JP3015182U - 遺骨等の携帯収納容器 - Google Patents

遺骨等の携帯収納容器

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JP3015182U
JP3015182U JP1995002162U JP216295U JP3015182U JP 3015182 U JP3015182 U JP 3015182U JP 1995002162 U JP1995002162 U JP 1995002162U JP 216295 U JP216295 U JP 216295U JP 3015182 U JP3015182 U JP 3015182U
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container
ashes
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deodorant
container body
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JP1995002162U
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Inventor
みどり 古田
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有限会社ベルデ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遺骨等を収納する小型の携帯容器 【構成】 手の平入る程度の小型の容器で、蓋部と容器
本体とは嵌合部によって密封可能であり、容器内部には
衝撃吸収材、脱臭剤または乾燥剤を設置している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は遺骨等(遺骨、灰、遺髪、爪、歯など)の収納容器であって、大きく ても手の平に入る程度の小型の携帯に適した収納容器に関する。更に詳しくは、 遺骨等の破損、腐敗、劣化防止並びに遺骨等の漏れ防止を図るため、密封可能な 容器とその内部に設置した衝撃吸収材、脱臭剤、乾燥剤等から成る。
【0002】
【従来の技術】
従来、遺骨等を収納する容器としてし骨壷を用いていた。骨壷は一般的には高 さ25cm,巾20cm程度もあり、小型のものでも高さ15cm,巾12cm 程度の大きさで、その材質は、大抵陶器或いは磁器製であって、遺骨等をお墓や 納骨堂に収め長期間保管する容器である。そのため重く常時携帯使用に適した容 器ではなかった。
【0003】 ところで、近年の核家族化による墓地不足等のため遺骨を郊外型の墓地や納骨 堂に収めることが多くなってきている。そのため遺族にとって、頻繁なお参りが できず、そのことで心を痛めている遺族は少なくない。何故なら、故人の月命日 毎にお参りすることが供養となることと信じられているからである。そのため、 墓地に出かけなくてもお参りができるように、何か故人のものを手じかに置きた いという気持ちは募るものである。特に、連れ合いを亡くした夫婦の片方や子供 を亡くした親にとっては、その様な思慕は大きく、亡くなった子供の年齢が低け れば低いほど、その子が不憫でたまらず身近に何か個人のものを抱いていたいと 思うのは自然な気持ちである。
【0004】 しかし、現状では一般的に小型容器として、例えば薬瓶等が販売されてはいる が、遺族の心理としての”死者は昇華し神霊となる”というような宗教感からは これら瓶は遺骨等収納容器としては全くふさわしいものではなかった。更に述べ るならば、遺骨等と供に電車や飛行機等で移動する場合、第3者は他人の遺骨等 を不浄のもの、怖いものとの心理から不快な気持ちを抱くことがあり、このよう なことは遺族が強く感じるところである。従って、第3者にはその容器に遺骨等 が収納されていると一見して分からない工夫も必要であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は遺骨等を密封収納可能な、大きくとも手の平に入る程度の小型の容器 を提供する。
【0006】 また、容器を落としたことによる遺骨の破損を防止するための衝撃吸収材及び 容器内部の結露による黴の発生並び異臭の発生を防止するための乾燥剤並びに脱 臭剤から構成し遺骨等の保存性を向上させることを目的とする。
【0007】 また、更には容器の一部に外部から内部が透けて見える透明部を形成し、直接 故人との対話ができることを目的とする。
【0008】 更には、周囲の者に遺骨等の容器とは容易に気ずかれず、不快感を与えない形 態の遺骨収納容器を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案である『大きさは大きくとも手の平に入る程度に充分小 型で密封収納可能な容器であることを特徴とする遺骨等の携帯収納容器』に対し 、この目的を達成するために、容器の大きさは手の平よりも小さく小型に製造さ れた密封可能な容器である。
【0010】 容器の略外形形状は、特に限定されないが、円形、楕円形、卵形、四角形、ひ し形の柱状体、方体等である。
【0011】 容器の材質としては、収納すべき遺骨等を十分保護できるよう、プラチナや金 、銀、銅などの金属、硬質プラスチック、セラミックス等が好ましく、もちろん 、外部表面にこれらの材質を鍍金したものでも良い。
【0012】 また容器本体と蓋とは密封できるようにネジ部が形成されていても良く、また はネジ部と同様な密封できる嵌合部分により着脱可能に形成されている。更に密 封性を向上させるために容器本体と蓋との隙間にシリコーン樹脂などの隙間充填 剤を用いることもできる。
【0013】 更に、遺骨等収納容器として荘厳性や心の安らぎ等対処するため容器表面に、 雲や花、鳥、仏像などの彫刻をデザインすることもできる。又、家紋や戒名を標 記し、彫刻することも可能である。
【0014】 また、『衝撃吸収材』は容器内部に収納した遺骨等の落下衝撃に対する衝撃吸 収の役目を果たす。この衝撃吸収材としては綿、綿入り布、発泡ゴム、発泡プラ スチック等、強い衝撃から遺骨等を守るものであればどのような材質のものでも 良い。
【0015】 請求項2に記載の考案である『脱臭剤又は乾燥剤』は、本考案の容器内部に収 納した遺骨等の劣化等防止を図るものである。これらの薬剤は、いずれか一方の みの使用でも良いが、好ましくは両方を同時に使用することが好ましい。脱臭剤 又は乾燥剤は、衝撃吸収材に穴を設けそこに投入するか、又は請求項4に記載の 考案、即ち『脱臭剤及び/または乾燥剤を衝撃吸収材内部に保持する』のように 、当該薬剤の交換性や製造組み立ての利便性を意図して、当該薬剤と衝撃吸収材 を混合形成しても良い。また脱臭剤、乾燥剤を個々に袋に入れて使用しても良い 。 脱臭剤及び乾燥剤は、市販品を用いると便利である。
【0016】 請求項3に記載の考案である『容器の外面に少なくとも一部に外側から内部を 透かして見ることができる透明部が形成されている容器』では、この透明部を容 器の少なくとも一部に設置し、好ましくは蓋部に形成する。透明部の材質は硬質 ガラス、硬質プラスチック、宝石等を用いることができる。
【0017】 請求項5に記載の考案である『遺骨等を収納する凹部』は、容器本体に設置さ れる衝撃吸収材の中央部を凹形状に成形することにより提供される。一方、蓋に は透明部以外に衝撃吸収材を貼り付けることもできる。
【0018】 本考案の容器はその外観形態から、一見して遺骨等の収納容器であるとは他人 に気付かれないものであるが、より第3者から遺骨等であることが知られないた めには、お守り様布袋で包むこともできる。この布袋は絹等を用いれば荘厳さ増 し、織物であればより好ましい。
【0019】
【作用】
上記のように本考案の構成により 、本考案の遺骨等収納容器は他人に知れる 事無くハンドバックや胸ポケットなどに偲ばせて携帯することができるように作 用する。又、乾燥剤及び脱臭剤の薬効から、遺骨等の長期保存にも作用する。こ れらは本考案に特徴的な作用であるが、その他、例えば親が亡くなった場合、遠 隔地に住む子供が遺骨等一部を分骨する場合がある。その様な場合に、本考案は 小型であることから分骨輸送容器としても作用し、またそのまま自宅仏壇に安置 するようにも作用する。更に最近話題となっている自然葬のための輸送容器及び 海の底などに安置する容器としても作用する。
【0020】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照して具体的に説明する。 図1は本考案の第1の実施例である。本実施例では衝撃吸収材3として綿を用 い、その内部に乾燥剤7として市販のシリカゲル粒状体をちりばめてある。衝撃 吸収材3は、直径約4cmの円筒形の容器本体2の底に敷詰めている。その上に 遺骨等8が収納される。遺骨の上に更に衝撃吸収材3を覆っている。蓋1は容器 本体2に図示しないネジ部により嵌合されている。
【0021】 図2は本考案の第2の実施例である。本実施例では衝撃吸収材3’、3”とし て発泡プラスチックを用いる。脱臭剤6’、6”としては市販の活性炭の粒状体 を、乾燥剤7’、7”としては市販のシリカゲル粒状体を用いている。これらの 脱臭剤及び乾燥剤を衝撃吸収材3’3”の内部にちりばめてある。衝撃吸収材3 ’、3”には中央部に直径約3cmの遺骨等を収納するための凹形状の収納部4 を成形している。容器本体2’の内部には、前記した衝撃吸収材3”を図のごと く接着剤で容器内面に貼り付けてある。また蓋1’には直径約1.5cmの透明 部5が形成されている。蓋1の内側には透明部5に対応する部分をくり抜いた衝 撃吸収材3’を接着剤で貼り付けている。蓋1は容器本体2とネジ部(図示しな い)によってはめ込まれている。
【0022】
【考案の効果】
上記携帯収納容器を使用することにより以下の効果が生ずる。
【0023】 手の平に入るほどの小型容器であるので、小さなハンドバックや胸ポケットに 入り携帯に場所を取らず常時持ち運びができる。又、自宅仏壇等に安置すること もできる。
【0024】 容器の一部に外部から内部が透けて見える透明部を形成しているため、遺骨等 を実際に眺め故人との対話ができ、遺族の心の安らぎを与える。
【0025】 密封容器であるため、遺骨等が洩れずまた脱臭剤、乾燥剤が封入されているた め、遺骨等が劣化せず長期保存が可能で、異臭等防止され他人に不快な気持ちを 与えることはない。
【0026】 容器内部に衝撃吸収材を有しているため落下衝撃にも強く遺骨が破損するとは ない。
【0027】 本製品の部品点数が少ないため組み立て時間が短縮できる。また、劣化した脱 臭剤又は乾燥剤や衝撃吸収材の取り替えが簡単にできる。
【0028】 小型の容器のため、他人に遺骨等を携帯していることが分からず、不快な思い をさせなくて済む。また、本容器をお守り袋のような袋に包むことにより万が一 バック等から落とした時でも他人にはお守りとしか見えず、不快感を起こさせず に済む。
【0029】 遺骨等携帯容器として特別に製作されているため、遺族にとって抵抗なく使用 できる。更に遺骨、灰、歯、毛髪、爪の他故人を偲ぶ物を収納することもできる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の断面図である。
【図2】本考案の第2の実施例2の蓋を開けた状態の斜
視図である。
【符号の説明】
1、1’蓋 2、2’容器本体 3、3’、3”衝撃吸収材 4 収納部 5 透明部 6、6’、6”脱臭剤 7、7’、7”乾燥剤 8 遺骨等

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きさは大きくとも手の平に入る程度に
    充分小型であって、容器本体と開閉可能な蓋部とを有
    し、容器本体と蓋部とは嵌合部により密封可能な容器で
    あって、衝撃吸収材を容器内部の任意の位置に設置した
    ことを特徴とする遺骨等の携帯収納容器。
  2. 【請求項2】 大きさは大きくとも手の平に入る程度に
    充分小型であって、容器本体と開閉可能な蓋部とを有
    し、容器本体と蓋部とは嵌合部により密封可能な容器で
    あって、衝撃吸収材、脱臭剤又は乾燥剤を容器内部の任
    意の位置に設置したことを特徴とする遺骨等の携帯収納
    容器。
  3. 【請求項3】 容器の外面の少なくとも一部に外側から
    内部を透かして見ることができる透明部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2の容器。
  4. 【請求項4】 大きさは大きくとも手の平に入る程度に
    充分小型であって、容器本体と開閉可能な蓋部とを有
    し、容器本体と蓋部とは嵌合部により密封可能な容器で
    あって、衝撃吸収材、脱臭剤又は乾燥剤を容器内部の任
    意の位置に設置し、該脱臭剤または該乾燥剤が衝撃吸収
    材の内部に保持されることを特徴とする遺骨等の携帯収
    納容器。
  5. 【請求項5】 衝撃吸収材が、遺骨等を収納する凹部を
    有する請求項1又は2の容器。
JP1995002162U 1995-02-27 1995-02-27 遺骨等の携帯収納容器 Expired - Lifetime JP3015182U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196707A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Chin Shin Park 遺骨密封包装装置
JP2013017578A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Sanenerugii Kk 遺体保存方法および遺体保存システム

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