JP3017353B2 - コンピュータ多次元位置データ入力装置 - Google Patents

コンピュータ多次元位置データ入力装置

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JP3017353B2
JP3017353B2 JP5967492A JP5967492A JP3017353B2 JP 3017353 B2 JP3017353 B2 JP 3017353B2 JP 5967492 A JP5967492 A JP 5967492A JP 5967492 A JP5967492 A JP 5967492A JP 3017353 B2 JP3017353 B2 JP 3017353B2
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肇 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ用多次元
位置データ入力装置に関し、特に、ワイヤレス方式の3
次元位置データ入力装置に関する。本発明は、ワイヤレ
ス方式の3次元位置データ入力装置に適用するのに好ま
しいので、以下の説明はこのような装置に向けたもので
あるが、本発明は、ワイヤレス方式及び3次元のものに
限定されるものでなく、有線方式及び他の次元のものも
含むものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物体の形状や位置をコンピュータ
に入力するためには、レーザ光やカメラなどを用いた高
額な装置に頼っていた。また、これらの方法による空間
での任意の位置の3次元位置座標を検出することが困難
であった。そして、使用者が容易にかつ手軽に使用しえ
るものが存在してなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、コンピュータグ
ラフィックスやCAD/CAM等、コンピュータを利用
して3次元的物体の映像の作成や立体図の作成が頻繁に
行われている。しかし、これらのデータの入力は、平面
上でx−y座標とz座標を個別に入力することによって
行われている。そして、実際の物体の形状の入力に対し
ては、その大きさを各方向(x−y−z軸の方向)で測
定しなければならない。このような場合、その物体をペ
ンのようなものでなぞることにより、その立体的情報を
入力できることが望ましい。
【0004】また、バーチュアルリアリティー(仮想空
間)では、使用者が仮想空間で立体の入力を行う簡易な
方法が存在しない。特に、立体を扱う場合、入力装置に
は小型でワイヤレス方式が望ましい。
【0005】したがって、本発明の目的は、比較的簡単
な構成でコンピュータに多次元の位置データを入力でき
るコンピュータ多次元位置データ入力装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明の他の目的は、比較的簡単な構成で
ワイヤレス方式によりコンピュータに3次元の位置デー
タを入力できるワイヤレス方式コンピュータ3次元位置
データ入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、パルス発信が可能な少なくとも1つの
光源を持つ位置データ送信装置と、前記光源からの入力
光の入射角を検出するための2次元座標を検出する少な
くとも2つの受光素子と、前記各受光素子により検出さ
れた光量から空間内の位置データ送信装置の少なくとも
1つの部分の3次元位置を算出する演算部を持つ位置デ
ータ受信装置と、を有し、前記2つの受光素子は、4分
割ピンフォトダイオードであり、或る距離を隔てて互い
に角度をなして配置されており、各ピンフォトダイオー
ドにそれぞれ受光される光量の差及び和と、受光素子間
の距離と、配置角度との基づいて位置データ送信装置の
少なくとも1つの部分の3次元位置を算出することを特
徴とするコンピュータ多次元位置データ入力装置を採用
するものである。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を説明する。図
1は、ワイヤレス方式コンピュータ3次元位置データ入
力装置の全体の構成を示す斜視図であり、図2は、ワイ
ヤレス方式コンピュータ3次元位置データ入力装置で使
用されている位置データ受信装置の斜視図であり、図3
は、位置データ受信装置の平面図であり、図4は、位置
データ送信装置であり、図5は、本発明をラップトップ
コンピュータに適用したワイヤレス方式コンピュータ3
次元位置データ入力装置の全体の構成を示す斜視図であ
り、図6は、位置データ送信装置の回路ブロック図であ
り、図7は、位置データ受信装置の回路ブロック図であ
り、図8は位置データ受信装置の4分割ピンフォトダイ
オードの配置を示す正面図であり、図9は、位置データ
送信装置のクリックスイッチの種々の状態における発光
素子の光パルスの波形図であり、図10及び図11は、
ワイヤレス方式コンピュータ3次元位置データ入力装置
における3次元位置の算出を説明するための概略図であ
り、図12から図14は、3次元位置の算出時に用いる
パラメータの1つを決めるためのグラフである。
【0009】最初に、図1ないし図5を参照すると、図
1ないし図5は、従来のコンピュータの構成をそのまま
利用できるワイヤレス方式コンピュータ3次元位置デー
タ入力装置を示している。図1において、CRT2及び
キーボード3に接続されているパソコン本体1からイン
タフェースケーブル6の先端に適当な支持体(例えば、
机)の上に載せられたワイヤレス方式コンピュータ3次
元位置データ入力装置を構成する3次元位置データ受信
装置(以下単に位置データ受信装置)4が接続されてい
る。また、ワイヤレス方式コンピュータ3次元位置デー
タ入力装置をやはり構成する3次元位置データ送信装置
(以下単に位置データ送信装置)5が非使用時には位置
データ送信装置4の充電部39に装着されて充電状態で
保持され、使用時には充電部7から引き出されて用いら
れるようになっている。位置データ送信装置5は、図示
のように、操作者が手に持って操作するのが便利なよう
にペンタイプであることが好ましく、この位置データ送
信装置5は、それ自体が持つ2つの位置(または1つに
位置であってもよい)を位置データとして位置データ受
信装置4に光学的に送信するためのものである。
【0010】図5は、位置データ受信装置4がラップト
ップコンピュータに内蔵されている実施例を示してい
る。この実施例の場合も、光学的な構成、電気的な構成
は図1の実施例と同様であるので、この実施例について
の説明は省略する。
【0011】図2及び図3を参照すると、位置データ受
信装置4は、前面の両端が斜め外方に突出する部分を有
する箱型ケーシングを持ち、その2つの部分には開口が
形成されていて、これらの開口を通して位置データ送信
装置5からの光を受光する受光素子20、21がそのケ
ーシング内部に配置されている。
【0012】受光素子20、21は、図3に示すよう
に、それぞれ、位置データ送信装置5からの光を焦点に
集めるレンズ20a、21aと、その焦点位置に配置し
て光の像を検出するための4分割ピンフォトダイドード
またはCCD(電荷結合素子)のような光量を電気信号
に変換する位置検出光−電気トランスジューサ20b、
21b(各4分割ピンフォトダイオードまたはCCDは
2次元座標を検出する)から成る。これらの受光素子
は、互いに所定の角度αをなすように配置されている。
この結果、位置データ送信装置5の3次元位置は、後述
のように、受光素子20、21の間の距離、所定の角度
α、4分割ピンフォトダイオード20b、21bの電気
出力に基づいて算出できる。
【0013】次に、図4を参照すると、位置データ送信
装置5は、その本体5aの両端にLEDのような発光素
子(電気−光トランスジューサ)10a、10bを有
し、本体5aの前部にはマウススイッチ11、クリック
スイッチ12、13を有し、その後部に収容案内バー3
7及び充電用端子38を有している。
【0014】発光素子10a、10bは、制御回路(後
述する)の指令に基づき3次元位置、回転情報及びクリ
ック情報を光に変換して発光する。例えば、親指でマウ
ススイッチ11が押されると、本体5aの内部で発生す
る位置パルス等を発光する。なお、通常の受光素子は、
可視光に反応するために位置データ送信装置5からのあ
特定の波長(通常、赤外線)のみを透過するフィルタ
(図示せず)を付ける。マウススイッチ11が押される
と、位置データ送信装置5が作動状態にされるものであ
り、前述のように本体内部で発生する位置パルス等を発
光する。この機能はクリックスイッチ12または13で
代用することも可能である。クリックスイッチ12、1
3が例えば人差指で押されると、クリックオン用及びク
リックオフ用スイッチとして作動するものであり、これ
らのクリックスイッチはマウススイッチ11により位置
データ送信装置がオンされているときだけ有効となるス
イッチである。なお、クリックスイッチは必ずしも2つ
必要ではなく、クリックオフ用スイッチ13を省略し
て、クリックオン用スイッチをだけを用いてもよいもの
である。
【0015】発光素子(電気−光トランスジューサ)1
0a、10bは、これらのクリック情報を含んだIDコ
ードで変調され、交互に発光する。これにより、位置デ
ータ受信装置4のどちらの発光素子が発光しているが、
またクリックスイッチの押されたか否かの有無を知るこ
とがでできる。
【0016】収容案内バー37は位置データ送信装置5
を位置データ受信装置4の充電部39中に収容するとき
のガイドとして働くものであり、充電部39内に設けら
れた案内溝(図示せず)に沿って出し入れされるもので
ある。このため、位置データの充電端子38は位置デー
タ受信装置4の対応する充電用端子(図示せず)に対し
て位置決めされる。
【0017】なお、位置データ送信装置は、その他の機
能素子を有するが、その詳細は図6を参照して説明す
る。
【0018】次に、図6及び図7を参照すると、本発明
のワイヤレス方式コンピュータ多次元位置データ入力装
置(位置データ送信装置及び位置データ受信装置)の回
路構成とその動作を説明する。
【0019】図6を参照すると、位置データ送信装置5
の回路ブロック図が示されている。発光素子10a、1
0bは、前述のように、電気−光トランスジューサであ
り、クリックスイッチ12、13のオン、オフ状態によ
り互いに識別できる波形の光パルスを発光する(図9参
照)。
【0020】パルス発生器15は、制御回路18の制御
の下でマウススイッチ11、クリックスイッチ12、1
3の状態に基づいて位置パルスを発生するものである。
マウススイッチ11は、位置データ送信装置の作動状態
及び非作動状態を切り換えるものであり、クリックスイ
ッチ12、13はクリックオンパルス及びクリックオフ
パルスを発生させるクリックオン信号及びクリックオフ
信号を発生するものである。制御回路18は、位置デー
タ送信装置全体の作動を制御するものである。また、電
源19は充電用端子38により充電される電源である。
【0021】次に、図7を参照すると、位置データ受信
装置4の回路ブロック図が示されている。受光素子2
0、21は、前述したように位置データ送信装置5から
の光を受光する。2つの受光素子20、21は検出演算
回路部8に接続されており、この検出演算回路部8は、
差動増幅器23、24、26、クリックパルス検出回路
25、光源識別回路27、位置演算回路22を含む。差
動増幅器23、24、26は、詳細には後述するが、そ
れぞれの受光素子の4分割ピンフォトダイオード20、
21により受光されて電気信号に変化された光量の差及
び和を出力するものである。光源識別回路27は、交互
に発光する発光素子10a、10bのどちからが現在発
光しているかをIDコードから識別する。また、クリッ
クパルス検出回路25は、受光して変換して電気信号に
クリックパルスが含まれているか否かを検出するもので
ある。即ち、クリックスイッチのオン、オフ状態を検出
するものである。なお,クリックパルスの検出は、位置
データ送信装置側の変調により、入射光がクリックスイ
ッチのオン、オフ状態により識別可能に変調されている
ため、受光素子からの出力を判断することによりクリッ
ク情報を得ることができる。位置演算回路22は2つの
差動増幅器23、26からの光量情報及びその他の定数
から位置データ送信装置の位置を算出するものである。
制御回路28は位置データ受信装置全体の作動を制御す
るものである。位置演算回路22で算出した位置の値、
位置データ送信装置の姿勢及びクリックパルス検出回路
25で認識されたクリックパルス情報をパソコンのマウ
スドライバが読み取るためのI/Oデジタル回路となっ
ている。また、従来のマウスポートに接続することで、
そのまま2次元マウスとして使える。
【0022】その他、コネクタ36が設けられており、
コネクタ36はPCインターフェース回路33により発
生された位置パルス及びマウスクリックパルスをマウス
ケーブルを通してパソコン本体に送り、また、パソコン
本体からの電力を位置データ受信装置に送るためのもの
である。電源34は制御回路28を始めとしてそれぞれ
の機能素子に電力を供給するものである。また、充電器
35は前述の充電部39に接続されており、位置データ
送信装置の電源供給源として働くものである。
【0023】次に、図10から図14を参照して、本発
明で用いる位置検出を説明する。図10は、位置算出を
行う光学系、特に算出に関連するパラメータを示す。位
置データ送信装置の3次元位置(3次元座標)を計算に
より算出するために設定しなければならないパラメータ
は以下の通りである。
【0024】(1)レンズ:レンズ直径、曲率半径、屈
折率、厚さ (2)受光素子間の距離:l(レンズの中心から受光素
子までの距離)、この距離は光のスポット径に関係し、
後述する光量の差と和との比(R)に関係するので、必
要に応じて適切に選択する。 (3)レンズ間距離:2A (4)レンズの傾き:θ
【0025】図11は1つの発光源の位置算出を行う
光学系を示す。この座標系により以下の2つの式が導か
れる。
【0026】 Z=tan(θ+α)X−tan(θ+α)A ・・・ (1) Z=tan(θ+β)X−tan(θ+β)A ・・・ (2) ここで、θはレンズの光軸とX軸とがなす角度を示し、
α、βは発光源がDの位置にあるときの線BD、線C
Dがレンズの光軸となす角度を示す。
【0027】また、交点の座標(x0、y0、z0)
は、(1)、(2)式より、次のようになる。
【0028】 x0=A・{tan(θ+α)−tan(θ+β)}/{tan(θ+α)+ tan(θ+β)} ・・・ (3) z0=−2A{tan(θ+α)・tan(θ+β)}/{tan(θ+α)+ tan(θ+β)} ・・・ (4) y0={x02 +z02 1/2 ・tanφ ・・・ (5) ここで、φは線AFと線ADのなす角度を示す。
【0029】また、zの距離を一定とした場合、1つの
4分割ピンフォトダイオードからの光量の4つの出力を
P、Q、R、Sとすると、4つの出力の対向する2組の
差、{(P+R)−(Q+S)}、{(P+Q)−(R
+S)}の各々に対する和{(P+R)+(Q+S)}
の比とx方向の距離の間にはかなり厳密な比例関係が成
り立つことが計算により求められた。この計算結果は図
12から図14に示されている。図12から図14は,
例えば{(P+R)−(Q+S)}/{(P+Q)+
(R+S)}とx方向の距離との関係を示すものであ
る。また、これらの図からある程度の範囲内では、こら
れのグラフの傾きKとzの位置の積はほぼ一定値(c)
をとることもわかる。
【0030】グラフからR=K×z、K×(zの位置)
=c、したがって、x/(zの位置)=tanα=R/
cとなる。このように、tanαの値は、一方の4分割
ピンフォトダイオードから求めることができる。また、
同様にしてtanβ、tanφの値も求めることができ
る。さらに具体的に説明すると、図8に示すように2つ
の4分割ピンフォトダイオード20b、21bの各部分
(50、51、52、53)、(60、61、62、6
3)の出力をそれぞれ(P、Q、R、S)、(P’、
Q’、R’、S’)とすると、tanαは1/C・
{(P’+R’)−(Q’+S’)}/{(P’+
R’)+(Q’+S’)}となり、また、tanβは1
/C・{(P+R)−(Q+S)}/{(P+R)+
(Q+S)}となり、tanφは1/C・{(P+Q+
P’+Q’)−(R+S+R’+S’)}/{(P+Q
+P’+Q’)+(R+S+R’+S’)}となる。
【0031】一方、公式tan(θ+α)=(tanθ
+tanα)/(1−tanθtanα)と、定数であ
るθから前述の交点座標(x0、y0、z0)が求めら
れる。
【0032】次に、位置算出の手順について説明する。
最初に、準備段階で、各パラメータを設定して計算によ
り、R−x直線(例えば、図12から図14)のグラフ
の傾きKとzの位置の積cとtanθの値を求めてお
く。
【0033】2つの分割ピンフォトダイオードが発光素
子から受光した光量P、Q、R、S及びP’、Q’、
R’、S’から、差動増幅器23は、和出力{(P+
R)+(Q+S)}と差出力{(P+R)−(Q+
S)}を、差動増幅器26は、和出力{(P’+R’)
+(Q’+S’)}と差出力{(P’+Q’)−(R’
+S’)}を、差動増幅器24は、和出力{(P+R+
P’+R’)+(Q+S+Q’+S’)}と差出力
{(P+Q+P’+R’)−(R+S+R’+S’)}
を出力する。
【0034】位置演算回路22でこれらの出力からそれ
ぞれの受光素子における比Rを求め、既に計算で求めた
おいたcとtanθとの値を用いて交点座標(x0、y
0、z0)の値を計算する。この計算を位置データ送信
装置の2つの発光素子10a、10bに関して行い、空
間の2点の座標を求めることにより、位置データ装置装
置の空間の位置とその姿勢を知ることができる。もちろ
ん、一方の発光素子だけを用いて、空間の1点の3次元
位置を求めることもできる。また,光源識別回路27
は、差動増幅器24の和出力から光源(発光素子)を識
別する。
【0035】次に、本発明のワイヤレス方式コンピュー
タ多次元データ入力装置の動作について説明する。
【0036】位置データ送信装置5のマウススイッチ1
1を押すと、その制御回路18はそれを確認して、位置
データ送信装置5を作動状態にする。同時に、パルス発
生器15に図8に示すような発光パルスのパルス信号を
生成させ、発光素子10a、10bから発光パルスを交
互に発光させる。なお、このとき、制御回路18はクリ
ックスイッチ12、13の状態を調べ、その状態及び各
発光素子に対応する位置パルス及びクリックパルスの生
成をパルス発生器15に命令する。これにより、発光素
子10a、10bはクリックスイッチ12、13及び発
光源の情報を含んだ図9に示すような位置パルスを発光
する。
【0037】位置データ受信装置4の受光素子20、2
1は、これらの光パルスを受光する。これらの光パルス
は、差動増幅器23、26を経てクリックパルス検出器
25に入り、このクリックパルス検出回路25でクリッ
クパルスの有無を検出すると同時に、光源識別回路によ
って発光源(発光素子)が識別される。また、差動増幅
器23、24、26の出力に基づいて位置演算回路22
が位置データ送信装置の位置を演算により求める。そし
て、マウスパルス変換回路33により、位置パルスはマ
ウスで直交座標に変換され、またクリックパルスは、マ
ウスクリックデータに変換されて、コネクタ36を通し
てパソコンに送られる。
【0038】このようにして、以下同様に位置データ送
信装置5の空間位置及びその姿勢が求められるが、CR
T2のディスプレー上のカーソルの移動方向及び移動距
離は例えばクリックスイッチ12のオン状態によって特
定される。
【0039】以上説明したように、本発明は、ワイヤレ
スの位置データ送信装置を空間で移動させることによ
り、その空間位置及び(又は)姿勢をコンピュータに入
力することができる。
【0040】近年、コンピュータグラフィックスやCA
D/CAM等、コンピュータを利用して3次元的物体の
映像の作成や立体図の作成が頻繁に行われているが、こ
れらのデータの入力に対して本発明は容易でかつ安価な
入力装置を提供するものである。そして、実際の物体の
形状の入力に対してはその大きさを位置データ送信装置
でなぞることにより、各方向(x−y−z軸)の空間座
標を入力することができる。
【0041】また、仮想空間では、利用者が位置データ
送信装置を手に持つことで、仮想空間で入力を簡易に行
える。特に、立体的空間での作業を扱う場合、入力装置
には小型のワイヤレス方式が望ましい。本発明はそのニ
ーズを満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ワイヤレス方式コンピュータ3次元位
置データ入力装置の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、ワイヤレス方式コンピュータ3次元位
置データ入力装置で使用されている位置データ受信装置
の斜視図である。
【図3】図3は、位置データ受信装置の平面図である。
【図4】図4は、位置データ送信装置である。
【図5】図5は、本発明をラップトップコンピュータに
適用したワイヤレス方式コンピュータ3次元位置データ
入力装置の全体の構成を示す斜視図である。
【図6】図6は、位置データ送信装置の回路ブロック図
である。
【図7】図7は、位置データ受信装置の回路ブロック図
である。
【図8】図8は位置データ受信装置の4分割ピンフォト
ダイオードの配置を示す正面図である。
【図9】図9は、位置データ送信装置のクリックスイッ
チの種々の状態における光パルスの波形図である。
【図10】図10は、ワイヤレス方式コンピュータ3次
元位置データ入力装置における3次元位置の算出を説明
するための概略図である。
【図11】図11は、ワイヤレス方式コンピュータ3次
元位置データ入力装置における3次元位置の算出を説明
するための概略図である。
【図12】図12は、3次元位置の算出時に用いるパラ
メータの1つを決めるためのグラフである。
【図13】図13は、3次元位置の算出時に用いるパラ
メータの1つを決めるためのグラフである。
【図14】図14は、3次元位置の算出時に用いるパラ
メータの1つを決めるためのグラフである。
【符号の説明】
1 ワイヤレス方式コンピュータ多次元入力装置 4 位置データ受信装置 5 位置データ送信装置 10a、10b 発光素子 20、21 受光素子 20b、21b 4分割ピンフォトダイオード 23、24、26 差動増幅器 25 クリックパルス検出装置 27 光源識別回路 22 位置演算回路

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス発信が可能な少なくとも1つの光源
    を持つ位置データ送信装置と、 前記光源からの入力光の入射角を検出するための2次元
    座標を検出する少なくとも2つの受光素子と、前記各受
    光素子により検出された光量から空間内の位置データ送
    信装置の少なくとも1つの部分の3次元位置を算出する
    演算部を持つ位置データ受信装置と、を有し、 前記2つの受光素子は、4分割ピンフォトダイオードで
    あり、或る距離を隔てて互いに角度をなして配置されて
    おり、各ピンフォトダイオードにそれぞれ受光される光
    量の差及び和と、受光素子間の距離と、配置角度との基
    づいて位置データ送信装置の少なくとも1つの部分の3
    次元位置を算出することを特徴とするコンピュータ多次
    元位置データ入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、前記位置データ送信装置の光
    源が2つであり、前記演算部が位置データ送信装置の2
    つの部分の3次元位置を算出することを特徴とするコン
    ピュータ多次元位置データ入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、前記位置データ受信装置が単
    体として構成され、前記位置データ送信装置から発射さ
    れた位置パルス及びクリックパルスを含む光パルスを受
    光する受光素子が位置データ受信装置に配置されている
    ことを特徴とするコンピュータ多次元位置データ入力装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、前記光パルスが方向パルスを
    含むことを特徴とするコンピュータ多次元位置データ入
    力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、単体である位置データ受信装
    置がキーボード上またはコンピュータのCRT本体に取
    付けられることを特徴とするコンピュータ多次元位置デ
    ータ入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、前記位置データ受信装置が前
    記位置データ送信装置を収容し充電する充電部を有する
    ことを特徴とするコンピュータ多次元位置データ入力装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、前記位置データ受信装置がラ
    ップトップパソコンの表示部の側部に配置されているこ
    とを特徴とするコンピュータ多次元位置データ入力装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のコンピュータ多次元位置
    データ入力装置において、前記位置データ受信装置が1
    つのマウススイッチと少なくとも1つのクリックスイッ
    チを有することを特徴とするコンピュータ多次元位置デ
    ータ入力装置。
  9. 【請求項9】 位置データ送信装置と位置データ受信装
    置を有するコンピュータ多次元位置データ入力装置にお
    いて、 (a)位置データ装置装置は、 (i)位置データ送信装置を作動状態にするスイッチ
    と、 (ii)クリックパルスを発生する少なくとも1つのク
    リックスイッチと、 (iii)位置パルス及びクリックパルスを含む光パル
    スを発生する少なくとも1つの発光素子と、 (iv)発光素子に電力を供給する充電可能な電源と、
    を有し、 (b)位置データ受信装置は、 (i)位置データ送信装置から発射された位置パルス及
    びクリックパルスを含む光パルスを受光する一定位置に
    配置された3次元座標を検出するための2つの受光素子
    と、 (ii)クリックパルスを認識するクリックパルス検出
    回路と、 (iii)光源を識別する光源識別回路と、 (iv)位置パルスから位置データ送信装置の空間での
    位置を算出する位置演算回路と、 (v)位置演算回路から得られた位置データ送信装置で
    の空間での位置をマウスパルスに変換する変換回路と、 (vi)位置演算回路から得られた位置データ送信装置
    の空間での位置を3次元位置座標に変換する変換回路
    と、 (vii)クリックパルス検出回路から得られたクリッ
    ク情報をマウスクリックパルスに変換するクリック変換
    回路と、を有し、 前記2つの受光素子は、4分割ピンフォトダイオードで
    あり、或る距離を隔てて互いに角度をなして配置されて
    おり、各ピンフォトダイオードにそれぞれ受光される光
    量の差及び和と、受光素子間の距離と、配置角度との基
    づいて位置データ送信装置の少なくとも1つの部分の3
    次元位置を算出することを特徴とするコンピュータ多次
    元位置データ入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のコンピュータ多次元位
    置データ入力装置において、前記位置データ送信装置の
    光パルスが方向パルスも含み、前記位置データ受信装置
    の位置演算回路が方向も算出することを特徴とするコン
    ピュータ多次元位置データ入力装置。
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