JP3018794U - 電池放電制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池内蔵非常用照明器具の電池を工場出荷
時に充放電回路に接続出来ることを特徴とする電池放電
制御装置に関する考案である。 【構成】 非常用電池と充放電回路との間にＦＥＴを
スイッチとした制御回路を挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、非常用照明器具を設置、通電する以前に、非常用電池と充放電回 路とを、接続可能とする電池放電制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は非常用照明器具の非常用電池と充放電回路とを、設置、通電後に接続さ れている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上記のものは、次のような欠点がある。 非常用照明器具のシャーシを天井等に取り付け、電源線を接続し、通電後非常 用電池と充放電回路とを接続し、反射板、セード等を装着の作業となる。 ほとんどの場合、屋内配線１系統に多数の器具を接続するため、１系統全ての 器具の電源線を接続しなければ反射板、セード等が装着できず、１度に器具の 取り付けが完了出来ない。 本考案は上記の欠点を解消するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の問題を解決するために、非常用電池と、充放電回路との間に電池放電制 御回路を設ける。 本考案は、以上の構成からなるものである。

【０００５】

【作用】

本考案によれば、工場出荷時に、非常用照明器具の非常用電池と、充放電回路 とを接続出来るので、非常用照明器具の取り付けは、シャーシからセード等の 仕上げ工事まで１度に完了出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 図１は、非常用電池１と充電回路と非常用ランプ６とそのランプを点灯切り替 のためのリレー５を備えた電池内蔵白熱電球非常用照明器具である。 今、交流電源電圧がない場合に、接続コネクター２で、非常用電池１を接続す ると、ＦＥＴ３のドレイン、ソース間がオフのため非常用電池１は放電せず、 非常用ランプ６は点灯しない。この状態で交流電源電圧を加えると、トランス ８で降圧され、整流された電圧はリレー５を通り、フォトカプラ４をオンし、 ＦＥＴ３をオンするため、非常用電池１は充電される。停電で交流電源電圧が 遮断された場合は、フォトカプラ４が非常用電池１の電圧でオンしＦＥＴ３の オン状態を維持するため、リレー５を経由し非常用ランプ６は点灯する。 従来はＡとＡ’、ＢとＢ’が接続されているが、交流電源電圧がない場合に、 接続コネクター２で、非常用電池１を接続すると、非常用電池１が放電し、非 常用ランプ６が点灯するので、工場出荷時には接続コネクター２をははずすか 、非常用ランプ６をはずさなければならない。また、インバータを使用して、 非常用ランプに蛍光灯を光源とする場合は、ランプの装着が無い場合でも、イ ンバータは作動し非常用電池１が放電するので、接続コネクター２ははずされ ている。

【０００７】

【考案の効果】

器具取り付け、通電後、再び仕上げ作業の必要がなくなり、取り付け工事の省 力化が計られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の説明図

【符号の説明】

１は非常用電池 ２は接続コネクター ３はＦ
ＥＴ ４はフォトカプラ ５はリレー ６は非
常用ランプ ７は電池放電制御回路 ８はトランス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 非常用照明器具の非常用電池
   と、非常用電池充放電回路間に介在し、この充放電回路
   に生じる電圧を検出することにより、非常用電池の放電
   状態を選択制御する回路を設けたことを特徴とする電池
   放電制御装置。