JP3014527U - 電器用安全プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 組立が容易で安全性の高い電器用安全プラ
グ。 【構成】 上、底ケーシング３をロックしてなるケーシ
ングを有し、極性端子３１の嵌脚は、底ケーシング３内
部の柱板３０と底ケーシング３外壁の間隙と、柱板３０
と隔板３９の間隙中に挿接され、嵌脚の一側が延伸され
てアーチ状でカートリッジヒューズ３４の下半円柱を確
実に被覆する被覆導片４０が形成され、、カートリッジ
ヒューズ３４の接続端子３３がアーチ状の被覆導片４２
を提供し、カートリッジヒューズ３４の別端の金属継手
４３を被覆収容し、底ケーシング３の柱板３０と対応す
る止め壁の内側に、一浅溝が開設されて極性端子３１の
嵌脚に延設された被覆導片４０の開口端の凸縁４７を嵌
入でき、ヒューズの接続端子３３の被覆導片４２が間に
嵌置される二壁にも浅溝が設けられ、被覆導片４２の開
口の凸縁４２１が挿入固定される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一種の電器用安全プラグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

交流電気を用いる電器は、必ずプラグとソケットを用い、一つの導電供給を形 成するものである。もし一つのソケットに一つだけの電器を挿接するならば、あ まり大きな電流負荷は発生しない、しかし一つのソケットに多くの電器を挿接す ると、電流負荷が大きくなりすぎて危険を発生する恐れがある。この危険性に対 し、従来の電器用のプラグは、基本的な構造は簡単で、僅かに一つのケーシング 及び陽極、負極の極性端子を包括し、並びに一つのケーシング末端の電線に連接 して一つの導電状態を形成するものであった。

【０００３】 図７に示されるのは、いくぶんか改良されたもので、電器用のプラグ１内にシ ートクッション１８が設けられている。一つの極性端子１１をシートクッション １８内の柱板１３の嵌脚１４の側辺に嵌入し、一つのカートリッジヒューズ１５ を安置し、カートリッジヒューズ１５が一つの極性極性端子１１からカートリッ ジヒューズ１５の接続端子１０に流れる電流負荷に感応できるようにし、もし負 荷が高すぎる場合は、カートリッジヒューズ１５内部が溶断し、電流を遮断し、 もって安全効果を達成するものである。並びにケーシング１２の上面には一つの 長形孔１６が設けられ、並びに上蓋１７で開閉され、カートリッジヒューズ１５ の交換が可能とされる。この種の従来のプラグには以下のような欠点があり、そ の改善が待たれていた。 １．ケーシング１２はプラスチック材料を射出して成形され、冷却されて固定 形態となるのを待って連結されて一体とされ、並びに一つのシートクッション１ ８が填塞された。このような組立形態は、ケーシング１２内の部品の取り外し及 び取り付けに不便であり、且つ作業に時間がかかり比較的多くの生産コストを費 やすこととなった。 ２．カートリッジヒューズ１５は円柱体状であり二端がそれぞれプラグの極性 端子１１の嵌脚１４及びヒューズの接続端子１０に接触し、カートリッジヒュー ズ１５の円柱の側辺は切線で一つの極性端子１１の嵌脚１４及びヒューズの接続 端子１０に接触する。これにより、僅かに切線上で電流に対して感応し、電流の 貫通に対してはヒューズの溶断という安全措置の上で十分に反応することができ なかった。例えば、電流の負荷が高すぎる時、切線は僅かに比較的低い電流負荷 に感応するのみである。且つ不注意からこの接触の切線をもし極性端子１１の嵌 脚１４とヒューズの接続端子１０の側壁に偏離させると、プラグ１は不確定な危 険状態とされ、安全構造という当初の意図及び効果は大きく削減される。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、組立に便利で、安全効果の高い電器用安全プラグを提供することを 課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の電器用安全プラグは、主に、ケーシングと端子を包括し、 ケーシングは、上ケーシングと底ケーシングをロックしてなり、上ケーシング の左右二側の内壁にフックが、並びに底ケーシングの左右二側の外壁にそれぞれ 溝道が設けられ、該溝道は上ケーシングのフックを収容して該溝道内で推移させ られ、並びに該溝道内のキャッチフックで上ケーシングのフックをロックし、 一つの極性端子の嵌脚は、底ケーシング内部の柱板と底ケーシング外壁が形成 された間隙中と、柱板と隔板が形成する間隙中に挿接され、並びに嵌脚の一側が 延伸されてアーチ状でカートリッジヒューズの下半円柱を確実に被覆する第１被 覆導片が形成され、第１被覆導片は横置されたカートリッジヒューズの一端の金 属継手の下半円の周縁を被覆でき、接触点を増し、また、カートリッジヒューズ の接続端子がアーチ状の第２被覆導片を提供し、カートリッジヒューズの別端の 金属継手をその内に収容し、また金属継手の下半円の周縁を被覆する。

【０００６】 本考案の電器用安全プラグはまた、前記底ケーシングの柱板と対応する止め壁 の内側に、一つの浅溝が開設され、極性端子の嵌脚に延設された第１被覆導片の 開口端の一つの凸縁が、該浅溝に嵌入でき、固定され、且つヒューズの接続端子 の第２被覆導片が間に嵌置かれる対応する二壁にも相対応する浅溝が設けられ、 第２被覆導片の開口の二つの凸縁が、浅溝内に挿入固定される。

【０００７】

【作用】

本考案の電器用安全プラグは、組立に便利で、安全効果が高い。

【０００８】

【実施例】

実施例については、図を参照して説明する。図１は本考案の組立後の斜視図、 図２は本考案の上蓋、下蓋を鎖固する対応関係図、図３は本考案の分解斜視図、 図４は本考案の下蓋の斜視図、図５は上記図１のＡ−Ａ線による断面図、図５は 上記図１のＢ−Ｂ線による断面図である。

【０００９】 図１及び図３に示されるように、本考案は主に上ケーシング２、底ケーシング ３を包括し、そのうち、上ケーシング２はケーシング上面の中央に一つの長方形 孔２１が開設され、並びに該長方形孔２１の左右の二側の内壁にそれぞれ凸レー ル２３が設けられ、これと上蓋２４の左右二側外縁に設けられた溝道２５が組み 合わされることができ、上蓋２４が上ケーシング２の長方形孔２１内を行進させ られることで開閉を形成する。閉時には材質の塑性を利用し、一つの凸粒２２を 克服し、上蓋２４と凸粒２２がロックしあう。上蓋２４末端には並びに一つの突 出する止め部２４１が設けられる。また上ケーシング２の左右の二つの内壁には 若干のフック２６が設けられる。

【００１０】 図３並びに図２に示されるように、底ケーシング３は、極性端子３１、３２、 ヒューズの接続端子３３の３つの端子の受け座である。底ケーシング３にはその 左右の二外壁にそれぞれ一つの溝道３５が開設される。該溝道３５は上ケーシン グ２のフック２６を収容して溝道３５内で推移させられ、並びに溝道３５内に設 けられたキャッチフック３６により上記のフック２６をロックできる。並びに底 ケーシング３底部と上蓋２４の止め部２４１に対応する一つの止め部５が設けら れ、本考案が完成した後に、使用者がプラグをつかむ時に指に一つの滑り止めと なり、つかむのに便利である。

【００１１】 図３及び図５に示されるように、並びに、底ケーシング３には一つの柱板３０ が設けられ、極性端子３１の嵌脚３７を立設し、柱板３０と外壁３８の間に形成 された間隙Ｐ１、及び柱板３０と隔板３９の間に形成された間隙Ｐ２の間にそれ ぞれ挿接し、並びに嵌脚３７の一側が横に向かって延伸されてアーチ状の、且つ ヒューズの下半円柱を確実に被覆する被覆導片４０が形成され、カートリッジヒ ューズ３４の一端の金属継手４１を収容することができる。また、図６に示され るように、ヒューズの接続端子３３の末端はアーチ形の被覆導片４２とされ、カ ートリッジヒューズ３４のもう一端の金属継手４３をその内に収容することがで き、安定した被覆固定を行う。さらに図４に示されるように、底ケーシング３に おいて柱板３０と対応する止め壁４４の内側には、一つの浅溝４５が開設され、 アーチ状でカートリッジヒューズの下半円柱を確実に被覆する被覆導片４０の上 方の開口の一端の凸縁４７を該浅溝４５内に嵌入でき、簡単に揺動や滑動させな い。図６に示されるように、底ケーシング３において、ヒューズの接続端子３３ の被覆導片４２が嵌め置かれる間隙Ｐ３の二つの内壁にもまた相対応する浅溝４ ８、４９が設けられ、被覆導片４２の凸縁４２１の嵌入と固定に供され、もって アーチ形を呈する被覆導片４２が揺動や滑動を発生させにくくする。

【００１２】 本考案のもう一つの特色は、アーチ状でカートリッジヒューズの下半円柱を確 実に被覆する被覆導片４０、及びアーチ状を呈する被覆導片４２が底ケーシング ３内部にしっかり固定されることであり、及び、カートリッジヒューズ３４の金 属継手４１、４３は形態上、カートリッジヒューズ３４の円弧形に近く設けられ 、即ち、カートリッジヒューズ３４の金属継手４１、４３の形状は、カートリッ ジヒューズ３４の下半円面の形状に組み合わせられるものとされて、よって導電 が確実に成され、カートリッジヒューズ３４は確実に電流の通過に感応でき、過 負荷の際には、溶断して電流を遮断する措置をとることができ、安全の効果を達 成する。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以下のような効果を有する。 １．上ケーシング２と底ケーシング３を嵌合による結合、固定構造により、組 立が便利で、且つ効果的に製造時間及び製造コストを削減できる。 ２．アーチ状でカートリッジヒューズの下半円柱を確実に被覆する被覆導片４ ０と、アーチ状を呈する被覆導片４２の側壁との嵌着により、被覆導片４０、４ ２の固定性が良好で、揺動や滑動により導電接触点を離脱することがない。 ３．カートリッジヒューズ３４の、極性端子３１及びヒューズの接続端子３３ との接触は、被覆導片４０、４２の設置により、確実に被覆され、導電感応もま た明確であり、カートリッジヒューズ３４が正確に反応して電線を焼断し、電流 を遮断し、安全効果を達成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の組立後の斜視図である。

【図２】本考案の上蓋、下蓋を鎖固する対応関係図であ
る。

【図３】本考案の分解斜視図である。

【図４】本考案の下蓋の斜視図である。

【図５】上記図１のＡ−Ａ線による断面図である。

【図６】上記図１のＢ−Ｂ線による断面図である。

【図７】従来の電器用プラグの斜視図である。

【符号の説明】

２・・・上ケーシング ２１・・・長方形孔 ２２・・
・凸粒 ２３・・・凸レール ２４・・・上蓋 ２４１・・・止
め部 ２５・・・溝道 ２６・・・フック ３・・・底ケーシ
ング ３０・・・柱板 ３１・・・極性端子 ３２・・・極性
端子 ３３・・・接続端子 ３４・・・カートリッジヒューズ
３５・・・溝道 ３６・・・キャッチフック ３７・・・嵌脚 ３８・・
・外側壁 ３９・・・隔板 ４０・・・被覆導片 ４１・・・金属
継手 ４２・・・被覆導片 ４２１・・・凸縁 ４３・・・金
属継手 ４４・・・止め壁 ４５・・・浅溝 ４７・・・凸縁
４８・・・浅溝 ４９・・・浅溝 ５・・・止め部 Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３・
・・間隙 １・・・プラグ １０・・・接続端子 １１・・・ブレ
ード １２・・・ケーシング １３・・・柱板 １４・・・嵌
脚 １５・・・カートリッジヒューズ １６・・・長形孔
１７・・・上蓋 １８・・・シートクッション

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主に、ケーシングと端子を包括し、 ケーシングは、上ケーシングと底ケーシングをロックし
   てなり、上ケーシングの左右二側の内壁にフックが、並
   びに底ケーシングの左右二側の外壁にそれぞれ溝道が設
   けられ、該溝道は上ケーシングのフックを収容して該溝
   道内で推移させられ、並びに該溝道内のキャッチフック
   で上ケーシングのフックをロックし、 一つの極性端子の嵌脚は、底ケーシング内部の柱板と底
   ケーシング外壁が形成された間隙中と、柱板と隔板が形
   成する間隙中に挿接され、並びに嵌脚の一側が延伸され
   てアーチ状でカートリッジヒューズの下半円柱を確実に
   被覆する第１被覆導片が形成され、第１被覆導片に横置
   されたカートリッジヒューズの一端の金属継手の下半円
   の周縁を被覆でき、接触点を増し、また、カートリッジ
   ヒューズの接続端子がアーチ状の第２被覆導片を提供
   し、カートリッジヒューズの別端の金属継手をその内に
   収容し、また金属継手の下半円の周縁を被覆する、電器
   用安全プラグ。
2. 【請求項２】 底ケーシングの柱板と対応する止め壁の
   内側に、一つの浅溝が開設され、極性端子の嵌脚に延設
   された第１被覆導片の開口端の一つの凸縁が、該浅溝に
   嵌入でき、固定され、且つヒューズの接続端子の第２被
   覆導片が間に嵌置かれる対応する二壁にも相対応する浅
   溝が設けられ、第２被覆導片の開口の二つの凸縁が、浅
   溝内に挿入固定される、請求項１に記載の電器用安全プ
   ラグ。