JP3021900U - 色彩測量器材 - Google Patents

色彩測量器材

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JP3021900U JP1995000921U JP92195U JP3021900U JP 3021900 U JP3021900 U JP 3021900U JP 1995000921 U JP1995000921 U JP 1995000921U JP 92195 U JP92195 U JP 92195U JP 3021900 U JP3021900 U JP 3021900U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確と便利な色彩言語の伝達と色彩の測量及
び色彩の設計等を可能にする色彩測量器材を提供する。 【構成】 色彩測量器材の色彩体系は「色相角」、「彩
度」、「濃度」の三者で構成され、色相面の真中間色は
全体の色相面の色濃度をバランスさせる標準灰色であ
る。即ち色相面の任意の彩度の色相環の等格子(少なく
とも三つの等間隔)で混色すると、必ず色相面の中間色
の標準灰色となる。色相面の中間色は色相面のいかなる
色相環のいかなる方角においても等色間隔であり、か
つ、色相環の同彩度は同明度であり、その色間隔が同じ
でかつ視覚と合致している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、色彩測量器材に関する。
【0002】 色彩に関係ある業者等が色についてコミニュケーションをする場合に、従来か ら色彩に関する統一言語及び標準的な測量器材に欠けていたので、色彩情報を伝 達する際に不便であるとともに、設計の品質を低下させ、産業の発展に困難を来 してきた。これらの問題点を打破するため、特に、現今の情報化時代に対応する ために、情報交流の迅速と正確度に対する要求が日増しに高まっている点に鑑み 、産業上の使用に供し、ならびに学術界の研究、教育等の用途に供して、製品の 色彩付加価値及び競争力を増加し、産業の発展を促進させるのに役立つような色 彩の共通言語の開発が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】
現在、色彩学において、色彩体系は「色相(Hue )」,「彩度(Chroma)」、 「明度(Value )」の色覚の三属性で構成されている。例えば図1(A)に示す ごとく、各色相の面(HS)は無色の明度軸(VA)を中心とし、放射状に配列 すれば立体状となる。すなわち、いわゆる色立体(Color Solid )であり、それ は無色を中心軸とし、明度が比較的明るいのは上にあり、明度が比較的暗いのは 下に位置している。明度の中で、白色(W)が一番明るく、黒色(B)が一番暗 く、図1(B)の色立体の破断面でに示すように、彩度(C)は無色中心軸(V X)より外に向って逓増している。しかし、いかにして色彩を規格化、言語化す るかが、色彩学者の長い間努力してきた研究の到達目標である。現在、世界各国 が独自の色立体と色彩言語を研究し出しているが、今にいたるまで、色彩業界に 広く使用されていない。これより、その色彩言語と均一な色彩空間は未だ理想の 域に達していないことが分る。
【0004】 例えば、図2に示すのは、マンセル表色法(Munsell notation system )であ り、図2(A)に示すごとく、色相を決定する基本色は、赤(R),黄(Y), 緑(G),青(B),紫(P)等の5種類の色相である。もしも中間に黄赤(Y R),黄緑(YG),青緑(BG),青紫(BP),赤紫(RP)等の5種類の 色彩を埋込めば、10種類の基本的な主要色相となる。図2(B)に示すごとく 、その明度の表示方法はNo.1,No.2,No.3,…No.10 で全部で11段階に分かれ ている。黒色(BL)は「0」で、白色(W)は「10」である。その中間には 9段階の灰色がある。その彩度の表示方法は、無色を0とし、色調の段階の強化 につれて1,2,3…の数字で表示され、その彩度の最高は純色で、その段階は 色相が異なるにつれて差異がある。赤色(R)の段階が一番多く、14種類ある 。それゆえ、マンセル表色法の彩度段階もこれにより複雑となり、その色立体が 図2(A)に示されるように複雑な形式となる。
【0005】 図3に示すのはオストワルド表色法(Ostward notation system )で、図3( B)に示すごとく、色相を決めるには、黄(Y),橙(O),赤(R),紫(P ),青(UB),青緑(T),緑(SG),黄緑(LG)の8種類の色相がある 。この8種類の主要色相の1種類毎を更に詳しく細分して24種類の色相を作っ ている。例えば、黄の色相は、基準となる黄色の主要色相を中間に置き、左右に それぞれ一種の色相を作り、合計で3種類ある。その後に、左側から1Y,2Y ,3Yの色相記号を加え、2Yは主要色相となる。以下の色相角の使用方法は上 記と同じである。図3(A)はその色立体を示し、オストワルド表色法は、配色 する場合に極めて利用価値のある表色法であるが、この様な配列の欠点は、明度 の段階が不揃いであることである。
【0006】 図4に示すのは、日本色彩研究所の配色体系(Practical color coordinate s ystem ,P.C.C.Sと略称)である。この表色法の特徴は、配色面に適当な 組合せがあり、それとともにマンセル表色法とオストワルド表色法の優点をあわ せもっていることである。全ての色相は独自の番号が付けられ、全ての色には同 種の番号が付けられている。P.C.C.Sの分類法によれば、紫色を帯びた赤 (PR)の色相番号は第1番であり、第2番は赤色(R)で、第3番は黄色を帯 びた赤(YR)で、第4番は赤色を帯びた橙(RO)である。順序に従って黄( Y),緑(G),紫(P),赤紫(RP)が一巡して、最後に赤紫色が24番目 の色相となり、そして再び赤色(R)に戻る。
【0007】 さらに、現行の国際色彩体系には尚も多くの異なった色彩理論があるが、それ らはいずれも上記と同じであり、全てが「色相」,「彩度」,「明度」の三属性 構造を脱却し得ない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の三属性において、色相はかなりの独立性を有しているので、通常は色相 を分けて討論し、彩度と明度とを結合して、色濃度の合成概念に変換して使用し ている。これは色濃度の変化が、彩度或いは明度の一方向性の変化ではなく、彩 度と明度の二方向性が同時に変化する傾向が強いためである。もちろん、厳格に いえば、彩度と明度を色相に加えて三方向性を有するようにするべきであるが、 色相はかなりの独立性を有しているので、色相が色相と色濃度の並立を妨害しな いというよりは、この様であれば感覚的に極めて自然であるといえる。それゆえ 、期待色を表現する技術領域において、染色,染料或いは顔料等の色材量の変化 と、それに対応する色濃度との間に極めて直接的な相関関係がある。即ち、彩度 と明度は的確なデータの変化を採用し、色濃度は色材量の変化と関係する具体的 量の性格を具備していないものといえる。要するに、彩度と明度は色の基準であ り、それは色量を表示しておらず、或いは色濃度のみが色実体上の量の性格を有 しているというべきかも知れない。色の物理量の変化については、彩度或いは明 度のみに意義ある結論をさがし出すことはできない。これは、通常は彩度或いは 明度の片方面の変化だけでは、色の変化を決めることができないからである。そ れゆえ、色材を用いる分野においては、色の濃度は色の性質に於いて、一番重要 な概念であるといえる。
【0009】 いわゆる色濃度は、抽象的な色を極めて具体的な量の概念に変換するものであ る。こうして、色を表現するために、数値を用いることができることが明らかで ある。しかし、色濃度を数値で表現しようとしても、多くの試験をしたけれども 、そんなに容易に成功はしておらず、現在も尚持続してトライ中である。これよ り分るように、「彩度」「明度」は二方向性が同時に変化する傾向が非常に強く 、元来から一つに結合すべきであり、同時に「色濃度」をはっきりと量化するこ とができない。同時に、色彩学者も色濃度の重要性を知っており、この方向に向 って努力研究していることが分るが、「色相」「彩度」「明度」の三属性の構造 を用いても、明確に色濃度の量化の問題を解決できないのである。
【0010】 本考案の目的は、色彩言語の伝達の便利性と正確度、色彩の測量、及び色彩の 設計等を容易に実現できる色彩測量器材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の原理に関して、図5に示す本考案の一番の基本の色相面の分布説明図 に基づいて、図6を参照して本考案の上記色彩言語を下記の如く説明する。
【0012】 1.色相角:色彩変化の原理を利用して、黄色と赤を混色すれば橙色が生じ、 赤と青を混色すれば紫色が生じ、青と黄を混色すれば緑色が生じ、一つの黄,橙 ,赤,紫,青,緑により変化する完全360度の色相環(Hue Circle)を形成す る。例えば、図5に示す如く、色相角(Hue angle )は色が色相環の上の方角に 位置している。
【0013】 2.彩度:これは黄,橙,赤,青,緑の色彩感覚である。その色彩が鮮やかで あればある程彩度がより高くなり、その黄,橙,赤,紫,青,緑の色覚が無いほ ど、その彩度がより低くなり、彩度がゼロに等しければ「標準灰色)SGであり 、即ち色相面の真中間色である。図5に示すのは色相角が40で、彩度が35で ある場合の色相環上の位置を示している。
【0014】 3.濃度:これは色の深さ、浅さ或いは濃、淡の感覚を示し、色立体での配列 は色濃度が高ければ高いほど、色度位置がより低くなり、色が淡いほど、色度位 置がより高くなる。上記の色彩言語を利用した、本考案の等濃度色相面の製作原 理と方法は下記の通りである。
【0015】 原理:「標準灰色」SG(Standard gray:色相角面の真中間色)で全体の色相 面の色濃度をバランスさせる。
【0016】 方法:色相面の任意の彩度の色相環(360度)の等格子(少なくとも三個の 等間隔以上)を混色した後、色相面の中心色の「標準灰色」SGであるものとす る。色相面の中心色は、色相面の任意の色相環の任意の方角と等色間隔であり、 同彩度の色相環であれば同じ明度であり、その色間隔は必ず一致し、それに視覚 と必ず合致する。
【0017】
【作用】
本考案の色彩測量器材は、それぞれ特徴を識別し得る三属性である「色相角」 、「彩度」及び「濃度」の理論構造で色立体を構成しているので、同方向の変化 の傾向がなく、混同を発生する欠陥がない。特に「色相角」、「彩度」を一つに 結合すれば、明確に任意の色相(色光)の色の呼称が可能であり、同時に、同じ 様に「明度」の概念を「彩度」に結合すれば、即ち同色相面、同彩度であれば同 明度である。更に、「濃度」はもっと独立性を有する色彩言語であり、即ち同一 色相面であれば等濃度面である。かつ、この「濃度」は論理的な科学的計算方法 を有するもので、具体的に量化できる濃度の概念である。これにより、色彩言語 の伝達の便利性と正確度、色彩の測量、及び色彩の設計等の目的を達成すること ができる。
【0018】
【実施例】
図6は本考案の色相面の説明図で、それは色相面の真中間色は標準灰色(SG )で全体の色相面の色濃度をバランスさせている。図6(B)に示すごとく、当 該各色(CC)はその右下隅は色相の番号(No. )で、左下隅は色相角(HD)を 表し、左側辺は彩度(C)を表し、色相面の任意の一つの同じ彩度の色相環(3 60度)等格子(少なくとも三つの等間隔)で混色した後は、必ず色相面中間色 の標準灰色(SG)である。例えば、彩度07の色相環に於いて、その番号00 1,003,005の三つの色は混色後、必ず中間色の標準灰色(SG)である 。また、例えば、彩度21の色相環において、番号018,022,026の三 つの色は混色後必ず標準灰色(SG)である。この様に類推できる。更に、色相 面中心の標準灰色(SG)と色相面の任意の色相環(07或いは14,21…) の任意の方角(000.0→120.0→.0→240.0→360.0)は全 て等色間隔である。同彩度の色相環は同明度であり、その色間隔は必ず一致して おり、それに視覚と同期している。更に、当該色相面は中心軸の無色彩は高色彩 に向って色相環で表示し、その一色相環毎の色数は、低彩度から高彩度まで、色 数を跳び越して三つの色数で逓増する。例えば、第1環の色相環は6ケの色数で ある。即ち第2環の色相環は9ケの色数、第3環の色相環は12ケの色数であり 、この様に類推すれば、第12環の色相環に至れば、その色数は39ケとなる。 図5に示す色相角40、彩度35の色は、本考案の色相面においては番号045 の色相である。それゆえ、その画定がはっきりしているばかりでなく、更に色彩 の測量に便利である。
【0019】 図7は本考案が完成した後の色相面の実施例である。この色相面では、同時に 色相面及び彩度を表示する。それゆえ、各番号の色の彩度及びその方角が分る。 かつ、前後の番号の色と対照することができ、最適な配合面の組合せである。
【0020】 図8に示すのは、本考案の色立体説明図である。当該各色相角面の配列方法は 無色を中心軸(A)とし、浅色Tint(T)が上にあり、濃色Shade (S)が下に あるので、No.1,No.2,No.3…の各色相面は上から下に順序よく配列し色立体(C S)を形成する。
【0021】 図9に示すのは、本考案の淡濃面配列法の説明図である。当該淡濃面の設計は 主として本考案の色立体の使用に合わし、その一番上の一行の右から左は色相角 (H)で、第二行のその横方向配列は無色の標準灰色(SG)が高彩度に向い、 第三行は各色相面の色の番号No. (1,2,3…)に順序よく配列し、後に行け ば行くほど彩度(C)が高くなり、その縦方向は上から下に淡色(5)から濃色 (39)に向って順序よく配列する。これにより、「長方形」の淡濃面の配列法 を構成している。
【0022】 図10及び図11は本考案の他の実施例を示す。
【0023】 本実施例は、上記の色彩体系を利用して、図10のような一冊の色彩測量器材 A及び図11のような一冊の色彩測量器材Bに製作したものである。その中、図 10に示す色彩測量器材Aは、色相面の無色(SG)を色中心軸とし、浅色が上 にあり、濃色は下にあって、順序よく配列して形成された色立体(CG)を取纏 めて一冊とした。これにより、業界が選色及び色のコミニュケーションに一定の 拠り所があり、システム化された測量器材は業者が選色する場合に比較的容易に 互いに調和された色彩を得るに便利になり、業界の配色効果を向上させることが できる。
【0024】 上記の色立体(CS)の製作方法はコンピュータープログラムの設計で、一元 化された公式で色材の処方を計算し、ならびに必要により色間隔を調整して、色 立体の色数を制御する。この色立体(CS)の一番キーポイントになる色は円形 色相面の中間色であり、即ち「標準灰色」であり、その正確か否かは全体の色相 面の均等、即ち色相環の格子の跳越、等間隔であるか否かに関係する。同時に色 相面の有する色の濃度は全て「標準灰色」(SG)で色濃度をバランスさせるの で、全体の色立体(CS)のその縦間隔(上、下)は只「標準灰色」(SG)で 調整テストすれば良い。ひいては各種の異なる材質の色立体の製作は全て必ず「 標準灰色」で対応して色濃度を調整すれば良い。
【0025】 図11の色彩測量器材Bは、色彩測量器材Aと組合わして使用して互いに補助 し合う効果を達成することができる。それは主として図9で示す長方形の淡濃度 配列法を、取纏め編集し、その横方向の配列は無色の標準灰色(SG)より高彩 度に向い、各色相面の色の番号(1.2.3.4…)に順序良く配列され、後に 行けば行くほど彩度が高くなり、その縦方向と色立体(CS)の色相面は上から 下に同じ様に配列する。即ち上から下に淡色(5)から濃色(39)に順序よく 配列する。それゆえ、色彩測量器材Bははっきりと上記の色立体及びその色彩測 量器材Aの縦方向濃度の変化を表示することができる。業者は明白に当該色が全 体の色彩体系における「色相角」、「彩度」及び「濃度」が分る。
【0026】
【考案の効果】
色彩体系の基本構造は、必ず明晰な三方向言語を具備しなければならない。伝 統的な「色相」、「彩度」、「明度」の三属性の構造においては、「色相」を引 き離して討論するので、「彩度」と「明度」の結合、変換した色濃度の合成概念 で使用することとなる。しかし、「色相」は色立体の三方向言語でいえば、はっ きりと独立することができず、いわゆる「色相」は「色光」で、片方向の色彩言 語で表示されるものではない。本考案の色彩言語は「色相角」と「彩度」の結合 によりはじめて「色相」と称される。かつ、「彩度」と「明度」の二方向性が同 時に変化する傾向が非常に強いので、はっきりと独立することができず、混同を 生じやすい。しかるに、期待色を表現する技術領域で、染色,染料或いは顔料等 の色材量の変化が良好の色濃度の量の対応の概念との間に極めて直接的関連があ る。本考案は色材の「量」の理念を「濃度」の概念とし、進んで「色相角」、「 彩度」及び「濃度」の三方向言語で色彩体系を確立し、ならびに「色相角」と「 彩度」を結合して色相と称し、いかなる色相或いは色光の色をも呼称することが でき、色濃度はかなりの独立性を有している。この構造により、簡単かつ明白に いかなる色の「色彩言語」をも表現することができ、正確で便利な色彩言語の伝 達を達成し、色彩の測量及び色彩の設計等に多くの効果を発揮する。
【提出日】平成7年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、色彩測量器材に関する。
【0002】 色彩に関係ある業者等が色についてコミニュケーションをする場合に、従来か ら色彩に関する統一言語及び標準的な測量器材に欠けていたので、色彩情報を伝 達する際に不便であるとともに、色彩設計の品質を低下させ、産業の発展に困難 を来してきた。これらの問題点を打破するため、特に、現今の情報化時代に対応 するために、情報交流の迅速と正確度に対する要求が日増しに高まっている点に 鑑み、産業上の使用に供し、ならびに学術界の研究、教育等の用途に供して、製 品の色彩付加価値及び競争力を増加し、産業の発展を促進させるのに役立つよう な色彩の共通言語の開発が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】
現在、色彩学において、色彩体系は「色相(Hue)」,「彩度(Chrom a)」、「明度(Value)」の色覚の三属性で構成されている。例えば図1 (A)に示すごとく、各色相の面(HS)は、無色の明度軸(VA)を中心とし 、放射状に配列すれば立体状となる。すなわち、いわゆる色立体(Color Solid)であり、それは無色を中心軸とし、明度が比較的明るい色は上側に 配置され、明度が比較的暗い色は下側に配置されている。明度の中で、白色(W )が一番明るく、黒色 (B)が一番暗く、図1(B)の色立体の破断面で示すように、彩度(C)は無 色中心軸(VA)より外に向って逓増している。しかし、いかにして色彩を規格 化、言語化するかが、色彩学者の長い間努力してきた研究の到達目標である。現 在、世界各国が独自の色立体と色彩言語を研究し出しているが、今にいたるまで 、色彩業界に広く使用されていない。これより、その色彩言語と均一な色彩空間 は未だ理想の域に達していないことが分る。
【0004】 例えば、図2に示すのは、マンセル表色法(Munsell notatio n system)であり、図2(A)に示すごとく、色相を決定する基本色は 、赤(R),黄(Y),緑(G),青(B),紫(P)等の5種類の色相である 。もしも中間に黄赤(YR),黄緑(YG),青緑(BG),青紫(BP),赤 紫(RP)等の5種類の色彩を埋込めば、10種類の基本的な主要色相となる。 図2(B)に示すごとく、その明度の表示方法はNo.0,No.1,No.2 ,No.3,…No.10で全部で11段階に分かれている。黒色(BL)は「 0」で、白色(W)は「10」である。その中間には9段階の灰色がある。その 彩度の表示方法は、無色を0とし、色調の段階の上昇につれて1,2,3…の数 字で表示され、その彩度の最高は純色で、その段階は色相が異なるにつれて差異 がある。赤色(R)の段階が一番多く、14種類ある。それゆえ、マンセル表色 法の彩度段階も複雑となり、その色立体が図2(A)に示されるように複雑な形 式となる。
【0005】 図3に示すのはオストワルド表色法(Ostward notation s ystem)で、図3(B)に示すごとく、色相を決めるには、黄(Y),橙( O),赤(R),紫(P),青(UB),青緑(T),緑(SG),黄緑(LG )の8種類の色相がある。この8種類の主要色相の1種類毎を更に詳しく細分し て24種類の色相を作っている。例えば、黄の色相は、基準となる黄色の主要色 相を中間に置き、左右にそれぞれ一種の色相を作り、合計で3種類ある。その後 に、左側から1Y,2Y,3Yの色相記号を加え、2Yは主要色相となる。以下 の色相角の使用方法は上記と同じである。図3(A)はその色立体を示し、オス トワルド表色法は、配色する場合に極めて利用価値のある表色法であるが、この 様な配列の欠点は、明度の段階が不揃いであることである。
【0006】 図4に示すのは、日本色彩研究所の配色体系(Practical colo r coordinate system,P.C.C.Sと略称)である。こ の表色法の特徴は、配色面に適当な組合せがあり、それとともにマンセル表色法 とオストワルド表色法の優点をあわせもっていることである。全ての色相は独自 の番号が付けられ、全ての色には同種の番号が付けられている。P.C.C.S の分類法によれば、紫色を帯びた赤(PR)の色相番号は第1番であり、第2番 は赤色(R)で、第3番は黄色を帯びた赤(YR)で、第4番は赤色を帯びた橙 (RO)である。順序に従って黄(Y),緑(G),紫(P),赤紫(RP)が 一巡して、最後に赤紫色が24番目の色相となり、そして再び赤色(R)に戻る 。
【0007】 さらに、現行の国際色彩体系には尚も多くの異なった色彩理論があるが、それ らはいずれも上記と同じであり、全てが「色相」,「彩度」,「明度」の三属性 構造を脱却し得ない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の三属性において、色相はかなりの独立性を有しているので、通常は色相 を分けて討論し、彩度と明度とを結合して、色濃度の合成概念に変換して使用し ている。これは色濃度の変化が、彩度或いは明度の一方の変化(一方向性の変化 )によるのではなく、彩度と明度の双方の変化(二方向性の同時変化)による傾 向が強いためである。もちろん、厳格にいえば、彩度と明度を色相に加えて三方 向性を有するようにするべきであるが、色相はかなりの独立性を有しているので 、色相が色相と色濃度の並立を妨害しないというよりは、この様であれば感覚的 に極めて自然であるといえる。それゆえ、期待色を表現する技術領域において、 染色,染料或いは顔料等の色材量の変化と、それに対応する色濃度との間に極め て直接的な相関関係がある。即ち、彩度と明度は的確なデータの変化を採用し、 色濃度は色材量の変化と関係する具体的量の性格を具備していないものといえる 。要するに、彩度と明度は色の基準であり、それは色量を表示しておらず、或い は色濃度のみが色実体上の量の性格を有しているというべきかも知れない。色の 物理量の変化については、彩度或いは明度のみに意義ある結論をさがし出すこと はできない。これは、通常は彩度或いは明度の片方の変化だけでは、色の変化を 決めることができないからである。それゆえ、色材を用いる分野においては、色 の濃度は色の性質に於いて、一番重要な概念であるといえる。
【0009】 いわゆる色濃度は、抽象的な色を極めて具体的な量の概念に変換するものであ る。こうして、色を表現するために、数値を用いることができることが明らかで ある。しかし、色濃度を数値で表現しようとしても、多くの試験をしたけれども 、そんなに容易に成功はしておらず、現在も尚持続してトライ中である。これよ り分るように、「彩度」「明度」の二方向性同時変化による傾向が非常に強く、 元来から一つに結合すべきである。現在、「色濃度」をはっきりと量化すること ができない。同時に、色彩学者も色濃度の重要性を知っており、この方向に向っ て努力研究していることが分るが、「色相」「彩度」「明度」の三属性の構造を 用いても、色濃度の量化の問題を明確に解決できないのが現状である。
【0010】 本考案の目的は、色彩言語の新しい定義を用いて、新規な色相面の概念を創設 することにより、色彩情報の伝達に便利性と正確性を与えることを可能にし、も って、色彩の測量、及び色彩の設計等を容易に実現できる色彩測量器材を提供す ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案による色彩測量器材は、次の要件を備えてい ることを特徴としている。 次の要件を備えたことを特徴とする色彩測量器材。 (イ)複数枚の色相シートを上下に積み重ねてなること。 (ロ)各色相シートは、次の要件からなる色相面を有すること。 全体の色相面の色濃度をバランスさせる標準灰色を有し、 前記標準灰色を中心とする複数の同心円状の色相環を有し、 前記色相環は、等しい彩度と等しい明度を有する色を前記標準灰色を中心 とする円上に所定の色相角に対応して順序良く位置してなるものであり、 前記彩度は前記標準灰色からの距離で表され、距離が大きくなるほど色彩 が鮮やかで彩度が高く、距離が小さくなるほど鮮やかでなく彩度が低くなり 、彩度がゼロに等しい時に標準灰色となるものであり、 前記色相角は、前記色相環上の基準色に対応する0°を起点とする時計方 向又は反時計方向の回転角で表されるものであり、 各色には、色相番号、前記色相角及び前記彩度が付されている。 (ハ)各色相シートは、色相面の色の濃度が濃いものほど下側になり、色の濃度 が淡いものほど上側になる順序で積み重ねられて、各色相シートの色相面が 色立体を構成していること。 各色相環の色数は、低彩度から高彩度まで3の倍数で逓増するように設定する ことができる。 また、本考案による色彩測量器材は、次の要件を備えていることを特徴として いる。 (イ)複数枚の色相シートを上下に積み重ねてなること。 (ロ)各色相シートは、次の要件からなる色相面を有すること。 矩形の色相面である。 矩形の上端部分に、横方向には色相番号と色相角が記載され、かつ、色相 番号の順序で無色の標準灰色から高彩度の色が配列され、縦方向には色立体 の色相面と同じ番号が付され、かつ、上から下に淡色から濃色の順序で色が 配列されて、一つの濃淡面を構成している。
【0012】
【作用】
本考案の色彩測量器材は、それぞれ特徴を識別し得る三属性である「色相角」 、「彩度」及び「濃度」の理論構造で色立体を構成しているので、同方向の変化 の傾向がなく、混同を発生する欠陥がない。単に「色相角」と「彩度」を結合す るだけで、いかなる色相の色も明確に認識可能である。明度の概念を彩度に包含 することができるならば、同じ彩度の同じ色相面は、同じ明度を有する。このよ うに、濃度は、同じ色相面が同等の濃度面を有すると言う、より具体的な色彩言 語となる。ここでは、濃度が濃度を具体的に量化しうる論理的、科学的計算方法 を具備する。そして、これによって、便利で正確な色彩言語の伝達、色彩測量及 び色彩設計の実現を可能にすると言う目標が達成される。
【0013】 次に、本考案の実施例の説明に入る前に、本考案の原理に関して、図5に示す 本考案の最も基本的な色相面分布の説明図に基づいて、図6を参照して本考案に おいて用いる色彩言語を説明しておく。
【0014】 1.色相角:色彩変化の原理に従えば、黄と赤を混色すれば橙色が生じ、赤と 青を混色すれば紫色が生じ、青と黄を混色すれば緑色が生じる。このように、黄 ,橙,赤,紫,青,緑の色彩変化に応じて、360度の色相環(Hue Cir cle)が形成されている。図5に示す如く、色相角(Hue angle)と は、上記色相環上の黄に対応する0°を起点とする時計方向の角度θ(反時計方 向の角度としても良い)である。 2.彩度:これは黄,橙,赤,青,緑の色彩感覚である。その色彩が鮮やかで あればある程彩度がより高くなり、その黄,橙,赤,紫,青,緑の色覚が無いほ ど、その彩度がより低くなり、彩度がゼロに等しければ「標準灰色」SG、即ち 色相面の真中間色である。つまり、彩度は標準灰色SGからの放射方向の距離で 表わされる。図5に示す黒丸Ciは色相角が40で、彩度が35である場合の色 相環上の位置を示している。 3.濃度:これは色の深さ、浅さ或いは濃、淡の感覚を示す。色立体での配列 は色濃度が高ければ高いほど色相角θは小さくなり、色が淡いほど色相角は大き くなる。
【0015】 上記色彩言語を利用した、本考案の等濃度の色相面の製作原理と方法は下記の 通りである。 原理:「標準灰色」SG(Standard gray:色相面の真中間色) で全体の色相面の色濃度をバランスさせる。 方法:色相面の色相環(360度)上の任意の色相角の同彩度の色(少なくと も3個の等間隔の色)を混色して、色相面の中心色である「標準灰色」SGを生 成する。色相面の中心色と色相環との間隔は、いかなる色相角においても等距離 にする。同彩度の色相環であれば同じ明度であり、その色間隔は必ず一致し、そ れに視覚と必ず合致する。
【0016】
【実施例】
続いて、本考案の実施例を図6以下の図面を用いて説明する。 図6は本考案の色相面の説明図である。同6(A)において、SGは、色相面 の真中間色である標準灰色(SG)であり、全体の色相面の色濃度をバランスさ せている。 図6(B)に示すごとく、当該各色(CC)は、矩形の枠内に表わされ、その 枠の右下隅に色相番号(No.)、左下隅に色相角(HD)が表され、左側辺に 彩度(C)が表されている。 360度の色相環上の任意の一つの彩度における任意の色相角の色(少なくと も3個の等間隔の色)を混色すると、必ず色相面中間色である標準灰色(SG) となる。例えば、彩度07の色相環において、色相番号001,003,005 の三つの色は混色すると、必ず標準灰色(SG)となる。また、例えば、彩度2 1の色相環において、色相番号018,022,026の三つの色は混色後、必 ず標準灰色(SG)となる。以下、同様である。 更に、色相面中心の標準灰色(SG)と色相面の任意の色相環(07或いは1 4,21…)の任意の色相角(000.0→120.0→.0→240.0→3 60.0)は全て等色間隔である。同彩度の色相環は同明度であり、その色間隔 は必ず一致しており、それに視覚と一致している。更に、当該色相面は中心軸の 無色彩から高色彩に向って色相環で表示され、各色相環の色数は、低彩度から高 彩度まで、順次3の倍数にしてある。例えば、第1環の色相環の色数は6、第2 環の色相環は9、第3環の色相環は12である。従って、第12環の色相環に至 れば、その色数は39となる。図5に示す色相角40、彩度35の色は、本考案 の色相面においては色相番号045の色相である。それゆえ、各色の確定が明確 であるばかりでなく、更に色彩の測量に便利である。
【0017】 図7は本考案思想に基づき完成された色相面である。この色相面では、色彩番 号07,14,35のみを拡大して示すように、色彩番号と色相角と彩度が同時 に表示されている。それゆえ、各番号の色について、その色相角とその彩度が分 る。また、前後の番号の色と対照することにより、最適な配合の組合せを求める ことができる。
【0018】 図8に示すのは、本考案の原理を用いて作られた色立体の模型図である。当該 各色相面の色の配列方法は、図7に例示した色相面と同様の色相面を上下に位置 し、かつ、中心軸(A)を無色とし、上方に浅色Tint(T)を配置し、下方 に濃色Shade(S)を配置している。No.1,No.2,No.3…の各 色相面を上から下に順序よく配列することにより、色立体(CS)が形成されて いる。
【0019】 図9に示すのは、本考案思想兎に基づく淡濃面の配列方法の説明図である。当 該淡濃面の設計は、主として本考案の色立体の使用に適合するように行われる。 最上行は、右から左にかけて色相角(H)を表わし、第二行目の横方向配列は彩 度を表わし、無色の標準灰色(SG)から始まり、高彩度に向っている。第三行 目には各色相面の色相番号(No.1,2,3…)がその番号順に配列され、後 に行けば行くほど彩度(C)が高くなり、その縦方向は上から下に淡色(濃度5 )から濃色(濃度39)に向って順序よく配列されている。これにより、長方形 の濃淡配列票が構成されている。このような濃淡配列票は、各色相角ごとに作成 される。
【0020】 図10及び図11は本考案による色彩測量器材の実施例を示す。 図10は図8に例示した上記の色彩体系を利用して製作した一冊の色彩測量器 材Aを示し、また、図11は図9に例示した濃淡配列票を利用して製作した一冊 の色彩測量器材Bを示すものである。 その中、図10に示す色彩測量器材Aは、図7,8の色相面を一つずつ備えた 色相シートSを上下に所定順序に従って積み重ねてなるものである。すなわち、 色相面の無色(SG)を色中心軸とし、浅色を上側に、濃色を下側に順序よく配 列し、一冊に取纏めて色立体(CS)が形成されている。 また、図11に示す色彩測量器材Bは、図9の矩形の色相面を備えた色相シー トSを同様の順序で積み重ねてなるものである。 これにより、業界人が、選色及び色に関するコミニュケーションに用いること ができる明確な基礎が構築されている。システム化された測量器材は、業者が選 色する場合に比較的容易に互いに調和された色彩を得るのに便利であり、業界の 配色効果を向上させることができる。
【0021】 上記の色立体(CS)の製作は、色材の処方を計算する一元化された公式を用 いるコンピュータープログラムを設計することにより、可能である。必要により 色間隔を調整すれば、色立体の色数を制御することができる。この色立体(CS )の一番キーポイントになる色は、円形色相面の中間色、即ち「標準灰色」であ り、その正確か否かは全体の色相面の均一性、即ち色相環の色間隔が等間隔であ るか否かに関係する。同時に色相面の有する色の濃度は、全て「標準灰色」(S G)で色濃度をバランスさせるので、全体の色立体(CS)のその縦間隔(上、 下)は只「標準灰色」(SG)で調整テストすれば良い。ひいては各種の異なる 材質の色立体を製作するに当っては、全て必ず「標準灰色」で対応して色濃度を 調整すれば良い。
【0022】 図11の色彩測量器材Bは、色彩測量器材Aと組合わして使用すれば、相互に 補助し合う効果を達成することができる。それは主として図9で示す長方形の淡 濃度配列票を取纏め編集し、その横方向の配列は無色の標準灰色(SG)より高 彩度に向い、各色相面の色相番号(1.2.3.4…)順に配列し、後に行けば 行くほど彩度を高くし、その縦方向と色立体(CS)の色相面は上から下に同じ 様に配列する。即ち、上から下に向けて淡色(5)から濃色(39)に順序よく 配列する。それゆえ、色彩測量器材Bははっきりと上記色立体(CS)及びその 色彩測量器材Aの縦方向濃度の変化を表示することができる。こうして、業者は 当該色の全体の色彩体系における「色相角」、「彩度」及び「濃度」を明白に知 ることができる。
【0023】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、色彩体系の基本構造は、「色相角」、「彩度 」及び「濃度」の必ず明晰な三方向言語を具備しなければならない。本考案は色 材の「量」の理念を「濃度」の概念とし、進んで「色相角」、「彩度」及び「濃 度」の三方向言語で色彩体系を確立し、ならびに「色相角」と「彩度」を結合し て色相と称するので、いかなる色相或いは色光の色をも呼称することができ、色 濃度はかなりの独立性を有している。この構造により、いかなる色も、本考案に よる新しい色彩言語により、簡単かつ明白に表現することができ、正確で便利な 色彩言語ないし色彩情報の伝達を可能にし、色彩の測量及び色彩の設計等に多く の効果を発揮することが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の色立体の説明図である。
【図2】マンセル表色法の説明図である。
【図3】オストワルド表色法の説明図である。
【図4】日本色彩研究所の配色系の説明図である。
【図5】本考案の色相面分布の説明図である。
【図6】本考案の色相面説明図である。
【図7】本考案の色相面実施例である。
【図8】本考案の色立体の説明図である。
【図9】本考案の淡濃面配列法の説明図である。
【図10】本考案の一実施例に係る色彩測量器材であ
る。
【図11】本考案の他の実施例に係る色彩測量器材であ
る。
【符号の説明】
SG 標準灰色 CC 色 C 彩度 A 中心軸 T 浅色 S 濃色 CS 色立体
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 色彩測量器材
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の色立体の説明図である。
【図2】マンセル表色法の説明図である。
【図3】オストワルド表色法の説明図である。
【図4】日本色彩研究所の配色系の説明図である。
【図5】本考案による色相面の原理を説明する説明図で
ある。
【図6】本考案による色相面の構成を説明する説明図で
ある。
【図7】本考案により完成した色相面の一例を示す概略
図である。
【図8】本考案に基いて製作された色立体の一例を示す
斜視図である。
【図9】本考案に基いて製作された色立体の他の例を示
す斜視図である。
【図10】本考案の一実施例に係る色彩測量器材であ
る。
【図11】本考案の他の実施例に係る色彩測量器材であ
る。
【符号の説明】 SG 標準灰色 CC 色 C 彩度 A 中心軸 T 浅色 S 濃色 CS 色立体
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を具備する色彩測量器材。 色彩体系が「色相角」、「彩度」、「濃度」の三者か
    ら構成され、色相面の真中間色は標準灰色であり、全体
    の色相面の色濃度をバランスさせる。色相面のいずれか
    の彩度の色相環の等格子(少なくとも三つの等間隔)で
    混色した結果は、色相面の中間色の標準灰色でなければ
    ならない。 色相面の中間色、及び色相面の色相環の任意の方角の
    色は等色間隔にあり、かつ同彩度の色相環は同明度であ
    り、その色間隔は同じく視覚と合致する。 「色相角」は色彩変化の原理を利用して、黄赤を混色
    すれば橙色を発生することができ、赤青を混色すれば紫
    色を発生することができ、青黄を混色すれば緑色を発生
    することができて、黄,橙,赤,紫,青,緑の変化に基
    づいて真円360度の色相環の色相角はすなわち色が色
    相環の上方角に位置する。 「彩度」は黄,橙,赤,紫,青,緑の色彩視覚であ
    り、その色彩はより鮮やかであれば、彩度は高くなる。
    黄,橙,赤,紫,青,緑の色覚が少なくなると、彩度が
    より低くなり、彩度がゼロになれば「標準灰色」であ
    り、すなわち色相角の真中間色である。 「濃度」はすなわち色の深浅或いは濃淡の度合の感覚
    であり、色立体の配列色において、色の濃度が高ければ
    高いほど、色度位が低くなり、色が淡くなればなるほ
    ど、色度位が高くなる。また、当該色相面の配列法は無
    色を中心軸とし、浅い色が上にあり、濃色が下にあっ
    て、各色相面が上から下の順序に番号を付けて一つの色
    立体を形成している。 当該淡濃面、その横方向の配列は無色の標準灰色から
    高い色にならび、色相面の色番号の順序に基づいて配列
    し、後になればなる程彩度がより高くなり、その縦方向
    と色立体の色相面と同じ番号であり、上から下に、淡い
    色から濃い色に順序よく配列されている。これにより、
    一つの長方形の淡濃面を形成している。さらに、当該色
    相面の各色に色相角、彩度及び番号が表示され、当該色
    相面は中心軸の無色から高色彩に向って色相環で表示さ
    れ、かつ、その各色相環の色数は、低彩度から高彩度ま
    で、色数を跳び越して三つの色数で逓増している。
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