JP3014773U - 圧縮ガスエアバッグインフレータ用の複合低圧スイッチ/イニシエータ/ガスジェネレータ装置 - Google Patents
圧縮ガスエアバッグインフレータ用の複合低圧スイッチ/イニシエータ/ガスジェネレータ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用エアバッグシステムにおけるインフ
レータの貯蔵ガスを加熱膨張するように起動する機能と
該ガスの圧力低下を検知する機能を併備したスイッチ装
置を提供。 【構成】 離間配置の導電可撓性隔膜(36,38)が
気密部室(34)の対向壁部を構成し、感圧抵抗器(4
4)と加熱抵抗器(74)が両隔膜を介して並列接続さ
れて成る電気回路が診断ユニットに接続しており、気密
部室(34)は圧縮ガスを含む発火材を収容していて、
その外部環境を構成するインフレータの圧縮ガスを収容
したガス貯蔵部室(14)に挿置されており、感圧抵抗
器(44)は貯蔵部室(14)の圧力が所定値だけ低下
すると感圧抵抗器と両隔膜(36,38)の1方との電
気接続が断たれるように両隔膜に挟持される。
レータの貯蔵ガスを加熱膨張するように起動する機能と
該ガスの圧力低下を検知する機能を併備したスイッチ装
置を提供。 【構成】 離間配置の導電可撓性隔膜(36,38)が
気密部室(34)の対向壁部を構成し、感圧抵抗器(4
4)と加熱抵抗器(74)が両隔膜を介して並列接続さ
れて成る電気回路が診断ユニットに接続しており、気密
部室(34)は圧縮ガスを含む発火材を収容していて、
その外部環境を構成するインフレータの圧縮ガスを収容
したガス貯蔵部室(14)に挿置されており、感圧抵抗
器(44)は貯蔵部室(14)の圧力が所定値だけ低下
すると感圧抵抗器と両隔膜(36,38)の1方との電
気接続が断たれるように両隔膜に挟持される。
Description
【0001】
本考案はイニシエータ、ガスジェネレータ/ヒータ及び「低圧スイッチ」(L PS)の機能を単一の装置に組込むことに関するものである。こゝではこの単一 装置を「イニシエータ/モニタ」装置と称するが、これは貯蔵ガスを膨張可能に したエアバッグ緩衝式自動車用安全システムにおけるインフレータ(膨張器)の 中で特別の役割を果すものである。 貯蔵ガスシステムはガスを発生させるガスジェネレータ(ガス発生器)と、膨 張可能エアバッグを膨張させ、それにより加害物に自動車が衝突したときに搭乗 者を保護するための追加の膨張用圧縮(加圧)ガスを貯蔵している容器とを含む 。
【0002】
膨張可能エアバッグは折り畳み可能であって、この折り畳まれた条件の下で自 動車内の正常な搭乗者位置の最近かに配位するステアリングホイール、ダッシュ ボード、その他適宜の個所に貯蔵されるものである。自動車の衝突が起きるやい なや、膨張可能エアバッグがインフレータによって拡張させられる。このインフ レータ(膨張器)とは供給用の圧縮、即ち加圧ガスを収容貯蔵する部室(チァン バ)を規定している圧力容器の形式の流体供給手段を含むものである。
【0003】 「エアバッグ インフレータブル リストレイント システムのためのハイブ リッドガスジェネレータ」の名称で、Bradley W.Smithが199 2年12月14日に出願し、本出願人に譲渡されている米国特許出願第989, 854号であって、現在米国特許第5,290,060号になっている斯ゝる特 許文献によれば、ガスジェネレータ(ガス発生器)が作動すると、具体的には貯 蔵ガスを加熱してガス圧を高める発火式瞬間ヒータ(ピロテクニックヒータ)が 作動するや圧力容器内の加圧(圧縮)貯蔵ガス供給手段がガスを解放するように なっている。このガス解放により圧力容器の1部が破裂させられる。この破裂部 分は適宜のガス流配向手段と連通していて、この手段により解放されたガスが膨 張可能バッグの内部に逃げ込むようになっている。バッグは搭乗者に対しその前 で膨張して保護クッションとして機能する。
【0004】 上記圧縮、即ち加圧された供給ガスはハイブリッド(混成)安全緩衝システム の極めて重要な部分である圧縮ガス圧が所定値より降下しているならば、システ ムは適正に作動しない。
【0005】 圧力容器は代表的にはアルゴン等の不活性ガス、或いはアルゴンとその他の不 活性ガスの混合気で室温において略3000psi まで加圧、圧縮されている。こ の種の容器は貯蔵ガスの圧力が15年以上であり得る自動車の寿命の期間に室温 において約200psi を越える圧力分だけ降下しないようにガス圧を維持するよ うにしたものでなければならない。以上述べた寿命期間や圧力差分の限界値は単 に説明のためのものであり、本考案の構成の限界条件として意図されたものでは ない。
【0006】 圧縮ガスを用いたエアバック膨張システムにおいては、インフレータから加圧 ガスを予期した通りに実質的に瞬時に解放してエアバッグに充満させるための手 段が必要である。それに加えて、ガスをその解放に際し加熱して、ガス圧を高め ること及び/或いはエアバッグ膨張特性を向上させることが望まれる。多くの米 国自動車メーカーでは、最近は実質的な量の圧縮ガスがインフレータの寿命の期 間内にインフレータから漏洩しているか否かを検出する検出性能の温度補正手段 も要求している。
【0007】 最近のハイブリッド(混成)エアバッグインフレータは、インフレータに貯蔵 されているガス容量が充分な量であることを示すための「低圧スイッチ」(これ は圧力低下感応スイッチを意味し、差圧感応スイッチともいえる)と、イニシエ ータ(点火管)と、ガスジェネレータと圧力容器に貯蔵された「冷」ガス(コー ルドガス)を加熱する手段としての発火(プロテクニック)材料とを用いている 。現状では、上記の種々の要素を1体物構成の費用効率の良い小形装置に取り替 えることによりインフレータ組立品(アッセンブリ)の複雑性とコストを低減す ることの必要性とその需要が存在する。本考案は後述のように、この観点から当 業技術に存在するギャップを埋めるために工夫されたものといえる。
【0008】
本考案の第1の目的はイニシエータ、ガスジェネレータ/ヒータ及び低圧スイ ッチの多機能を単一装置に組み込む、即ち複合することにある。
【0009】 本考案の第2の目的は圧縮ガスエアバッグインフレータのために用いる単一装 置にLPS/イニシエータ/ガスジェネレータの複合機能を具備させることにあ る。
【0010】 本考案の第3の目的は単一装置において、点火とこれに連鎖起動反応する機能 (イニシエーショントレイン或いはイグニッショントレイン)と差圧に反応する 機能とを有するスイッチを配設し、例えばコスト、サイズ、重量等を低減すると 共に、圧力モニタ機能を点火とこれに連鎖起動反応するイニシエータ機能にコス トを要さずに付加している、斯ゝる単一装置を実現することにある。
【0011】 本考案の第4の目的は、インフレータ寿命の間にインフレータから圧縮ガスが 漏洩しているか否かの適切な検出のための検出精度に対する温度補正手段、即ち 外気温度が変化しても検出性能或いは精度が損われないための保証手段が組み込 まれたことに特徴付けられた装置を提供することにある。
【0012】
本考案の上記並びにその他の目的を達成するための基本的装置は以下の構成の ものである。即ち、導電性の第1、第2隔膜; 第1、第2側を有する電気絶縁性スペーサ手段; 該第1、第2隔膜を対向した関係で付設手段により夫々密封状に該スペーサ手 段の該第1、第2側に付設し、この付設により密封前に第1圧縮ガスを充填され ることになる気密部室を形成し、当該気密部室の外部の環境ガスとして圧縮ガス エアバッグインフレータに充填された第2圧縮ガスの圧力が該気密部室内の該第 1圧縮ガスの圧力に対し相対的に増減すると、それに応じて該第1、第2隔膜が 所定の離間配置から相互に近付いたり、遠去かり得るようにするための斯ゝる付 設手段; 該気密部室に収容されている該第1圧縮ガスを含む発火手段であって、所定レ ベルに加熱されたときに点火するための斯ゝる発火手段; 第1、第2端を有し、該気密部室に配置されたブリッジワイヤ抵抗器であって 、当該第1端が該第1隔膜に電気的に接続し、当該第2端が該第2隔膜に電気的 に接続している斯ゝるブリッジワイヤ抵抗器; 該第1、第2隔膜が所定の離間配置から相互に近付いたり、遠去かったりする と、それに応じて該第1、第2隔膜との電気接触が結ばれたり、断たれたりする ように配位した第1、第2端を有する圧力モニタ抵抗器;及び 該圧力モニタ抵抗器が該第1、第2端が該第1、第2隔膜と夫々電気接触して いるときに、該ブリッジワイヤ抵抗器と該圧力モニタ抵抗器が並列接続している 電気回路手段であって、正常時には該気密部室の該発火手段を点火させ得る程に は該ブリッジワイヤ抵抗器を加熱させ得ない低レベルの電流量のモニタ用電流が 通電されているが、前記発火可能加熱を実現するのに充分な高レベルの電流量の 加熱用電流を通電することが出来る、斯ゝる電気回路手段 を含んで構成された、圧縮ガスエアバッグインフレータ用の複合低圧スイッチ /イニシエータ/ガスジェネレータ装置であって、 該気密部室が大気圧より高い所定の標準レベルに加圧されていて、該気密部室 内の該第1圧縮ガスが大気圧の外部環境条件下にあると、該第1、第2隔膜は相 互に遠去けられ、それより該圧力モニタ抵抗器が該第1、第2隔膜の少くとも1 方との電気接触を断たれ、結果として該電気回路手段の抵抗変化を引き起こすよ うになっており; 該気密部室の外部環境の該第2圧縮ガスの圧力は該気密部室の前記所定標準レ ベルより所定の値だけ高く設定され、この状態では該第1、第2隔膜は相互に近 付けられて、それにより該圧力モニタ抵抗器の該第1、第2端と電気接触し、結 果として該電気回路手段の抵抗変化を引き起こすようになっており; 該気密部室の気密性が損われると、その結果生れる該気密部室の内圧とその外 部環境の外圧の新な均衡により、該第1、第2隔膜は相互に遠去けられ、それに より該圧力モニタ抵抗器の1端とこれに関係する隔膜との電気接触が断たれ、結 果として該電気回路手段の抵抗変化を引き起こすようになっており;そして 該ブリッジワイヤ抵抗器に大電流、即ち当該抵抗器が加熱する程の高レベルの 電流を通電したときに、該ブリッジワイヤ抵抗器で該気密部室の該発火手段の点 火を引き起こすようにした、圧縮ガスエアバッグインフレータ用の複合低圧スイ ッチ/イニシエータ/ガスジェネレータ装置である。
【0013】 上記気密部室は内位部室として、インフレータが有する外位部室に挿置され、 当該外位部室が上記該気密部室の外部の環境を提供する。外位部室には、前記所 定標準レベルのガス圧(第1圧縮ガス圧)より大きな圧力で圧縮されたエアバッ グ膨張用のガス(第2圧縮ガス)が貯蔵される。
【0014】
本考案に係る上記の複合された多機能装置はBrent R.Marchan tが出願し、本出願人に譲渡された米国特許第5,225,643号に開示され た「貯蔵ガス圧力容器用の差圧スイッチ」の基本構造を利用する。この装置は圧 力容器内の充分な圧力を検知し、且つ酸化剤(固体或いはガス)と燃料(固体或 いはガス)を装置内に組み込むことにより点火とこれに連鎖起動反応する起動手 段(イグニッショントレインイニシエータ)として機能する。例えば、この装置 は可燃ガスをその内位部室に有しており、この可燃ガスはその圧力−温度特性曲 線が外位部室の圧縮ガスの対応する曲線に一致するようにしてある。外位部室は 例えば装置が収容されているハイブリッドエアバッグインフレータの圧力容器の 部室であって、必要なエネルギー解放量に依存している可燃ガス或いは不活性ガ スを収容する。このエアバッグ緩衝システムのためのモニタ電流は装置内の圧力 モニタ抵抗器とブリッジワイヤ点火起動用抵抗器を通って、両者の回路上の導通 (連続性)をモニタ(監視)する。外位部室内のガス圧が所定の限界値より低下 したならば、その時点で圧力モニタ回路の連続性が破られる。その結果、圧力モ ニタ用の抵抗器とブリッジワイヤ抵抗器が接続している回路であって、診断ユニ ットに接続している斯ゝる回路において抵抗変化が起きる。スイッチは、適正な エアバッグ膨張にとって充分な圧力がハイブリッドインフレータ内にある場合で あって、圧力モニタ抵抗器を含む電気回路を完成するようにスイッチ内の圧力を それで2枚の隔膜を押圧するように設定させているときに、低圧スイッチ、即ち 低圧力差応答スイッチとして機能する。インフレータ内の圧力が降下すると、そ れが2枚の隔膜を引き離す原因となって、圧力モニタ抵抗器を通る電気回路が開 く。この圧力降下にはインフレータの気密シールの損傷による場合と、スイッチ の気密シールの損傷の場合がある。
【0015】 LPS本体内の(本考案に係る装置内)のブリッジワイヤ抵抗器は好ましく は、圧力モニタ抵抗器の抵抗値より高い、或いは対比可能な抵抗値を有していて 、ブリッジワイヤ抵抗器が期待通りに適正に機能するに至るまで、回路上の連続 性を喪失しない。ブリッジワイヤ抵抗器を接続する回路と圧力モニタ抵抗器を接 続する回路とを並列接続させ、そしてリードとしての2本のLPSピンに低電流 を流して、全体の抵抗値を測定することにより適宜の診断ユニットが両抵抗器回 路の連続性を外部から連続的に、即ち常時、測定するようになっている。例えば 、圧力モニタ抵抗器が100オームで、ブリッジワイヤ抵抗器が50オームであ るならば、外部診断用回路構成体は1/(1/100+1/50)=33オーム の抵抗値を有するものと測定される。圧力モニタ抵抗器がインフレータの圧力損 失により回路上の連続性を失なったらば、診断ユニットにより測定される抵抗値 は50オーム(ブリッジワイヤ回路のみの抵抗値)に変化し、そして診断ユニッ トは低圧スイッチが回路上の連続性を失ったことを検知することになる。ブリッ ジワイヤ抵抗器が幾らか不連続状態になるならば、診断ユニットによる測定抵抗 値は100オーム(圧力モニタ抵抗器のみの抵抗値)に変化し、診断ユニットが この事実を検出する。正常な操作条件の下では、両回路は閉じられていて、常時 33オームの抵抗値が測定される。自動車衝突事故の場合には、診断ユニットが LPSピンを通じて大電流を印加し、この電流によりブリッジワイヤ抵抗器が所 定レベルに加熱して、イニシエータ/モニタ装置内の固定材料或いは暴発性ガス を点火(発火)することになる。必要ならば、圧力モニタ抵抗器は、ブリッジワ イヤ抵抗器の点火操作を邪魔しないようにするために、大電流が流れるや直ちに 抵抗回路の連続性が破られるように組み込まれたヒューズを有するようにするこ とが出来る。点火したとき、LPS体内のガスは膨張することによりこの体壁に 配設されている少くとも1つの圧力破壊性ディスクを破裂させ、従って熱ガスと インフレータ内の貯蔵ガスとの混合を可能にし、結果として貯蔵ガスを膨張させ ることになる。これは貯蔵されているインフレータガスを拘束している隔膜を破 裂させるに充分な圧力を生み出し、それによりガスがエアバッグに逃散すること が許容され、結果としてエアバッグを膨張させることが出来る。
【0016】
図は、エアバッグ(図示省略)等の自動車用搭乗者緩衝具を膨張させるハイブ リッドインフレータ組立品(アッセンブリ)10を示している。このインフレー タ組立品10はアルゴンや窒素等の不活性ガスで充満させ、代表的には2000 −4000psi の範囲の圧力に加圧される貯蔵室(部室)14を含む圧力容器1 2を含んで構成されている。
【0017】 この部室14は長尺の円筒形スリーブ16によって規定される。栓(プラグ) 18が環状溶接材20で密封状態にスリーブ16の第1端22に付設される。本 考案に係るイニシエータ/モニタ装置24はスリーブ16の第2端26から部室 14の中に密封状に設置されている。ディフューザ(ガス拡散器)28はスリー ブ16の両端22,26間の外面30からそれに対し実質的に90°の角度で延 在している。このディフューザ28はスリーブ16に対し密封状に配設されて、 スリーブ16の壁に穿設された正常時は閉鎖されている1以上の絞りオリフィス 32を通じて部室14からガスを流出させるための通路を提供している。
【0018】 イニシエータ/モニタ装置24は所定の標準レベル、即ち制御レベルに内部ガ スが加圧(圧縮)される部室34を含む。この部室は密封されたものであって、 これは鏡面対称になる2枚の導電可撓性隔膜(ダイヤフラム)36,38によっ て規定されている。各隔膜36,38はその中央域に図示のように隆起面40, 42を有していてもよい。両隆起面40,42間の電気的接続は抵抗器44の電 気的接続により得られるようになっており、この抵抗器は100オームの値を有 することが出来、LPSモニタ機能を奏するものである。この抵抗器44は隔膜 36,38が所定の間隙までに近付けられたり、それから遠去けられたりされる と、それに応じて隔膜隆起面40及び/或いは42と接触したり、接触が遮断さ れたり出来るようになっている。
【0019】 図7に示す隔膜36,38によって規定された部室34の内圧で隔膜36,3 8が相手に向って押出されて抵抗器44を通じて回路を完成するに至ったとき、 適切な膨張性バッグの膨張をもたらすだけのガス圧がガス貯蔵容器12の中に生 じることになる。容器12の貯蔵ガスの圧降下により隔膜36,38が引き離さ れると、抵抗器44においてこれを通じた回路が開く。
【0020】 隔膜36,38は代表的にはステンレス鋼やインコネルと炭素鋼を含むその他 の適宜材料で製造されるもので、両者は互いに平行に配置される。隔膜36,3 8は以後第1、第2隔膜と称して表現されるが、両者は対称配置で、半田付けに よって夫々に関係する導電保護リング、即ちワッシャ46,48に対し密封状態 に設置される。保護リング46,48は隔膜をスペーサリングに付設する手段で あって、これは電気絶縁性の当該スペーサリング、即ちワッシャ50の対向側の 夫々に離間状に取付けられている。この場合、絶縁性ワッシャ50は適宜のシー ル手段52,54により両ワッシャに対し密封状になっている。これとは別に、 隔膜36,38に絶縁スペーサリング50を直接的に付設して、それから保護リ ング46,48或いは別の適宜な付設手段で以って裏付けすることも可能である 。
【0021】 更に具体的にいえば、1方の保護リング46は第1、第2側56,60を有し 、他方の保護リング48は同様に第1、第2側58,62を有している。第1隔 膜36は第1保護リング46の第1側56にリング孔64に関し対称的な配置で 、即ちリング孔64と同心配置で密封状に付設されている。第2隔膜38は第2 保護リング48の第2側62にリング孔66に関して対称的な位置で、即ちリン グ孔66と同心配置で密封状に付設されている。第1保護リング46の第1側5 6はスペーサリング50の第1側68に密封状に挿置され、第2保護リング48 の第2側62はスペーサリング50の第2側70に挿置されている。
【0022】 上記の構造では、隔膜36,38は隆起、非隆起のいづれの場合もあり得る膜 表面40,42が対向するように位置付けられる。保護リング46,48の夫々 の孔64,66は外圧、即ち部室34の外側の環境圧力、具体的には圧力容器1 2に貯蔵されている圧縮ガスの圧力が隔膜36,38に対し作用することを許容 する。
【0023】 保護リング46,48の接点部は頭部材76を貫通したピン或いはリードワイ ヤ72,73に夫々接続されている。このためには、各ピン72,73は夫々関 係する保護リング46,48に溶接によって結合される。
【0024】 イニシエータ用架橋ワイヤ式抵抗器(即ちブリッジワイヤ抵抗器)74は部室 34内で、ピン72,73と保護リング46,48との接続個所の隣に配置され 、両リングに夫々恒久的に接続されている。この抵抗器74の値は50オームに することが出来る。
【0025】 イニシエータ/モニタ装置24を保護するに適したハウジング78を設けるこ とが出来る。このハウジング78は基台80と組合せた隔膜36,38を保護リ ング46,48及び当該保護リングに密封嵌合されたスペーサリング50を受容 するように離間した垂直平行壁82,84を含む。ハウジング78の切欠き部8 6,88は孔64,66を有する保護リング46,48の夫々の実質的部分を露 出させる。
【0026】 頭部材(ヘッダー)76は図4を見ると良く分るが、これは圧力容器12の円 筒形スリーブ16の第2端26と嵌合している。このスリーブ16とこれに隣接 した頭部材の外位域は環状の溶接材92によって密封状に接合されている。
【0027】 イニシエータ/モニタ24の部室34は可燃ガスの混合気の加圧雰囲気におい て加圧される。可燃ガスの圧力−温度曲線は隔膜36,38の保護リング46, 48との組合せ、並びにスペーサリング50との組合せの状態にある間に貯蔵室 14の圧縮ガスの特性曲線と実質的に一致する。部室34が組立工程中に加圧さ れる時には注入口(フィルポート)は要求されない。選択肢としては、保護リン グ48に設けた注入口90を通じて加圧させることが出来る。この場合、注入口 90から部室34が所望圧力レベルに加圧されたら、注入口を適宜の方法により 閉鎖する。部室34の加圧のためには、隔膜36,38の壁を貫通させる事態は 伴なわない。それは、保護リング46,48の直径が図示のように保護リング4 6,48だけを通じて部室34に外部から近付くことが出来るように、隔膜36 ,38のものより充分に大きいからである。或いは、部室を隔膜に孔を穿設して 、これを通じて加圧し、そして適宜の方法を用いて閉鎖するようにもすることも 出来る。
【0028】 隔膜36,38を、こゝで開示しているように、部室34がその外側から相対 的に低い圧力をうけているときは、隔膜36,38は部室34の内圧によって引 き離される。隔膜36,38が外側から加圧されると、相互に近づけられる。
【0029】 本考案によれば、部室34の代表的な加圧力の値となる標準制御圧レベルをイ ニシエータ/モニタ装置24によって監視(モニタ)される圧力容器12内の貯 蔵ガスの圧力値より約200−300psi だけ低くする。
【0030】 ディフューザ28は概して円筒形のスリーブ94を含み、このスリーブはその 1端でスリーブ16にその表面30の凹所32において環状溶接材98によって 接合されている。この凹所にはオリフィス32が穿設されている。スリーブ94 の他端はガスが透過しない蓋板100に密封状に接合されている。肉薄金属隔膜 102(以後は第3隔膜と称す)が貯蔵部室14を規定するスリーブ16の壁に 穿設されているオリフィス32に対するシール手段として機能する。ディフュー ザ28のスリーブ94には、エアバッグを膨張させるガスを貯蔵部室14からエ アバッグ組立品(図示省略)に供給するための複数のオリフィス104が穿設さ れている。
【0031】 参照番号106で指定された粗目のスクリーン或いは多孔メタルシートをディ フューザ28にそのオリフィス104を覆うように設け、これにより隔膜がエア バッグ組立品に入り込まないようにしている。ロ過を望むならば、粗目スクリー ン106を技術的には常識的な金属及び/或いはセラミックファイバ材のラップ のフィルタ組立品で置換することが出来る。
【0032】 更に、ロ過はイニシエータ/モニタ24に対し反対側の注入口に設けた栓(プ ラグ)18の内面に参照番号108で指定された衝撃(インピンジメント)フィ ルタ材を配置することにより達成され得る。このフィルタ108は、大きな表面 積を提供して衝突するガスに随伴する液相粒子が凝縮するように機能する織り込 んだマット状の金属及び/或いはセラミックのファイバで作成されてる。
【0033】 ハイブリッドガス発生器(ジェネレータ)の操作に関していえば、自動車衝突 の発生とエアバッグ(図示省略)の膨張の必要性を表す電気信号を受信するや、 診断ユニット(図示省略)がピン72,73を通じて大量の電流を供給し、この 電流によりブリッジワイヤ抵抗器74がイニシエータ/モニタ装置24の部室3 4内のガスを点火することになる。点火すると、部室34内のガスが暴発して、 装置24の壁部材46,48、即ち保護リングに配設された圧力破壊性ディスク 110を破裂させ、それにより熱ガスと圧力容器12の部室14内の貯蔵ガスと の混合が可能になる。これは容器12の貯蔵ガスを加熱し、部室14内で急激な 圧力上昇を引き起す。
【0034】 貯蔵ガスの圧力がディフューザ28内の肉薄メタル隔膜102の構造上の能力 を越えると、この隔膜102は破裂して、加熱された貯蔵ガスをオリフィス32 、次いでディフューザオリフィス104を通って膨張可能バッグ組立品中に排気 させることができる。ディフューザ隔膜102と貯蔵室14の間には1個以上の オリフィス32があり、このオリフィスが貯蔵室14からのガス流を絞り、エア バッグに入るガスの適切な充填速度を与える。粗目スクリーンや多孔メタルシー ト106はイニシエータ/モニタ24と隔膜102の破片がエアバッグ組立品の 中に侵入するのを防止する。栓18に設けた対衝撃フィルタ108は衝撃するガ スに随伴する液相粒子をフィルタ上で凝縮することにより更にロ過する。
【0035】 本考案の第1例では、イニシエータ/モニタ装置24は内位部室34内の酸化 剤ガスと燃料ガス、例えばメタン、との混合及びこれと圧力容器12内の外位部 室14に収容されているアルゴンや窒素等の不活性貯蔵ガスとの組合せによって イグニッショントレインモニタ(点火とこれに連鎖した起動反応の監視器)とし て機能する。
【0036】 本考案の第2例では、外位部室14が必要なエネルギー解放に依存する可燃ガ スを収容することが出来るように企図されている。
【0037】 本考案の図9に示す第3例では、内位部室34内の酸化剤が固形ディスク形式 のものである。
【0038】 本考案の図10に示す第4例では、装置24の内位部室34内の発火性燃料が 固形ディスクの形式のものである。
【0039】 図9に示すイニシエータ/モニタ装置24′は図6,7に示す対応する装置と は多孔酸化剤ディスク112が挿置されている点で相違している。このディスク 112は内位部室34の絶縁性スペーサリング50′より内方の隔膜36,38 の間で支持されており、LPS抵抗器44がこのディスク112の孔114を貫 通するように配設されている。酸化剤ディスク112は固体、液体及び気体から 成る群から選択された種類の酸化剤を提供する。装置24′はその内位部室34 に可燃ガスを有している。外位部室14は可燃性或いは非可燃性のガスを有して いる。モニタ電流は圧力モニタ抵抗器44とブリッジワイヤ抵抗器74を流れて ることにより、回路の連続性をモニタする。外位部室14の圧力が限界値より低 下すると、抵抗器44は回路上の連続性が破れ、抵抗値が変化する。エアバッグ が展開する事態になるならば、ブリッジワイヤ抵抗器74は可燃性ガスと酸化剤 ディスク112が燃焼反応する温度まで加熱する。反応生成ガスは圧力破壊性デ ィスク110を破裂させ、外位部室14に流入してその中の貯蔵ガスを加熱する 。その結果外位部室14は貯蔵ガスの膨張により破裂し、貯蔵ガスがディフュー ザ28を通ってエアバッグ(図示省略)に流入する。
【0040】 図10に示すイニシエータ/モニタ装置24″は図6に示す装置24とは多孔 燃料ディスクが内位部室に挿置されている点で相違する。この燃料ディスクは絶 縁性スペーサリング50′の内側の隔膜36,38の間で支持され、LPS抵抗 器44がディスク116の孔118を貫通している。従って、スイッチ/イニシ エータ或いはイグニッタ/ジェネレータ24″は可燃ガスを使用する必要がない 。このスイッチの機能のためには内位部室34内の、即ち装置24″内、のガス に外位部室14内で使用されるガスと同じものを使用するのが、インフレータ中 の圧縮ガスの系外への漏洩したガス量検出の精度を温度補正するためには好まし い。
【0041】
従って、本考案によれば、圧縮ガス入りエアバッグインフレータのために用い る複合LPS/イニシエータ/ガスジェネレータをサイズ、重量及びコストの面 で有効な単一装置で提供することが出来、しかもこの装置においては圧力モニタ 機能が殆んどコストを要さずに点火導火手段、即ち点火とこれに連鎖起動反応す るための手段(イニシェーショントレイン或いはイグニッショントレイン)に付 加されている点で有利である。
【図1】本考案に係るハイブリッド(混成)インフレー
タを示す正面図である。
タを示す正面図である。
【図2】図1のインフレータの平面図である。
【図3】図1のインフレータの側面図である。
【図4】図1の線4−4に沿ったハイブリッドインフレ
ータの断面図である。
ータの断面図である。
【図5】図2の線5−5に沿った断面図である。
【図6】図4に示す本考案に係るイニシエータ/モニタ
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図7】図6の線7−7に沿ったイニシエータ/モニタ
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図8】本考案に係るイニシエータ/モニタ装置に配設
されているブリッジワイヤ抵抗器とLPS抵抗器の診断
ユニットとの接続を示す回路説明図である。
されているブリッジワイヤ抵抗器とLPS抵抗器の診断
ユニットとの接続を示す回路説明図である。
【図9】本考案に係るイニシエータ/モニタ装置の別の
実施例を示す断面説明図である。
実施例を示す断面説明図である。
【図10】本考案に係るイニシエータ/モニタ装置の更
に別の実施例を示す断面説明図である。
に別の実施例を示す断面説明図である。
10…ハイブリッドインフレータアッセンブリ(組立
品) 12…圧力容器 14…貯蔵部室(外位部室) 16…スリーブ 18…栓 20…溶接材 22,26…スリーブ端 24,24′,24″…複合低圧スイッチ/イニシエー
タ/ガスジェネレータ装置 28…ディフューザ 32…オリフィス 34…気密部室(内位部室) 36,38…隔膜 40,42…隆起面 44…圧力モニタ抵抗器(LPS抵抗器) 46,48…(導電性)保護リング 50,50′…(電気絶縁性)スペーサリング 52,54…密封手段 56,58…保護リングの第1側 60,62…保護リングの第2側 64,66…保護リング孔 72,73…リードワイヤ(ピン) 74…ブリッジワイヤ抵抗器 76…頭部材(ヘッダー) 78…ハウジング 80…基台 82,84…壁 86,88…切欠き部 92…溶接材 94…スリーブ 96…凹部 98…溶接材 100…蓋板 102…隔膜 104…ディフューザオリフィス 106…粗目スクリーン或いは多孔メタルシート 108…フィルタ材 110…圧力破壊性ディスク(高圧で破裂可能な) 112…多孔酸化剤ディスク 116…燃料ディスク 118…ディスク孔
品) 12…圧力容器 14…貯蔵部室(外位部室) 16…スリーブ 18…栓 20…溶接材 22,26…スリーブ端 24,24′,24″…複合低圧スイッチ/イニシエー
タ/ガスジェネレータ装置 28…ディフューザ 32…オリフィス 34…気密部室(内位部室) 36,38…隔膜 40,42…隆起面 44…圧力モニタ抵抗器(LPS抵抗器) 46,48…(導電性)保護リング 50,50′…(電気絶縁性)スペーサリング 52,54…密封手段 56,58…保護リングの第1側 60,62…保護リングの第2側 64,66…保護リング孔 72,73…リードワイヤ(ピン) 74…ブリッジワイヤ抵抗器 76…頭部材(ヘッダー) 78…ハウジング 80…基台 82,84…壁 86,88…切欠き部 92…溶接材 94…スリーブ 96…凹部 98…溶接材 100…蓋板 102…隔膜 104…ディフューザオリフィス 106…粗目スクリーン或いは多孔メタルシート 108…フィルタ材 110…圧力破壊性ディスク(高圧で破裂可能な) 112…多孔酸化剤ディスク 116…燃料ディスク 118…ディスク孔
Claims (17)
- 【請求項1】 導電性の第1、第2隔膜;第1、第2側
を有する電気絶縁性スペーサ手段;該第1、第2隔膜を
対向した関係で夫々密封状に付設手段により該スペーサ
手段の該第1、第2側に付設し、この付設により密封前
に第1圧縮ガスを充填されることになる気密部室を形成
し、当該気密部室の外部の環境ガスとして圧縮ガスエア
バッグインクレータに充填された第2圧縮ガスの圧力が
該気密部室内の該第1圧縮ガスの圧力に対し相対的に
増、減すると、それに応じて該第1、第2隔膜が所定の
離間配置から相互に近付いたり、遠去かり得るようにす
るための斯ゝる付設手段;該気密部室に収容されている
該第1圧縮ガスを含む発火手段であって、所定レベルに
加熱されたときに点火するための斯ゝる発火手段;第
1、第2端を有し、該気密部室に配置されたブリッジワ
イヤ抵抗器であって、当該第1端が該第1隔膜に電気的
に接続し、当該第2端が該第2隔膜に電気的に接続して
いる斯ゝるブリッジワイヤ抵抗器;該第1、第2隔膜が
所定の離間配置から相互に近付いたり、遠去かったりす
ると、それに応じて該第1、第2隔膜との電気接触が結
ばれたり、断たれたりするように配位した第1、第2端
を有する圧力モニタ抵抗器;及び該圧力モニタ抵抗器が
該第1、第2端が該第1、第2隔膜と夫々電気接触して
いるときに、該ブリッジワイヤ抵抗器と該圧力モニタ抵
抗器が並列接続している電気回路手段であって、正常時
には該気密部室の該発火手段を点火させ得る程には該ブ
リッジワイヤ抵抗器を加熱させ得ない低レベルの電流量
のモニタ用電流が通電されているが、前記発火可能加熱
を実現するのに充分な高レベルの電流量の加熱用電流を
通電することが出来る、斯ゝる電気回路手段を含んで構
成された、圧縮ガスエアバッグインフレータ用の複合低
圧スイッチ/イニシエータ/ガスジェネレータ装置であ
って、 該気密部室内の該第1圧縮ガスが大気圧より高い所定の
標準レベルに加圧されていて、該気密部室が大気圧の外
部環境条件下にあると、該第1、第2隔膜は相互に遠去
けられ、それにより該圧力モニタ抵抗器が該第1、第2
隔膜の少くとも1方との電気接触を断たれ、結果として
該電気回路手段の抵抗変化を引き起こすようになってお
り;該気密部室の外部環境の該第2圧縮ガスの圧力は該
気密部室の前記所定標準レベルより所定の値だけ高く設
定され、この状態では該第1、第2隔膜は相互に近付け
られて、それにより該圧力モニタ抵抗器の該第1、第2
端と電気接触し、結果として該電気回路手段の抵抗変化
を引き起こすようになっており;該気密部室の気密性が
損われると、その結果生れる該気密部室の内圧とその外
部環境の外圧の新な均衡により、該第1、第2隔膜は相
互に遠去けられ、それにより該圧力モニタ抵抗器の1端
とこれに関係する隔膜との電気接触が断たれ、結果とし
て該電気回路手段の抵抗変化を引き起こすようになって
おり;そして該ブリッジワイヤ抵抗器に大電流、即ち当
該抵抗器が加熱する程の高レベルの電流を通電したとき
に、該ブリッジワイヤ抵抗器で該気密部室の該発火手段
の点火を引き起こすようにした、圧縮ガスエアバッグイ
ンフレータ用の複合低圧スイッチ/イニシエータ/ガス
ジェネレータ装置。 - 【請求項2】 該第1、第2隔膜が鏡面対称である、請
求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 該気密部室内の該発火手段が固相、液相
及び気相の酸化剤から成る群から選択された酸化剤と固
相、液相及び気相の燃料から成る群から選定された燃料
を含む、請求項1に記載の装置。 - 【請求項4】 該気密部室内の該発火手段が気相酸化剤
と可燃ガスを含む、請求項1に記載の装置。 - 【請求項5】 該気密部室内の該可燃ガスがメタンであ
る、請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】 該気密部室内の該発火手段が気相酸化剤
とディスク形の固相燃料を含む、請求項1に記載の装
置。 - 【請求項7】 該気密部室内の該発火手段が固相酸化剤
と可燃ガスを含む、請求項1に記載の装置。 - 【請求項8】 該気密部室内の該可燃ガスがメタンであ
る、請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 該スペーサ手段がスペーサリングを含
み、該付設手段が夫々中央部分に孔を有し且つ第1、第
2側を有する第1、第2保護リングを含み、該第1隔膜
は該第1保護リングの該第1側にその該リング孔と同心
配置で密封状に付設され、該第2隔膜は該第2保護リン
グの該第2側にその該リング孔と同心配置で密封状に付
設されており、該スペーサリングは該第1、第2保護リ
ングの間隙に両保護リングの外周部において密封状に介
在している、請求項1に記載の装置。 - 【請求項10】 該第1、第2隔膜が機械的結合手段に
より該第1、第2保護リングに付設されている、請求項
9に記載の装置。 - 【請求項11】 該第1、第2保護リングが導電性であ
る、請求項9に記載の装置。 - 【請求項12】 更に、該第1、第2保護リングに夫々
付設された個別の電気リードを含む、請求項11に記載
の装置。 - 【請求項13】 更に、基台と1対の平行な壁を含むハ
ウジングであって、該装置の少くとも1部分が当該平行
壁間に嵌合状に位置付けられ、該平行壁の各々がそれに
隣接する1方の該保護リングにおけるその該リング孔を
含む実質的部分を露出させる丸い切欠き部を有してい
る、斯ゝるハウジングを含む、請求項9に記載の装置。 - 【請求項14】 更に、該第1、第2保護リングの少く
とも1方に配設された圧力破壊性ディスクであって、該
発火手段が点火起動されるや、その結果の加熱ガスで破
裂し、それにより当該加熱ガスを該気密部室から流出さ
せるようにした、斯ゝる圧力破壊性ディスクを含む、請
求項9に記載の装置。 - 【請求項15】 該気密部室内の該発火手段が該部室の
外部環境のガス圧力−温度特性曲線に実質的に合致する
特性曲線を呈する可燃混合ガスを含み、それにより該外
部環境ガスの圧力検出精度が温度補正される、即ち温度
により阻害されないようにした、請求項1に記載の装
置。 - 【請求項16】 更に、該圧力モニタ抵抗器と直列に接
続したヒューズを含み、それにより該電気回路手段に大
電流を通電するや直ちに該圧力モニタ抵抗器の回路上の
接続が断たれるようにし、それによって該気密部室内の
該発火手段を点火させる該ブリッジワイヤ抵抗器の操作
に対する干渉を回避するようにした、請求項1に記載の
装置。 - 【請求項17】 膨張可能な高圧貯蔵ガスを収容した貯
蔵部室を含むハイブリッド膨張可能エアバッグ安全緩衝
システムにおけるインフレータ用の複合低圧スイッチ/
イニシエータ/ガスジェネレータ装置であって、 該貯蔵部室に配置された差圧感応機能に点火とこれに連
鎖起動反応する機能を併備したスイッチを含み、 当該スイッチは:導電性の第1、第2隔膜;第1、第2
側を有する電気絶縁性スペーサ手段及び該第1、第2隔
膜を対向配置で密封状に該スペーサ手段の該第1、第2
側に夫々付設して、この付設により密封前にガスが充填
されることになる気密部室を形成する付設手段であっ
て、該インフレータ貯蔵部室の貯蔵ガス圧が当該気密部
室のガス圧に対し相対的に増、減すると、それに従って
該第1、第2隔膜が離間配置においてそれから相互に近
付いたり、遠去かり得るようにした斯ゝる付設手段;該
気密部室内に収容されて、加熱されると燃焼する発火手
段;第1、第2端を有し、該気密部室に配置されたブリ
ッジワイヤ抵抗器であって、当該第1端が該第1隔膜に
電気的に接続し、当該第2端が該第2隔膜に電気的に接
続している斯ゝるブリッジワイヤ抵抗器;該第1、第2
隔膜が所定の離間配置から相互に近付いたり、遠去かっ
たりすると、それに応じて該第1、第2隔膜との電気接
触が結ばれたり、破れたりするように配位した第1、第
2端を有する圧力モニタ抵抗器;及び該圧力モニタ抵抗
器が該第1、第2隔膜と電気接触しているときに、該ブ
リッジワイヤ抵抗器と該圧力モニタ抵抗器が並列接続し
ている電気回路手段であって、正常時には該気密部室の
該発火手段を燃焼させ得る程には該ブリッジワイヤ抵抗
器を加熱させ得ない低レベルの電流量のモニタ用電流が
通電されているが、前記発火可能加熱を実現するのに充
分な高レベルの電流量の加熱用電流を通電することが出
来る、斯ゝる電気回路手段を含んで構成された、ハイブ
リッド膨張可能エアバッグ安全緩衝システムにおけるイ
ンフレータ用の複合低圧スイッチ/イニシエータ/ガス
ジェネレータ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/197,627 US5429387A (en) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | Low pressure switch/initiator/gas generator |
US197627 | 1994-02-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014773U true JP3014773U (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=22730133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000656U Expired - Lifetime JP3014773U (ja) | 1994-02-16 | 1995-02-15 | 圧縮ガスエアバッグインフレータ用の複合低圧スイッチ/イニシエータ/ガスジェネレータ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5429387A (ja) |
EP (1) | EP0668197A1 (ja) |
JP (1) | JP3014773U (ja) |
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