JP3018238B2 - 折帳ピッチ広げ装置 - Google Patents

折帳ピッチ広げ装置

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JP3018238B2
JP3018238B2 JP9213239A JP21323997A JP3018238B2 JP 3018238 B2 JP3018238 B2 JP 3018238B2 JP 9213239 A JP9213239 A JP 9213239A JP 21323997 A JP21323997 A JP 21323997A JP 3018238 B2 JP3018238 B2 JP 3018238B2
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健一 長山
満 川端
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折帳搬送用のコ
ンベヤーによって一定の重なりピッチの列状の印刷物
(例えば、新聞)の折帳を所定部数毎に計数区分して搬
送されるよう折帳搬送用のコンベヤーの下流側にそれの
搬送方向に離して設けられた2つのカウンタースタッカ
ー間に設けられ、折帳搬送用のコンベヤーを介して折帳
搬送用のコンベヤーから上流側のカウンタースタッカー
の堆積空間に放出される折帳を、折帳搬送用のコンベヤ
ーを介して下流側のカウンタースタッカーへ向けて案内
し得るように2つのカウンタースタッカーを連結する連
結コンベヤーに関し、詳細には、連結コンベヤーによっ
て搬送される折帳列の第1番目と第2番目の折帳の重な
りピッチを修正するための折帳ピッチ広げ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、特公平7−860
63号公報に示されたものが知られている。この公報に
示されたものは、輪転機によって印刷及び折畳みを完了
して一定の重なりピッチの列状に送られる印刷物、例え
ば、新聞などの折帳を、定数束及び端数束に作成するも
のであり、折帳を計数するカウンターと、重なった折帳
の列を計数された所定数の折帳群に区分する区分部材と
を備えたコンベヤーからなる計数区分装置を備える複数
のカウンタースタッカーを折帳の搬送方向に配設し、そ
れらの隣り合う2つのカウンタースタッカー間に、上流
側のカウンタースタッカーのコンベヤーから放出される
折帳を下流側のカウンタースタッカーのコンベヤーに案
内するために、折帳列の搬送経路を切り換える切換部材
を上流端に備え、下流端を下流側のカウンタースタッカ
ーのコンベヤーに連結した連結コンベヤーを設けた構成
としたものである。
【0003】そして、前記区分部材及び切換部材の作動
は、折帳を計数するカウンターからの信号と、輪転機の
稼動速度に追従するコンベヤーの駆動軸の回転に連動し
て出力されるパルス発生器からのパルス信号により換算
したカウンターから区分部材及び切換部材までの折帳搬
送距離に基づいて、制御装置が出力する作動信号によっ
て行われるようになっている。
【0004】また、この公知公報に示される切換部材
は、計数区分装置のコンベヤーで搬送されている折帳列
の各折帳の重なりピッチ間に、上方から下方へと折帳列
を横切るように切換部材が移動して、折帳列の搬送経路
を切り換えるものであるが、輪転機の高速稼動が一段と
進み、これに伴って折帳も高速度で搬送されるようにな
ると、通常の重なりピッチのままの折帳列に対して、前
記切換部材の作動による確実な切り換えを期待すること
が困難になってきた。
【0005】そのため、前記した従来の技術の構成によ
って、より確実に切換部材が折帳列の所定の折帳ピッチ
間に作用するよう、次の方法が取られている。
【0006】すなわち、図8に示すように、計数区分装
置Aのコンベヤーによって搬送されている折帳列Pの搬
送切換所望位置の折帳間に、切換部材Gの上流側に設け
られた区分部材Dが作用し、ごく僅かな時間にわたって
後続の折帳を塞き止め、これより下流側の折帳ピッチを
広げておく。
【0007】そして、図9に示すように、区分部材Dの
下流側に設けられた切換部材Gがこの広げられたピッチ
間に確実に作用するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、上流
側のカウンタースタッカーの計数区分装置Aの区分部材
Dによって折帳列Pをごく僅かな時間にわたって塞き止
め、折帳ピッチを広げて切換部材Gの作用で下流側のカ
ウンタースタッカーS′の計数区分装置A′のコンベヤ
ーへ搬送される折帳列Pでは、図9に示すように、その
第1番目の折帳Pと第2番目の折帳Pのピッチ間隔
が非常に狭くなっているか、重なっている。これは、区
分部材Dに塞き止められた折帳に後続の折帳が乗り上げ
るためである。
【0009】そのため、下流側のカウンタースタッカー
S′の計数区部装置A′におけるカウンターC′による
計数では、第1番目の折帳Pと第2番目の折帳P
が、別々に計数されないで、1部として計数して計数
不良を起こしてしまうことが頻発していた。
【0010】その結果、下流側のカウンタースタッカー
S′の堆積装置B′において、必要部数より1部多い折
帳束が作成されて搬出されるため、人手によって必要部
数の折帳束に作成し直さなければならず、作業者の負担
になっていた。
【0011】このようなことから、上流側のカウンター
スタッカーSの計数区分装置Aの区分部材Dによって塞
き止められ、切換部材Gによる切り換え作用を受けて下
流側のカウンタースタッカーS′の計数区分装置A′の
コンベヤーに案内された折帳列Pの第1番目の折帳P
と第2番目の折帳PのピッチをカウンターC′で計数
不良を起こさない十分なピッチ間隔に広げ、下流側のカ
ウンタースタッカーS′の計数区分装置A′のコンベヤ
ーへ案内する装置が望まれていた。
【0012】この発明はこれらのことにかんがみなされ
たもので、互いに重なり合った第1番目と第2番目の両
折帳のピッチをカウンターで計数不良を起こさない程度
に十分なピッチに広げることができ、下流側のカウンタ
ースタッカーでの計数不良をなくすことができるように
した折帳ピッチ広げ装置を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る折帳ピッチ広げ装置は、折帳を一定の
ピッチで重なる列状で上流側のカウンタースタッカーに
搬送するコンベヤーの下流側に空間を介して設けられる
連結コンベヤーで、かつ、前記コンベヤー上にて計数区
分されて、その搬送方向の第1番目と第2番目の折帳が
狭いピッチとなった折帳列を下流側のカウンタースタッ
カーへ案内する連結コンベヤーにおいて、連結コンベヤ
ーによって搬送される折帳列の先端を検出する第1検出
手段と、第1検出手段によって検出された前記折帳列の
先端の進行位置を前記連結コンベヤーの搬送作動量に関
連づけて検出する第2検出手段と、前記折帳列の先端が
所定の位置に達するとこれの搬送方向の第1番目の折帳
の下面に接して折帳列を上方へ押し上げるとともに連結
コンベヤーの搬送速度よりも速い送り速度で作動してこ
の第1番目の折帳のみを下流側へ急速に送り出す送り出
し手段と、この送り出し手段によって押し上げられた折
帳列の上面に接触する位置に設けられ、前記第1番目の
折帳の送り出しの際に第2番目より上流の折帳を制動す
る制動手段と、を有する構成になっている。
【0014】そして、この折帳ピッチ広げ装置におい
て、送り出し手段にて押し上げられる折帳列の先端及び
近傍に向けて空気を吹き出すノズルを備え、重なる折帳
間に空気層を形成する送り補助手段を設けた構成となっ
ている。
【0015】
【作 用】この構成において、コンベヤーから、第1番
目の折帳と第2番目の折帳が狭いピッチで、あるいは殆
ど重なり状態で搬送されてきた折帳列は、これの先端の
第1番目の折帳が送り出し手段にて搬送速度よりも速い
送り速度で送られ、また、第2番目の折帳は制動手段に
て制動され、この第1番目と第2番目の折帳のピッチが
広げられる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面に従
って説明する。図1は、この発明の折帳ピッチ広げ装置
の1つの実施の形態を示す斜視図、図2は、図1で示す
折帳ピッチ広げ装置の平面図、図3乃至図6は、折帳ピ
ッチ広げの動作を示す動作説明図である。
【0017】また図7は、この発明の折帳ピッチ広げ装
置を有する連結コンベヤーで、上流側のカウンタースタ
ッカーと下流側のカウンタースタッカーとを連結した状
態を示した概略的構成図である。図8,図9は図7で示
した上流側のカウンタースタッカーの計数区分装置と連
結コンベヤーの切換部材を拡大して示すもので、前記計
数区分装置と切換部材との連動による折帳列への作用を
示す動作説明図である。
【0018】まず、図7に示されるように、図示しない
輪転機で印刷及び折畳みを完了した折帳は、一定の重な
りピッチの折帳列Pの状態で、上流側のカウンタースタ
ッカーである第1カウンタースタッカーSへ搬送され、
計数区分装置Aを経て堆積装置Bに向けて放出され、堆
積処理される。
【0019】また、折帳列Pは必要に応じて、切換部材
Gの切り換え動作によって、切換部材Gを始点とする連
結コンベヤーFを形成するコンベヤーIと、このコンベ
ヤーIの上方に設けた他のコンベヤーI′とにより挾ま
れて、より下流側へ向けて搬送されるようになってい
る。
【0020】そして、この折帳列Pは、第1カウンター
スタッカーSと、下流側のカウンタースタッカーである
第2カウンタースタッカーS′の間に設けた連結コンベ
ヤーFの折帳ピッチ広げ装置Tで、後に説明するよう
に、第1番目の折帳と第2番目の折帳のピッチが広げら
れて、第2カウンタースタッカーS′へ搬送され、前記
第1カウンタースタッカーSにおけるのと同様に計数区
分装置A′にて計数及び区分処理され、堆積装置B′で
堆積処理されて機外へ搬出される。
【0021】図8,図9に示すものは、第1カウンター
スタッカーSにおいて、その堆積装置Bへ向けて搬送さ
れる折帳列Pに作用する区分部材Dと、切換部材Gの動
作を示す。なおこの図8,図9に示す構成は前述の従来
の技術で説明したように従来の技術と略同様の構成とな
っている。
【0022】第1カウンタースタッカーSは、計数区分
装置Aと堆積装置Bにより構成されている。切換部材G
は、第1カウンタースタッカーSと第2カウンタースタ
ッカーS′とを連結する連結コンベヤーFの上流側端に
設けられている。
【0023】計数区分装置Aは、折帳列Pを搬送するコ
ンベヤーHが設けられ、その上方には折帳を計数するカ
ウンターCと、下流側に区分部材Dが設けられている。
区分部材Dは、コンベヤーH上を搬送される折帳列Pの
折帳間に下降して、区分しようとする折帳列Pの先頭と
なる第1番目の折帳Pをきわめて僅かな間にわたって
塞き止め、先行の折帳Pとの重なりピッチを広げる。
【0024】その結果、塞き止められた第1番目の折帳
とその直上流側に位置する第2番目の折帳Pとの
ピッチがきわめて狭くなるか、殆どなくなる。
【0025】堆積装置Bは、コンベヤーHの下流端の下
方に設けられ、コンベヤーHの下流端からせり出して落
下する折帳を受けとめて堆積させる。
【0026】切換部材Gは、コンベヤーHの下流端と間
隔をおいて対向する位置に設けられ、コンベヤーHの下
流端よりせり出した折帳列Pの前記重なりピッチを広げ
た第1番目の折帳Pとこれに先行する折帳Pとの間
に、上方より下方へ折帳列Pを横切るようにして移動
し、第1番目の折帳Pに続く折帳列Pの搬送流れ方向
を切換える。
【0027】その結果、折帳Pを後尾とする先行の各
折帳は堆積装置Bへ落下して堆積され、折帳Pを先頭
とする後続の各折帳は切換部材Gの上面へ進行する。
【0028】次に、前記区分部材Dにて塞き止められて
ピッチが狭くなった第1番目と第2番目の折帳P,P
のピッチを広げるための、この発明に係る折帳ピッチ
広げ装置の構成を説明する。
【0029】切換部材Gの作動によって第1カウンター
スタッカーSの計数区分装置Aから、切換部材Gを介し
て連結コンベヤーFに導入されて搬送される折帳列Pの
先端を検出する第1検出手段Rと、この第1検出手段R
によって検出された後の折帳列Pの先端の進行位置を、
連結コンベヤーFの搬送作動量に関連づけて検出する第
2検出手段Eと、第1検出手段Rの下流側で、搬送され
る折帳列Pの第1番目の折帳Pに下方から接触し、こ
れに続く折帳列Pもろとも押し上げて上昇させるととも
に、折帳列Pの搬送速度、すなわちコンベヤーI,
I′,4の作動速度より速い周面速度で回転するローラ
ーで、第1番目の折帳Pを第2番目の折帳Pより先
に送り出す送り出し手段Xと、この送り出し手段Xによ
って上昇させられた折帳列Pの第2番目の折帳P、ま
たはその上流側近傍の折帳の上面が押し当たる位置に設
けられ、折帳列Pの搬送速度と同じ周面速度で回転する
ローラーである制動手段Yと、送り出し手段Xの作動で
折帳Pの送り出しを容易にするために、折帳列Pの先
端近傍に向けて空気を吹き出して第1番目の折帳P
第2番目の折帳Pの間に空気層を形成する送り補助手
段Zと、から構成されている。そしてこれは図1,図2
で示すように、フレーム1,1の間隔内に設けられてい
る。
【0030】次にこの折帳ピッチ広げ装置を構成する各
手段をさらに説明する。
【0031】(1)第1検出手段R 光電スイッチなどの検出器2が、図2,図3で示すよう
に、コンベヤーIと他のコンベヤーI′の折帳列Pを搬
送する面に直角で、かつ搬送される折帳列Pが検出器2
の光ビームを遮光し得る検出位置Mで対向させられてい
る。検出器2は図示しないブラケットによってフレーム
1,1に固定されている。
【0032】(2)第2検出手段E ロータリーエンコーダーなどのパルス発信器が、折帳列
Pを搬送するコンベヤーI,I′,4の作動量に対応し
てパルスを発するように、コンベヤーI,I′,4のい
ずれかの駆動軸、例えば軸5と連動可能に設けられてい
る。
【0033】(3)送り出し手段X 図2に示すように、フレーム1,1に、駆動される軸5
が回転可能に支持され、図3で示すように時計回り方向
に回転するようになっている。そしてこの軸5にはロー
ラー3が固定されている。このローラー3は、コンベヤ
ーIの下流側端でもあり、紐状のエンドレスのベルトが
複数本巻き掛けてある。そしてこの軸5と水平方向に間
隔をおいた下流側位置には、他の軸5aがフレーム1,
1に回転可能に支持され、時計回り方向に回転するよう
になっている。そしてこの他の軸5aにはローラー6が
固定されている。この上流側のローラー3と下流側のロ
ーラー6には紐状のエンドレスのベルトが複数本水平に
巻き掛けられてコンベヤー4が構成されている。
【0034】コンベヤー4は、コンベヤーIに連動し、
折帳列Pを印刷機の印刷速度に対応する速度で搬送す
る。このコンベヤー4の下方には、駆動される軸7が、
フレーム1,1に回転可能に支持され、時計回り方向に
回転するようになっている。
【0035】軸7には、ローラー8,8が固定されてい
る。またこの軸7には、アーム9,9がローラー8,8
の外側で、角度変位可能に支持されている。アーム9,
9の先端には他のローラー10,10が回転可能にそれ
ぞれ片持ち状に支持されている。
【0036】ローラー8,8とローラー10,10に
は、折帳列Pから第1番目の折帳Pの送り出しをより
確かなものにするために、ある程度摩擦力のあるベルト
(例えばポリウレタン製の丸ベルト)11がエンドレス
に巻き掛けられている。ローラー10,10は、コンベ
ヤー4とは別個に、コンベヤー4による折帳列Pの搬送
速度の2倍前後の周面速度で回転作動するようになって
いる。アーム9,9は、板状のブラケット14によって
連結されて一体化されている。
【0037】コンベヤー4の下方には、ステー12が図
2で示すフレーム1,1間に固定され、図3で示すステ
ー12上に固定されたブラケット13には、流体圧シリ
ンダー15の本体部が連結され、これのロッド先端は前
記アーム9,9を一体化するためのブラケット14に連
結されている。流体圧シリンダー15は、エアー源31
より電磁バルブ29を介してエアー配管されている。
【0038】これにより、流体圧シリンダー15のロッ
ドが縮退状態では、ローラー10,10はコンベヤー4
の折帳列Pの搬送面下方にて待機状態となっており、流
体圧シリンダー15のロッドが伸長状態では、アーム
9,9が軸7を中心に角度変位される。そしてローラー
10,10はコンベヤー4の折帳列Pの搬送面より上側
となるように上昇される。また、コンベヤー4のベルト
はローラー10,10及びアーム9,9の上昇、下降移
動で干渉しない配列で巻き掛けられている。
【0039】(4)制動手段Y コンベヤー4の上流側のローラー3の上方には、駆動さ
れる軸16が図2で示すフレーム1,1間に回転可能に
支持され、図3で示すように反時計回り方向に回転する
ようになっている。そしてこの軸16にはローラー17
が固定されている。このローラー17はコンベヤーI′
の下流側端でもあり、このコンベヤーI′の紐状のエン
ドレスのベルトが複数本巻き掛けられている。ローラー
17の両側にはアーム18,18が軸16に対して角度
変位可能に支持されている。
【0040】前記アーム18,18の形状は軸16の支
持位置より上流側は短く、下流側は長くそのアーム部分
をのばしていて、その下流側の端部にはローラー20が
回転可能に支持されている。
【0041】ローラー17とローラー20にはコンベヤ
ー4上を搬送される折帳列Pの第2番目の折帳Pより
上流側の折帳の制動をより確かなものとするため、ある
程度摩擦力のあるベルト(例えばポリウレタン製の丸ベ
ルト)21がエンドレスに巻き掛けられていて、コンベ
ヤーI′と連動してこのコンベヤーI′の折帳列搬送速
度と同じ周面速度で回転作動するようになっている。
【0042】アーム18,18の上流側端部は、板状の
ブラケット19によって連結され、一対のアーム18,
18が一体化されている。ブラケット19の中央部側面
にはプレート19aが固定されている。
【0043】コンベヤーI′の上方にはステー22が図
2で示すフレーム1,1間に固定されており、このステ
ー22の中央部にブラケット23が固定されている。そ
してこのブラケット23には流体圧シリンダー24の本
体部が支持されている。この流体圧シリンダー24のロ
ッド端部にはプレート19aが連結されている。
【0044】また上流側に位置するローラー17の上方
にはステー25が図2に示すフレーム1,1間に固定さ
れ、プレート19aと対向するステー25の側面位置に
は、ストッパー26がねじ結合で固定されている。
【0045】流体圧シリンダー24は図示しないレギュ
レーターと配管されており、ごく僅かな圧力にレギュレ
ーターで設定され、常に流体圧シリンダー24のロッド
を伸長状態として、これに連結されたプレート19aを
ストッパー26へ押し当てている。
【0046】この構成において、流体圧シリンダー24
の代りにばねなどの押し付け部材を用いてもよい。そし
てストッパー26のねじ結合の調整で、アーム18,1
8のコンベヤー4に対する傾斜角度を調整することが可
能である。
【0047】このように構成された制動手段Yの下流側
のローラー20は、この制動手段Yの下方に設けられた
送り出し手段Xの昇降するローラー10,10が流体圧
シリンダー15のロッドのストロークエンドまでの作動
で、コンベヤー4の搬送面より上方へ上昇した状態のと
きに、このローラー10,10と対向し、このローラー
20とローラー10,10のそれぞれの断面中心を結ぶ
直線が、コンベヤー4の搬送面に略垂直になる位置で互
いに接触するようになっている。そしてこのとき、制動
手段Yのローラー20が送り出し手段Xのローラー1
0,10にて僅かに押し上げられるようにセットする。
【0048】そして、制動手段Yの下流側のローラー2
0の断面中心からコンベヤー4の搬送面に垂直におろし
た線が、コンベヤー4の搬送面と交わる位置が、送り出
し手段Xのローラー10,10の上昇するタイミングを
取るときの基準位置Nである(図4)。
【0049】(5)送り出し補助手段Z 制動手段Yのアーム18,18の下流側の端部に、ブラ
ケット27が、アーム18,18に掛け渡されて固定さ
れている。そしてこのブラケット27の中央部には、空
気吹き出し用のノズル28が固定されている。このノズ
ル28は、エアー源32より電磁バルブ30を介してエ
アー配管がなされており、ローラー20の中央下部周辺
に向けて空気吹き出し可能にセットされている(図
3)。なお、この送り出し補助手段Zのエアー源32は
送り出し手段Xの流体圧シリンダー15のエアー源31
と同じであってよい。
【0050】次に前記した各手段(1)〜(5)からな
る折帳ピッチ広げ装置の動作を説明する。
【0051】(1)図7に示すように、第1カウンター
スタッカーSの計数区分装置Aにて計数され、これの区
分部材Dにて区分された折帳列Pは、計数区分装置Aの
下流端から切換部材Gによって連結コンベヤFに導入さ
れ、この連結コンベヤFを搬送されてきた折帳列Pの先
端が連結コンベヤFの検出位置Mで、これの搬送面を横
切るようにして設けられた第1検出手段Rの検出器2に
て検出される。
【0052】このときの折帳列Pの先端部の第1番目と
第2番目の両折帳P,Pのピッチ間隔は、前記区分
部材Dによる塞き止め作動により狭く、あるいは殆ど重
なった状態となっている。
【0053】そして、図3において前記第1検出手段R
が検出信号を出力すると、折帳列Pを搬送するコンベヤ
ーI,I′,4のいずれかの駆動軸、例えば軸5に取り
付けた第2検出手段Eであるロータリーエンコーダーな
どのパルス発信器が軸5の回転に連動して発するパルス
を、制御装置Wがカウントを開始する。
【0054】(2)図4に示される検出位置Mから、基
準位置Nまでの折帳搬送距離に相当してコンベヤーI,
I′,4が作動するだけの前記パルス数のカウントが終
了すると、信号が発せられる。そして流体圧シリンダー
15に配管されている電磁バルブ29は、このパルスカ
ウント終了の信号によって切り換えられ、流体圧シリン
ダー15のロッドが伸長状態へと作動し、送り出し手段
Xのローラー10,10は上昇を開始する。
【0055】(3)図5において、前記したタイミング
で送り出し手段Xのローラー10,10が上昇すると、
制動手段Yのローラー20との間に折帳列Pの先頭部を
押し上げ、制動手段Yのローラー20に、折帳列Pの第
2番目の折帳P、またはそれに続く上流側の折帳が接
触されて挟み込まれる。すなわち、折帳列Pは、ローラ
ー10,10の上昇過程でもコンベヤー4によって僅か
に搬送されて前進するので、押え手段Yのローラー20
及びベルト21に接触し得るのは、第1番目の折帳P
ではなく、第2番目の折帳P、及びその上流側の折帳
となる。
【0056】また、ノズル28からの空気の吹き出しの
作動は、流体圧シリンダー15の作動と同時のタイミン
グで電磁バルブ30が作動して開かれるので、ローラー
10,10の上昇開始に同調してノズル28より空気の
吹き出しがなされる。これにより、第1番目の折帳P
と第2番目の折帳Pの間に空気が送り込まれて、両折
帳P,P間に空気層が形成され、両折帳P,P
の接触面の摩擦力が減少される。
【0057】更に、ローラー10,10の上昇によって
第1番目の折帳Pも押し上げられ、この第1番目の折
帳Pの下面のコンベヤー4の搬送面との接触面積が減
少するので、ローラー10,10及びベルト11による
第1番目の折帳Pの送り出しはより容易となる。
【0058】そして、ローラー20とローラー10,1
0に折帳列Pが挟まれると、第2番目の折帳Pのロー
ラー20及びベルト21による折帳搬送速度に対し、第
1番目の折帳Pでは、これに接触するローラー10,
10及びベルト11の折帳搬送速度が2倍前後の速度で
あるため、それに伴い、第1番目の折帳Pの搬送速度
は第2番目の折帳Pの2倍前後となる。
【0059】従って、第1番目の折帳Pは第2番目の
折帳Pより前進させられ、図5,図6に示すように、
第1番目と第2番目の折帳P,Pの重なりピッチが
広げられる。
【0060】ここで、図5に示すように、送り出し手段
Xのローラー10,10の上昇で、制動手段Yのローラ
ー20も多少押し上げられるが、これのアーム18,1
8に連結された流体圧シリンダー24により適宜な反力
を加えているため、クッション効果がなされてローラー
20はバウンドすることなく、第2番目の折帳Pを搬
送することができる。また、この流体圧シリンダー24
の圧力は小さく設定してあるため、送り出し手段Xのロ
ーラー10,10及びベルト11による第1番目の折帳
の送り出しには影響しない。
【0061】(4)次に図6に示すように、制御装置W
は、パルスカウント終了の信号が出力された後、制御装
置Wにあらかじめ設定された所定時間が経過すると、そ
の時間経過信号を出力する。そして、この信号によっ
て、電磁バルブ29が切り換えられて流体圧シリンダー
15のロッドが縮退状態となり、ローラー10,10は
下降し、折帳列Pはコンベヤー4によって搬送されて第
2カウンタースタッカーS′へと搬送される。また送り
出し補助手段Zの電磁バルブ30も送り出し手段Xの電
磁バルブ29と同時に切り換えられ、ノズル28よりの
空気の吹き出しが停止される。
【0062】このようにして、連結コンベヤーF上を搬
送される折帳列Pの搬送方向先端部の第1番目と第2番
目の折帳P,Pのピッチは、後続の各折帳のピッチ
と略同じか、またはそれ以上に広げられることにより、
この連結コンベヤーF上を搬送される折帳列Pはカウン
ターC′にて計数されるときに、これの第1番目の折帳
と第2番目の折帳Pとが計数不良を生じることな
く計数できる。
【0063】
【発明の効果】この本発明によれば、上流のカウンター
スタッカー側の計数区分装置の区分部材の作動にて塞ぎ
止められて、下流側のカウンタースタッカーへ案内すべ
き折帳列の狭くなった第1番目の折帳と第2番目の折帳
の重なりピッチが、下流側のカウンタースタッカーで計
数不良を起こさない程度に十分なピッチに広げられてい
るため、下流側のカウンタースタッカーでの計数不良が
なくなって、下流側のカウンタースタッカーへ向けての
折帳が必要部数の折帳束に作成することができる。従っ
て作業者の負担となっていた折帳束修正作業がなくな
り、省人化がなされ、更に作業の効率を高めることがで
きることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の折帳ピッチ広げ装置の実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】この発明の折帳ピッチ広げ装置の実施の形態を
示す平面図である。
【図3】この発明の折帳ピッチ広げ装置の実施の形態を
示す正面図である。
【図4】折帳ピッチ広げの動作を示す動作説明図であ
る。
【図5】折帳ピッチ広げの動作を示す動作説明図であ
る。
【図6】折帳ピッチ広げの動作を示す動作説明図であ
る。
【図7】この発明の折帳ピッチ広げ装置を有する連結コ
ンベヤーの実施形態を示す構成説明図である。
【図8】上流側のカウンタースタッカーの計数区分装置
と連結コンベヤーの切換部材の動作説明図である。
【図9】上流側のカウンタースタッカーの計数区分装置
と連結コンベヤーの切換部材の動作説明図である。
【符号の説明】
A,A′…計数区分装置、B,B′…堆積装置、C,
C′…カウンター、D…区分部材、E…第2検出手段、
F…連結コンベヤー、G…切換部材、H,H′,I,
I′,4…コンベヤー、M…検出位置、N…基準位置、
P…折帳列、P,P,P…折帳、R…第1検出手
段、S…第1カウンタースタッカー(上流側のカウンタ
ースタッカー)、S′…第2カウンタースタッカー(下
流側のカウンタースタッカー)、T…折帳ピッチ広げ装
置、W…制御装置、X…送り出し手段、Y…制動手段、
Z…送り出し補助手段、1…フレーム、2…検出器、
3,6,8,10,17,20…ローラー、5,5a,
7,16…軸、9,18…アーム、11,21…ベル
ト、12,22,25…ステー、13,14,19,2
3,27…ブラケット、15,24…流体圧シリンダ
ー、19a…プレート、26…ストッパー、28…ノズ
ル、29,30…電磁バルブ、31,32…エアー源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 33/12 B65H 29/60 B65H 29/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折帳を一定のピッチで重なる列状で上流
    側のカウンタースタッカーに搬送するコンベヤーの下流
    側に空間を介して設けられる連結コンベヤーで、かつ、
    前記コンベヤー上にて計数区分されて、その搬送方向の
    第1番目と第2番目の折帳が狭いピッチとなった折帳列
    を下流側のカウンタースタッカーへ案内する連結コンベ
    ヤーにおいて、 連結コンベヤーによって搬送される折帳列の先端を検出
    する第1検出手段と、 第1検出手段によって検出された前記折帳列の先端の進
    行位置を前記連結コンベヤーの搬送作動量に関連づけて
    検出する第2検出手段と、 前記折帳列の先端が所定の位置に達するとこれの搬送方
    向の第1番目の折帳の下面に接して折帳列を上方へ押し
    上げるとともに連結コンベヤーの搬送速度よりも速い送
    り速度で作動してこの第1番目の折帳のみを下流側へ急
    速に送り出す送り出し手段と、 この送り出し手段によって押し上げられた折帳列の上面
    に接触する位置に設けられ、前記第1番目の折帳の送り
    出しの際に第2番目より上流の折帳を制動する制動手段
    と、 を有することを特徴とする折帳ピッチ広げ装置。
  2. 【請求項2】 送り出し手段にて押し上げられる折帳列
    の先端及び近傍に向けて空気を吹き出すノズルを備え、
    重なる折帳間に空気層を形成する送り補助手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の折帳ピッチ広げ装置。
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