JP3017696U - 濃淡音符楽譜 - Google Patents

濃淡音符楽譜

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JP3017696U JP1995003667U JP366795U JP3017696U JP 3017696 U JP3017696 U JP 3017696U JP 1995003667 U JP1995003667 U JP 1995003667U JP 366795 U JP366795 U JP 366795U JP 3017696 U JP3017696 U JP 3017696U
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正美 海野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の音符に強弱指示を表示する。 【構成】 楽譜用紙Pに音符1が表記された楽譜Mであ
って、音符は、演奏時の強弱に対応する濃淡3を施した
濃淡音符Nによって印刷され、濃淡音符は、印刷時の網
点4の階調によって濃淡が構成される。また、画像形成
時に量子化された濃度値によって濃淡が構成される。 【効果】 音符に、演奏時の強弱に対応する濃淡を施し
たので、個々の音符の強弱が瞬時に判断でき、音楽教育
および演奏表現に有益であり、印刷時の網点の階調によ
って音符の濃淡が構成されるので、多量に、容易に強弱
を表記した楽譜の印刷が可能である。また、画像形成時
に量子化された濃度値によっても音符の濃淡が構成され
るので、楽譜のディスプレイ表示、印刷が容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は濃淡音符楽譜に係り、特に各音符に強弱を付与した濃淡音符楽譜に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5(a)、(b)に示すように、楽曲を主として紙面上に記した楽譜 M’において、楽譜用紙P’に表記される音符10は、符頭20の位置によって 音の高低を表し、付点21や符幹22の有無、符幹22に付される符尾23の有 無、あるいは符頭20が中塗り24か中抜き25か、等によってその音の長短が 示されていた。
【0003】 演奏あるいは発声時には、音の高低および音の長短の他にも、f(フォルテ: 強く)51およびp(ピアノ:弱く)52、 < (クレシェンド:次第に強く )53および > (デクレシェンド:次第に弱く)54等の組合せによる強弱 記号や休止符55等を同時に読取り、演奏あるいは歌う音楽に、メロディと、情 感豊かな表現を与えていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
個々の音符10は、符頭20の位置によって音の高低が表現され、符頭20が 中塗りか中抜きか、付点21や符幹22の有無、あるいは符幹22に付される符 尾23の有無によってその音の長短が表現されるが、強弱に関しては、上述の強 弱記号51、52、53、54とその組合せによって、複数の音節にわたって表 現されるものであり、強勢記号として符頭20上部にマルカート56(図5(b ))を付して、個々の音符10にアクセントを付ける指示とする例はあるが、楽 譜用紙P’全体に対して、楽譜M’を構成する個々の音符10に、演奏あるいは 発声のための強弱表示を付与することはできなかった。このため、望ましい強弱 で表現すべく、演奏者あるいは歌う者は、指導者の細かい指示を記憶しなければ ならないという難点があった。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、この難点を解消すべく案出されたもので、個々の音符に表現すべき 強弱指示を表示可能な濃淡音符楽譜を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案の濃淡音符楽譜は、楽譜用紙に音符が 表記された楽譜であって、楽譜に表記される音符は、演奏時の強弱に対応する濃 淡を施した濃淡音符によって印刷されるものである。 本考案の濃淡音符楽譜は、印刷時の網点の階調によって濃淡が構成されるもの である。
【0007】
【作用】
本考案の濃淡音符楽譜によれば、楽譜に表記される音符は、演奏時の強弱に対 応する濃淡を施した濃淡音符によって印刷されるもので、個々の音符の強弱が瞬 時に判断できるので、音楽教育および演奏表現に有益である。 濃淡音符は、印刷時の網点の階調によって濃淡が構成されるので、多量に容易 に強弱を表記した楽譜の印刷が可能である。
【0008】
【考案の実施例】
以下、本考案の好ましい実施例を図面に基づき説明する。 図1(a)に示すように、本考案の濃淡音符楽譜は、楽曲を主として紙面上に 記す楽譜Mにおいて、楽譜用紙Pに表記される音符1の音の高低および音の長短 を示す符頭2は、演奏時の強弱に対応する濃淡3を施した濃淡音符Nによって印 刷されるものである。更に、符幹22および符尾23を備えた音符1においては 、符頭2と同様、符尾23および符幹22に演奏時の強弱に対応する濃淡3を施 して印刷しても好適である。
【0009】 その濃淡音符Nの濃淡3は、図1(b)に示すように、印刷時のインキの着肉 面積を変化させる網点の階調4によって構成される。 楽譜用紙Pへの楽譜Mの印刷にあたり、音符1に対するインキの着肉面積を、 図2に示すように、印刷濃度を10%から100%までの10段階に分け、非常 に弱く小さな音を10%濃度で印刷し、音が強く大きくなるに従って100%ま で階調4をつけて印刷する。
【0010】 図1(a)は、この方法によって楽譜用紙Pに個々の音符の強弱を網点の階調 4による印刷濃度で表記した楽譜Mであって、濃淡音符Nの濃淡3はやや強く大 きい音35、やや弱く小さい音33、弱く小さい音32のように表記されている 。 また、本考案の濃淡音符楽譜の濃淡は、コンピュータによる画像形成時に量子 化された濃度値によって濃淡が構成されても好適である。
【0011】 図3に示すように、白から各段階の灰色を経て黒に至る変化(同図(a))を 、8ビットすなわち、0〜255の256レベル(同図(b)または(c))に 量子化して濃度値を表現することが一般に行われている。同図(a)に示される グレイ・スケールの白を0、黒を255とするのが同図(b)の画像入力方法で あり、グレイ・スケールの白を255、黒を0とするのが同図(c)の画像入力 方法である。このような量子化された濃度値によって個々の音符の強弱を濃淡で 表現した楽譜はディスプレイ表示され、また、楽譜用紙Pに印刷が容易である。
【0012】 図4の楽譜Mは、この方法によって個々の音符の強弱を画像形成時に量子化さ れた濃度値で表記し、楽譜用紙Pに印刷したもので、網点の階調4による印刷濃 度で表記した楽譜と同様に、濃淡音符楽譜の濃淡3はやや強く大きい音35、や や弱く小さい音33、弱く小さい音32のように印刷されている。 網点の階調4による印刷濃度で表記し楽譜用紙Pに印刷した楽譜M(図1)、 および画像形成時に量子化された濃度値によって濃淡を構成し楽譜用紙Pに印刷 した楽譜M(図4)のいずれにおいても、中塗り24の符頭2では、楕円形の符 頭2全体に対して濃淡3が付され、中抜き25の符頭2では、楕円形の外形線に 対して濃淡3が付される。
【0013】 本考案の濃淡音符楽譜は、演奏時の強弱に対応する濃淡3を施した濃淡音符N によって印刷されるとともに、音の長短を表記する音符1の付点21や、複数の 音節にわたって表現される強弱記号(f51、p52、<53、>54)および その組合せ記号や休止符55等も合せて印刷される。 音符1に、強弱に対応する濃淡3を施す方法として、印刷時の網点の階調4お よびコンピュータによる画像形成時に量子化された濃度値によるほか、手書き、 染色、刺繍、貼り絵による濃淡構成も好適である。
【0014】
【考案の効果】
以上の実施例からも明らかなように、本考案の濃淡音符楽譜は、楽譜用紙に音 符が表記された楽譜であって、楽譜に表記される音符は、演奏時の強弱に対応す る濃淡を施した濃淡音符によって印刷されるので、個々の音符の強弱が瞬時に判 断でき、音楽教育および演奏表現に有益である。
【0015】 また、本考案の濃淡音符楽譜は、印刷時の網点の階調によって濃淡が構成され るので、多量に、容易に強弱を表記した楽譜の印刷が可能である。 更に、本考案の濃淡音符楽譜は、画像形成時に量子化された濃度値によって濃 淡が構成されるので、楽譜のディスプレイ表示、印刷が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案における濃淡音符楽譜で表記さ
れた楽譜、(b)は濃淡音符に採用される濃淡の階調を
示す階調図表である。
【図2】濃淡音符に採用される濃淡の階調を示す印刷時
の網点図表である。
【図3】(a)はグレー・スケール、(b)および
(c)は画像形成時に量子化された濃度値の割当てを説
明する図である。
【図4】本考案における濃淡音符楽譜の他の実施例を説
明する図である。
【図5】従来の楽譜である。
【符号の説明】
1…音符 2…符頭 21…付点 22…符幹 23…符尾(鈎) 24…(符頭)中塗り 25…(符頭)中抜き 3(32、33、35)…濃淡 4…網点 51、52、53、54…強弱記号 M…楽譜 N…濃淡音符 P…楽譜用紙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽譜用紙(P)に音符(1)が表記された
    楽譜(M)であって、 前記楽譜に表記される前記音符は、演奏時の強弱に対応
    する濃淡(3)を施した濃淡音符(N)によって印刷さ
    れることを特徴とする濃淡音符楽譜。
  2. 【請求項2】印刷時の網点(4)の階調によって前記濃
    淡が構成されることを特徴とする請求項1記載の濃淡音
    符楽譜。
JP1995003667U 1994-11-04 1995-04-21 濃淡音符楽譜 Expired - Lifetime JP3017696U (ja)

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JP1995003667U JP3017696U (ja) 1994-11-04 1995-04-21 濃淡音符楽譜

Applications Claiming Priority (3)

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JP6-13638 1994-11-04
JP1363894 1994-11-04
JP1995003667U JP3017696U (ja) 1994-11-04 1995-04-21 濃淡音符楽譜

Publications (1)

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