JP3019056B2 - Ip網を収容したatm網におけるcrc計算方法及びゲートウェイ並びに中継ノード - Google Patents

Ip網を収容したatm網におけるcrc計算方法及びゲートウェイ並びに中継ノード

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JP3019056B2
JP3019056B2 JP9067898A JP9067898A JP3019056B2 JP 3019056 B2 JP3019056 B2 JP 3019056B2 JP 9067898 A JP9067898 A JP 9067898A JP 9067898 A JP9067898 A JP 9067898A JP 3019056 B2 JP3019056 B2 JP 3019056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IPトラヒックを
ATM網に収容し、レイヤ2スイッチングを用いた高速
スイッチングを可能とするネットワークに関し、特に、
ルーズソースルーティングを行う方式のCRC−32
(Cyclic Redundancy Check)チェックを可能とするC
RC計算方法及びゲートウェイ、中継ノードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、IPトラヒックをATM網に
収容し、レイヤ2スイッチングを用いた高速スイッチン
グを可能とするネットワークでは、ソースルーティング
を行う方式として、送信元ゲートウェイ装置において、
経由する中継ノードのアドレスを宛先アドレスに持った
擬似BOM(Beginning of Message)セルを付加する方
式が知られている。
【0003】図1は、ユーザーLANとATM網からな
るネットワーク構成の一例を示す図である。同図ではネ
ットワーク構成は、ユーザLAN、ゲートウェイ10、
20、中継ノード11、12、13、14、15、17
から構成されている。
【0004】図9は、従来のゲートウェイ装置の構成例
を示すブロック図であり、図10は、従来の中継ノード
の受信部の構成例を示すブロック図である。
【0005】ゲートウェイ装置(ゲートウェイ)は、パ
ケット受信バッファ800、セル処理部801、セル多
重部802、セル出力バッファ803、宛先アドレス抽
出部804、BOMセル作成部805、バケット送信バ
ッファ806、バケット組立部807及びセル入力バッ
ファ808から構成される。
【0006】中継ノードの受信部200は、セル入力バ
ッファ900、セル廃棄処理部901、セル多重部90
2、VPI/VCI変換部903、セル出力バッファ9
04、BOMセル判定部905、宛先アドレス抽出部9
06及びBOMセル作成部907から構成される。
【0007】まず、図1において、データ転送をゲート
ウェイ10からゲートウェイ20への行う場合は、通常
は中継ノード16、17を経由する転送ルート18を通
るものとし、ソースルーティングによりゲートウェイ1
0から中継ノード12、14を経由してゲートウェイ2
0へのデータ転送を行う場合におけるゲートウェイ10
の動作を図7に示すセル列を参照して説明する。
【0008】図9に示す構成のゲートウェイ装置におい
て、ユーザLAN21より到着したパケットは、パケッ
ト受信バッファ800に一旦格納され、宛先アドレス検
出部804によりパケットの宛先アドレスが検出され
る。パケット受信バッファ800に格納されたパケット
は、セル化処理部801においてAAL5でCRC−3
2コードの計算が行われ、ATMセルに分割される。
【0009】BOMセル作成部805は、宛先アドレス
検出部804により検出された宛先アドレスに基づき、
中継ノード12および14を宛先アドレスに持つ各中継
ノード毎の擬似BOMセル(700及び701)を作成
し、セル多重部802において経由する中継ノードの順
にセル列の先頭に擬似BOMセル(700及び701)
を多重する。多重されたセル列は、セル出力バッファ8
03を経てATM網に送信される。
【0010】次に、前記転送データを受信した最初の中
継ノード11は、図10に示す構成の受信部200にお
いて、受信セルをセル入力バッファ900に格納する。
BOMセル判定部905ではBOMセルの判定を行い、
宛先アドレス検出部906では最初の擬似BOMセル
(700)から宛先アドレスを検出する。検出される宛
先アドレスは中継ノード12であるため、セル廃棄処理
部901での最初の擬似BOMセル(700)の廃棄は
行なわず、VPI/VCI変換部903でVPI、VC
Iの変換が行なわれ、セル出力バッファ904を経て中
継ノード12に向けて送信される。
【0011】中継ノード12は、同様に図10に示す構
成の受信部200において、中継ノード11と同様に宛
先アドレスの検出まで行うと、検出される宛先アドレス
は自ノードと一致するため、セル廃棄処理部901で最
初の擬似BOMセル(700)が廃棄される。次のセル
は、BOMセル判定部905においてBOMセルと判定
され、宛先アドレス(中継ノード14のアドレス)の検
出が行われる。検出された宛先アドレスに基づきVPI
/VCI変換部903でVPI、VCIの変換が行なわ
れ、セル出力バッファ905一旦格納される。
【0012】中継ノード12からゲートウェイ20へ転
送する場合、中継ノード14のアドレスを含んだ擬似B
OMセルがあるため、中継ノード17を経由する通常の
転送ルート19のかわりに中継ノード14に向けて送信
される。
【0013】セルを受信した中継ノード14では、中継
ノード12と同様の処理を行ない、擬似BOMセル(7
01)が廃棄され、ゲートウェイ20に向けてセルが送
信される。ゲートウェイ20では、図9に示す構成のゲ
ートウェイにおいて、受信したセルをセル入力バッファ
808に格納した後、パケット組立部807でIPパケ
ットに組み立て、CRC−32チェックが行われた後、
パケット送信バッファ806を経てユーザLAN22へ
送信される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにIPト
ラヒックをATM網に収容し、レイヤ2スイッチングを
用いた高速スイッチングを可能とするネットワークにお
いて、IPパケットをAAL5によりセル化した先頭に
宛先アドレスを持つ擬似BOMセルを追加する方式にお
いては、擬似BOMセルの追加および廃棄を行うことに
よりCRC−32コードが変化してしまうため、中継ノ
ードにおいてはCRC−32チェックを行うことができ
ないという問題がある。
【0015】(目的)本発明の目的は、上述した問題点
を解決するものであり、擬似BOMセルを使用してルー
ズソースルーティングを行う方式において、中継ノード
においてCRC−32(Cyclic Redundancy Check)チ
ェックを行うことを可能とすることにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、CRC−32
コードを再計算することで、レイヤ2スイッチングの高
速性を保ちつつ中継ノードにおいてCRC−32チェッ
クを行うことを可能とすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のIP網を収容し
たATM網におけるCRC計算方法は、経由する中継ノ
ードのアドレスを宛先アドレスに持った擬似BOMセル
を同一パケットのセル列の先頭に付加して送信すること
によりセル列をルーティングするルーズソースルーティ
ングを行うようにしたIP網を収容するATM網におけ
るCRC計算方法において、送信元ゲートウェイ及び中
継ノードは、擬似BOMセルの追加、廃棄後の同一パケ
ットのセル列毎のCRC−32コードの再演算を行い、
演算結果によりEOMセルのCRC−32フィールドを
書き直すことにより、擬似BOMセルの追加、廃棄によ
るCRC−32コードの変化に拘わらず中継ノードでの
CRC−32チェックを可能にする。
【0018】そして、前記中継ノードは、擬似BOM
ルの追加、廃棄前の同一パケットのセル列毎のCRC−
32コードの演算結果とEOMセルに書き込まれたCR
C−32コードとからエラーを検出することによりCR
C−32チェックを行い、また、EOMセルには、CR
C−32コードの演算結果によりエラーが検出された場
合にエラーとなるCRC−32コードを書き込む。
【0019】本発明のゲートウェイは、経由する中継ノ
ードのアドレスを宛先アドレスに持った擬似BOMセル
を同一パケットのセル列の先頭に付加して送信すること
によりセル列をルーティングするルーズソースルーティ
ングを行うようにしたIP網を収容するATM網のゲー
トウェイにおいて、受信パケットをセル化する受信手段
と、前記擬似BOMセルを追加するセル多重手段と、セ
ル多重化後の同一パケットのセル列毎のCRC−32コ
ードの演算を行い演算結果をEOMセルのCRC−32
フィールドに書き込むCRC書き込み手段とを有する。
【0020】また、前記CRC書き込み手段に代えて新
たに追加された擬似BOMセルのCRC−32コードの
演算対象部分に対するCRC−32コードの演算結果と
EOMセル内の所定のフィールドから取り出したCRC
−32コードとを加算してEOMセルの所定のフィール
ドに書き込むCRC書き込み手段を有する。
【0021】本発明の中継ノードは、擬似BOMセルの
宛先アドレスにより経由するルーズソースルーティング
を行うIP網を収容したATM網の中継ノードにおい
て、受信セルのセル多重化前の同一パケットのセル列毎
のCRC−32コードの演算結果とEOMセルに書き込
まれているCRC−32コードとからエラーを検出する
ことによりCRC−32チェックを行うCRC−32チ
ェック手段と、擬似BOMセルの廃棄手段と、擬似BO
Mセルの追加を行う多重手段と、セル多重化後の同一パ
ケットのセル列毎のCRC−32コードの演算を行いエ
ラーが検出されなかった場合の前記演算結果又はエラー
が検出された場合のエラーとなるCRC−32コードを
EOMセルのCRC−32フィールドに書き込むCRC
書き込み手段とを有する。
【0022】(作用)ゲートウェイおよび中継ノードに
おいてCRC−32コードの再計算を行い、EOMセル
のCRC−32フィールドを書き直すことにより、擬似
BOMセルの追加や廃棄によるCRC−32コードの変
化に対応して、中継ノードでCRC−32チェックを可
能とする。
【0023】より具体的には、ゲートウェイは、先頭セ
ル(擬似BOMセル)が到着すると、CRC演算部でC
RC−32コードを計算してその結果を演算結果記憶部
に格納し、次に到着したセルに対しては、前回の演算結
果を用いてCRC−32コードを再計算して、演算結果
記憶部に格納する。最終セル(EOM(End of Messag
e)セル)が来るとCRC−32コードの演算結果をE
OMセル内の所定のフィールドに書き込む。
【0024】また、中継ノード(経由ノード)は、受信
部でATM網より受信したセルに対し擬似BOMセルの
追加や廃棄処理を行った後、第2のCRC演算部はCR
C−32コードの再計算を行う。第1のCRC演算部
は、セルの挿入や廃棄が行われる前のCRC−32コー
ドの計算を行い、エラー検出部でCRC−32チェック
を行う。CRC書き込み制御部はエラーが検出されなけ
れば、第2のCRC演算部で再計算されたCRC−32
コードをEOMセルに書き込み、エラーが検出されると
エラーとなるようなCRC−32コードを生成しEOM
セルに書き込む。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施の形態の構成)次に、本発
明の実施の形態の構成について、図1に示すユーザーL
ANとATM網とからなるネットワーク構成例に基づい
て詳細に説明する。
【0026】本実施の形態において、ゲートウェイ1
0、20は、ユーザLANからのIPパケットをセル化
する機能を有し、ルーズソースルーティングを行う場合
にBOM(beginning of Message)セルを先頭に追加し
てCRC−32コードを再計算することを可能とする機
能を有している。また、ATM網からのセルをIPパケ
ットに組み立てて送出する機能をも有する。
【0027】また、中継ノード11、12、13、1
4、15、16、17は、ゲートウェイ10、20間の
ATM網に存在するATMノードであり、受信したセル
のBOMセルが持っている宛先アドレスから次に転送す
る中継ノードへのセルのルーティングを行い、CRC−
32コードの再計算を行う機能を有する。
【0028】図2は、中継ノード(経由ノード)の構成
を示すものであり、中継ノードは、受信部200、セル
スイッチ部201及び送信部202とから構成される。
【0029】図3は、ゲートウェイ装置の構成を示す図
である。本実施の形態のゲートウェイは図9に示す構成
において、EOM(End of Message)セル判定部30
3、演算結果記憶部304、CRC演算部305及びC
RC書き込み制御部313からなるCRC制御部312
を更に有する。
【0030】図3に示すゲートウェイ装置の各部の構成
及び機能を説明する。
【0031】パケット受信バッファ300はユーザLA
N21からのIPパケットを保持し、セル化処理部30
1は受信したIPパケットのATMセル化を行いう。宛
先アドレス検出部307は受信したパケットから宛先ア
ドレスを検出する。BOMセル作成部308は、宛先ア
ドレス検出部307により検出されたアドレスをもとに
経由する中継ノードを宛先アドレスに持つ擬似BOMセ
ルを作成する。セル多重化部302は、BOMセル作成
部308で作成された擬似BOMセルを、セル列の先頭
に経由するノードの順番に多重していく。
【0032】CRC制御部312は、EOM(End of M
essage)セルを判別するためのEOMセル判定部303
と、CRC−32コードを再計算するためのCRC演算
部305と、演算結果を記憶しておくための演算結果記
憶部304と、再計算したCRC−32コードをEOM
セルに書き込むCRC書き込み制御部313を有する。
セル出力バッファ306は、ATM網へ送信する際にセ
ルを一旦保持するものである。
【0033】また、セル入力バッファ311に保持され
たATM網からのセルは、パケット組立部310でIP
パケットに組み立てられ、パケット送信バッファ309
を経て、ユーザLANに送信される。
【0034】図4は、中継ノード(経由ノード)の構成
を示す図である。図2に示す受信部200の詳細な構成
を示す図である。図10に示す受信部200の構成にお
いて、第1のCRC演算部403、演算結果記憶部40
4、第2のCRC演算部405、CRC書き込み制御部
406、EOMセル検出部413、CRC値検出部41
4及びエラー検出部415からなるCRC制御部412
を更に有する。
【0035】図4に示す中継ノードの受信部の各部の構
成及び機能を説明する。
【0036】セル入力バッファ400はATM網から受
信したセルを保持し、BOMセル判定部410はBOM
セルの判別を行う。宛先アドレス検出部411は、IP
パケットの先頭セルから宛先アドレスを検出する。セル
廃棄処理部401は、宛先アドレス検出部411で検出
した宛先アドレスが自ノードのアドレスと一致する場
合、擬似BOMセルを廃棄する。
【0037】また、BOMセル作成部409は、宛先ア
ドレスをもとに経由するノードを宛先アドレスとした擬
似BOMセルを作成する。セル多重化部402は、BO
Mセル作成部で作成した擬似BOMセルをセル列の先頭
に多重する。
【0038】CRC制御部412は、BOMセルの挿入
や廃棄が行われる前後のCRC−32コードを再計算す
るそれぞれ第1のCRC演算部403及び第2のCRC
演算部405と、演算結果を保持しておく演算結果記憶
部404と、EOMセル検出部413によりEOMセル
が検出された場合、CRC−32コードを検出するCR
C検出部414と、演算結果と、EOMセルから検出さ
れたCRC−32コードを比較してエラーを検出するエ
ラー検出部415を有する。また、エラーが検出された
とき、強制的にエラーとなるCRC−32コードを生成
するCRC書き込み制御部406を有する。
【0039】VPI/VCI変換部407は、宛先アド
レスをもとにセルのVPI値およびVCI値のつけかえ
を行う。
【0040】図7は、BOMセル作成部で作成した擬似
BOMセルをセル列の先頭に多重したセルの概念図であ
る。宛先アドレスを中継ノード12とする最初の擬似B
OMセル700と、宛先アドレスを中継ノード14とす
る次の擬似BOMセル701とが先頭に多重されてい
る。
【0041】(実施の形態の動作)次に、図2〜図4に
示す本実施の形態の動作について、図5〜図6の動作フ
ローを参照して、データ転送を送信元ゲートウェイ10
からゲートウェイ20へ中継ノード12及び14を経由
して行う場合を例として説明する。
【0042】図3に示す構成の送信元ゲートウェイ10
では、ユーザLAN21から到着したパケットをパケッ
ト受信バッファ300に一旦保持し、宛先アドレス検出
部307により宛先アドレスを検出する(図5の50
1)。保持されたパケットは、セル化処理部301によ
りATMセルに分割される(同502)。宛先アドレス
検出部307により検出されたアドレスにより、BOM
セル作成部308は、経由する中継ノード12及び14
をアドレスに持つ擬似BOMセル700および701を
作成し(同504)、セル多重部302において実際の
宛先アドレスが含まれたBOMセルの先頭に、経由する
前記中継ノードの順に追加していく(同505)。
【0043】多重したセル列の先頭セルは、CRC制御
部312に渡され、EOMセル判定部303でEOMセ
ルかどうか判定された後、CRC演算部305でセル単
位にCRC−32コードを演算し(同506)、その演
算結果を演算結果記憶部304に同一のパケットのセル
列ごとに格納する。セルは、CRC演算部305におい
て、演算結果記憶部304から読み出した前セルの演算
結果と、セルのCRC−32コード演算の対象部分を一
つのビット列とみなしてCRC−32コードの演算を行
い、結果を演算結果記憶部304に再び格納する。EO
Mセル判定部303での判定結果がEOMセルでない場
合は、次のセルの処理に移り、EOMセルである場合
は、演算結果をEOMセルのCRC−32コードを記述
するためのフィールドに書き込む(同507、50
8)。
【0044】CRC制御部312で処理された同一パケ
ットのセル列は、セル出力バッファ306を経てATM
網へ送信される。
【0045】図2及び図4に示す中継ノード11では、
受信した同一パケットのセル列の先頭セルである擬似B
OMセル700をBOMセル判定部410にて検出し、
宛先アドレス検出部411にて、中継ノード12のアド
レスを検出する。VPI/VCI変換部407では、検
出したアドレスに従ってVPI、VCIを変換して、同
一パケットの一連のセル列は中継ノード12に向けて送
信する。
【0046】中継ノード12では、受信した同一パケッ
トのセル列の先頭セルにある擬似BOMセル700をB
OMセル判定部410にて検出し(図6の601)、宛
先アドレス検出部411にて、中継ノード12のアドレ
スを検出する(同602)。
【0047】検出した宛先アドレスが自ノードのアドレ
スと一致するため(同603)、セル廃棄処理部401
にて擬似BOMセル700は廃棄される(同605)。
【0048】次のセルである擬似BOMセル701がB
OMセル判定部410でBOMセルと判定され、宛先ア
ドレス検出部411にて中継ノード14が宛先アドレス
として検出される。
【0049】CRC制御部412においては、第1のC
RC演算部403は、中継ノード11から送信された同
一パケットのセル列に対してCRC−32コードの計算
を行い(同604)、EOMセル検出部413は、EO
Mセルを検出すると(同607)、CRC検出部414
にてEOMセル内のCRC−32コードを取り出して、
エラー検出部415にて演算結果とEOMセル内のCR
C−32コードを比較してエラーかどうかを判定する
(同608)。第2のCRC演算部405は、中継ノー
ド12でBOMセルの追加、廃棄処理が行われた後の同
一パケットのセル列に対して、CRC−32コードの計
算を行う。第1および第2のCRC演算部におけるCR
C−32コードの再計算方法は、ゲートウェイのものと
同じである。
【0050】CRC書き込み制御部406では、EOM
セルが検出された場合、エラー検出部415からCRC
−32エラーの通知がなければ、第2のCRC演算部4
05の演算結果をEOMセルの所定のフィールドに書き
込む(同610)。エラー通知がある場合、第2のCR
C演算部405の演算結果からエラーとなるCRC−3
2コードを生成して(同609)、EOMセルに書き込
む(同610)。エラーとなるCRC−32コードは、
例えば演算結果のビットを数ビット反転させたものを用
いればよい。
【0051】CRC制御部412で処理されたセル列
は、VPI/VCI変換部407にて、宛先アドレス検
出部411により検出された宛先アドレス(中継ノード
14のアドレス)に従ってVPI、VCIの変換が行わ
れ(同604)、中継ノード14に向けて送信される。
【0052】また、中継ノードで意図的に経路を変更し
たい場合、BOMセル作成部409にて擬似BOMセル
を作成することで、中継ノードを起点としたソースルー
ティングが可能となるが、この場合に対してもCRC制
御部412におけるCRC−32コードの再計算処理は
有効である。
【0053】中継ノード13、15では、中継ノード1
1と同様にBOMセル内の宛先アドレスによるルーティ
ング処理が行われ、中継ノード14では、中継ノード1
2と同様に擬似BOMセル701の廃棄処理およびCR
C−32コードの再計算処理が行われる。
【0054】ゲートウェイ20では、ATM網より同一
パケットのセル列を受信して、パケット組立部310に
てパケットに組み立て直し、CRC−32チェックを行
った後、パケットをユーザLAN21に送信する。
【0055】(発明の他の実施の形態)次に、本発明の
他の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0056】図8は、ゲートウェイ装置の他の構成を示
す図である。図8を参照すると、本実施の形態は、CR
C制御部312が図3に示された実施の形態における構
成に加え、BOMセル追加検出部314と、CRCコー
ド検出部315と、加算部316とを有する点で異な
る。
【0057】BOMセル追加検出部314は、セル多重
部302により擬似BOMセルが同一パケットのセル列
に多重されたことを検出する。
【0058】CRCコード検出部315は、EOMセル
判定部303でEOMセルであることが検出された場
合、EOMセル内の所定のフィールドからCRC−32
コードを取り出して保持する。
【0059】加算部316は、CRC演算部305で演
算した結果とCRCコード検出部315で保持している
値とをビットごとに加算することで、CRC−32コー
ドを算出する。
【0060】本実施の形態の動作を図面を参照して詳細
に説明する。
【0061】本実施の形態は、ゲートウェイ10におい
て擬似BOMセルを挿入することによるCRC−32コ
ードの変化量を計算し、EOMセルに書き込まれている
CRC−32コードに算出した変化量を加算することで
CRC−32コードの再計算を行うように構成したもの
である。
【0062】データ転送を送信元ゲートウェイ10から
ゲートウェイ20へ中継ノード12および14を経由し
て行う場合において、セル多重部302でセルが多重さ
れるところまでは、前述の実施の形態と同様の動作を行
う。
【0063】図7に示す擬似BOMセルが多重されたセ
ル列は、EOMセル判定部303でEOMセルの判定が
行われ、CRC演算部305に渡される。また、BOM
セル追加検出部314では、セル多重部302にて擬似
BOMセル700、701が追加されたことを検出す
る。
【0064】CRC演算部305では、BOM追加検出
部314により新たに追加されたセルであることを検出
した場合は、セルのCRC−32コードの演算対象部分
に対してCRC−32コードの演算を行う。
【0065】一方、新たに追加されたセル以外、つまり
IPパケットを分割したセルに関しては、CRC−32
コードの演算対象部分(EOMセル以外は、セルのペイ
ロード(48バイト)に一致)の各ビットを0で置き換
えたものに対してCRC−32コードの計算を行う。
【0066】EOMセル703がEOMセル判定部30
3で検出されると、CRCコード検出部315は、EO
Mセル内の所定のフィールドからCRC−32コードを
取り出して保持する。加算部316では、CRC演算部
305で計算されたCRC−32コードとCRCコード
検出部315で検出されたCRC−32コードをビット
ごとに加算し、CRC書き込み制御部313でEOMセ
ル703内の所定のフィールドに書き込まれる。
【0067】上記のCRC−32コードの再計算方式
は、追加されたセルとEOMセル以外のセルに対して
は、48バイトの0のビット列をCRC−32コードの
演算の対象とすることができるため、セルからCRC演
算の対象部分を取り出す処理が削減できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、I
PトラヒックをATM網に収容し、レイヤ2スイッチン
グを用いた高速スイッチングを可能とするネットワーク
における、IPパケットをAAL5によりセル化した先
頭に、経由する宛先アドレスを持つ擬似BOMセルを追
加することでルーズソースルーティングを行う方式にお
いて、CRC−32コードを再計算することで擬似BO
Mセルの追加および廃棄によるCRC−32コードの変
化に対応でき、中継ノードでのCRC−32チェックが
可能となる。
【0069】また、CRC−32コードの再計算はセル
ごとに行うことが可能であり、AAL−5フレームに組
立直して再計算を行う必要がない。
【0070】また、CRC−32コードを再計算する際
に、AAL5のフレームに組み立て直すことなくATM
セル単位に行うので、レイヤ2スイッチングによる高速
なスイッチング性能を損なうことがない。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザーLANとATM網からなるネットワー
ク構成を示す図である。
【図2】中継ノードの構成を示す図である。
【図3】ゲートウェイ装置の構成を示す図である。
【図4】中継ノードの受信部100の構成を示す図であ
る。
【図5】ゲートウェイでの動作フローを示す図である。
【図6】中継ノードでの動作フローを示す図である。
【図7】擬似BOMセルを示す概念図である。
【図8】ゲートウェイ装置の他の構成を示す図である。
【図9】従来のゲートウェイ装置の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】従来の中継ノードの受信部の一構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10、20 ゲートウェイ 11、12、13、14、15、16、17 中継ノー
ド 18 GW1からGW2への通常の転送ルート 19 ノード12からGW2への通常の転送ルート 21、22 ユーザLAN 200 受信部 201 セルスイッチ部 202 送信部 300、800 パケット受信バッファ 301、801 セル化処理部 302、402、802、902 セル多重部 303 EOMセル判定部 304、404 演算結果記憶部 305 CRC演算部 306、408、803、904 セル出力バッファ 307、411 宛先アドレス検出部 308、409、805、900 BOMセル作成部 309、806 パケット送信バッファ 310、807 パケット組立部 311、400、808、900 セル入力バッファ 312、412 CRC制御部 313 CRC書き込み部 314 BOMセル追加検出部 315 CRCコード検出部 316 加算部 401、901 セル廃棄処理部 403 第1のCRC演算部 405 第2のCRC演算部 406 CRC書き込み制御部 407、903 VPI/VCI変換部 410、905 BOMセル判定部 413 EOMセル検出部 414 CRC値検出部 415 エラー検出部 700、701 擬似BOMセル 702 BOMセル 703 EOMセル 804、906 宛先アドレス抽出部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経由する中継ノードのアドレスを宛先ア
    ドレスに持った擬似BOMセルを同一パケットのセル列
    の先頭に付加して送信することによりセル列をルーティ
    ングするルーズソースルーティングを行うようにしたI
    P網を収容するATM網におけるCRC計算方法におい
    て、 送信元ゲートウェイ及び中継ノードは、擬似BOMセル
    の追加、廃棄後の同一パケットのセル列毎のCRC−3
    2コードの再演算を行い、演算結果によりEOMセルの
    CRC−32フィールドを書き直すことにより、擬似B
    OMセルの追加、廃棄によるCRC−32コードの変化
    に拘わらず中継ノードでのCRC−32チェックを可能
    にすることを特徴とするIP網を収容したATM網にお
    けるCRC計算方法。
  2. 【請求項2】 前記中継ノードは、擬似BOMセルの追
    加、廃棄前の同一パケットのセル列毎のCRC−32コ
    ードの演算結果とEOMセルに書き込まれたCRC−3
    2コードとからエラーを検出することによりCRC−3
    2チェックを行うことを特徴とする請求項1記載のIP
    網を収容したATM網におけるCRC計算方法。
  3. 【請求項3】 CRC−32コードの演算結果によりエ
    ラーが検出された場合にエラーとなるCRC−32コー
    ドをEOMセルのCRC−32フィールドに書き込むこ
    とを特徴とする請求項2記載のIP網を収容したATM
    網におけるCRC計算方法。
  4. 【請求項4】 経由する中継ノードのアドレスを宛先ア
    ドレスに持った擬似BOMセルを同一パケットのセル列
    の先頭に付加して送信することによりセル列をルーティ
    ングするルーズソースルーティングを行うようにしたI
    P網を収容するATM網のゲートウェイにおいて、 受信パケットをセル化する受信手段と、前記擬似BOM
    セルを追加するセル多重手段と、セル多重化後の同一パ
    ケットのセル列毎のCRC−32コードの演算を行い演
    算結果をEOMセルのCRC−32フィールドに書き込
    むCRC書き込み手段とを有することを特徴とするゲー
    トウェイ。
  5. 【請求項5】 CRC−32コードの演算は、前記擬似
    BOMセルの受信によりCRC−32コードを計算し、
    次に到着するセルに対して前回の計算結果を用いてCR
    C−32コードを再計算することを繰り返すことにより
    行うことを特徴とする請求項4記載のゲートウェイ。
  6. 【請求項6】 経由する中継ノードのアドレスを宛先ア
    ドレスに持った擬似BOMセルを同一パケットのセル列
    の先頭に付加して送信することによりセル列をルーティ
    ングするルーズソースルーティングを行うようにしたI
    P網を収容するATM網のゲートウェイにおいて、 受信パケットをセル化する受信手段と、前記擬似BOM
    セルを追加するセル多重手段と、新たに追加された擬似
    BOMセルのCRC−32コードの演算対象部分に対す
    るCRC−32コードの演算結果とEOMセル内の所定
    のフィールドから取り出したCRC−32コードとを加
    算してEOMセルの所定のフィールドに書き込むCRC
    書き込み手段を有することを特徴とするゲートウェイ。
  7. 【請求項7】 擬似BOMセルを同一パケットのセル列
    の先頭に付加して送信することによりセル列をルーティ
    ングするルーズソースルーティングを行うようにしたI
    P網を収容したATM網の中継ノードにおいて、 受信セルのセル多重化前の同一パケットのセル列毎のC
    RC−32コードの演算結果とEOMセルに書き込まれ
    ているCRC−32コードとからエラーを検出すること
    によりCRC−32チェックを行うCRC−32チェッ
    ク手段と、擬似BOMセルの廃棄手段と、擬似BOMセ
    ルの追加を行う多重手段と、セル多重化後の同一パケッ
    トのセル列毎のCRC−32コードの演算を行いエラー
    が検出されなかった場合の前記演算結果又はエラーが検
    出された場合のエラーとなるCRC−32コードをEO
    MセルのCRC−32フィールドに書き込むCRC書き
    込み手段とを有することを特徴とする中継ノード。
  8. 【請求項8】 CRC−32コードの演算は、前記擬似
    BOMセルが到着するとCRC−32コードを計算し、
    次に到着するセルに対しては、前回の計算結果を用いて
    CRC−32コードを再計算することを繰り返すことに
    より行うことを特徴とする請求項7記載の中継ノード。
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村井純他訳「第2版TCP/IPによるネットワーク構築」,共立出版,P85−86

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