JP3017028U - 照明付きねじ回し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間又は光線不足の場所でも簡単に使用で
き、組合せが迅速で水の浸透を防止できる、照明付きね
じ回しを提供することである。 【構成】 握り、ランプソケット、筆夾、ワッシャー、
押しボタン式スイッチ、帽套、底盤及びねじ回し棒など
の組合せにより構成される。握り上部にねじ回し棒を埋
設し、握り底部には中央に押しボタン用の孔を具えた底
蓋を設置する。握り底部の中心軸に電池槽を設け、電池
槽に隣接して設けた貫通孔を導電槽とし、その先端には
作業中に作業部位を照明できるようにランプソケット内
に電球が取付けられている。握りの底蓋の中央の押しボ
タン式スイッチを押すことによりランプの電源を操作す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は照明付きねじ回しに関し、特に夜間又は光線不足の場所で使用する時 に手元を照明できる装置を具えたねじ回しに関するものであり、製造原価を下げ ると共に迅速に組合せることのできる進歩的なねじ回しに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

市販の従来のねじ回しは、図８に示すように、夜間又は光線不足の場所で使用 する時には、大概指先でねじやナットを模索し、ねじ回し棒でねらいを定めて回 転させなければならない。その為、ねじ回しが巧くねじやナットの帽部にぴたり と合わないことが多く使用者が不便を感じていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は上記現有の技術不足の点を克服した照明付きねじ回しを提供す ることにあり、製造原価を下げ、且つ組合せが簡便で、使用中に使用者がスイッ チに触動して電源が不用意に切断されることを防止できる照明付きねじ回しを提 供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案による照明付きねじ回しは、握り、ランプソケット、筆夾、ワッシャー 、押しボタン式スイッチ、帽套、底盤及びねじ回し棒の組合せにより形成され、 握り上段にねじ回し套管を埋設し、ねじ回し棒を套合でき、且つその中に電球を 固定するランプソケット、電池を容置し、別に底蓋に帽部を具える帽套と押しボ タン式スイッチを容置し、又筆夾、ワッシャーを貫通して握り底端を螺合するこ とにより構成される。

【０００５】 握りは底部にねじ溝の結合槽を凹設し、結合槽の中心の上部に電池槽を凹設し 、又電池槽旁側に沿って握り頂面に延伸したねじ回し套管旁側の導電槽を開設し 、導電槽は握り頂面を貫通せず、別に導電槽底部旁側に固定槽を凹設している。 ランプソケットは握りの導電槽内に容置され、その底面の陰極は小電線でバネを 連結し、陽極と導電片を連結し、導電片末端は結合部を具える。押しボタン式ス イッチは底蓋の開閉槽内に容置し、その頂部に導電円盤を具え、電池の陽極と導 電片末端を接触させる。底蓋は螺管を具え、凸形を呈し、その底部に凹槽を設け 、螺管内に開閉槽を設け、開閉槽底部に貫通孔を設けて底蓋の凹槽と貫通し、貫 通孔は帽套の帽部を套固でき、開閉槽は押しボタン式スイッチを定位して容置で き、且つその螺管は筆端、ワッシャーを套合し、握りの結合槽を螺合している。

【０００６】 ランプソケットは小電線、バネ及び導電片と共に導電槽に沿って容入し、バネ は丁度電池槽上端面に容置され、導電片の結合部は固定槽を結合して定位し、且 つ電球を握り頂面内に置いて電池の陰極は電池槽に沿って容入し、そして底蓋を 帽套と押しボタン式スイッチに容置した後、螺管から筆夾とワッシャーを貫通螺 合し、且つ握りの結合槽に容入する。組合せは迅速にして防水性を備え、そして 操作者が手のひらで底蓋を押す時、押しボタン式スイッチに触れて電源が切断さ れることを防止する。

【０００７】

【作用】

電球は小電線、バネ及び導電片と押しボタン式スイッチを介して電池に接続さ れ、押しボタン式スイッチをオン−オフすることにより点滅する。ランプソケッ トを容置する握りの導電槽、電池を容置する電池槽は共に握り頂面を貫通してお らず、握り底部はワッシャーを用いて底蓋により封鎖されて防水性を具備する。 ボタン式スイッチの端部は組合せ後底蓋表面から突出せず、操作者が手のひらで 底蓋を押して回すときに不用意にボタン式スイッチを操作することはない。

【０００８】 本考案の装置及び功能をもっと顕著にする為、ここに図示を配して以下に詳細 な説明をし、その特点と目的の所在する所を掲示する。

【０００９】

【実施例】 付図に示す所をご参照ください。本考案は握り１上段にねじ回し套管１５を埋 設してねじ回し棒８を套合できる。

【００１０】 そして握り１に結合槽１１、電池槽１２、固定槽１３を凹設し、又導電槽１４ を開設し、導電槽１４にランプソケット２とランプソケット２の小電線２３及び 導電片２５を容置する。

【００１１】 電池槽１２は小電線２３の連結するバネ２４、電池９を容置し、固定槽は導電 片２５を固定し、底蓋７から筆夾３を覆い、ワッシャー４は握り１の結合槽１７ を螺合し、且つ底蓋７内に帽蓋６と押しボタン式スイッチ５を容置し、螺蓋６が 底蓋７の凹槽７４内に凸出する。

【００１２】 握り１にはその底部にねじ溝を具える結槽１１を凹設し、且つ結合槽１１の中 心の上に電池槽１２を凹設する。又電池槽１２の傍側に握り１に延伸した頂面ね じ回し套管１５旁側に握り１頂面に貫通しない導電槽１４を開設し、別に導電槽 １４の底部旁側に固定槽１３を凹設する。

【００１３】 ランプソケット２は握り１の導電槽１４内に容置し、その頂面は電球２０を固 定でき、そしてその底面の陰極２１は適当な長さの小電線２３でバネ２４を連結 し、且つその底面の陽極２２と導電電片２５と連結する。導電片２５末端には結 合部２６を具え、結合部２６は握り１の固定槽１３と結合して定位する。

【００１４】 筆夾３は固定リング３０を具えており底蓋７の螺管７１に貫通されている。

【００１５】 ワッシャー４は底蓋７の螺管７１より貫通し、水が握り１内に侵入するのを防 止する。

【００１６】 押しボタン式スイッチ５は電源の切換ができる。その底部に押しボタン柱５を 具え、底蓋７の開閉槽７２内に容置される。その頂部に導電円盤５０を具えて電 池９の陽極と導電片２５末端に接触する。

【００１７】 帽套６は帽形をしており、底蓋７の開閉槽７２に設けられた貫通孔７３に配置 される。その帽部６０は底蓋７底面に設けた凹槽７４内に凸出し、押しボタンス イッチ５の押しボタン柱５に固着している。

【００１８】 底蓋７は螺管７１を具え、凸形をしており、螺管７１内に開閉槽７２を設け、 開閉槽７２底部に貫通孔７３を設けて底蓋７底部の凹槽７４と貫通し、貫通孔７ ３で帽套６の帽部６０を套固し、そして押しボタン式スイッチ５を開閉槽７２内 に容置して定位し、螺管７１より筆夾３、ワッシャー４を覆い、そして握り１の 結合槽１１を螺合する。

【００１９】 ねじ回し棒８は握り１のねじ回し套管１５に嵌め合わせる。

【００２０】 電池９の陰極はバネ２４によって支えられ、陽極と押しボタン式スイッチ５は 導電円盤５０で支えられる。

【００２１】 上記の部品により電球２０のランプソケット２と共に小電線２３、バネ２４及 び導電片２５を握り１の導電槽１４上に容入し、バネ２４を丁度握り１の電池槽 １２の上端面に容置し、且つ導電片２５の結合部２６を握り１の固定槽１３の所 に結合して定位する。そして電球２０を握り１の頂内に置き、電池９の陰極は電 池槽１２に沿って容入し、バネ２４によって支えられる。

【００２２】 別に底蓋７は帽套６と押しボタン式スイッチ５を容置し、底蓋７の螺管７１が 筆夾３とワッシャー４を貫通螺合し、且つ握り１の結合槽１１に容入して、押し ボタン式スイッチ５の切換によって夜間又は光線不足の場所を照明することがで き、組合せが迅速で水の浸透を防止できる。又底蓋７の底部に凹槽７４を設けて 帽套６の帽部６０を容置でき、操作者が手のひらで底蓋７を押す時、押しボタン 式スイッチ５に触動して電源が切断されることを防止する。

【００２３】

【考案の効果】

本考案によれば、ねじ回しに照明を具備させることにより、夜間又は光線不足 の場所で使用する時に手元を照明でき、また、各部品を握り１内の所定の槽に配 設することによって組み立てることができるため、組合せを迅速に行うことがで き、もって製造原価を下げることができるものであり、更に、ランプソケット２ 、押しボタン式スイッチ５、電池９、電球２０等の電気部品はすべて、ワッシャ ー４および底蓋７によって握り１内に密封されることにより水の浸透を防止でき るものである。

【００２４】 加えて、ボタン式スイッチ５の端部は、組合せ後、底蓋７表面から突出しない ように配設されることにより、操作者が手のひらで底蓋を押して回すときに不用 意にボタン式スイッチ５を操作して電源を切断してしまうのを防止できるもので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による実施例の分解斜視図である。

【図２】本考案による実施例の斜視図である。

【図３】本考案の実施例における握りの側断面概略図で
ある。

【図４】本考案の実施例における握りの前視図である。

【図５】本考案の実施例における握りの後視図である。

【図６】本考案による実施例の側断面略図である。

【図７】本考案による実施例の後視図である。

【図８】従来の照明付きねじ回しの分解図である。

【符号の説明】

１ 握り １１ 結合槽 １２ 電池槽 １３ 固定槽 １４ 導電槽 １５ ねじ回し套管 ２ ランプソケット ２０ 電球 ２１ 陰極 ２２ 陽極 ２３ 小電線 ２４ バネ ２５ 導電片 ２６ 結合部 ３ 筆夾 ３０ 固定リング ４ ワッシャー ５ 押しボタン式スイッチ ５０ 導電円盤 ５１ 押しボタン柱 ６ 帽套 ６０ 帽部 ７ 底蓋 ７１ 螺管 ７２ 開閉槽 ７３ 貫通孔 ７４ 凹槽 ８ ねじ回し棒 ９ 電池

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 握り、ランプソケット、筆夾、ワッシャ
   ー、押しボタン式スイッチ、帽套、底盤及びねじ回し棒
   の組合せにより形成され、握り上段にねじ回し套管を埋
   設し、ねじ回し棒を套合でき、且つその中に電球を固定
   するランプソケット、電池を容置し、別に底蓋に帽部を
   具える帽套と押しボタン式スイッチを容置し、又筆夾、
   ワッシャーを貫通して握り底端を螺合する照明付きねじ
   回しであって、 握りは底部にねじ溝の結合槽を凹設し、結合槽の中心の
   上部に電池槽を凹設し、又電池槽旁側に沿って握り頂面
   に延伸したねじ回し套管旁側の導電槽を開設し、導電槽
   は握り頂面を貫通せず、別に導電槽底部旁側に固定槽を
   凹設し、 ランプソケットは握りの導電槽内に容置され、その底面
   の陰極は小電線でバネを連結し、陽極と導電片を連結
   し、導電片末端は結合部を具え、 押しボタン式スイッチは底蓋の開閉槽内に容置し、その
   頂部に導電円盤を具え、電池の陽極と導電片末端を接触
   させ、 底蓋は螺管を具え、凸形を呈し、その底部に凹槽を設
   け、螺管内に開閉槽を設け、開閉槽底部に貫通孔を設け
   て底蓋の凹槽と貫通し、貫通孔は帽套の帽部を套固で
   き、開閉槽は押しボタン式スイッチを定位して容置で
   き、且つその螺管は筆端、ワッシャーを套合し、握りの
   結合槽を螺合し、 これにより、ランプソケットは小電線、バネ及び導電片
   と共に導電槽に沿って容入し、バネは丁度電池槽上端面
   に容置され、導電片の結合部は固定槽を結合して定位
   し、且つ電球を握り頂面内に置いて電池の陰極は電池槽
   に沿って容入し、そして底蓋を帽套と押しボタン式スイ
   ッチに容置した後、螺管から筆夾とワッシャーを貫通螺
   合し、且つ握りの結合槽に容入し、組合せは迅速にして
   防水及び操作者が手のひらで底蓋を押す時、押しボタン
   式スイッチに触れて電源が切断されることを防止するこ
   とを特徴とする照明付きねじ回し。