JP3015616B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP3015616B2
JP3015616B2 JP5047057A JP4705793A JP3015616B2 JP 3015616 B2 JP3015616 B2 JP 3015616B2 JP 5047057 A JP5047057 A JP 5047057A JP 4705793 A JP4705793 A JP 4705793A JP 3015616 B2 JP3015616 B2 JP 3015616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非満水用の電磁流量計
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非満水電磁流量計では流量検出電
極がライニングとの間で気密をとりながら測定管の下部
に測定管内面にほぼ沿って設置されている。そして、磁
界の中を導体が動くと、導体に起電力が生ずるのは、発
電機の原理であるが、動く導体として、管の中を流れる
流体を用い、磁石によって管の中に磁界を作り、その磁
束密度をBとし、この中を流体がvの速度で(向う向き
に)流れると、この液体中に起電力E=v×Bが発生す
る。すなわち起電力の大きさはvとBの大きさの積、方
向はvとBの順にベクトルをつないで回したとき、右ね
じの進む方向である。ゆえに管中に電極を二つ置けばこ
の間に図の極性の電気E=2Bavが生ずる。aは円管
の半径である。この電圧を電圧計Vで測定すれば流速v
が求まる。これに管の断面積を掛ければ、単位時間の流
量が求まる。管の内面は絶縁されていなければならな
い。また油や空気のように絶縁性の流体は測定できな
い。流れを妨げないから泡やゴミが混じっても差し支え
ない。小は血管内の血流を測る直径数mmのものから、
大は浄水場の本管用で直径2mのものまである。例えば
a=5cm、B=0.01T=100Gで、v=1m/
sのときE=1mVが得られる。実際には磁石は交流電
磁石を用い起電力も交流となるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように電極が測
定管内面にほぼ沿って設置されているため下水等の固形
物を含む流体においてはこの固形物(以下堆積物とい
う)が測定管内面に堆積することの結果として電極がこ
の堆積物で覆われてしまい流量測定が不能になることが
あった。
【0004】たとえば堆積物が電気的に導電性の高い物
質の場合、電極が堆積物に覆われてしまうと電極で検出
すべき流量に比例した超電力が短絡されることになり、
結果として流量出力が実際よりも低下してしまう。
【0005】一方堆積物が電気的に絶縁性の高い物質の
場合、電極が堆積物に覆われてしまうと検出すべき流量
に比例した起電力と電極間が絶縁されるために結果とし
て流量出力が異常となる。
【0006】なおこの電極は流体の基準電位を設定する
ための電極いわゆるアース電極についても同様のことが
いえる。
【0007】本発明は上記堆積物があっても正常に流量
測定ができる電磁流量計を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁流量計は内
部に液体を導通させる中空状の測定管と、この測定管の
内側表面部を防食処理したライニングと、測定管の底面
部から内側中心方向に突起して設けられ電気的に絶縁保
護する絶縁スリーブと、この絶縁スリーブの中側から導
出され上部に計測用の電極を備えた流量検出電極と、こ
の流量検出電極と対向して測定管の上部に設けられた上
部電極とを具備してなることを特徴としている。
【0009】また請求項2に記載の電磁流量計は絶縁ス
リーブの流水上流側が傾斜したことを特徴とし、請求項
3に記載の電磁流量計は絶縁スリーブの流水下流側が傾
斜したことを特徴とし、請求項4に記載の電磁流量計は
絶縁スリーブの流水上流側及び下流側が台形状に傾斜し
たことを特徴とし、請求項5に記載の電磁流量計は測定
管の流水上流側幅広さが前記流量検出電極に近づくに従
って次第に狭くなるような連続した溝形状としたことを
特徴とし、請求項6に記載の電磁流量計は流量検出電極
を絶縁スリーブの側面側円筒面に設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明の電磁流量計において、中空状の測定管
の内部に液体を導通させ、測定管の内側表面部をライニ
ングで防食処理し、測定管の底面部から内側中心方向に
絶縁スリーブを突起して設けて電気的に絶縁保護し、絶
縁スリーブの中側から流量検出電極を導出して上部に計
測用の電極を備え、流量検出電極と対向して測定管の上
部に上部電極を設けて流通する液体の量を計測する。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1および
図2において、10は内部に液体を導通させる中空状の
測定管、2は測定管10の内側表面部を防食処理したラ
イニング、4は測定管10の底面部から内側中心方向に
突起して設けられ電気的に絶縁保護する絶縁スリーブ、
1は絶縁スリーブ4の中側から導出され上部に計測用の
電極を備えた流量検出電極、6は流量検出電極1と対向
して測定管10の上部に設けられた上部電極であり、図
1に示すように堆積物5があっても流量検出電極1が覆
われないように電極を測定管内面3から絶縁スリーブ4
を貫通して突出させる。
【0012】なお絶縁スリーブ4はライニング2と一体
でも別個の部品でも結果として流量検出電極1との気密
がとれる構造ならばどちらでもよい。
【0013】堆積物5が測定管下部に堆積しても流量検
出電極1を堆積厚さよりも突出していれば堆積物が電気
的に導電性の高い物質あるいは低い絶縁性の物質であっ
ても電極は堆積物とは絶縁スリーブ4により接触するこ
とはないので堆積物の影響を受けることなく検出すべき
流量に比例した起電力を検出することができる。
【0014】図3は絶縁スリーブ4の流水上流側が傾斜
したことを特徴とする電磁流量計であり、絶縁スリーブ
4の上流部を測定管内面から傾斜させながら電極を突出
させることで電極突出部の上流付け根の流れの淀みによ
る堆積物の集積を防止する。これにより、堆積物の集積
の先端が電極面に到達することを防止することができ
る。
【0015】図4は絶縁スリーブ4の流水下流側が傾斜
したことを特徴とする電磁流量計であり、絶縁スリーブ
4の下流部を測定管内面から傾斜させながら電極を突出
させることで電極突出部の下流付け根の流れの淀みによ
る堆積物の集積を防止する。これにより、堆積物の集積
の先端が電極面に到達することを防止することができ
る。
【0016】図5は絶縁スリーブ4の流水上流側及び下
流側が台形状に傾斜したことを特徴とする電磁流量計で
あり、図3及び図4の流量計を複合した突出形状の電極
でその効果も図3と図4を複合した結果となる。
【0017】図6は、測定管10の流水上流側幅広さが
流量検出電極に近づくに従って次第に狭くなるような連
続した溝形状としたことを特徴とする電磁流量計であ
り、電極付近の流体の流速が速くなるように電極突出付
近の側定管内面に緩やかな起伏を設ける。つまり測定管
内面形状が電極の上流で比較的幅の広い谷様の溝形状を
有し、この溝形状が電極に近づくにしたがって徐々に幅
が狭くなるような連続した溝形状とする。
【0018】例えばこの測定管の溝形状における流体の
流速は上流の比較的幅の広い谷幅L0、谷深さH0の領
域Aでの流速V0に比べ幅が一番狭くなった電極付近で
の領域Bでの流速V1はその谷幅をL1、深さをH1と
すればほぼ(1)式のように表されると考えて差し支え
ない。
【0019】 V1=V0・L0・H0/(L1・H1) (1) この(1)式はいわゆる流体力学における連続の式で、
領域A、Bでは流量(断面積×流速)は一定であること
を意味している。これにあてはめれば、上流の領域Aで
の谷の断面積にくらべて電極付近の領域Bのそれを小さ
くすればその比だけ流速を増加させることができる。
【0020】以上述べたようにこの方法によれば電極付
近の流体の流速を通常よりも増加させることができ、結
果として電極付近で堆積し難くなる。なおこの溝形状は
ライニング2と一体、別個でもどちらでもよい。
【0021】図7は流量検出電極1を絶縁スリーブ4の
側面側円筒面に設けたことを特徴とする電磁流量計で、
従来の電極面は電極軸に直角な面を用いているが、堆積
物の堆積方向と電極面が直角なことから、電極面が堆積
物により完全に覆われる可能性がある。電気的に絶縁性
の高い堆積物でこの面が完全に覆われた場合、検出すべ
き流量に比例した起電力と電極間が絶縁されるために結
果として流量出力が異常となる。これに対し電極軸51
で形成される円筒面52に電極面を設ければ、堆積方向
と平行な電極面となり、この面52が堆積物で覆われる
ことがないため正常な流量測定が維持できる。
【0022】
【発明の効果】本発明に示した電極構造によれば、たと
えば堆積物が測定管内に生じても堆積物の影響を受けず
に流量測定を正常に行うことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電磁流量計の断面であ
る。
【図2】図1の正面図である。
【図3】他の実施例を示す流量検出電極部の説明図であ
る。
【図4】他の実施例を示す流量検出電極部の説明図であ
る。
【図5】他の実施例を示す流量検出電極部の説明図であ
る。
【図6】他の実施例を示す流量検出電極部の説明図であ
る。
【図7】他の実施例を示す流量検出電極部の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 流量検出電極 2 ライニング 4 絶縁スリーブ 6 上部電極 10 測定管

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体を導通させる中空状の測定管
    と、この測定管の内側表面部を防食処理したライニング
    と、前記測定管の底面部から内側中心方向に突起して設
    けられ電気的に絶縁保護する絶縁スリーブと、この絶縁
    スリーブの中側から導出され上部に計測用の電極を備え
    た流量検出電極と、この流量検出電極と対向して前記測
    定管の上部に設けられた上部電極とを具備してなる電磁
    流量計。
  2. 【請求項2】 絶縁スリーブの流水上流側が傾斜したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁流量計。
  3. 【請求項3】 絶縁スリーブの流水下流側が傾斜したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁流量計。
  4. 【請求項4】 絶縁スリーブの流水上流側及び下流側が
    台形状に傾斜したことを特徴とする請求項1に記載の電
    磁流量計。
  5. 【請求項5】 測定管の流水上流側幅広さが前記流量検
    出電極に近づくに従って次第に狭くなるような連続した
    溝形状としたことを特徴とする請求項1に記載の電磁流
    量計。
  6. 【請求項6】 前記流量検出電極を前記絶縁スリーブの
    側面側円筒面に設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の電磁流量計。
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