JP3020326B2 - 気密性織布及びゴム引布の製造方法 - Google Patents
気密性織布及びゴム引布の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気密性織布及びゴム引布
の新規な製造方法に関するものである。さらに詳しくい
えば、本発明は、例えば断面からのエア洩れのないゴム
引布及びその基布などとして用いられる極めて気密性に
優れた織布を効率よく簡単に製造する方法に関するもの
である。
の新規な製造方法に関するものである。さらに詳しくい
えば、本発明は、例えば断面からのエア洩れのないゴム
引布及びその基布などとして用いられる極めて気密性に
優れた織布を効率よく簡単に製造する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維生地表面に天然ゴムや合成ゴ
ムシートを設けたゴム引布は、気密性に優れ、かつ柔軟
性を有することから、衣料、雑貨、空気物などの素材と
して幅広く用いられている。このゴム引布は、通常基布
中にイソシアネート化合物やレゾルシン−ホルムアルデ
ヒド樹脂を含浸させたのち、その片面又は両面にゴム系
接着剤をコーティングして天然ゴムや合成ゴムシートを
密着させ、加硫処理することにより得られる。また、用
途によっては基布の片面又は両面にゴム系接着剤をコー
ティングしたのち、加硫処理を施して、基布の片面又は
両面にゴムコーティング層を設けたものも知られてい
る。救命具、ボート、気球、筏などの高い気密性が要求
される空気物などの用途には、通常基布の両面にゴムシ
ートを設けたゴム引布が用いられる。しかしながら、従
来のゴム引布においては、基布自体の気密性に劣るため
に、例えば該ゴム引布を用いて気密性製品を作成した場
合、ゴムシートにピンホールなどがあると、ゴム引布の
貼合わせ部における引布断面からのエア洩れが生じ、気
密性が保持できなくなるという好ましくない事態を招来
する。そこで、本出願人は、先に気密性織布をゴム引布
の基布として使用することにより気密性が優れたゴム引
布を製造することができることを見い出し、この気密性
織布の製造方法として、ロール状織布の外周面を柔軟な
気密性シートで被覆し、一方の端面を減圧にして該ロー
ル状織布を回転させながら、他方の端面から所定量のゴ
ム液を圧入したのち、絞り効果が十分に発揮されるまで
の間、減圧及び回転を維持し、その後該ロール状織布を
取り出し、乾燥することを特徴とする気密性織布の製造
方法を提案した(特願平3−55916号)。しかしな
がら、この方法は複雑な操作と複雑な製造装置を必要と
するものであり、工業的には不利であるという問題点を
有していた。
ムシートを設けたゴム引布は、気密性に優れ、かつ柔軟
性を有することから、衣料、雑貨、空気物などの素材と
して幅広く用いられている。このゴム引布は、通常基布
中にイソシアネート化合物やレゾルシン−ホルムアルデ
ヒド樹脂を含浸させたのち、その片面又は両面にゴム系
接着剤をコーティングして天然ゴムや合成ゴムシートを
密着させ、加硫処理することにより得られる。また、用
途によっては基布の片面又は両面にゴム系接着剤をコー
ティングしたのち、加硫処理を施して、基布の片面又は
両面にゴムコーティング層を設けたものも知られてい
る。救命具、ボート、気球、筏などの高い気密性が要求
される空気物などの用途には、通常基布の両面にゴムシ
ートを設けたゴム引布が用いられる。しかしながら、従
来のゴム引布においては、基布自体の気密性に劣るため
に、例えば該ゴム引布を用いて気密性製品を作成した場
合、ゴムシートにピンホールなどがあると、ゴム引布の
貼合わせ部における引布断面からのエア洩れが生じ、気
密性が保持できなくなるという好ましくない事態を招来
する。そこで、本出願人は、先に気密性織布をゴム引布
の基布として使用することにより気密性が優れたゴム引
布を製造することができることを見い出し、この気密性
織布の製造方法として、ロール状織布の外周面を柔軟な
気密性シートで被覆し、一方の端面を減圧にして該ロー
ル状織布を回転させながら、他方の端面から所定量のゴ
ム液を圧入したのち、絞り効果が十分に発揮されるまで
の間、減圧及び回転を維持し、その後該ロール状織布を
取り出し、乾燥することを特徴とする気密性織布の製造
方法を提案した(特願平3−55916号)。しかしな
がら、この方法は複雑な操作と複雑な製造装置を必要と
するものであり、工業的には不利であるという問題点を
有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情のもとで、断面からのエア洩れがなく、該断面のテー
プシールを必要としないゴム引布及びその基布などとし
て好適に用いられる、気密性に優れた織布の簡単な製造
方法を提供することを目的としてなされたものである。
情のもとで、断面からのエア洩れがなく、該断面のテー
プシールを必要としないゴム引布及びその基布などとし
て好適に用いられる、気密性に優れた織布の簡単な製造
方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、気密性に
優れた織布の簡単で効率的な製造方法を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、粘度が25℃で30〜300cps
の範囲のゴムを含有する液体に織布を浸漬させ、そのゴ
ムを含有する液体を加圧又は減圧に保つことにより、そ
の目的を達成しうることを見い出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
優れた織布の簡単で効率的な製造方法を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、粘度が25℃で30〜300cps
の範囲のゴムを含有する液体に織布を浸漬させ、そのゴ
ムを含有する液体を加圧又は減圧に保つことにより、そ
の目的を達成しうることを見い出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、25℃での粘度が3
0〜300cpsのゴムを含有する液体に織布を浸漬さ
せて加圧又は減圧に保ち、ゴムを繊維と繊維との間の空
隙に含浸させ、次いでゴムを含浸した織布を該ゴムを含
有する液体から取り出して乾燥させることを特徴とする
ゴム層が密に存在する気密性織布の製造方法を提供する
ものである。また、本発明は、25℃での粘度が30〜
300cpsのゴムを含有する液体に織布を浸漬させて
加圧又は減圧に保ち、ゴムを繊維と繊維との間の空隙に
含浸させ、次いでゴムを含浸した織布を該ゴムを含有す
る液体から取り出して乾燥させ、さらにそのゴム層が密
に存在するゴム含浸織布の少なくとも一方の面にゴム系
接着剤を介してゴムシートを設けることを特徴とする気
密性ゴム引布の製造方法を提供するものである。
0〜300cpsのゴムを含有する液体に織布を浸漬さ
せて加圧又は減圧に保ち、ゴムを繊維と繊維との間の空
隙に含浸させ、次いでゴムを含浸した織布を該ゴムを含
有する液体から取り出して乾燥させることを特徴とする
ゴム層が密に存在する気密性織布の製造方法を提供する
ものである。また、本発明は、25℃での粘度が30〜
300cpsのゴムを含有する液体に織布を浸漬させて
加圧又は減圧に保ち、ゴムを繊維と繊維との間の空隙に
含浸させ、次いでゴムを含浸した織布を該ゴムを含有す
る液体から取り出して乾燥させ、さらにそのゴム層が密
に存在するゴム含浸織布の少なくとも一方の面にゴム系
接着剤を介してゴムシートを設けることを特徴とする気
密性ゴム引布の製造方法を提供するものである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明方
法において用いられる織布については特に制限はなく、
例えばナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエス
テル繊維、アクリル系繊維、ポリプロピレン繊維、木
綿、レーヨンなどの繊維から成るものが挙げられるが、
ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ビニロン、木綿の繊
維から成るものが好ましい。該繊維としては、通常繊度
が70〜2520デニールのものが用いられ、またモノ
フィラメントを用いてもよいし、マルチフィラメントを
用いてもよいが、本発明は特に複数のフィラメントから
成る繊維を用いた織布に対し、効果的である。該織布の
様式については特に制限はなく平織り、綾織り、しゅす織
りなど種々のものが用いられるが、通常平織りのものが
用いられる。またその厚さは用途に応じて適宜選ばれる
が、通常0.1〜1.5mmの範囲で選ばれる。なお、織布
は、片面又は両面に接着剤を介してゴムシートを設けた
ものを用いても良い。このような片面又は両面にゴムシ
ートを設けた織布を用いる場合は、直接ゴム引布を製造
することができる。
法において用いられる織布については特に制限はなく、
例えばナイロン繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエス
テル繊維、アクリル系繊維、ポリプロピレン繊維、木
綿、レーヨンなどの繊維から成るものが挙げられるが、
ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ビニロン、木綿の繊
維から成るものが好ましい。該繊維としては、通常繊度
が70〜2520デニールのものが用いられ、またモノ
フィラメントを用いてもよいし、マルチフィラメントを
用いてもよいが、本発明は特に複数のフィラメントから
成る繊維を用いた織布に対し、効果的である。該織布の
様式については特に制限はなく平織り、綾織り、しゅす織
りなど種々のものが用いられるが、通常平織りのものが
用いられる。またその厚さは用途に応じて適宜選ばれる
が、通常0.1〜1.5mmの範囲で選ばれる。なお、織布
は、片面又は両面に接着剤を介してゴムシートを設けた
ものを用いても良い。このような片面又は両面にゴムシ
ートを設けた織布を用いる場合は、直接ゴム引布を製造
することができる。
【0007】本発明においては、前記織布をゴムを含有
する液体に浸漬させる。前記ゴムを含有する液体に用い
られるゴムの種類としては、例えば天然ゴム、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NB
R)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(I
R)、エチレン−プロピレンコポリマー(EPM)、エ
チレン−プロピレン−非共役ジエンターポリマー(EP
DM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(II
R)、ウレタンゴム、シリコーンゴム、塩素化ポリエチ
レンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、エピクロロヒド
リンゴム、エチレン−アクリルゴムなどが挙げられる
が、ニトリルゴム(NBR)、エチレン−プロピレン−
非共役ジエンターポリマー(EPDM)、クロロプレン
ゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、シリコーンゴ
ム、天然ゴム(NR)、塩素化ポリエチレンゴム、フッ
素ゴムが好ましい。これらのゴムは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また用途に
応じ、ゴム単独で用いる場合の他に、ゴムに油、充填
材、架橋剤、老化防止剤などを含むゴム配合物として使
用する場合もある。例えば、本発明で得られる気密性織
布をゴム引布の基布として用いる場合には、ゴムシート
を接着するために用いられるゴム糊と同質のゴムを使用
することが望ましい。
する液体に浸漬させる。前記ゴムを含有する液体に用い
られるゴムの種類としては、例えば天然ゴム、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NB
R)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(I
R)、エチレン−プロピレンコポリマー(EPM)、エ
チレン−プロピレン−非共役ジエンターポリマー(EP
DM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(II
R)、ウレタンゴム、シリコーンゴム、塩素化ポリエチ
レンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、エピクロロヒド
リンゴム、エチレン−アクリルゴムなどが挙げられる
が、ニトリルゴム(NBR)、エチレン−プロピレン−
非共役ジエンターポリマー(EPDM)、クロロプレン
ゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、シリコーンゴ
ム、天然ゴム(NR)、塩素化ポリエチレンゴム、フッ
素ゴムが好ましい。これらのゴムは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また用途に
応じ、ゴム単独で用いる場合の他に、ゴムに油、充填
材、架橋剤、老化防止剤などを含むゴム配合物として使
用する場合もある。例えば、本発明で得られる気密性織
布をゴム引布の基布として用いる場合には、ゴムシート
を接着するために用いられるゴム糊と同質のゴムを使用
することが望ましい。
【0008】該ゴムを含有する液体は、溶剤に前記ゴム
を溶解した溶液型のものであってもよいし、前記ゴムの
水性ラテックスであってもよい。ゴム濃度としては、通
常5〜30重量%の範囲で選ばれる。該溶剤としては、
例えばn−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの炭化水素、メチレンクロリド、エチレンジクロリド
などのハロゲン系炭化水素などが挙げられる。
を溶解した溶液型のものであってもよいし、前記ゴムの
水性ラテックスであってもよい。ゴム濃度としては、通
常5〜30重量%の範囲で選ばれる。該溶剤としては、
例えばn−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの炭化水素、メチレンクロリド、エチレンジクロリド
などのハロゲン系炭化水素などが挙げられる。
【0009】本発明のゴムを含有する液体の粘度は温度
25℃において30〜300cpsの範囲にあることが
必要であり、50〜300cpsの範囲にあることが好
ましい。ゴムを含有する液体の粘度が30cps未満で
あると気密性が十分でないことがあり、ゴムを含有する
液体の粘度が300cpsを越えるとゴムが繊維と繊維
との間の空隙に十分含浸できないことがある。
25℃において30〜300cpsの範囲にあることが
必要であり、50〜300cpsの範囲にあることが好
ましい。ゴムを含有する液体の粘度が30cps未満で
あると気密性が十分でないことがあり、ゴムを含有する
液体の粘度が300cpsを越えるとゴムが繊維と繊維
との間の空隙に十分含浸できないことがある。
【0010】さらに、該ゴムを含有する液体には、用途
に応じ加硫剤や加硫促進剤を添加してもよいし、添加し
なくてもよい。例えば本発明で得られる気密性織布をゴ
ム引布などの柔軟性が要求される用途に用いる場合に
は、該ゴム液として、加硫剤や加硫促進剤を含有しない
ものを用いることが好ましく、逆に剛性が要求される用
途に用いる場合には、加硫剤や加硫促進剤を含有するも
のを用いてもよい。この際、使用する加硫剤や加硫促進
剤は、ゴム液に用いるゴムの種類に応じて適宜選ばれ
る。
に応じ加硫剤や加硫促進剤を添加してもよいし、添加し
なくてもよい。例えば本発明で得られる気密性織布をゴ
ム引布などの柔軟性が要求される用途に用いる場合に
は、該ゴム液として、加硫剤や加硫促進剤を含有しない
ものを用いることが好ましく、逆に剛性が要求される用
途に用いる場合には、加硫剤や加硫促進剤を含有するも
のを用いてもよい。この際、使用する加硫剤や加硫促進
剤は、ゴム液に用いるゴムの種類に応じて適宜選ばれ
る。
【0011】本発明においては、ゴムを含有する液体に
織布を浸漬させて加圧又は減圧に保つことが必要であ
る。加圧又は減圧にすることにより繊維と繊維との間の
空隙にゴムが含浸し易くなる。また、減圧にすると繊維
と繊維との間の空気を放散し易くすることができ、加圧
にするとゴム液の充填速度を速くすることができる。従
って、まず最初に減圧にすることにより繊維と繊維との
間の空隙にある空気を除去し、次いで加圧することによ
り繊維と繊維の間にある空隙にゴムを充填することが特
に好ましい。加圧度は、通常2kg/cm2以上の範囲であ
り、好ましくは2〜6kg/cm2の範囲であり、特に好ま
しくは4〜6kg/cm2の範囲である。また、減圧度は、
通常絶対圧力0.5kg/cm2以下の範囲であり、好ましく
は0.1〜0.5kg/cm2の範囲であり、特に好ましくは
0.1〜0.3kg/cm2の範囲である。
織布を浸漬させて加圧又は減圧に保つことが必要であ
る。加圧又は減圧にすることにより繊維と繊維との間の
空隙にゴムが含浸し易くなる。また、減圧にすると繊維
と繊維との間の空気を放散し易くすることができ、加圧
にするとゴム液の充填速度を速くすることができる。従
って、まず最初に減圧にすることにより繊維と繊維との
間の空隙にある空気を除去し、次いで加圧することによ
り繊維と繊維の間にある空隙にゴムを充填することが特
に好ましい。加圧度は、通常2kg/cm2以上の範囲であ
り、好ましくは2〜6kg/cm2の範囲であり、特に好ま
しくは4〜6kg/cm2の範囲である。また、減圧度は、
通常絶対圧力0.5kg/cm2以下の範囲であり、好ましく
は0.1〜0.5kg/cm2の範囲であり、特に好ましくは
0.1〜0.3kg/cm2の範囲である。
【0012】織布を浸漬したゴムを含有する液体を加圧
又は減圧にする装置としては、種々のものを用いること
ができるが、例えばゴム収納容器を蓋で密封し加圧又は
減圧にすることができるバッチ方式の装置、ゴム液が入
った装置を回転させ遠心力により加圧することができる
装置、ゴム液の自重で加圧することができる深さの深い
装置などが挙げられる。なお、ゴム液に浸漬させる織布
の形態は、特に限定されるものではなく種々の形態のも
のが使用できるが、例えば織布をロール状に捲層したも
の、単に織布を広げたものなどが挙げられる。
又は減圧にする装置としては、種々のものを用いること
ができるが、例えばゴム収納容器を蓋で密封し加圧又は
減圧にすることができるバッチ方式の装置、ゴム液が入
った装置を回転させ遠心力により加圧することができる
装置、ゴム液の自重で加圧することができる深さの深い
装置などが挙げられる。なお、ゴム液に浸漬させる織布
の形態は、特に限定されるものではなく種々の形態のも
のが使用できるが、例えば織布をロール状に捲層したも
の、単に織布を広げたものなどが挙げられる。
【0013】さらに、織布の浸漬時間は、繊維と繊維と
の間の空隙に含浸するゴムの含浸程度に応じて適宜選定
すれば良いが、通常0.1分〜200分が好ましい。こ
のようにして、ゴム液の充填を完了したのち、織布をゴ
ムを含有する液体から取り出し乾燥させることにより、
所望の気密性織布が得られる。この際乾燥は常温乾燥で
あってもよいし、加熱乾燥であってもよいが、加硫剤や
加硫促進剤を含有するゴム液を用いる場合には、乾燥後
に、さらに加熱して加硫処理が行われる。
の間の空隙に含浸するゴムの含浸程度に応じて適宜選定
すれば良いが、通常0.1分〜200分が好ましい。こ
のようにして、ゴム液の充填を完了したのち、織布をゴ
ムを含有する液体から取り出し乾燥させることにより、
所望の気密性織布が得られる。この際乾燥は常温乾燥で
あってもよいし、加熱乾燥であってもよいが、加硫剤や
加硫促進剤を含有するゴム液を用いる場合には、乾燥後
に、さらに加熱して加硫処理が行われる。
【0014】このようにして得られた気密性織布は、繊
維と繊維との空隙にゴム層が密に存在しているため、気
密性に極めて優れており、例えばこの気密性織布を基布
として用い、ゴム引布を作成し、気密性製品を製造した
場合、ゴムシートにピンホールが存在していても、該ゴ
ム引布の貼合わせ部における引布断面からのエア洩れが
ほとんどなく、該断面をテープシールしなくても長時間
気密性を保持できる。なお、本発明方法で得られる気密
性織布の断面を電子顕微鏡写真で観察することにより、
繊維と繊維との間の空隙にゴム層が密に存在することが
分かる。本発明方法で得られた気密性織布は、気密性に
極めて優れていることから、そのままでも気密性が要求
される用途の素材として用いることができるし、また、
該織布を基布としてゴム引布を作成し、例えばボート、
救命具、気球、筏などの空気物などの厳密な気密性が要
求される用途に用いることができる。
維と繊維との空隙にゴム層が密に存在しているため、気
密性に極めて優れており、例えばこの気密性織布を基布
として用い、ゴム引布を作成し、気密性製品を製造した
場合、ゴムシートにピンホールが存在していても、該ゴ
ム引布の貼合わせ部における引布断面からのエア洩れが
ほとんどなく、該断面をテープシールしなくても長時間
気密性を保持できる。なお、本発明方法で得られる気密
性織布の断面を電子顕微鏡写真で観察することにより、
繊維と繊維との間の空隙にゴム層が密に存在することが
分かる。本発明方法で得られた気密性織布は、気密性に
極めて優れていることから、そのままでも気密性が要求
される用途の素材として用いることができるし、また、
該織布を基布としてゴム引布を作成し、例えばボート、
救命具、気球、筏などの空気物などの厳密な気密性が要
求される用途に用いることができる。
【0015】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、ゴム引布の断面洩れは次のように
して求めた。 (1)耐圧法 JIS K-6328、防水試験用水圧機を用いて、引布
の裏面のゴムシート部に傷を付けたサンプルに、1〜2
kgf/cm2の空気圧がかかるようにセットし、引布表面及
び端部からの空気洩れを石ケン水の泡の発生の有無によ
り確認する。サンプルとしては、直径120mmの円盤状
に切り取り、この中央部の直径80mmに1cm間隔の碁盤
目状の繊維部まで達する切り目を付けたものを使用し
た。 (2)ピローバック法 サンプル用のゴム引布で作った500mm×500mmのエ
アーバッグのセンター部に直径100mmの穴をあけ、こ
れを外面から補修したものについて、内圧0.2kgf/cm
2に充填し、断面洩れを確認する。
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、ゴム引布の断面洩れは次のように
して求めた。 (1)耐圧法 JIS K-6328、防水試験用水圧機を用いて、引布
の裏面のゴムシート部に傷を付けたサンプルに、1〜2
kgf/cm2の空気圧がかかるようにセットし、引布表面及
び端部からの空気洩れを石ケン水の泡の発生の有無によ
り確認する。サンプルとしては、直径120mmの円盤状
に切り取り、この中央部の直径80mmに1cm間隔の碁盤
目状の繊維部まで達する切り目を付けたものを使用し
た。 (2)ピローバック法 サンプル用のゴム引布で作った500mm×500mmのエ
アーバッグのセンター部に直径100mmの穴をあけ、こ
れを外面から補修したものについて、内圧0.2kgf/cm
2に充填し、断面洩れを確認する。
【0016】実施例1 ゴム液浸漬装置に、ゴムを含有する液体(クロロプレン
ゴム14重量%濃度で、25℃での粘度が200〜30
0cpsのメチレンクロライド溶液)が入っており、こ
のゴム液にナイロン繊維(繊度420デニール、フィラ
メント50本/織糸)から成る巾1.4m、長さ200
m、厚さ0.25mmの平織りの織布を芯材に捲層したロ
ール状織布を浸漬させ、次いでゴム液の液面の上の気相
部と連結している真空ポンプにより、絶対圧力を0.2k
g/cm2の減圧にした。このように減圧にすることによ
り、織布の繊維と繊維との間にある空隙に入っている空
気を除去し易くなり、空気が除去されたところにゴム液
が含浸し易くなる。織布をゴム液中に40分浸漬させた
後、減圧状態を解除し、大気圧に戻して織布をゴム液か
ら引き上げた。その後、ロール状態の織布を引き出して
90〜110℃で乾燥させた。このようにして得られた
気密性織布の断面を電子顕微鏡写真で観察したところ、
繊維と繊維との間の空隙にゴム層が密に存在しているこ
とが確認された。次に、該気密性織布の気密性を調べる
ためにクロロプレンゴムシート及びクロロプレンゴム系
接着剤を用い、通常の方法に従って、該織布の両面にク
ロロプレンゴムシートを設けたゴム引布を作製し、耐圧
法及びピローバック法により、気密性を求めた。その結
果、耐圧法では2kgf/cm2で圧洩れがなく、またピロー
バック法では断面洩れが確認されなかった。
ゴム14重量%濃度で、25℃での粘度が200〜30
0cpsのメチレンクロライド溶液)が入っており、こ
のゴム液にナイロン繊維(繊度420デニール、フィラ
メント50本/織糸)から成る巾1.4m、長さ200
m、厚さ0.25mmの平織りの織布を芯材に捲層したロ
ール状織布を浸漬させ、次いでゴム液の液面の上の気相
部と連結している真空ポンプにより、絶対圧力を0.2k
g/cm2の減圧にした。このように減圧にすることによ
り、織布の繊維と繊維との間にある空隙に入っている空
気を除去し易くなり、空気が除去されたところにゴム液
が含浸し易くなる。織布をゴム液中に40分浸漬させた
後、減圧状態を解除し、大気圧に戻して織布をゴム液か
ら引き上げた。その後、ロール状態の織布を引き出して
90〜110℃で乾燥させた。このようにして得られた
気密性織布の断面を電子顕微鏡写真で観察したところ、
繊維と繊維との間の空隙にゴム層が密に存在しているこ
とが確認された。次に、該気密性織布の気密性を調べる
ためにクロロプレンゴムシート及びクロロプレンゴム系
接着剤を用い、通常の方法に従って、該織布の両面にク
ロロプレンゴムシートを設けたゴム引布を作製し、耐圧
法及びピローバック法により、気密性を求めた。その結
果、耐圧法では2kgf/cm2で圧洩れがなく、またピロー
バック法では断面洩れが確認されなかった。
【0017】実施例2 ゴム液浸漬装置に、ゴムを含有する液体(天然ゴム14
重量%濃度で、25℃での粘度が200〜300cps
のメチレンクロライド溶液)が入っており、このゴム液
にナイロン繊維(繊度210デニール、フィラメント3
5本/織糸)から成る巾1.4m、長さ200m、厚さ
0.2mmの平織りの織布を浸漬させ、次いでゴム液の液
面の上の気相部と連結している加圧窒素により、圧力を
4kg/cm2の加圧状態にした。織布をゴム液中に40分
浸漬させた後、加圧状態を解除し、大気圧に戻して織布
をゴム液から引き上げた。その後、ロール状態の織布を
引き出して90〜110℃で乾燥させた。このようにし
て得られた気密性織布の断面を電子顕微鏡写真で観察し
たところ、繊維と繊維との間の空隙にゴム層が密に存在
していることが確認された。実施例1において織布とし
てから成るものを用い、かつゴム液のゴムとして天然ゴ
ムを用いた以外は、実施例1と同様にして気密性織布を
作製した。この気密性織布について、実施例1と同様に
して、その断面を電子顕微鏡写真で観察するとともに、
ゴム引布を作成し気密性を調べたところ、実施例1と同
様の結果が得られた。なお、ゴム引布の作製には、ゴム
シートとして天然ゴムを、接着剤として天然ゴム系接着
剤を用いた。
重量%濃度で、25℃での粘度が200〜300cps
のメチレンクロライド溶液)が入っており、このゴム液
にナイロン繊維(繊度210デニール、フィラメント3
5本/織糸)から成る巾1.4m、長さ200m、厚さ
0.2mmの平織りの織布を浸漬させ、次いでゴム液の液
面の上の気相部と連結している加圧窒素により、圧力を
4kg/cm2の加圧状態にした。織布をゴム液中に40分
浸漬させた後、加圧状態を解除し、大気圧に戻して織布
をゴム液から引き上げた。その後、ロール状態の織布を
引き出して90〜110℃で乾燥させた。このようにし
て得られた気密性織布の断面を電子顕微鏡写真で観察し
たところ、繊維と繊維との間の空隙にゴム層が密に存在
していることが確認された。実施例1において織布とし
てから成るものを用い、かつゴム液のゴムとして天然ゴ
ムを用いた以外は、実施例1と同様にして気密性織布を
作製した。この気密性織布について、実施例1と同様に
して、その断面を電子顕微鏡写真で観察するとともに、
ゴム引布を作成し気密性を調べたところ、実施例1と同
様の結果が得られた。なお、ゴム引布の作製には、ゴム
シートとして天然ゴムを、接着剤として天然ゴム系接着
剤を用いた。
【0018】実施例3 ゴム液浸漬装置に、ゴムを含有する液体(クロロプレン
ゴム14重量%濃度で、25℃での粘度が200〜30
0cpsのメチレンクロライド溶液)が入っており、こ
のゴム液にナイロン繊維(繊度420デニール、フィラ
メント50本/織糸)から成る巾1.4m、長さ200
m、厚さ0.25mmの平織りの織布を浸漬させ、次いで
ゴム液の液面の上の気相部と連結している真空ポンプに
より、絶対圧力を0.2kg/cm2の減圧にした。このよう
に減圧にすることにより、織布の繊維と繊維との間にあ
る空隙に入っている空気を除去し易くなり、空気が除去
されたところにゴム液が含浸し易くなる。この減圧状態
を10分維持した後、ゴム液の液面の上の気相部と連結
している加圧窒素により、圧力を4kg/cm2の加圧状態
にした。織布をゴム液中に加圧状態で10分浸漬させた
後、加圧状態を解除し、大気圧に戻して織布をゴム液か
ら引き上げた。その後、ロール状態の織布を引き出して
90〜110℃で乾燥させた。この気密性織布につい
て、実施例1と同様にして、その断面を電子顕微鏡写真
で観察するとともに、ゴム引布を作成し気密性を調べた
ところ、実施例1と同様の結果が得られた。
ゴム14重量%濃度で、25℃での粘度が200〜30
0cpsのメチレンクロライド溶液)が入っており、こ
のゴム液にナイロン繊維(繊度420デニール、フィラ
メント50本/織糸)から成る巾1.4m、長さ200
m、厚さ0.25mmの平織りの織布を浸漬させ、次いで
ゴム液の液面の上の気相部と連結している真空ポンプに
より、絶対圧力を0.2kg/cm2の減圧にした。このよう
に減圧にすることにより、織布の繊維と繊維との間にあ
る空隙に入っている空気を除去し易くなり、空気が除去
されたところにゴム液が含浸し易くなる。この減圧状態
を10分維持した後、ゴム液の液面の上の気相部と連結
している加圧窒素により、圧力を4kg/cm2の加圧状態
にした。織布をゴム液中に加圧状態で10分浸漬させた
後、加圧状態を解除し、大気圧に戻して織布をゴム液か
ら引き上げた。その後、ロール状態の織布を引き出して
90〜110℃で乾燥させた。この気密性織布につい
て、実施例1と同様にして、その断面を電子顕微鏡写真
で観察するとともに、ゴム引布を作成し気密性を調べた
ところ、実施例1と同様の結果が得られた。
【0019】
【発明の効果】本発明方法によると、繊維と繊維との空
隙にゴム層が密に存在する気密性に優れた織布を簡単に
効率良く製造することができる。この織布を基布として
作成したゴム引布は断面からのエア洩れがないため、該
ゴム引布を用いて空気物などの気密性製品を製造した場
合、ゴム引布の貼合わせ部における該引布の断面をテー
プシールしなくても気密性を長時間保持できる。本発明
で得られた気密性織布は、そのままで気密性が要求され
る用途に用いることができるし、あるいはゴム引布など
に加工し、気密性製品の素材として用いてもよい。
隙にゴム層が密に存在する気密性に優れた織布を簡単に
効率良く製造することができる。この織布を基布として
作成したゴム引布は断面からのエア洩れがないため、該
ゴム引布を用いて空気物などの気密性製品を製造した場
合、ゴム引布の貼合わせ部における該引布の断面をテー
プシールしなくても気密性を長時間保持できる。本発明
で得られた気密性織布は、そのままで気密性が要求され
る用途に用いることができるし、あるいはゴム引布など
に加工し、気密性製品の素材として用いてもよい。
Claims (4)
- 【請求項1】25℃での粘度が30〜300cpsのゴ
ムを含有する液体に織布を浸漬させて加圧又は減圧に保
ち、ゴムを繊維と繊維との間の空隙に含浸させ、次いで
ゴムを含浸した織布を該ゴムを含有する液体から取り出
して乾燥させることを特徴とするゴム層が密に存在する
気密性織布の製造方法。 - 【請求項2】減圧度が、絶対圧力0.5kg/cm2以下であ
る請求項1記載の気密性織布の製造方法。 - 【請求項3】加圧度が、2kg/cm2以上である請求項1
記載の気密性織布の製造方法。 - 【請求項4】25℃での粘度が30〜300cpsのゴ
ムを含有する液体に織布を浸漬させて加圧又は減圧に保
ち、ゴムを繊維と繊維との間の空隙に含浸させ、次いで
ゴムを含浸した織布を該ゴムを含有する液体から取り出
して乾燥させ、さらにそのゴム層が密に存在するゴム含
浸織布の少なくとも一方の面にゴム系接着剤を介してゴ
ムシートを設けることを特徴とする気密性ゴム引布の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3272024A JP3020326B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 気密性織布及びゴム引布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3272024A JP3020326B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 気密性織布及びゴム引布の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586579A JPH0586579A (ja) | 1993-04-06 |
JP3020326B2 true JP3020326B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=17508068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3272024A Expired - Fee Related JP3020326B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 気密性織布及びゴム引布の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020326B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP3272024A patent/JP3020326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586579A (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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