JP3019621U - ペール缶の蓋保持具 - Google Patents
ペール缶の蓋保持具Info
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- JP3019621U JP3019621U JP1995007143U JP714395U JP3019621U JP 3019621 U JP3019621 U JP 3019621U JP 1995007143 U JP1995007143 U JP 1995007143U JP 714395 U JP714395 U JP 714395U JP 3019621 U JP3019621 U JP 3019621U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ペール缶の蓋を閉蓋状態に保持しておくため
の蓋保持具を提供する。 【構成】 蓋保持具(1)は、一端に缶本体(13)の底部
(5)へ 掛止する 掛止部(6)を備えた第1の保持部材
(2)と、前記の蓋(14)(15)へ 掛止する 掛止部(9)を一
端に備えた第2の保持部材(3)とを備え、これら両保持
部材(2)(3)の各他端側が、コイルバネ(4)内へ互いに
異なる方向からスライド自在に貫通して挿入されるとと
もに、その他端部先端に抜け止め部(7)(10)が形成され
ている。
の蓋保持具を提供する。 【構成】 蓋保持具(1)は、一端に缶本体(13)の底部
(5)へ 掛止する 掛止部(6)を備えた第1の保持部材
(2)と、前記の蓋(14)(15)へ 掛止する 掛止部(9)を一
端に備えた第2の保持部材(3)とを備え、これら両保持
部材(2)(3)の各他端側が、コイルバネ(4)内へ互いに
異なる方向からスライド自在に貫通して挿入されるとと
もに、その他端部先端に抜け止め部(7)(10)が形成され
ている。
Description
【0001】
この考案は、ペール缶の蓋を閉蓋状態に保持しておくための蓋保持具に関する ものである。
【0002】
ペール缶は、一般的に油、化学薬剤、塗料などを包装するのに用いられており 、これらのうち、JIS1種及び2種に規定されたもので着脱可能な天蓋を備え たものは、内容物を使いきった後でも種々の用途に再使用可能であり、現に、家 庭用の日用品などの収納容器として、外表面に種々色彩や模様を付したものが日 用雑貨の店などで売られている。
【0003】
上述のように、規格化されたペール缶を、他の用途に使用する場合、たとえば 、これに中蓋を取り付けて使用する場合、この中蓋が缶本体の口部に取り付けら れると、この上に配置される天蓋は、もともと缶本体の口部に適合するように形 成されているため、中蓋の上に載っているだけの形となり、天蓋が缶本体に対し て保持されないという問題がある。
【0004】 また、ペール缶が倒れたり、傾いたりすると、蓋がはずれしまうことがある。
【0005】 したがって、この考案の目的は、ペール缶の蓋を閉蓋状態に保持するためのペ ール缶の蓋保持具を提供することである。
【0006】
この考案は、ペール缶の口部に取り付けられる蓋の保持具であって、一端に缶 本体の底部へ掛止する掛止部を備えた第1の保持部材と、前記の蓋へ掛止する掛 止部を一端に備えた第2の保持部材とを備え、これら両保持部材の各他端側が、 コイルバネ内へ互いに異なる方向からスライド自在に貫通して挿入されるととも に、その他端部先端に抜け止め部が形成されていることを特徴とするペール缶の 蓋保持具である。
【0007】 またこの考案は、前記各保時部材の一端をU字形に折り曲げて、蓋若しくは缶 底部への掛止部としたことを特徴とする。
【0008】 さらにこの考案は、前記各保時部材の前記の他端部先端をU字形に折り曲げて 、抜け止め部としたことを特徴とする。
【0009】
この考案に従えば、ペール缶の蓋保持具は、ペール缶の口部に取り付けられた 蓋を保持するために用いられ、一端に缶本体の底部へ掛止する掛止部を備えた第 1の保持部材と、前記の蓋へ掛止する掛止部を一端に備えた第2の保持部材とを 備えている。これら第1の保持部材と第2の保持部材とは、その他端部をコイル バネに抜け止めされた状態で、異なる方向にスライドし、このコイルバネのバネ 力に抗して相互に離反する方向に延びた状態で、各掛止部を缶本体の底部若しく は蓋へ掛止されて、蓋を缶本体に対して閉蓋状態に保持させる。
【0010】 またこの考案に従えば、前記各保持部材の一端をU字形に折り曲げて、蓋若し くは缶底部への掛止部とする。
【0011】 さらにこの考案に従えば、各保持部材の前記の他端部先端をU字形に折り曲げ て、抜け止め部とする。
【0012】
図1は、この考案の一実施例のペール缶(12)の蓋保持具(1)を説明するための 断面図である。この保持具(1)は、基本的に、長手方向に延びて形成される金属 板製の第1保持部材(2)と、長手方向に延びて形成される同じく金属板製の第 2保持部材(3)と、これら第1及び第2保持部材(2)(3)を相互に連結するコイ ルバネ(4)とを備える。
【0013】 第1保持部材(2)は、その一端がU字形に折り曲げられて缶底部(5)に掛止す るための掛止部(6)が形成されており、また、その他端がU字形に折り曲げられ て抜け止め部(7)が形成されており、全体的に概略C字状に形成される。
【0014】 第2保持部材(3)は、その一端がU字形に折り曲げられて蓋(14)(15)に掛止す るための掛止部(9)が形成されており、また、その他端がU字形に折り曲げられ て抜け止め部(10)が形成されており、全体的に概略S字状に形成される。
【0015】 これら第1及び第2の保持部材(2)(3)の各他端側が、各抜け止め部(7)(10) によって、抜け止めされた状態で、コイルバネ(4)内へ互いに異なる方向からス ライド自在に貫通して挿入される。
【0016】 図2は、このような保持具(1)が取付けられるペール缶(12)を示す分解斜視図 である。このペール缶(12)は、缶本体(13)と、この缶本体(13)の口部に取付けら れる中蓋(14)と、この中蓋(14)を上方から覆う天蓋(15)とを備える。
【0017】 缶本体(13)は、胴部(16)と、底部(5)とを備え、この胴部(16)の上端に開口を 有している。この胴部(16)は、空き缶の積み重ねがしやすいようにややテーパー 状の円筒状に形成される。缶本体(13)の開口側外周には、図1に示すように、外 方に円形に折り曲げられて環状の突起(巻締部)(17)が設けられている。
【0018】 また、胴部(16)には持ち運びするための取っ手(18)が取り付けられている。
【0019】 底部(5)は、底板部(20)と、底板部(20)の外端に連続し下方に突出する断面U 字状のビード部(21)を有しており、このビード部(21)によって形成される溝(23) に、胴部(16)の下端部が円周方向にわたって嵌合して取り付けられている。
【0020】 中蓋(14)は、天板部(25)と、天板部(25)の外端に連続し上方に突出する断面逆 U字状のビード部(26)を有し、天板部(25)には、概略卵形である開口(28)が形成 されている。
【0021】 天蓋(15)は、円板部(29)と円板部(29)の外端に連続し上方に突出する断面逆U 字状のビード部(30)を有する。
【0022】 一般に市販されているペール缶(12)は、上記の缶本体(13)と天蓋(15)とによっ て構成されるけれども、本実施例では、このような一般の規格のペール缶(12)に 中蓋(14)を取り付けて、他の用途に使用する。
【0023】 このような中蓋(14)を取り付けた缶(12)は、災害時用などに備えてのものであ り、この缶(12)の中に非常食などを収納しておき、災害時には、缶(12)の中身も 利用できるし、またこの中身を取り出して空になった缶本体(13)を、洋式便器と しても使用するというものである。
【0024】 図3は、便器として缶本体(13)を利用する使用状況を示す断面図である。缶本 体(13)の内側にはビニール等のプラスチック製袋(32)が収納され、このプラスチ ック袋(32)の開口側端部を円周全体にわたって挟むように、中蓋(14)を缶本体(1 3)に取付ける。このようにセットした状態で、人間(33)は、中蓋(14)の天板部(2 5)における開口以外の部分を便座面として、この便座面に腰をおろし、開口(28) から用を足すことができる。
【0025】 上述のように、工夫して、一般のペール缶(12)を活用しているのだが、図1に 示すように、この中蓋(14)が缶本体(13)の口部に取り付けられると、この上に配 置される天蓋(15)は、中蓋(14)の上に載っているだけの形となり、すなわち天蓋 (15)のビード部(30)に、中蓋(14)のビード部(26)がはまりこまないため、安定せ ず、これを保持するために、本考案の保持具(1)が取付けられる。
【0026】 保持具(1)における第1の保持部材(2)の掛止部(6)は、底部(5)のビード部 (21)の外周を囲んで掛止され、また、第2の保持部材(3)の掛止部(9)は、天蓋 (15)のビード部(30)の外周を囲んで掛止される。このようにして保持具(1)(1) …は、図4で示すように複数個(本実施例では3)取り付けられて、ペール缶(1 2)の口部に取付けられる中蓋(14)及び天蓋(15)を保持する。
【0027】 なお、この実施例では、中蓋(14)を取り付けた場合を説明したけれども、この 保持具(1)は、ペール缶(12)が倒れたり、傾いたりした場合に蓋(14)(15)のはず れるのを防止するために使用したり、また、缶本体(13)から収納される中身が少 しはみ出す場合でも、この保持具(1)を取付けて蓋(14)(15)でおさえるなど、そ の使用方法は、この実施例に限るものではない。
【0028】
以上のように、この考案の保持具を用いれば、ペール缶の蓋を閉蓋状態に保持 することが出来るので、規格化されたペール缶を他の用途に使用した場合でも、 たとえば、缶本体の口部に中蓋を取り付けた場合でも、天蓋を缶本体に対して保 持することができる。またペール缶が倒れたり、傾いたりした場合でも、保持具 によって、蓋がはずれてしまうことが防止でき、また、缶本体から収納される中 身が少しはみ出す場合でも、この保持具を取付けて蓋でおさえることもでき、非 常に便利である。
【図1】この考案の一実施例のペール缶(12)の蓋保持具
(1)を説明するための断面図である。
(1)を説明するための断面図である。
【図2】ペール缶(12)を示す分解斜視図である。
【図3】便器として缶本体(13)を利用する使用状況を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】保持具(1)(1)…が取り付けられたペール缶を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
(1) 蓋保持具 (2) 第1保持部材 (3) 第2保持部材 (4) コイルバネ (6)(9) 掛止部 (7)(10) 抜け止め部 (12) ペール缶 (13) 缶本体 (14) 中蓋 (15) 天蓋
Claims (3)
- 【請求項1】 ペール缶の口部に取り付けられる蓋の保
持具であって、一端に缶本体の底部へ掛止する掛止部を
備えた第1の保持部材と、前記の蓋へ掛止する掛止部を
一端に備えた第2の保持部材とを備え、これら両保持部
材の各他端側が、コイルバネ内へ互いに異なる方向から
スライド自在に貫通して挿入されるとともに、その他端
部先端に抜け止め部が形成されていることを特徴とする
ペール缶の蓋保持具。 - 【請求項2】 前記各保時部材の一端をU字形に折り曲
げて、蓋若しくは缶底部への掛止部としたことを特徴と
する請求項1のペール缶の蓋保持具。 - 【請求項3】 前記各保時部材の前記の他端部先端をU
字形に折り曲げて、抜け止め部としたことを特徴とする
請求項1または2のペール缶の蓋保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007143U JP3019621U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ペール缶の蓋保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007143U JP3019621U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ペール缶の蓋保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019621U true JP3019621U (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=43155029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007143U Expired - Lifetime JP3019621U (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ペール缶の蓋保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019621U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04128120U (ja) * | 1991-05-15 | 1992-11-24 | 日東工器株式会社 | 油圧作動機 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP1995007143U patent/JP3019621U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04128120U (ja) * | 1991-05-15 | 1992-11-24 | 日東工器株式会社 | 油圧作動機 |
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