JP3021574B2 - 子宮アクセス装置 - Google Patents

子宮アクセス装置

Info

Publication number
JP3021574B2
JP3021574B2 JP2213611A JP21361190A JP3021574B2 JP 3021574 B2 JP3021574 B2 JP 3021574B2 JP 2213611 A JP2213611 A JP 2213611A JP 21361190 A JP21361190 A JP 21361190A JP 3021574 B2 JP3021574 B2 JP 3021574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
proximal
access device
cervix
shaft
uterus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2213611A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0397469A (ja
Inventor
アンディー・エイチ・レヴィン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CR Bard Inc
Original Assignee
CR Bard Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CR Bard Inc filed Critical CR Bard Inc
Publication of JPH0397469A publication Critical patent/JPH0397469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3021574B2 publication Critical patent/JP3021574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/10Balloon catheters
    • A61M25/1011Multiple balloon catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/42Gynaecological or obstetrical instruments or methods
    • A61B17/4241Instruments for manoeuvring or retracting the uterus, e.g. during laparoscopic surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/42Gynaecological or obstetrical instruments or methods
    • A61B2017/4216Operations on uterus, e.g. endometrium
    • A61B2017/4225Cervix uteri

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、触診のため、又は子宮及び卵管内に流体又
はその他の装置を挿入するため、子宮にアクセスする装
置に関し、特に、子宮にアクセスする技術に関する。
(従来の技術及びその課題) 女性の不妊症を診断するため、子宮及び卵管を診断す
ることが望ましい多くの場合がある。
例えば、卵管の開通性を検査しなければならない場合
がある。これは、通常、X線写真又は腹腔鏡検査法によ
って行われる。
X線写真検査を行うためには、X線造影剤を子宮内に
注入して、X線透視の下、子宮の外形及び卵管の開通性
が検査可能であるようにする。この方法は、子宮卵管造
影法(HSG)として公知である。造影剤を最初に子宮内
に注入したとき、HSGは誤って閉塞卵管として表示する
ことが多い。かかる不正確な結果は、注入圧力が不十分
であることに起因することが多い。
造影剤の注入中、子宮を加圧することが望ましく、現
在の利用可能な多くの装置はかかる加圧を行い得るよう
にしてある。しかし、子宮及び膣間の密封を実現するこ
とが困難であり、造影剤の漏洩が問題となる。
腹腔鏡によって生殖管を検査することも可能であり、
該鏡は、生殖管の内側を通すことなく、患者の腹部に形
成した切開部分を通じて挿入される管状の装置である。
生殖管の外側及び卵巣の付近の末梢開口部は腹腔鏡によ
り検査することが出来る。
卵管の開通性は、着色した染料を子宮内に注入し、そ
の染料が管を通って腹部のキャビティ内に流出するのを
観察して検査する。この場合にも、現在の注入装置は、
子宮を適性に密封することが出来ず、十分に高い注入圧
力を達成し得ない。開通性検査の誤った結果が生じる可
能性がある。
特に、腹腔鏡検査中、子宮を触診し、子宮及び周囲の
器官の異なる領域を観察し得るようにすることが望まし
い。これは、一般に子宮の頸部である子宮頸に触診装置
を係合させて行われる。この装置は、外管と称される子
宮頸の外側開口部内に挿入され、子宮頸管を通じて子宮
内に挿入される。子宮頸の内側開口部は内管として知ら
れている。従来の幾つかの触診装置は、子宮内にて拡張
させ、内管に係合させて該触診装置が子宮外に引き出さ
れないようにする末梢の拡張可能な部材を備えている。
該装置が子宮内にさらに挿入されるのを防止する基端の
ストッパが設けられている。
しかし、子宮頸管の長さは患者一人一人により異な
り、全ての患者に対して1つ値を設定することは出来な
い。現在の触診装置は、一般に、外管に適正に着座させ
るためには、手で調節しなければならない可動の基端ス
トッパが設けられている。該装置を異なる子宮頸管の長
さに合うように調節する方法は、面倒であり、基端スト
ッパを1又は2回以上設定し直して、子宮頸に確実に固
着されるようにしなければならない。基端ストッパによ
って過度の力が加えられたならば、患者は不快感を感
じ、又は拡張させたときでさえ、望ましくない末梢部分
の抜けが生じる。
(課題を達成するための手段) 本発明の子宮アクセス装置は、自動的に子宮頸管の長
さに調節される構成要素を備えている。このアクセス装
置は、子宮内に挿入し、拡張される第1の拡張可能な末
梢部材を有する軸を備えている。この軸は、又子宮頸管
を通じて一部分が挿入される第2の拡張可能な基端部材
を担持している。該基端部材を拡張させると、子宮頸管
の外側部分だけが拡張する。故に、基端部材の拡張され
た部分は外管に接触するよう自動的に位置決めされ、末
梢及び基端部材は相互方向に向けクランプ力を作用さ
せ、軸を子宮頸管と確実に結合させる。これにより、基
端部材の長さに沿った拡張程度が可変であることによ
り、子宮頸管の実際の長さに合うよう自動的に調節する
ことが出来る。
この装置は、子宮頸にクランプ止めされたならば、生
殖器官のX線透視検査中のような場合、子宮に触診し、
又は子宮内に流体又はその他の装置を導入するために使
用することが出来る。一実施例において、末梢部材は、
軸を中心として配設された拡張可能なバルーンである。
末梢部材は子宮頸の内管に密封状態に係合し、末梢及び
基端部材は相互方向に力を作用させ、該装置を子宮頸管
内に密封し、流体が軸の外側に沿って子宮から逆流する
のを防止する。軸又はその他の構造体は、末梢及び基端
部材と連通しこれら部材を作動させる第1及び第2の内
腔を画成する。
好適な実施例において、第3の内腔が軸に画成され、
流体又は装置を該第3の内腔を通じて子宮内に導入する
ことが出来る。別の形態として、子宮を触診するために
だけ該装置を使用するような場合、軸には膨張内腔のみ
を画成し、軸がその他の点では中実であるようにする。
望ましくは、軸は第2の内腔が基端部材と連通するため
の少なくとも2つのポートを画成し、その一方のポート
を基端部材の末梢部分の下方に形成し、もう一方のポー
トを基端部分の下方に形成する。第3の内腔は軸の基端
からその末梢端まで伸長し、軸の基端は患者の外側まで
伸長し装置を子宮頸管内に位置決めしたとき子宮を触診
するハンドルとして機能し得るようにする。金属ロッド
を第3の内腔内に挿入し、軸をさらに補強することが出
来る。
望ましくは、軸の末梢端は、軸の他部分に対し或る角
度を成して傾斜させ、子宮頸及び子宮内に挿入し易いよ
うにする。この角度は15乃至25゜とすることが出来る。
さらに、基端部材の末梢部分は基端部分の肉厚より薄い
肉厚を有し、子宮頸の外管に対して直ぐ基端方向の基端
部材を優先的に拡張させ得るようにする。基端部材の好
適な可撓性材料はラテックスである。この材料は十分に
可撓性であり、拡張中、基端部材の略全ての拡張が基端
部分にて生じ、末梢部分の拡張が子宮頸管によって制限
されるようにする。子宮頸管の拡張は殆ど又は全く生じ
ない。
かかる装置を使用する好適な方法は、軸の末梢端を子
宮頸管を通じて挿入し末梢部材を子宮内に位置決めする
段階と、末梢部材を拡張させその径が子宮頸管の径より
も大きくなるようにする段階と、拡張される末梢部材が
子宮頸の内管に接触するまで装置を引き出す段階とを備
えている。次に、基端部材を子宮頸の内管に対して基端
方向に拡張させる。これにより、末梢及び基端部材は協
働し、子宮頸管の長さに合うよう自動的に調節して軸を
子宮に確実に結合させる。
本発明の目的は、子宮にアクセスするための新規な装
置及び方法を提供することである。
本発明の別の目的は、子宮頸管の特定の長さに合うよ
う自動的に調節する改良された装置を提供することであ
る。
本発明のさらに別の目的は、子宮を確実に密封し、子
宮内に注入された染料、造影剤又はその他の流体の漏洩
を最小にする装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、子宮及び卵管内への流体
のより高圧での注入を可能にする装置を提供することで
ある。
本発明のさらに別の目的は、生殖管の創傷を最小にす
る一方、子宮頸管の両端を確実かつ自動的に把持するこ
とにより子宮を触診する改良された装置及び方法を提供
することである。
本発明のさらに別の目的は、その他の器具を挿入し子
宮及び卵管にアクセスするための改良された挿入装置を
提供することである。
(実施例) 子宮を触診し、又は流体及びその他の装置を子宮内に
挿入するための本発明による子宮にアクセスする装置及
び方法は、子宮内に挿入しかつ拡張される第1の拡張可
能な末梢部材を有する軸により実現することが出来る。
この軸は一部分子宮頸管内に挿入される第2の拡張可能
な基端部材を担持している。該基端部材が拡張したと
き、子宮頸管の外側部分のみが拡張し、これにより、そ
の頸管の実際の長さに合うよう自動的に調節される。望
ましくは、軸は中空で、細長い管とし、該管を通じて流
体又は器具を子宮及び卵管内に挿入し得るようにする。
本発明による子宮アクセス装置10は、軸12を有して第
1図に図示されており、該軸12上には第1の拡張可能な
末梢部分14及び第2の拡張可能な基端部材16が設けられ
ている。この構造において、末梢部材14は末梢領域及び
基端領域20にて軸12に接着されたビニルスリーブにより
形成された拡張可能なバルーンである。末梢部材14は、
第2図に図示するように軸12により画成された内腔24と
連通する仮想線で示したポート22を通じて拡張される。
軸12は、ポート28、30に連通する内腔26、及び軸12の全
長に沿って伸長し中央内腔32と同一直径を有する末梢オ
リフィスに端末のある大径の内腔32を画成する。これら
内腔24、26は図示するように相互に反対方向に離間する
ようにすることが望ましい。内腔24はその基端付近が管
34に接続されており、該管34の端末は自己密封式空気弁
36に達している。同様に、内腔26はその基端付近にて管
38及び空気弁40に接続されている。
望ましくは、軸12は押し出し成形により形成されたビ
ニル又はポリ炭酸エステル管とし、長さ27.3cm(10.75
インチ)、外径4mm(0.157インチ)及び内径2mm(0.080
インチ)であるようにする。内径24、26は直径0.25mm
(0.010インチ)とすることが望ましい。弁装置42は軸1
2の基端に接続し、造影液又はその他の流体を子宮内に
注入するとき、密封状態を維持し、流体が開口部44を通
って逃げるのを防止する一方、器具又はその他の装置を
内腔32を通じて挿入し得るようにする。この密封はスペ
クタ(Spector)等による米国特許第4,424,833号に記載
されているように、装置の周囲に沿って閉じるガスケッ
トにより維持される。この装置42は、管46及びストップ
コック48を通じてアクセスされる注入ポートをさらに備
えている。これにより染料、造影液又はその他の流体を
中央内腔32内に注入し、軸12の末梢端50の末梢オリフィ
スを通じて排出することが出来る。
軸末梢端50は、子宮頸管及び子宮の創傷を回避し得る
よう丸味が付けられており、軸12の末梢部分は軸12の縦
軸52に対して傾斜していることが望ましい。末梢部分が
傾斜していることにより、子宮頸及び子宮は膣に対して
傾斜するため、子宮頸管内に挿入し、位置決めするのが
容易となる。又、末梢部分が傾斜していることは、子宮
頸及び子宮に対する創傷を最小にする。この傾斜角度は
0−30゜の範囲とし、15−25゜であることが望ましい角
度Aによって表示される。この構造の場合、角度Aは20
゜とし、傾斜した末梢部分の長さは15.2mm(0.6イン
チ)とする。
望ましくは、第2の基端バルーン16は第1の末梢バル
ーン14より可撓性であるようにする。穏当な可撓性を備
え、末梢バルーン14に適したビニル又はポリウレタンで
はなく、基端バルーン16はラテックス材料にて形成する
ことが望ましい。基端バルーン16は十分な長さとし、以
下により詳細に説明するように、他の基端部分が拡張す
る間に末梢部分が子宮頸管内に残っているようにする。
基端バルーン16は少なくとも1.5インチの長さを有する
ことが望ましく、この構造において、長さは2.0インチ
し、各々略2mm(0.08インチ)の長さである接着部54、5
6により軸12に固着される。末梢及び基端バルーン共、
ロックタイト・コーポレーション(Loctite Corporatio
n)から入手可能なロックタイト495のようなシアノアク
リレートで接着することが出来る。別の方法として、ト
ラコン・インコーポレイテッド(Tra−Con,Inc.)から
入手可能なFDA2のようなエポキシ樹脂を使用することも
出来る。別の構造において、基端バルーン16の基端及び
末梢端は接着剤にて接合し及び/又は被覆された縫合糸
を巻き付け、糸をバルーン16の周囲に固着することも出
来る。
基端バルーン16の肉厚は末梢接着部54から基端接着部
56に向け増大させ、外管に対して直ぐ基端方向に優先的
に拡張されるようにすることが望ましい。この構造にお
いて、基端バルーン16は末梢端にて0.010インチ(約0.2
54mm)の肉厚を有し、基端にて約0.012インチ(約0.304
8mm)の肉厚となるようする。これは、製造中、垂直位
置に保持されたマンドレルによりバルーンを浸漬コーテ
ィングすることにより行い、これによって、重力により
バルーンの基端になる下端に向け僅かにより多量の材料
が吸引される。一方、末梢バルーン14がビニルで製造さ
れる場合、肉厚0.015インチ(約0.381mm)及び長さ0.5
インチ(約1.27mm)であるようにする。
本発明による子宮アクセス装置10の作用は女性の患者
Pに関して第3図に図示されている。標準的な膣スペキ
ュラ(図示せず)を使用して膣Vを広げた後、軸12の末
梢端を子宮頸Cの外管を通じて挿入する。末梢バルーン
14は、子宮頸管を通じて、子宮頸Cの内管Iを通って子
宮U内に挿入される間、収縮状態に維持される。次に、
末梢バルーン14は空気弁36を155−206mmHg(3−5psi
g)にすることにより拡張させて直径12−15mmとなるよ
うにする。末梢バルーン14の拡張は、ビニルパイロット
バルーン60により操作者に表示される。一構造における
パイロットバルーンは長さ1.3インチ(約33.02mm)、肉
厚0.040インチ(約1.016mm)であり、拡張したときに直
径0.44インチ(約11.176mm)となる。次に、操作者が軸
12の基端部分を把持し、拡張した末梢バルーン14が内管
Iに当たるよう着座したことを示す抵抗力が付与される
までゆっくりと基端方向に引っ張る。次に、基端バルー
ン16を空気弁40を通じて拡張させて、パイロットバルー
ン62が末梢バルーン14の圧力と略等しい圧力を有するよ
うにする。パイロットバルーン62は基端バルーン16が加
圧されたかどうか表示する。
子宮頸管の長さの差は、基端バルーン16の長さに沿っ
た可変拡張より対応される。子宮頸管の長さは一般的に
2−3cmであり、1又は2mmの差があっても、標準的な子
宮触診又は注入装置により形成されるシールの性能に影
響が及ぶ。しかし、本発明による子宮アクセス装置10
は、バルーン16の可撓性材料が子宮頸管により制限され
ない箇所のみが拡張するため、子宮頸管の長さの差を自
動的に補正する。基端部分66が直径約1インチまで拡張
張する間、末梢部分64により子宮頸管が拡張されること
は殆ど又は全くない。末梢端バルーン14及び基端バルー
ン16は相互方向に向けて対向力を作用させ、これによ
り、協働して装置10を子宮頸腔、従って子宮Uに確実に
結合させる。
子宮の触診が必要な場合、軸12は比較的剛性であるこ
とが望ましい。子宮の触診のみを行う場合、内側と連通
する中央内腔は必要ない。装置又は流体を子宮又は卵管
内に導入するだけで良い場合、剛性は必要なく、軸はよ
り可撓性であるようにすることが出来る。さらに、軸の
基部の一部又は全部は、末梢部分の傾斜方向と同一方向
に向けて上方に湾曲させ、操作者に対しより快適なアク
セス角度が提供され得るようにする。基端部分が湾曲し
ていることは、末梢先端50の方向を表示する上で有用で
ある。子宮内に挿入した後、末梢先端50は横方向に折り
曲がり、1つの卵管へのアクセスが容易であるようにす
ることが出来る。左側卵管Fは、子宮U内への開口部O
を有して図示されている。点線52で仮想線にて表示する
ように、中央内腔32内に金属ロッドを取り外し可能に取
り付けることにより、軸12を調節可能に補強することが
出来る。一構造において、ロッドは直径0.070インチ
(約1.778mm)で、装置42の基端とかみ合い、該ロッド
を適所に固着するルア接続部を担持するステンレス鋼ロ
ッドである。ロッドの外径は、十分に小さくし、造影液
又はその他の流体が中央内腔32内にて該ロッドに沿って
流動し得るようにする。ロッドは、軸12の末梢端50まで
伸長するのに十分長さ及び可撓性を備えており、又は基
端バルーン16の末梢端まで伸長するようにすることが出
来る。ロッドは基端部分66を越えて伸長し、少なくとも
一部分が子宮頸管C内に位置するようにすることが望ま
しい。
軸12は流体を基端バルーン16内に導入するための少な
くとも2つのポートを画成することが望ましく、これら
ポートはスキーブにより形成し、1.6mm(0.063インチ)
の開口部を提供し得るようにする。長手方向に離間され
た少なくとも2つのポートを利用することは、基端部分
66内の全ての流体が排出される前に、末梢部分64の下方
に位置するポートがバルーン材料にて閉塞される場合、
収縮中、特に重要なことである。
第1の末梢部材14は拡張可能なバルーンとして上述し
たが、これは本発明を限定するものではない。末梢部材
14は拡張して軸12が子宮Uから誤って外れるのを阻止す
る任意の装置にて実現することが出来る。例えば、圧縮
されると拡張するマルコット(mallecot)と称されるス
リット付きの管を使用することが出来る。該マルコット
は、例えば、C.R.バード(C.R.Bard)インコーポレイテ
ッドのBard Urological事業部から入手可能な尿カテー
テルであるBardex FoleyカテーテルモデルNo.086に見る
ことが出来る。引っ張りワイヤーが内腔24を通って伸長
し、マルコットを作用させる。造影液又はその他の流体
を子宮内に注入する場合、拡張可能なバルーンのような
一体の基端部分を有する拡張可能な部材とすることが望
ましい。
上記の説明から、本発明はHSGに対する優れた密封及
び子宮の触診のための確実な把持を可能にする方法にて
患者の子宮頸を確実に把持する自己調節型装置及びその
方法を提供するものであることが理解されよう。
本発明の範囲内にて、図面に図示し上記説明した実施
例の幾多の変形例及び応用例が可能である。故に、上記
説明及び添付図面に示した全ての事項は説明のためだけ
のものであり限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の子宮アクセス装置の略側面図、 第2図は第1図の線2−2に沿った断面図、 第3図は患者の子宮内に挿入された子宮アクセス装置の
略図である。 10:子宮アクセス装置、12:軸 14:末梢部材(バルーン) 16:基端部材(バルーン) 20:基端領域、22:ポート 24、26:内腔 28、30:ポート 32:中央内腔、34:管 36:空気弁、42:弁装置 46:管 48:ストップコック 50:末梢端、52:縦軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−67969(JP,A) 特開 昭58−146356(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 25/10 A61M 3/00 A61M 31/00

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】子宮アクセス装置にして、 基端及び患者の子宮頸管を通じて挿入可能な末梢端を有
    する細長い軸と、 前記軸の末梢端付近に配設された第1の拡張可能な末梢
    部材と、 前記末梢部材の基端方向にて前記細長い軸の一部分の周
    囲に配設された第2の拡張可能な基端部材であって、前
    記末梢部材が子宮頸管に対し末梢方向に拡張されたと
    き、子宮頸管内に位置する末梢部分及び子宮頸管に対し
    て基端方向に拡張する基端部分を有する前記基端部材
    と、を備え、 前記末梢及び基端部材が協働して、子宮頸管の長さに合
    うよう自動的に調節することによって前記軸を子宮に確
    実に結合させることを特徴とする子宮アクセス装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の子宮アクセス装置にして、 前記末梢部材が拡張可能であり、前記軸の周囲に配設さ
    れることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の子宮アクセス装置にして、 前記末梢部材が子宮頸の内管に密封可能に係合し、前記
    末梢及び基端部材が相互方向に力を作用させ、前記装置
    を子宮頸管内に密封すると共に、流体が前記軸の外側に
    沿って子宮から流動するのを妨害するようにしたことを
    特徴とする装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の子宮アクセス装置にして、 前記基端部材の末梢端が前記末梢部材の基端に対し近接
    することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の子宮アクセス装置にして、 患者の外側にアクセス可能な基端及び前記末梢部材に連
    通する末梢端を有する第1の内腔を画成する手段を更に
    備えることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の子宮アクセス装置にして、 患者の外側にアクセス可能な基端及び前記基端部材に連
    通する末梢端を有する第2の内腔を画成する手段を更に
    備えることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の子宮アクセス装置にして、 前記軸が、前記第2の内腔が前記基端部材と連通するた
    めの少なくとも2つのポートを画成することを特徴とす
    る装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の子宮アクセス装置にして、 前記ポートの1つが前記ポートの他方から長手方向に離
    間されることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の子宮アクセス装置にして、 前記ポートの1つが前記基端部材の末梢部分の下方に配
    設され、前記ポートの他方が基端部分の下方に配設され
    ることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記軸が前記末梢部材に連通する第1の内腔と、前記基
    端部材に連通する第2の内腔とを画成しており、これに
    よって、前記末梢部材及び前記基端部材の作動を可能に
    することを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記軸が、流体又は装置を患者の子宮内に導入するため
    の第3の内腔を更に画成することを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記第3の内腔が前記軸の基端からその末梢端まで伸長
    することを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記軸の基端が、前記末梢部材が子宮内にて拡張された
    とき、患者の外側まで伸長することを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記軸の基端が子宮を触診するハンドルとして機能する
    ことを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】請求項1記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記軸の末梢端が前記軸の他部分に対してある角度を成
    して傾斜し、子宮内への挿入を容易にすることを特徴と
    する装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記角度が15乃至25゜の範囲にあることを特徴とする装
    置。
  17. 【請求項17】請求項1記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記基端部材の末梢部分が基端部分の肉厚より薄い肉厚
    を有し、子宮頸の外管の直ぐ基端方向の前記基端部材を
    優先的に拡張させるようにしたことを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】請求項1記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記基端部材がラテックスに形成されることを特徴とす
    る装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記基端部材が少なくとも1.5インチ(約3.81cm)の長
    さを有することを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】請求項1記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記基端部材の材料が十分な可撓性を備え、拡張中、実
    質的に全ての拡張が前記基端部分にて生じ、前記末梢部
    分の拡張が子宮頸管により制限されるようにしたことを
    特徴とする装置。
  21. 【請求項21】請求項11記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記第3の内腔内に取り外し可能に挿入し、前記軸を選
    択的に補強する手段を更に備えることを特徴とする装
    置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の子宮アクセス装置にし
    て、 前記補強手段が、前記軸の基端を通じて挿入し、前記第
    3の内腔内にて前記基端部材の基端部分を越えて伸長可
    能な金属ロッドを備えることを特徴とする装置。
  23. 【請求項23】子宮アクセス装置にして、 基端及び患者の子宮頸管を通じて挿入可能な末梢端を有
    する細長い管であって、流体又は装置を患者の子宮内に
    挿入するための中央内腔を画成する前記細長い管と、 前記管の末梢端付近で前記管の周囲に配設された第1の
    拡張可能な末梢バルーンと、 可撓性材料にて形成された第2の拡張可能な基端バルー
    ンとを備えており、 前記第2の拡張可能な基端バルーンは、前記第1のバル
    ーンの基端方向で前記第1のバルーンにほぼ隣接する前
    記細長い管の一部の周囲に配設されており、 前記第2の拡張可能な基端バルーンは、前記第1の末梢
    バルーンが子宮頸管の末梢方向に拡張されたとき、子宮
    頸管内に位置する末梢部分を有しており、前記末梢部分
    の拡張が子宮頸管により制限されており、 前記第2の拡張可能な基端バルーンは、子宮頸管に近接
    して拡張し、子宮頸管の長さに合うよう自動的に調節さ
    れる基端部分を有しており、 前記末梢及び基端バルーンが相互方向に力を作用させ、
    これにより、前記管が子宮に確実に連結し、また、前記
    装置が子宮頸管内に密封して、流体が前記管の外側に沿
    って子宮から流動するのを妨害するようにしたことを特
    徴とする装置。
JP2213611A 1989-08-10 1990-08-10 子宮アクセス装置 Expired - Fee Related JP3021574B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US39204089A 1989-08-10 1989-08-10
US392040 1989-08-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0397469A JPH0397469A (ja) 1991-04-23
JP3021574B2 true JP3021574B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=23549007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2213611A Expired - Fee Related JP3021574B2 (ja) 1989-08-10 1990-08-10 子宮アクセス装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0412664B1 (ja)
JP (1) JP3021574B2 (ja)
DE (1) DE69024876T2 (ja)
ES (1) ES2083429T3 (ja)
IE (1) IE902882A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5460610A (en) * 1990-01-12 1995-10-24 Don Michael; T. Anthony Treatment of obstructions in body passages
US5613949A (en) * 1994-04-01 1997-03-25 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Double balloon catheter assembly
JP2007008272A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Asahi Tec Corp シートフレーム
US7878970B2 (en) 2005-09-28 2011-02-01 Boston Scientific Scimed, Inc. Apparatus and method for suspending a uterus
US9144483B2 (en) 2006-01-13 2015-09-29 Boston Scientific Scimed, Inc. Placing fixation devices
CA2644983C (en) 2006-03-16 2015-09-29 Boston Scientific Limited System and method for treating tissue wall prolapse
US20080109010A1 (en) * 2006-11-07 2008-05-08 Femsuite, Llc Apparatus for cervical manipulation and methods of use
US9282958B2 (en) 2007-12-28 2016-03-15 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and method for treating pelvic dysfunctions
US9078728B2 (en) 2007-12-28 2015-07-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and methods for delivering female pelvic floor implants
US8430807B2 (en) 2007-12-28 2013-04-30 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and methods for treating pelvic floor dysfunctions
US9125716B2 (en) 2009-04-17 2015-09-08 Boston Scientific Scimed, Inc. Delivery sleeve for pelvic floor implants
US8911348B2 (en) 2010-09-02 2014-12-16 Boston Scientific Scimed, Inc. Pelvic implants and methods of implanting the same
US20120316460A1 (en) * 2011-06-07 2012-12-13 Stout Christopher A Fluid delivery system with pressure monitoring device
US9168120B2 (en) 2011-09-09 2015-10-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device and methods of delivering the medical device
AU2014214538B2 (en) * 2013-02-06 2018-11-15 Mark SILLENDER Embryo transfer catheter and method
US9814555B2 (en) 2013-03-12 2017-11-14 Boston Scientific Scimed, Inc. Medical device for pelvic floor repair and method of delivering the medical device
US9962251B2 (en) 2013-10-17 2018-05-08 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and methods for delivering implants
CN108433847A (zh) * 2018-05-30 2018-08-24 新疆畜牧科学院生物技术研究所(新疆畜牧科学院中国-澳大利亚绵羊育种研究中心) 一种改进的羊胚胎收集装置
CN110840536A (zh) * 2019-11-05 2020-02-28 江西易通医疗器械有限公司 一种一次性宫颈扩张球囊导管
CN114587454B (zh) * 2022-03-28 2024-01-23 睢县妇幼保健院 一种妇产科临床用宫颈扩张装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2687131A (en) * 1952-09-17 1954-08-24 Davol Rubber Co Female incontinence catheter
US4083369A (en) * 1976-07-02 1978-04-11 Manfred Sinnreich Surgical instruments
US4430076A (en) * 1982-02-04 1984-02-07 Harris James H Combined uterine injector and manipulative device
US4552557A (en) * 1983-10-21 1985-11-12 Avvari Rangaswamy Inflatable uterine hemostat
US4793351A (en) * 1987-06-15 1988-12-27 Mansfield Scientific, Inc. Multi-lumen balloon catheter
CH676426A5 (ja) * 1988-09-27 1991-01-31 Schneider Shiley Ag

Also Published As

Publication number Publication date
EP0412664A1 (en) 1991-02-13
JPH0397469A (ja) 1991-04-23
IE902882A1 (en) 1991-02-27
EP0412664B1 (en) 1996-01-17
DE69024876D1 (de) 1996-02-29
DE69024876T2 (de) 1996-06-05
ES2083429T3 (es) 1996-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3021574B2 (ja) 子宮アクセス装置
US5104377A (en) Uterine access device with automatic cervical adjustment
US5624399A (en) Catheter having an intracervical/intrauterine balloon made from polyurethane
JP2972520B2 (ja) 女性の子宮およびファロピオ管にアクセスする方法および装置
US6758831B2 (en) Device and method for aligning with the tubal ostium
US6802825B2 (en) Access catheter apparatus for use in minimally invasive surgery and diagnostic procedures in the uterus and fallopian tubes
US12011172B2 (en) Occlusion catheter system for full or partial occlusion
US3948270A (en) Uterine cannula
US5400773A (en) Inflatable endoscopic retractor
US20080077054A1 (en) Cervical dilator and methods of use
CA2044867C (en) Direct vision prostate balloon catheter
US6827703B1 (en) Single lumen balloon catheter apparatus
US20050055043A1 (en) Cervical canal dilator
US6290672B1 (en) Exploratory tubular sonogenic catheter
US20070225744A1 (en) Cavity enlarger method and apparatus
US6511469B2 (en) Cervical occluding double balloon catheter
US20040127931A1 (en) Cervical dilator
WO2015030726A1 (en) Cervical dilator
US20040002680A1 (en) Single lumen balloon catheter apparatus
JP2511899Y2 (ja) 医療用具装着用バル―ンカテ―テル
US5697911A (en) Plug for a wound drain
GB2305609A (en) Intra-uterine device
KR102686810B1 (ko) 복강 수술용 모듈
CN109107029B (en) Composite layer anti-slip, anti-drop and side leakage body cavity drainage tube
JPH0641744U (ja) 医療用具装着用バルーンカテーテル

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees