JP3014147U - シート状材料の突合せ型構造 - Google Patents

シート状材料の突合せ型構造

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JP3014147U
JP3014147U JP1995001568U JP156895U JP3014147U JP 3014147 U JP3014147 U JP 3014147U JP 1995001568 U JP1995001568 U JP 1995001568U JP 156895 U JP156895 U JP 156895U JP 3014147 U JP3014147 U JP 3014147U
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synthetic resin
flat
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heat
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徳二 長瀬
吉之助 長瀬
次郎 長瀬
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株式会社フイツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】合成樹脂板を突合せて溶着する際、押え制御
片を両側面に有する上側電極と、平担な平面より成る下
側電極を用いることにより、段差のない同一厚さ、同一
平面で溶着された合成樹脂板を得る。 【構 成】耐熱性絶縁物より成る1枚平板の一辺に溝を
穿つて発熱体を埋込み、その両側に絶縁物より成る押え
制御片を強固に取付け、溶差電極面は段差のない平担な
電極面とした上側電極と、耐熱性絶縁物より成る平担な
平面に溝を穿つて発熱体を埋込み、電極面を平担面とし
た下側電極を用いる。この両電極間に合成樹脂板を積層
し、電極間に押圧力を加えながら、発熱体に低周波イン
パルス電流を印加すると、積層部が溶融・溶着すると共
に、押え制御片が作用して合成樹脂板が同一厚さ、同一
平面で溶着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PE T)、その他の硬質若しくは半硬質の合成樹脂シートを用い、素材厚さを変えず に同一面、同一厚さに合成樹脂シートを溶融・溶着させるに好適なインパルス溶 接機用電極に関する。
【0002】 〔従来の技術〕 PVC、PET、その他の硬質若しくは半硬質合成樹脂を筒状に加工又は平面 突合せ状に加工する場合、熱風溶接機、高周波溶接機、超音波溶接機、インパル ス溶接機、ホットプレート溶接機並びに回転溶接機等を用いて溶接するのが一般 的である。 インパルス溶着は、溶融・溶着させる合成樹脂を電気抵抗の大なる特殊発熱体 を内臓したバーに、低周波衝撃電流を流し、瞬間的に大量の熱を発生させ、この 熱でプラスチックシートを溶融・溶着させるものであるが、硬質若しくは半硬質 の合成樹脂板を平面突合せ状又は筒状に加工する場合、合成樹脂板を2枚重ねて インパルス電極のバーにインパルス電流を印加しても、その溶着面は凹断面にし か仕上がらず、完全な平面は得られなかつた。
【0003】 〔考案が解決しようとする課題〕 従来のPVC、PET、その他の合成樹脂板を筒状若しくは平面突合せ状に、 インパルス溶接機を用いて溶着した場合、その溶着面は凹断面にしか仕上らず、 商品価値に乏しいものであつた。 本考案による電極は、一方の電極は1枚の耐熱樹脂若しくはセラミツク等の耐 熱性材料を用いた平板電極で、電極面は溝を穿つてヒータ線を埋込み、その両側 に押え制御片を有し、他方の電極は同様な耐熱性材料を用い、その電極面に溝を 穿ち、ヒータ線を埋込んだ平担な電極面を有する電極を用いる。 この電極を用いて合成樹脂板の溶着部を一部積重ね、インパルス電流をヒータ に印加すれば、電極部は発熱して合成樹脂板は溶融・溶着するが、押え制御片は 発熱部分が無いので、合成樹脂板の厚さは変化せず、合成樹脂板の板厚に達する と押圧力が無くなるので、同一平面に仕上り、良好な筒状加工若しくは平面突合 せ状に仕上る。
【0004】 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、一方の電極は耐熱性絶縁物より成る1枚の平板に、その細長い一辺 に溝を穿つて発熱体を埋込んで電極面とし、電極を狭んでその両側に絶縁物より 成る押え制御片を有し、電極面と押え制御片とは段差のない同一平面とした上側 電極と、他方の電極は溝を穿つて発熱体を埋込み、平担な耐熱絶縁物より成る平 面電極である上下一対のインパルス発振器用電極を用いることにより、これを達 成した。
【0005】 〔作 用〕 発熱体を埋込んだ耐熱性絶縁物より成る平板電極と、その両側に絶縁物より成 る押え制御片を有する上側電極と、発熱体を埋込んだ耐熱性絶縁物より成る平面 を有する下側電極の間に、溶融・溶着させる合成樹脂板を突合せ状に配置し、電 極には押圧力を加えながら、インパルス電流を発熱体に印加して発熱させる。 合成樹脂板はこの熱と押圧力で変形しながら溶融・溶着し、合成樹脂板の厚さ に達すると押え制御片が押圧力を制御するので、同一の厚さ、同一平面で合成樹 脂板を溶着する。
【0006】 〔実 施 例〕 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案実施例に係る上側電極の斜視図である。 図2、図3は、本考案実施例に係る合成樹脂板を2枚重ねする場合、同一板厚 面で仕上げる場合の説明図である。
【0007】 図1は筒状加工又は平面突合せ状に溶接加工するインパルス溶接機用の上側電 極1であつて、その電極材料は耐熱樹脂若しくはセラミツク等の耐熱性材料で構 成され、その電極面には溝が穿たれてヒータ線3が埋込まれ、ヒータ線3の両端 にはリード線4が接線され、ヒータ線3に低周波インパルス電流が供給できるよ うになつている。
【0008】 この上側電極1の両側面には、電極厚さより若干厚みを有し、電極長さ全般に わたつて取付けられた絶縁物より成る押え制御片2が、ボルト・ナツト等を用い て下側電極1に強固に取付けられている。 上側電極1の圧着面と、左右の押え制御片2の圧着面は、段差のない同一平担 面5を構成する。
【0009】 下側電極6は、平担な電極面に溝を穿ち、ヒータ線7を埋込み、そのヒータ線 7の両端にはリード線8が接続されており、インパルス発振器13よりの低周波 インパルス電流により発熱するようになつている。 この下側電極6は、突合せ溶接する合成樹脂板の載置台をも兼ねるので広い平 面を有する電極で、上側電極1と同様に耐熱樹脂若しくはセラミツク等の耐熱性 材料で構成され、その発熱部は他の平面と段差のない平面となつている。
【0010】 この電極1,6を用いてペツトボトル式のテニスボール或はバドミントンのシ ヤトルコツク等の収容ケースのような筒形の、平面突合せ溶接によるケース製作 について手順を説明する。
【0011】 図2に示すように、電極1,6をインパルス発振器に接続し、発振周波数調整 14により印加するインパルス発振周波数を、出力調整15により印加する出力 を、PET・PVC等の合成樹脂の溶融・溶着に適した周波数並びに出力に調整 する。 PVC、PET等の硬質若しくは半硬質の合成樹脂板91,92を、図2に示 すように2段重ねとし、その重ね幅はヒータ線の幅より若干狭い間隔で重ね合わ せる。 その2段重ねの個所に上・下側電極1,6のヒータ線3,7を重ね、上側電極 1に押圧力を加えながら、インパルス発振器10を稼動させ、低周波インパルス をヒータ線3,7に印加すると、ヒータ線3,7は発熱し、樹脂を溶融・溶着さ せる。 上側電極1に加えられている機械的押圧力で、溶融樹脂は変形し、図3に示す ように平担な平面で、2枚の樹脂が溶着する。
【0012】 インパルス電流がヒータ線3,7に印加されると、重ね合せ部が温度上昇し、 合成樹脂板が溶融し、上側電極1に加えられる機械的圧力で2枚重ね部が溶融変 形すると共に、上側電極1の両側に取付けられている押え制御片2は絶縁物であ るから、此の部分には発熱機能は無く、発熱しないので、突合せ溶接する樹脂本 来の厚さに達すると、押え制御片2は上側電極1の押圧力を制限し、同一厚さで 2枚の合成樹脂板が溶融・溶着される。 溶着される合成樹脂板が薄いフイルム状の場合、電極スイッチ11,12の何 れか一方のスイッチを断とし、一方の電極で溶着させることも可能である。 一般にインパルス発振器による溶着は、加熱および冷却が急速に行えるので、 薄手のフイルムでも収縮や変形の心配は余り考慮しなくて良い。
【0013】 図4に示す別の実施例は、上側電極1は1枚の導体の平板電極であり、同様に 電極の両側に絶縁物より成る押え制御片2を有している。 下側電極6は平担な平面を有する導体の電極であつて、この両者間に40〜7 0MHzの高周波電界を印加し、合成樹脂の持つ誘電体損失による発熱を利用し て2枚の合成樹脂板を溶融・溶着することも可能である。
【0014】 〔考果の効果〕 一般的にインパルス発振器を用いて筒形に加工若しくは平面突合せ状に加工す る場合、溶着面は凹断面にしか溶着できないのが通常であつた。 本考案の押え制御片を有する電他を用い、筒形加工若しくは平面突合せ状に加 工した場合、同一厚さ、同一平面での溶着が可能であり、ケース内低気圧封入式 の空気洩れ防止と、成形時の材料ロスの低減に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案実施例に係る上側電極の斜視図であ
る。
【図2,図3】本考案実施例に係る2枚重ね溶着する場
合の説明図である。
【図 4】本考案実施例以外の他の実施例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1:上側電極 2:押え制御片 3:ヒータ線 4:リード線(上側
電極用) 5:平担面 6:下側電極 7:ヒータ線 8:リード線(下側
電極用) 91:下側合成樹脂板 92:上側合成樹脂
板 10:インパルス発振器 11:上側電極スイ
ッチ 12:下側電極スイッチ 13:電源スイッチ 14:発振周波数調整 15:出力調整

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂を筒状加工若しくは平面突合せ状
    に溶着させるインパルス発振器用の電極において、一方
    の電極は耐熱性絶縁物より成る1枚の平板のー辺に、溝
    を穿つて発熱体を埋込んで電極面とし、電極を挟んで両
    側に絶縁物より成る押え制御片を有し、電極面と押え制
    御片とが段差のない同一平面とした上側電極と、他方の
    電極は溝を穿つて発熱体を埋込み、平担な耐熱絶縁物よ
    り成る平面電極である上下一対の電極を備えたことを特
    徴とするインパルス発振器用シート状材料の突合せ型構
    造。
JP1995001568U 1995-01-30 1995-01-30 シート状材料の突合せ型構造 Expired - Lifetime JP3014147U (ja)

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