JP3016527U - 下ばきの腰ひも - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 女性用、男性用の下ばききに設けたひも通し
に、調整自在に形成したゴムひもを挿着し、胴回りの個
人差に応じてゴムひもを調整することによりゴムひもの
締め過ぎから解放する。 【構成】 所定の巾を有し且つ前部の裏面に開口を有し
てなる下ばきのひも通しにおいて、所定の巾を有する帯
状の平ゴムを用いて、一端側にボタンを逢着設置し他端
側に一定間隔を置いて複数のボタン穴を設けて形成した
ゴムひもを前記ひも通しに挿着してなる

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、下着、特に女性用、男性用の下ばききに調整自在に形成したゴムひ もを設けてなる下ばきの腰ひもに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、下着、特に、例えば女性用のパンティ、五分ばき、七分ばき、及び男性 用のパンツ等の下ばきの腰ひもとしてゴムひもが使用されており、このゴムひも には、５ｍｍの細巾のものから３０ｍｍの広巾のものまで種々の巾になる帯状の ゴムひもが用いられている。そしてこれらの帯状のゴムひもにおいて、下ばきの 胴回りにひも通しが設けられ、このひも通しに、両端を縫着してエンドレス状の 環体として形成されたゴムひもを挿着しているもの、また、女性用の下ばきとし て、帯状になるゴムひもをエンドレス状の環体として一方の辺縁を下ばきの上縁 にチドリ縫いにより縫着設置したもの、或は、ゴムひもの帯巾に応じて、２点チ ドリ若しくは３点チドリ縫いにより下ばきの胴回りの内側面に一体に縫着設置し たもの、男性用の下ばきとして、帯状になるゴムひもをエンドレス状の環体とし て下ばきの胴回りの内側に直接に縫着設置したもの等の何れかの手段により取り つけられていることは良く知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

しかしながら、ゴムひもは伸縮性に富んでいるので下ばきの腰ひもとしては最 適であるとしても、下ばき自体はサイズ的に身体にフィットする場合でも、ゴム ひもが新しい間は、一般に弾性が強過ぎて身体に食い込んで苦痛を与えられるこ とが屡々であり、特に、腰ひもとしてのゴムひもは標準長さで設けられているの が一般であるが、胴回りには個人差があり、標準長さのゴムひもは肥満体の人に とって、ゴムひもの身体への食い込みが強烈で使用に堪えられない場合が屡々生 じている。また、はき古す間にゴムが伸びて腰ひもの用をなさなくなったりもす る。例えば、ひも通しに挿着されたゴムひもは両端が縫着された環状になるので 、伸縮性が強い場合には、使用者の胴回りに適するゴムひもと交換しなければな らない。これに対し、ゴムひもを２点チドリ若しくは３点チドリ縫いにより或は 下ばきに一体に縫着されたものは、腰ひもの交換が不可能になっているために我 慢をして着用しなければならないし、着古してゴムが伸びたままの状態になった ときには、下ばき自体は傷んでいなくても着用不可能となって廃棄しなければな らない等の問題があった。

【０００４】 本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは 、下ばきにひも通しを設け、このひも通しに調整自在に形成したゴムひもを挿着 してなる下ばきの腰ひもを提供すりものである。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係る下ばきの腰ひもは、所定の巾を有し 且つ前部の裏面に開口を有してなる下ばきのひも通しにおいて、所定の巾を有す る帯状の平ゴムを用いて、一端側にボタンを逢着設置し他端側に一定間隔を置い て複数のボタン穴を設けて形成したゴムひもを前記ひも通しに挿着してなるもの である。

【０００６】

【作用】

複数のボタン穴のなかから身体の胴回りに応じて任意に選択したボタン穴にボ タンを係着することにより、個人差に応じた胴回りに対して調整自在とし、身体 への締め過ぎから開放することができる。そして、ゴムひもの弾力が強過ぎるこ とを理由にゴムひもを交換する必要性を解消する。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明すると、図１は下ばきにゴムひもを設置し て示す斜視図、図２はゴムひもの斜視図、図３はひも通しからゴムひもを引き出 してゴムひもの両端を連結して示す斜視図、図４は下ばきのひも通しを内側から 示す要部斜視図で、下ばき１はその胴回りに所定の巾を有するひも通し２が設け られ、このひも通し２には、下ばき１の前部の裏側面となる位置に開口３を有し て形成する。４はゴムひもで、所定の巾を有する帯状の平ゴムを用いて、一端側 に一個のボタン５を逢着設置し、他端側に一定間隔を置いて複数のボタン穴６を 設けて形成する。前記ゴムひも４は前記ひも通し２に挿着し、そしてボタン５が 開口３の位置になるように装着される。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記のような構成であるから、胴回りの個人差に応じて調整自在に形 成されたゴムひもは、体型に応じて胴回りにフィットするようにボタン穴を選択 し、ゴムひもの締め過ぎから解消できる。また、ゴムひもは弾力性が強過ぎる場 合でも、ボタン穴の位置の選択により自由かつ容易に調整することができるので 、ゴムひもの締め過ぎから解放することができる。しかもゴムひもの交換の必要 性を解消する等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴムひもをひも通しに設置して示す下
ばきの斜視図である。

【図２】本考案のゴムひもの斜視図である。

【図３】本考案のゴムひもをひも通しから引き出してゴ
ムひもの両端を連結した状態を示す要部斜視図である。

【図４】本考案の下ばきに設けたひも通しの開口を内側
から示す要部斜視図である。

【符号の説明】

１ 下ばき ２ ひも通し ３ 開口 ４ ゴムひも ５ ボタン ６ ボタン穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の巾を有し且つ前部の裏側面に開口
   を有してなる下ばきのひも通しにおいて、所定の巾を有
   する帯状の平ゴムを用いて、一端側にボタンを逢着設置
   し他端側に一定間隔を置いて複数のボタン穴を設けて形
   成したゴムひもを前記ひも通しに挿着してなることを特
   徴とする下ばきの腰ひも。