JP3020365U - 端子台の端末板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工業用端子台の保護カバ−の脱落の
ない構造を提供する。 【構成】 両側面に装着するＶ溝を有する端末
板で、Ｖ溝中央側部に小壁を設けたことを特徴とする端
子台。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、工業用端子台の保護カバ−の横ずれ防止の構造に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

小型サイズの端子の保護カバ−は弾性の関係から、薄くせざるを得ないため、 保持力も弱く、２〜３極で端子台を構成する場合、図３のように少しの衝撃で横 ずれを起こし、脱落することがあり、しかも図２に示すように、端子台の端末側 壁１内側にＶ溝２を設け、端末側壁１内側に保護カバ−７を装着するため、保護 カバ−７の切断の長さを厳重に行なわなければならず欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

簡単な構造で保護カバ−の脱落のない構造を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

端子台の端末板の保護カバ−の係止部であるＶ溝に、保護カバ−横ずれのため の小壁を設けた。

【０００５】

【発明の作用】

保護カバ−の脱落防止に有効であり、保護カバ−の板厚を薄肉化が可能となる 。

【０００６】

【実施例】

図１において、３は端子台の端末板で、保護カバ−の係止箇所であるＶ溝４の 側部に係止部３ａを有する小壁３ｂを設ける。小形サイズの端子台で２〜３極で 構成する場合、保護カバ−５を必要な長さにカットし、保護カバ−５の縁部５ａ を係止部３ａで係止する構造となり、簡単な構造で保護カバ−の脱落のないもの が得られる。

【０００７】 また仮に図１の保護カバ−５が端子台に装着された状態で、保護カバ−５が端 末板３ａの外側へ越えたとしても、図４に示すように端末板３ｃの内側へ、保護 カバ−６が両端へ大きく開くため、端末板３ｃの内側の力が働くので、保護カバ −６が外側へ移動することに対し、抵抗力が働き、保護カバ−の脱落のないもの が得られる。

【０００８】 また大型の端子台においては、図３において、従来保護カバ−の保持力を保つ ため、保護カバ−の板厚を増して対処しているが、本考案によって保護カバ−の 板厚をかなり薄くできることによって、製造コストおよび重量を大幅に低減でき る。

【０００９】 以上のように、簡単な構造で、保護カバ−の脱落防止が可能になる。

【００１０】

【考案の効果】

端子台の端末板の保護カバ−の係止部であるＶ溝に保護カバ−横ずれのための 小壁を設けたため、保護カバ−の脱落防止が可能となり、また保護カバ−の板厚 を薄肉化することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の端子台に保護カバ−を装着する部
分図。

【図２】 従来の端子台に保護カバ−を装着する部分
図。

【図３】 従来の端子台に保護カバ−を装着する部分
図。

【図４】 本考案の端子台に保護カバ−を装着する略
図。

【符号の説明】

１ 端末側壁 ２ Ｖ溝 ３ 端末板 ３ａ 係止部 ３ｂ 小壁 ３ｃ 端末板 ４ Ｖ溝 ５ 保護カバ− ５ａ 縁部 ６ 保護カバ− ７ 保護カバ−

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 端子台の両側面に装着するＶ溝を有す
   る端子板において、Ｖ溝中央側部に小壁を設けたことを
   特徴とする端子台の端末板。