JP3015193U - オートサンプラー用栓 - Google Patents

オートサンプラー用栓

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Publication number
JP3015193U
JP3015193U JP1995002233U JP223395U JP3015193U JP 3015193 U JP3015193 U JP 3015193U JP 1995002233 U JP1995002233 U JP 1995002233U JP 223395 U JP223395 U JP 223395U JP 3015193 U JP3015193 U JP 3015193U
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JP
Japan
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autosampler
stopper
pressing
hermetically sealed
fitting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995002233U
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English (en)
Inventor
清孝 菅澤
正宏 梶原
晋 松本
孝二 柳
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System Instruments Co Ltd
Original Assignee
System Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 密栓膜部2の下部に管壁を内側から押圧する
嵌入部3を設ける。また密栓膜部2の上部に管壁を外側
から押圧する筒状反転部4を設ける。そしてこれらは一
体的に成形する。 【効果】 内と外の両側から押圧するので押圧力が増
し、且つ内栓と外栓が二重に存在することで気密保持効
果が向上する。また該密栓膜部2は筒状反転部4が反転
するとき周囲に向かって一様な引っ張り力を受けるか
ら、密栓膜部2を薄くすることができ、密栓膜部2への
オートサンプラーの針の貫通がより容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クロマトグラフや分光光度計などにおける液体や気体の試料容器の 開口部を密閉する栓に関し、特にオートサンプラーを用いての自動試料供給に際 し、真空又は減圧状態で取り扱わなければならない試料用に、気密性を高めなが ら且つスムーズなオートサンプラーの試料吸引を可能にする栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療分析や汎用の定性定量分析には、液体や気体の試料が用いられている。例 えば、血液の採取では、以前は人がシリンジで採血したものを採血管に注入し、 手で蓋をする方法であったが、現在では採血管内を減圧状態にしてゴム栓で密閉 し、これに口の閉じた採血針を差し込み、採血時には針の口を開けると圧力差で 一定量採血され、その後採血針をゴム栓から引き抜くことにより血液の採取が終 わるという方法がとられている。
【0003】 この方法は、人によらずに一定量が採取できる利点と、人が栓をする際に血液 に誤って触れる危険性が少ないという利点があることから普及し始めている。
【0004】 また、空気より重い呼気中の炭酸ガスを測るための呼気採取においては、被験 者の呼気を全量確保するために、先ず大きなポリエチレン製等の呼気パック袋に 吹き込ませ、次に減圧又は真空状態で密栓されている呼気採集管に口の閉じた呼 気採取針を差し込み、呼気パック袋の取出口に接続して針の口を開けると、圧力 差で一定量の呼気が採取される。これは人によらず一定量が採取できる利点を持 っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この密栓に用いられるゴム栓は、図7及び図8に示す如き構造である から、次の如き問題点があった。尚、図7のゴム栓Aは嵌入部A′がやや細くな った円柱状をなすものであり、これを管Bの開口部に押し込むものである。また 図8のゴム栓Cは管Bの開口部全体に被さる円盤状の密栓部C′の下部に管の開 口部に押し込む円筒状の嵌入部C″を一体的に設けてなるものである。
【0006】 図7及び図8のゴム栓は、いずれもそれらの嵌入部がその弾力に応じて管壁を 内側から押圧しているだけである。このため緩みやすく、採取操作時における取 り扱い中や輸送中の振動等で緩んだり外れたりして気密性が損なわれる等の事故 が頻発していた。
【0007】 そしてまた、気密性が充分保たれていたかどうかは外観上からは全く分らず、 結果として気密性が充分保たれていたものといなかったものとの採取量の差が大 きくなり、分析結果にバラツキを生ずる大きな原因の一つになっていた。
【0008】 また、気密性を増そうとすると、嵌入部を多くする等して管壁内面との摩擦力 を大きくしなければならず、そうすると手で管に押し込む際に大きな力が必要と なり、扱いづらくなるという問題が生じ、また嵌入部の弾力性を強くするために 密栓部の厚みを大きくすると、オートサンプラーの針を密栓部に貫通させにくく なるという問題も生じる。
【0009】 また、図8のゴム栓では、密栓部を薄くすると嵌入部の弾力の一部がこの薄い 部分に向かっても働き、輸送時の振動等によって気密性を損ないやすくなる。し たがって、密栓部を薄くすることはできず、このことがオートサンプラーの円滑 な使用を妨げる原因となっていた。
【0010】 本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、気密性を確実に充分保持し得 ると共に密栓膜部を極力薄くしてオートサンプラーの円滑な使用を図ることがで きるようになしたオートサンプラー用栓を提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 而して、本考案の要旨とするところは、密栓膜部の下部に管の管壁を内側から 押圧する嵌入部を設けると共に密栓膜部の上部に管の管壁を外側から押圧する筒 状反転部を設け、これらを一体的に成形してなるオートサンプラー用栓にある。
【0012】 また、嵌入部の裾を二つ或いはそれ以上に分割すれば、嵌め込み作業をより行 いやすくなる。
【0013】
【作用】
次に、本考案の作用について説明する。 真空又は減圧室内で行う管の密栓作業は、図3及び図6に示す如く、先ず管の 開口部に嵌入部を押し込んで嵌め込み、次に筒状反転部を反転させて管の開口部 を外側から覆うように被せることによって行う。
【0014】 これにより嵌入部の弾力による内側からの押圧力と、筒状反転部の弾力による 外側から内側に窄まろうとする押圧力とが作用する。したがって、簡単に緩んだ り外れたりすることがなく、気密保持効果は著しく向上する。
【0015】 そしてまた、嵌入部と筒状反転部の押圧力による確実な気密保持が可能となる から、密栓膜部を薄くすることができる。そしてこのように薄くすることができ る上に、反転した筒状反転部から密栓膜部は周囲に向かって一様な引っ張り力を 受けるので、密栓膜部へのオートサンプラーの針の貫通はより容易となる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の第1実施例の斜視図、図2は中央縦断面図、図3は作用説明図 である。
【0017】 図中、1は栓であり本実施例ではゴムを用いて製作している。尚、栓の材質は ゴムに限らず弾力がありさえすればプラスチックでもよい。そして該栓1は、密 栓膜部2の下部に管10の管壁を内側から押圧する筒状の嵌入部3を設けると共 に密栓膜部2の上部に管10の管壁を外側から押圧する筒状反転部4を設け、こ れらを一体的に成形してなるものである。
【0018】 また、本実施例では嵌入部3と筒状反転部4の境界部分に段部5を設けている 。したがって、本実施例は管の開口部に耳がある場合に使用するに好適である。
【0019】 また、図示はしないが、嵌入部3に1個又は複数個の点状、棒状、リング状等 の突起を設けると、摩擦力が増大し、抜去防止効果を高めることができる。
【0020】 また、嵌入部は実施例の如く円筒状にする他、裾を複数に分割すれば、抜去防 止効果を減ずることなく、嵌入作業を行いやすくすることができる。
【0021】 次に、図4乃至図6に示した本考案の第2実施例について説明する。 本実施例は開口部に耳のない管に使用するに適したものであり、6はゴムによ って成形した栓である。また、該栓6は前記第1実施例と同様に、密栓膜部7の 下部に筒状の嵌入部8を設けると共に密栓膜部7の上部に筒状反転部9を設け、 これらを一体成形してなるものである。
【0022】 そしてまた、本実施例と前記第1実施例との相違点は、嵌入部8と筒状反転部 9の境界部分に段部を設けていない点にある。
【0023】
【考案の効果】
本考案は上記の如き構成、作用であり、嵌入部による内側からの押圧力と筒状 反転部による外側からの内側に窄まろうとする押圧力とによってしっかりと止め られ、簡単に緩むことがなくなる。且つ密栓膜部による内栓と、筒状反転部によ る外栓とが二重に存在することになる。したがって、気密保持効果が著しく向上 する。
【0024】 そしてまた、上記の如く内外からの押圧力によりしっかりと管の開口部に止め ることができるから、密栓膜部を薄くすることができ、その上反転した筒状反転 部から密栓膜部は周囲に向かって一様な引っ張り力を受けるから、密栓膜部への オートサンプラーの針の貫通がより容易となり、オートサンプラーのより円滑な 使用を図ることができる。
【0025】 また、嵌入部は裾を複数に分割すれば、抜去防止効果を減ずることなく、嵌入 作業を行いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の中央縦断面図である。
【図3】図1の実施例の作用説明図である。
【図4】本考案の第2実施例の斜視図である。
【図5】図4の実施例の中央縦断面図である。
【図6】図4の実施例の作用説明図である。
【図7】従来のゴム栓の説明図である。
【図8】図7に示したものと異なる例の従来のゴム栓の
説明図である。
【符号の説明】
1 栓 2 密栓膜部 3 筒状の嵌入部 4 筒状反転部 5 段部 6 栓 7 密栓膜部 8 筒状の嵌入部 9 筒状反転部 10 管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密栓膜部の下部にオートサンプラーの管
    壁を内側から押圧する嵌入部を設けると共に密栓膜部の
    上部にオートサンプラーの管壁を外側から押圧する筒状
    反転部を設け、これらを一体的に成形してなるオートサ
    ンプラー用栓。
  2. 【請求項2】 嵌入部の裾を複数に分割してなる請求項
    1記載のオートサンプラー用栓。
JP1995002233U 1995-02-27 1995-02-27 オートサンプラー用栓 Expired - Lifetime JP3015193U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002233U JP3015193U (ja) 1995-02-27 1995-02-27 オートサンプラー用栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002233U JP3015193U (ja) 1995-02-27 1995-02-27 オートサンプラー用栓

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Publication Number Publication Date
JP3015193U true JP3015193U (ja) 1995-08-29

Family

ID=43150768

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JP1995002233U Expired - Lifetime JP3015193U (ja) 1995-02-27 1995-02-27 オートサンプラー用栓

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