JP3020090B2 - 自動車用自動消火装置と該装置における消火器 - Google Patents
自動車用自動消火装置と該装置における消火器Info
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- JP3020090B2 JP3020090B2 JP9041702A JP4170297A JP3020090B2 JP 3020090 B2 JP3020090 B2 JP 3020090B2 JP 9041702 A JP9041702 A JP 9041702A JP 4170297 A JP4170297 A JP 4170297A JP 3020090 B2 JP3020090 B2 JP 3020090B2
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- Japan
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- fire extinguisher
- fire
- communication pipe
- pipe
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガソリン車、ガス
車、軽油車など全ての燃料タンクを有する自動車の自動
消火装置と該装置における消火器に関する。
車、軽油車など全ての燃料タンクを有する自動車の自動
消火装置と該装置における消火器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車は燃料装置が防火思想の技
術分野では殆ど無防備の状態であるため、交通事故に伴
う車両火災をしばしば引き起こしていた。
術分野では殆ど無防備の状態であるため、交通事故に伴
う車両火災をしばしば引き起こしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
に鑑み、交通事故に伴う車両火災を未然に防ぐことので
きる自動車用自動消火装置と該装置における消火器とを
提供するものである。
に鑑み、交通事故に伴う車両火災を未然に防ぐことので
きる自動車用自動消火装置と該装置における消火器とを
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の自動車用自動
消火装置は、自動車の燃料装置において、燃料タンクか
ら燃料噴射装置に至る各要素間に接続される全ての燃料
パイプを各消火剤流入管に水密的に包蔵するとともに、
各要素間の消火剤流入管をバイパス管で連接し、燃料タ
ンクを包蔵する消火剤封入室の一方の連通管を消火剤流
入管に接続し、該消火剤封入室の他方の連通管を、開閉
自在な消火剤圧入口を別口に有する消火器本体におい
て、該消火剤圧入口に併設した連通管に、連通遮断自在
に且つ着脱自在に接続して成る。
消火装置は、自動車の燃料装置において、燃料タンクか
ら燃料噴射装置に至る各要素間に接続される全ての燃料
パイプを各消火剤流入管に水密的に包蔵するとともに、
各要素間の消火剤流入管をバイパス管で連接し、燃料タ
ンクを包蔵する消火剤封入室の一方の連通管を消火剤流
入管に接続し、該消火剤封入室の他方の連通管を、開閉
自在な消火剤圧入口を別口に有する消火器本体におい
て、該消火剤圧入口に併設した連通管に、連通遮断自在
に且つ着脱自在に接続して成る。
【0005】第2発明の自動車用自動消火装置は、第1
発明において、消火剤封入室の他方の連通管と消火器本
体の連通管との接続が、水密的に継手で着脱自在に接続
され、該消火剤封入室の他方の連通管に仕切弁を設け、
消火器本体の連通管に開閉弁を設けて成る。
発明において、消火剤封入室の他方の連通管と消火器本
体の連通管との接続が、水密的に継手で着脱自在に接続
され、該消火剤封入室の他方の連通管に仕切弁を設け、
消火器本体の連通管に開閉弁を設けて成る。
【0006】第3発明の消火器は、消火器本体に開閉自
在な消火剤圧入口を配設して成る消火器において、該消
火剤圧入口に併設して消火剤を噴出する連通管を延出
し、該連通管に開閉弁を設けるとともに、先端部に継手
を配設して成る。
在な消火剤圧入口を配設して成る消火器において、該消
火剤圧入口に併設して消火剤を噴出する連通管を延出
し、該連通管に開閉弁を設けるとともに、先端部に継手
を配設して成る。
【0007】
【発明の実施の形態】消火剤流入管は、燃料パイプの配
管になじんで外嵌するために、フレキシブルなものや伸
縮自在なものが選択される。
管になじんで外嵌するために、フレキシブルなものや伸
縮自在なものが選択される。
【0008】
【実施例】本発明を図3に示すガソリン車の燃料装置に
施した実施例で示すと、燃料装置1は燃料タンク2と、
燃料フィルタ3と、燃料ポンプ4と、燃料噴射装置であ
る気化器5との各要素から成り、各要素間は燃料パイプ
6で接続され、燃料タンク2の燃料が気化器5に流入す
るものであるが、本発明では図1に示すように、全ての
燃料パイプ6を各消火剤流入管7に水密的に包蔵すると
ともに、各要素間の消火剤流入管7をバイパス管8で連
接し、注油口を露出して燃料タンク2を包蔵する消火剤
封入室9の一方の連通管10を先頭の消火剤流入管7に
接続し、消火剤封入室9の他方の連通管11と、開閉自
在な消火剤圧入口12を別口に有する消火器本体13に
連通して延出される連通管14とを水密的に継手15で
着脱自在に接続し、継手15と消火剤封入室9間の連通
管11には仕切弁16を設け、消火器本体13に連通し
て延出される前記連通管14には開閉弁17を設けて成
る。
施した実施例で示すと、燃料装置1は燃料タンク2と、
燃料フィルタ3と、燃料ポンプ4と、燃料噴射装置であ
る気化器5との各要素から成り、各要素間は燃料パイプ
6で接続され、燃料タンク2の燃料が気化器5に流入す
るものであるが、本発明では図1に示すように、全ての
燃料パイプ6を各消火剤流入管7に水密的に包蔵すると
ともに、各要素間の消火剤流入管7をバイパス管8で連
接し、注油口を露出して燃料タンク2を包蔵する消火剤
封入室9の一方の連通管10を先頭の消火剤流入管7に
接続し、消火剤封入室9の他方の連通管11と、開閉自
在な消火剤圧入口12を別口に有する消火器本体13に
連通して延出される連通管14とを水密的に継手15で
着脱自在に接続し、継手15と消火剤封入室9間の連通
管11には仕切弁16を設け、消火器本体13に連通し
て延出される前記連通管14には開閉弁17を設けて成
る。
【0009】このようにして成る自動車用自動消火装置
aは、消火器本体13の消火剤圧入口12より圧入され
る消火剤が気化器5の近傍で消火剤流入管7に設けた空
気抜き栓18により(充填後は閉じる)空気を押し出し
て、各連通管10、11、14、消火剤封入室9、各消
火剤流入管7及び各バイパス管8に所定の圧力で充填さ
れ、乗用車、貨物車など各車種に装備される。交通事故
で燃料装置を大破するような事態では、その破損部から
消火剤が噴出し、燃料パイプ6の破損部から流出する燃
料が消火剤で覆われ、エンジンの高熱による燃料への引
火が防止されて車両火災を未然に防ぐことができる。
aは、消火器本体13の消火剤圧入口12より圧入され
る消火剤が気化器5の近傍で消火剤流入管7に設けた空
気抜き栓18により(充填後は閉じる)空気を押し出し
て、各連通管10、11、14、消火剤封入室9、各消
火剤流入管7及び各バイパス管8に所定の圧力で充填さ
れ、乗用車、貨物車など各車種に装備される。交通事故
で燃料装置を大破するような事態では、その破損部から
消火剤が噴出し、燃料パイプ6の破損部から流出する燃
料が消火剤で覆われ、エンジンの高熱による燃料への引
火が防止されて車両火災を未然に防ぐことができる。
【0010】自動車用自動消火装置aにおける消火器
(以下、単に消火器とする。)bは、前記したとおり、
消火器本体13に開閉自在な消火剤圧入口12を配設し
て成る消火器において、消火器本体13に連通して延出
される連通管14に開閉弁17を設けるとともに、先端
部に継手15を配設して成るから、消火器bを自動車の
トランク内に配設すれば、他車の車両火災などに遭遇し
たときなどの緊急非常時には、仕切弁16と開閉弁17
とを閉め、継手15を暖めて外せば図2に示すような状
態で取手19を持って消火器bを持ち出すことができる
から、火災現場で開閉弁17を開けば、消火剤を噴出で
きるので、非常時の消火にも利用できる。以上はガソリ
ン車の例で示したものであるが、ガス車、軽油車におい
ても燃料タンクから燃料噴射装置に至るそれぞれの燃料
装置の各要素及び燃料パイプを消火剤で包蔵すれば、燃
料の種類を問わず前記した車両火災を未然に防げる。飛
行機の燃料装置においても本発明を利用できる。
(以下、単に消火器とする。)bは、前記したとおり、
消火器本体13に開閉自在な消火剤圧入口12を配設し
て成る消火器において、消火器本体13に連通して延出
される連通管14に開閉弁17を設けるとともに、先端
部に継手15を配設して成るから、消火器bを自動車の
トランク内に配設すれば、他車の車両火災などに遭遇し
たときなどの緊急非常時には、仕切弁16と開閉弁17
とを閉め、継手15を暖めて外せば図2に示すような状
態で取手19を持って消火器bを持ち出すことができる
から、火災現場で開閉弁17を開けば、消火剤を噴出で
きるので、非常時の消火にも利用できる。以上はガソリ
ン車の例で示したものであるが、ガス車、軽油車におい
ても燃料タンクから燃料噴射装置に至るそれぞれの燃料
装置の各要素及び燃料パイプを消火剤で包蔵すれば、燃
料の種類を問わず前記した車両火災を未然に防げる。飛
行機の燃料装置においても本発明を利用できる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、車両の燃料装置の各要
素間に渡って、所要の圧力で充填された消火剤で包蔵
し、かつ、各要素間を挟んで消火剤流入管にバイパス管
を連接するものであるから、各個の要素全体を消火剤で
包蔵しなくても、十分な消火剤を防災系全体に供給でき
万一交通事故に遭遇して燃料装置が大破する事態が生じ
ても、消火剤を瞬時に噴出して燃料への引火を防止し、
車両火災を未然に防ぐことができるほか、消火剤の充填
状態でも、単体の消火器として他の火災に利用できるな
どの効果がある。
素間に渡って、所要の圧力で充填された消火剤で包蔵
し、かつ、各要素間を挟んで消火剤流入管にバイパス管
を連接するものであるから、各個の要素全体を消火剤で
包蔵しなくても、十分な消火剤を防災系全体に供給でき
万一交通事故に遭遇して燃料装置が大破する事態が生じ
ても、消火剤を瞬時に噴出して燃料への引火を防止し、
車両火災を未然に防ぐことができるほか、消火剤の充填
状態でも、単体の消火器として他の火災に利用できるな
どの効果がある。
【図1】本発明に係わる自動車用自動消火装置aのブロ
ック図。
ック図。
【図2】本発明における消火器bの説明図。
【図3】ガソリン車における燃料装置1のブロック図。
1 燃料装置 2 燃料タンク 3 燃料フィルタ 4 燃料ポンプ 5 気化器 6 燃料パイプ 7 消火剤流入管 8 バイパス管 9 消火剤封入室 10 連通管 11 連通管 12 消火剤圧入口 13 消火器本体 14 連通管 15 継手 16 仕切弁 17 開閉弁 18 空気抜き栓 19 取手 a 自動車用自動消火装置 b 消火器
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の燃料装置において、燃料タンク
から燃料噴射装置に至る各要素間に接続される全ての燃
料パイプを各消火剤流入管に水密的に包蔵するととも
に、各要素間の消火剤流入管をバイパス管で連接し、燃
料タンクを包蔵する消火剤封入室の一方の連通管を消火
剤流入管に接続し、該消火剤封入室の他方の連通管を、
開閉自在な消火剤圧入口を別口に有する消火器本体にお
いて、該消火剤圧入口に併設した連通管に、連通遮断自
在に且つ着脱自在に接続して成る自動車用自動消火装
置。 - 【請求項2】 消火剤封入室の他方の連通管と消火器本
体の連通管との接続が、水密的に継手で着脱自在に接続
され、該消火剤封入室の他方の連通管に仕切弁を設け、
消火器本体の連通管に開閉弁を設けて成る請求項1記載
の自動車用自動消火装置。 - 【請求項3】 消火器本体に開閉自在な消火剤圧入口を
配設して成る消火器において、該消火剤圧入口に併設し
て消火剤を噴出する連通管を延出し、該連通管に開閉弁
を設けるとともに、先端部に継手を配設して成る自動車
用自動消火装置における消火器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041702A JP3020090B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 自動車用自動消火装置と該装置における消火器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041702A JP3020090B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 自動車用自動消火装置と該装置における消火器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216258A JPH10216258A (ja) | 1998-08-18 |
JP3020090B2 true JP3020090B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=12615765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9041702A Expired - Fee Related JP3020090B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 自動車用自動消火装置と該装置における消火器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8505642B2 (en) * | 2009-11-05 | 2013-08-13 | Firetrace Usa, Llc | Methods and apparatus for dual stage hazard control system |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP9041702A patent/JP3020090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10216258A (ja) | 1998-08-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |