部2a、パンティ部3の左半分4a を有する左半身1Aが丸編機で編み上げられ、これと同様に、右側のストッキン グ部2b、パンティ部3の右半分4bを有する右半身1Bが丸編機で編み上げら れる。縫製工程のときは、同図(b)のように、パンティ部3の右半分4b、右 半分4bが縫着されて左半身1Aと右半身1Bとが一体化される。したがってパ ンティ部3には、縫着による継目5が必然的に生じる。
【0004】 図6(a)(b)に示された下着も編成工程、縫製工程を経てつくられるが、 これは襠用編地6を用いる点で前記のものと相違する。したがって、図6(a) (b)に示された下着の場合は、縫製工程のときにパンティ部3の前面中央に襠 用編地6が介在され、これがパンティ部3の右半分4b、右半分4bと一体に縫 着される。こうして作製された下着のパンティ部3にも継目5が生じる。この図 示例の下着も、両ストッキング部2a、2b、パンティ部3が共に丸編みされた ものからなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 図5の下着にはパンティ部3に継目5が存在する。このような継目5は外観を 損ない、継目5の強張りが着用感を妨げる。また、下着の各部が丸編みされたも のであるために、着用後の屈伸に際してずり下がりを生じやすい。それに、この 下着は縦に伸びないから、肥満体型の者が着用した場合にパンティ部3の臀部が しばしば破損する。
【0006】 図6の下着にはパンティ部3に襠用編地6がある。この襠用編地6はパンティ 部3に余裕をもたせるので、既述のずり下がりや破損が起こりがたい。しかし、 継目5に起因した不具合は残されている。また、襠用編地6を要する分だけ工程 上の手数が増え、これが製品のコストに跳ね返る。
【0007】 [考案の目的] 本考案はこのような技術的課題に鑑み、ストッキング部とパンティ部とが一体 化された編成下着として、継目がなく外観の良好なもの、伸縮性に富み使用感の 良好なもの、破損しがたい丈夫なものを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に係る編成下着は、所期の目的を達成するために下記の課題 解決手段を特徴とする。すなわち、細長い筒状をなす左右一対のストッキング部 と、両ストッキング部よりも大きな径の筒状をなすパンティ部とを備えているこ と、および、両ストッキング部を下位、パンティ部を上位にしてこれら各部が継 目なしで一体化されていること、および、パンティ部の前後面に継目がないこと を特徴とする。
【0009】 本考案の請求項2に係る編成下着は、所期の目的を達成するために下記の課題 解決手段を特徴とする。すなわち、細長い筒状に縦編みされた左右一対のストッ キング部と、これらストッキング部の上端に連続して両ストッキング部よりも大 きな径の筒状に縦編みされたパンティ部とを備えていて、両ストッキング部とパ ンティ部との分岐部分が股部をなしていること、および、相互に一体化された両 ストッキング部とパンティ部とが継目なしで連続して両ストッキング部側の縦編 み筒とパンティ部側の縦編み筒とが互いに連通していること、および、パンティ 部の前後面に継目がないことを特徴とする。
【0010】 [作用] 本考案に係る編成下着は、両脚足を一対のストッキング部に入れ、パンティ部 の上端をウエストレベルまで引き上げて着用する。
【0011】 上記の着用において、縦編みの各ストッキング部やパンティ部は、それぞれ縦 横両方向の伸縮性に富むものであるから、屈伸動作するときでも、下半身の各部 にフィットした状態で無理なく伸び縮みする。したがって、着用中にずり下がっ たり破損したりすることがない。また、両ストッキング部とパンティ部との境界 部には強張りをともなう継目がなく、パンティ部の前後面にもそのような継目が ないから外観が良好であり、部分的な強張りによる不快感をともなわない。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案に係る編成下着について、これの実施の形態を添付の図面にしたがい説 明する。
【0013】 図1〜図4に例示された各編成下着11は、パンティストッキングやタイツの ように、左右一対のストッキング部12a、12bとパンティ部13とを備えて いる。これら図示例の編成下着11おいて、両ストッキング部12a、12bは 細長い筒状に縦編みされたものであり、また、パンティ部13も両ストッキング 部12a、12bの上端に連続して大きな筒状に縦編みされたものである。した がって、両ストッキング部12a、12bとパンティ部13とは相互に一体化さ れて、これら各部12a、12b、13の分岐部分が股部14をなす。このよう にして縦編みされた編成下着11の場合は、細長い縦編み筒からなる両ストッキ ング部12a、12bと、これらよりも径の大きな縦編み筒からなるパンティ部 13とが相互に連続かつ連通していてこれらの境界に継目がなく、それに、パン ティ部13の前面中央や後面中央にも継目がない。これは編成下着11が複数の パーツを縫合したものでなく既述の一体編物で構成されているからである。パン ティ部13の上端周縁(穿き口部分)には、横方向に伸縮性を有する締付力の高 いベルト部15がある。このベルト部15は、パンティ部13と一体に編み上げ られたものか、あるいは、パンティ部13の上端周縁に縫いつけられた帯状編物 からなる。
【0014】 図1〜図4に例示された編成下着11は、たとえば、ラッセル機(ラッシェル 機)のような縦編機を介して以下のように編み上げられる。はじめに、整径され た多数本の糸(化学繊維糸)を交編して細長い二つの第1縦編み筒(斜交編地) を平行状態で同時に編み上げる。ついで、先と同様の交編により、第1縦編み筒 に対して2〜4倍程度の大きさをもつ第2縦編み筒(斜交編地)を両第1縦編み 筒の上端に連続させて編み上げる。細長い二つの第1縦編み筒は、左右一対のス トッキング部12a、12bとなるものであり、これらよりも径の大きい第2縦 編み筒は、パンティ部13となるものである。また、両第1縦編み筒の上端に連 続させて第2縦編み筒を編み上げるときの初期には股部14が形成される。第2 縦編み筒を編み上げるときの糸の数は、第1縦編み筒を編み上げるときよりも圧 倒的に多い。その後はベルト部15や他の必要な部分が形成される。
【0015】
【実施例】
図1、図2に例示された編成下着11においては、両ストッキング部12a、 12bの下端が周知の縫合手段で閉じ合わされて足部16a、16bが形成され ている。図3に例示された編成下着11には、両ストッキング部12a、12b の下端に周知の手段でスパッツ17a、17bが形成されている。また、図4に 例示された編成下着11の場合は、両ストッキング部12a、12bの下端が筒 状のまま開放されている。したがって、図4に例示された編成下着11には、上 記の足部16a、16bやスパッツ17a、17bがない。
【0016】 これらの各編成下着11は、既存のパンティストッキング・タイツ類と同様、 下半身に着用するものである。これらの着用に際しては、前述したとおり、両脚 足を両ストッキング部12a、12bに入れて、パンティ部13の上端をウエス トレベルまで引き上げる。これは周知の用法と変わりない。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る編成下着はつぎのような効果を有する。
【0018】 両ストッキング部とパンティ部とが継目なしで連続しており、パンティ部の前 後面にも継目がないから、編成下着の外観が良好である。また、強張りの原因で ある継目がないから、編成下着を着用したときに不快感をともなわない。
【0019】 縦編みされた両ストッキング部、パンティ部が、横だけでなく縦にもよく伸縮 するから、編成下着を着用した状態での屈伸時、これら各部が下半身にフィット しながら無理なく伸び縮みする。したがって、融通性や余裕のある着用感がえら れるばかりか、着用中に編成下着がずり下がることもない。また、このような伸 縮性が編成下着の引張り強度を高めるので、これの着用中に大きな張力を受ける ことがあっても破損に至ることがほとんどない。
【0020】 編成下着としての融通性や余裕を確保したり良好な着用感を高めたりするため に、襠用編地を用いる必要がないから、編成下着をつくる上での合理化をはかる ことができ、併せて、製品のコストアップ要因も緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る編成下着の一実施例を示した斜視
図である。
【図2】図1に例示された編成下着の横断面図である。
【図3】本考案に係る編成下着の他実施例を示した斜視
図である。
【図4】本考案に係る編成下着として上記以外の実施例
を示した斜視図である。
【図5】従来下着の一例について、左半身、右半身の各
部が縫合される前のものとこれら各部が縫合された後の
ものとをそれぞれ示した斜視図である。
【図6】従来下着の他の一例について、左半身、右半身
の各部が縫合される前のものとこれら各部が縫合された
後のものとをそれぞれ示した斜視図である。
【符号の説明】
11 編成下着 12a ストッキング部 12b ストッキング部 13 パンティ部 14 股部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い筒状をなす左右一対のストッキン
    グ部と、両ストッキング部よりも大きな径の筒状をなす
    パンティ部とを備えていること、および、両ストッキン
    グ部を下位、パンティ部を上位にしてこれら各部が継目
    なしで一体化されていること、および、パンティ部の前
    後面に継目がないことを特徴とする編成下着。
  2. 【請求項2】 細長い筒状に縦編みされた左右一対のス
    トッキング部と、これらストッキング部の上端に連続し
    て両ストッキング部よりも大きな径の筒状に縦編みされ
    たパンティ部とを備えていて、両ストッキング部とパン
    ティ部との分岐部分が股部をなしていること、および、
    相互に一体化された両ストッキング部とパンティ部とが
    継目なしで連続して両ストッキング部側の縦編み筒とパ
    ンティ部側の縦編み筒とが互いに連通していること、お
    よび、パンティ部の前後面に継目がないことを特徴とす
    る編成下着。
JP1995009951U 1995-08-29 1995-08-29 編成下着 Expired - Lifetime JP3022125U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103572494A (zh) * 2013-11-08 2014-02-12 江南大学 经编无缝无底连裤袜的织造方法
EP3487339A4 (en) * 2016-07-20 2020-01-08 F.F.P. Technologies Ltd. SEAMLESS WEARABLE TEXTURED CLOTHING

Cited By (3)

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CN103572494A (zh) * 2013-11-08 2014-02-12 江南大学 经编无缝无底连裤袜的织造方法
CN103572494B (zh) * 2013-11-08 2015-05-06 江南大学 经编无缝无底连裤袜的织造方法
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