JP3014989U - 風船ボール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム風船の耐久性のない点と、重量に基づく
打球の方向性のない点を解消し、価格が安価で道具なし
で膨らますことができる手軽性を生かし、室内は勿論屋
外でも十分に遊戯でき、携帯性よくカラフルなボールを
提供する。 【構成】 所要の大きさに膨らむ膨張部と、広げて人の
口に付けて空気を吹き込み、空気を入れた後、結んで空
気の排出をストップする口首部を有するゴム風船と、所
要資材の構成片が接続されて表皮状の球面体、正多角面
体または楕円球などの変形体に設けられると共に、前記
ゴム風船の挿入孔を開孔して具えるカバーからなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、室内、屋外を問わず遊戯用その他に簡易に使用ができる風船ボー ルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、風船ボールは、内部に水を入れて適当の重量を付加し、首糸ゴムを連結 してパンチングボールは提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の内部に水を入れた風船ボールは、小学生に成長した児童には、挑戦 意欲をかきたてるスピード性と威勢のよいパンチング音を発生するものである。 しかし素材がゴム風船であるから耐久性がなく、また内部に水が封入している ので、破裂したときには、水浸しになり屋内での遊戯には適さないものである。 また幼児には、連続してパンチングをすることは技術的に困難である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

所要の大きさに膨らむ膨張部と、広げて人の口に付けて空気を吹き込み、空気 を入れた後、結んで空気の排出をストップする口首部を有するゴム風船と、所要 資材の構成片が接続されて表皮状の球面体、正多角面体または楕円球などの変形 体に設けられると共に、前記ゴム風船の挿入孔を開孔して具えるカバーからなる 風船ボールにある。

【０００５】 前記カバーの構成片を、所要に裁断された所要枚の主部片と、その主部片の両 端に接続する口部まち片および底部まち片とから設け、主部片と口部まち片およ び底部まち片の対応縁とを縫製接続してもよいものである。

【０００６】 前記カバーの構成片である口部まち片は、ゴム風船の挿入孔を開孔して具えて もよいものである。

【０００７】 前記カバーの構成片である口部まち片は、接続した主部片と口部まち片および 底部まち片の全体を引き出して内側の表面を外に出す開口を具えてもよいもので ある。

【０００８】 前記カバーの構成片である口部まち片は、資材から同形に二枚を裁断し、各中 心から二つ折りし重ね合わせ、その折り縁を付け合わせた状態で主部片との対応 縁を縫製接続してもよいものである。

【０００９】

【実施例】

この考案風船ボールを説明すると、所要の大きさに膨らむ膨張部と、広げて人 の口に付けて空気を吹き込み、空気を入れた後、結んで空気の排出をストップす る口首部を有するゴム風船と、所要資材の構成片が接続されて表皮状の球面体、 正多角面体または楕円球など変形体に設けられると共に、前記ゴム風船の挿入孔 を開孔して具えるカバーからなる風船ボールにある。 以下、この考案風船ボールを実施の一例として示す図面により説明すると、図 面の風船ボール１は、ゴム風船２とカバー３から構成される。

【００１０】 ゴム風船２は、天然材または合成ゴムにより形成され、所要の大きさに膨らむ 膨張部１ａと、広げて人の口に付けて空気を吹き込み、空気を入れた後、結んで 空気の排出をストップする口首部１ｂとからなる。

【００１１】 カバー３の構成片は、図２に示すように、所要に裁断された所要枚、この実施 例では、６枚の主部片３ａ…と、その主部片３ａの両端に接続する口部まち片３ ｂおよび底部まち片３ｃとから設け、主部片３ａと口部まち片３ｂおよび底部ま ち片３ｃは、互いに対応縁を縫製接続すると共に、その突出する重合縫製縁４を 一方の部片上に折り返し、この面全体をカバー３の裏面とする。 実施例では、口部まち片３ｂは、資材から同形に二枚を裁断し、各中心から二 つ折りし重ね合わせ、その折り縁３ｂ１、３ｂ１を付け合わせた状態で主部片３ ａとの対応縁を縫製接続している。 底部まち片３ｃについても、同じく、資材から同形に二枚を裁断し、その２枚 を重合して主部片３ａとの対応縁を縫製接続している。 前記のように、主部片３ａと口部まち片３ｂおよび底部まち片３ｃを縫製接続 した後、例えば、口部まち片３ｂの折り縁３ｂ１、３ｂ１で構成される開口５か ら全体を引き出して内側の表面を外に出し、またその開口５から内部に空気を入 れて膨らまして形を整えた後、口部まち片３ｂの折り縁３ｂ１、３ｂ１を主部片 ３ａとの接続側から所要幅縫製、例えば手縫接続６をして前記開口５を所要幅に 狭め、表皮状の球面体のカバー３を設けると共に、該カバー３にゴム風船２の挿 入孔７を設けてなるものである。

【００１２】 前記カバー３の構成片の形状は、前記図２に示すものに限定されるものではな く、正多角面体であっても、また楕円球など変形体であってもよいものである。

【００１３】 前記カバー３の構成片は、天然繊維、合成繊維またはその他の繊維製の薄布が 用いられ、各構成片の染色、着色または図形、キャラクターもしくは模様の表示 加工をしてもよいものである。 カバー３の構成片の資材につしても、ビニールシートなど合成樹脂シートを用 いてもよく、その各構成片の接続についても熱溶着によってもよいものである。

【００１４】

【効果】

この考案風船ボールは、以上のようになるものであるから、ゴム風船のもつ価 格が安価で道具なしで膨らますことができる手軽性をカバーと組み合わせること によってその欠点である耐久性と重量に基づく打球の方向性のない点を補完し、 室内は勿論屋外でも十分に遊戯できるボールを携帯性よくカラフルで安価に提供 できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案風船ボールの外観斜視図でゴム風船は
口首部を結束してまだ挿入孔からカバー内に入れる前の
状態にある。

【図２】同じく、この考案風船ボール構成部品のゴム風
船単体の平面図である。

【図３】同じく、この考案風船ボール構成部品のカバー
の構成片の各平面図である。

【図４】同じく、カバーの構成片を接続する接接続態を
説明する部分図である。

【図５】同じく、カバーを表側に返すための開口を示す
部分平面図である。

【図６】同じく、カバーのゴム風船の挿入孔を設ける部
分を示す部分平面図である。

【図７】同じく、カバーのゴム風船を挿入孔を設ける部
分と反対側部分の接続状態を示す部分平面図である。

【符号の説明】

１ 風船ボール １ａ 膨張部 １ｂ 口首部 ２ ゴム風船 ３ カバー ３ａ 主部片 ３ｂ 口部まち片 ３ｂ１ 折り縁 ３ｃ 底部まち片 ４ 重合縫製縁 ５ 開口 ６ 手縫接続 ７ 挿入孔

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所要の大きさに膨らむ膨張部と、広げて
   人の口に付けて空気を吹き込み、空気を入れた後、結ん
   で空気の排出をストップする口首部を有するゴム風船
   と、所要資材の構成片が接続されて表皮状の球面体、正
   多角面体または楕円球などの変形体に設けられると共
   に、前記ゴム風船の挿入孔を開孔して具えるカバーから
   なる風船ボール。
2. 【請求項２】 カバーの構成片を、所要に裁断された所
   要枚の主部片と、その主部片の両端に接続する口部まち
   片および底部まち片とから設け、主部片と口部まち片お
   よび底部まち片の対応縁とを縫製接続してなることを特
   徴とする請求項１記載の風船ボール。
3. 【請求項３】 口部まち片は、ゴム風船の挿入孔を開孔
   して具えることを特徴とする請求項２記載の風船ボー
   ル。
4. 【請求項４】 口部まち片は、接続した主部片と口部ま
   ち片および底部まち片を引き出して内側の表面を外に出
   す開口を具えることを特徴とする請求項２または請求項
   ３記載の風船ボール。
5. 【請求項５】 口部まち片は、資材から同形に二枚を裁
   断し、各中心から二つ折りし重ね合わせ、その折り縁を
   付け合わせた状態で主部片との対応縁を縫製接続してな
   ることを特徴とする請求項２、請求項３または請求項４
   記載の記載の風船ボール。