JP3013812U - 髪飾り止め - Google Patents

髪飾り止め

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JP3013812U
JP3013812U JP1994007845U JP784594U JP3013812U JP 3013812 U JP3013812 U JP 3013812U JP 1994007845 U JP1994007845 U JP 1994007845U JP 784594 U JP784594 U JP 784594U JP 3013812 U JP3013812 U JP 3013812U
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JP1994007845U
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瑞銘 杜
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株式会社アート商会アンドー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でかつ髪束量の多少による挟着間
隔の調節が容易であり、かつ保持・固定の確実な髪飾り
止めを提供する。 【構成】 長手方向の各端部に係支部を有する装飾部材
と、長手方向の一端で前記装飾部材の一方の端部の係支
部に係脱されかつ他端で前記装飾部材の他方の端部の係
支部に係止されるようになされた保持部材との間で頭髪
を保持・固定するようになされた髪飾り止めにおいて、
前記装飾部材がその長手方向を螺旋軸として前記保持部
材の長手方向に沿って設けられている連続した螺旋体か
らなることを特徴とする。 【効果】保持部材と組合わされる装飾部材として合成樹
脂製の螺旋体を用いることにより髪束量の如何によらず
確実な髪止めが可能であり、かつ実質的に射出成形のみ
の工程によって容易に製造できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は髪飾り止めに係り、特に互いに係合可能に組合わされて装飾部材と保 持部材との間に頭髪を保持・固定するようになされた髪飾り止めに関する。
【0002】
【従来の技術および解決すべき課題】
頭髪をまとめて保持固定するための髪飾り止めとしては装飾機能を兼ねた種々 の形式のものが従来から用いられているが、この方式の髪飾り止めでは頭髪が装 飾部材と保持部材との間で束ねて保持されるので、確実な保持および使い勝手の 良さ等を考慮して少なくともいずれか一方の部材がある程度の弾性を有する必要 である。しかし、ほとんどの髪飾り止めの装飾部材や保持部材は平板状又は棒状 の合成樹脂又は金属材料からなるものが多いのでそれらの弾性はある程度限られ たものとなる。
【0003】 一方髪飾り止めによって保持される頭髪の量は使用者によって又は装着部位に よっても大きく変わるため、夫々の使用者は最適な形状や構造を有する髪飾り止 めを選択する必要がある。
【0004】 また従来の髪飾り止めはその材質が前記のように合成樹脂又は金属であるため 、保持された頭髪に滑りが生じて偏寄りや乱れを来たすおそれがある。これを防 止する方策としては、たとえば各部材の対向面に係止突起を形成した髪飾り止め も知られているが、構造が複雑で外観としてもそれほど好ましくなく、また製造 上も金型の形状その他の点でコストが増大する欠点があった。
【0005】 本考案の課題は頭髪の保持に必要な弾性に富み使用者や使用部位によって変わ る髪束量の変化に柔軟に対応することができしかも構造が簡単で製造の容易な髪 飾り止めを提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記本考案の課題は長手方向の各端部に係支部を有する装飾部材と、長手方向 の一端で前記装飾部材の一方の端部の係支部に係脱されかつ他端で前記装飾部材 の他方の端部の係支部に係支されるようになされた保持部材との間で頭髪を保持 ・固定するようになされた髪飾り止めにおいて、 前記装飾部材がその長手方向を螺旋軸として前記保持部材の長手方向に沿って 設けられている連続した螺旋体からなることを特徴とする前記髪飾り止めによっ て解決される。
【0007】
【作用】
本考案の髪飾り止めはその装飾部材がその長手方向を螺旋軸とする合成樹脂製 1旋体からなり、この装飾部材と保持部材との組合せの間に頭髪が保持固定され る。装飾部材は強度および可撓性に優れたABS樹脂等の熱可塑性樹脂から射出 成形によって容易に成形される。
【0008】 たとえばABS樹脂等からなる螺旋体はその可撓性に富む材質に加えて螺旋構 造特有の大きな弾力性を示す。したがって、このような螺旋体からなる装飾部材 と保持部材との間に頭髪を挟着する際には、螺旋の弾力により装飾部材が自由に 変形して保持部材との間隙が頭髪量の変化にしたがって自然に調節される。
【0009】 また前記のように装飾部材の螺旋体は極めて大きな弾力性を有するため、装着 の際に適宜に屈曲して頭髪の挟着操作を容易にし、かつ装着後には保持部材との 間で頭髪が全体にわたって均一で大きな弾力で確実に保持固定される。また螺旋 軸は髪飾り止めの長手方向に沿っており、したがって個々の螺旋条の巻回方向( 径方向)が髪の流れの方向とほゞ平行になるなので、保持された髪束の個々の部 分はその流れ通りに各螺旋条の間に入り込み、滑りによる乱れや偏りを生じるこ となく確実に固定され、また櫛目を入れたように整えられてまとまった状態で保 持される。
【0010】 保持部材はたとえば全体がほゞ直線状であり螺旋体の両端の螺旋条間に挿通す るように棒状体としてもよく、この場合にはその一方の端部に適宜な係合部を設 け、保持部材の螺旋体に挿入した際にこの係合部が螺旋体の係支部に係合して抜 止めとなるようにすることが好ましい。また保持部材は全体を頭面の曲線に沿っ て長手方向に彎曲させた板状部材としてもよく、この場合には螺旋体の一方の端 部の一部に係脱溝を有する開閉口を他方の端部の一部に閉環状の係支口を形成し 、対応する板状保持部材の一端に形成した開閉操作部をこの開閉口に対して係脱 溝を介して係脱させ、かつ他端に形成する枢止部の径を大きくして前記係支口か ら容易に離脱しないようにすることが好ましい。尚装飾部材の樹脂は射出成形時 に顔料を加えて種々の色彩に着色し又は成形後にメッキ、コーティング等によっ て金、銀、パール、透明色等任意の装飾性に富む色調を与えてもよい。また装飾 部材は螺旋条体からなるためこれられに付加的なアクセサリをさらに係着するこ とも容易である。
【0011】
【実施例】
以下本考案を図面に示す実施例によって説明する。図1は本考案の一実施例の 斜視図、図2はその正面図、図3は同実施例の使用状態を示す説明図である。
【0012】 図に示すように、本実施例の髪飾り止めはほぼ直線状の保持部材1とこの保持 部材1に対向して組合わされる装飾部材としてのABS樹脂製の螺旋体2とから なる。
【0013】 螺旋体2は熱可塑性樹脂から射出成形により一体成形された多数の連続した螺 旋条3、3……からなり、両端の螺旋条4、5は保持部材1の両端を係脱および 係合するようにその開口径を大きくしてある。保持部材1はほゞ直線状の棒状部 材からなり、左端は直線状の操作部6として螺旋状4、5に対して挿入及び離脱 可能にされ、また右端は適宜に彎曲・巻回されて螺旋条5に対する係合部7とし て保持部材の図2の矢印方向への挿入時に容易に螺旋体2から抜落ちないように してある。
【0014】 前記図1、2に示す髪飾り止めによって髪束を保持・固定する際には、適宜な 量でまとめた髪束を螺旋体2の下面に位置させた状態で保持部材1の操作部6の 側から図2に示す矢印のように左向きの方向に螺旋条5および4を通して挿通し 係合部7が螺旋条5に当接するまで挿入すればよい。
【0015】 この場合螺旋体2は可撓性の高いABS樹脂からなるため弾性に富み、たとえ ば髪束の量が多い場合には大きく上方に変形して保持部材1との間隙8が開き容 易に髪束を挟着することができる。またこれによって挟着後には髪束に対して螺 旋体2から大きな弾性反力が加えられるので、多量の髪束がそれによって確実に 保持固定される。
【0016】 さらに図3に示すように、螺旋体2の各螺旋条3は髪飾り止めの通常の装着態 様ではほゞ頭髪の流れの方向に沿うことになるので、髪束の各部分が螺旋条間の 間隙9に均等に分かれて入りこみ、髪飾り止め内での頭髪10のずれやそれによ る乱れが防止され、かつ髪飾り止めの装着によって髪束は櫛目を入れたような状 態に整えられて固定される。
【0017】 尚前記実施例においては螺旋体に組合わせて装飾部材としての棒状の保持部材 を用いているが、保持部材の形態および材質は前記螺旋体と組合わせて髪束を確 実に保持・固定できるものであれば任意のものとしてよい。
【0018】 図4および図5はそのような本考案の好ましい別の態様を示す。図4は保持部 材として頭面に沿って彎曲された平板状の部材を用いた実施例の斜視図、図5は その右側面図、図6は左側面図である。
【0019】 図4に示す実施例の髪飾り止めは頭面の形状に沿って長手方向に僅かに彎曲さ せた平板状の保持部材11とこの保持部材11に対向して組合わされる装飾部材 としての螺旋体12とからなりこれらはいずれもABS樹脂からの射出成形によ って製造されている。
【0020】 保持部材11の両端は螺旋体12の一端に枢止される係合頭部13および螺旋 体12の他端に係脱可能な開閉操作部14として夫々保持部材11の本体部分よ り巾広に膨出形成されている。図4ないし図6に示すように右端の螺旋条15は 円環状とされその一部に前記保持部材11の係合頭部13を挿入する係支口16 が形成されている。また螺旋体12の左端の螺旋条17も閉環状とされ、その一 部に保持部材11の開閉操作部14を係脱溝19を介して係脱可能に収容する開 閉口18が形成されている。
【0021】 図示の実施例においては、前記螺旋体12は長径約2cm、短径約1cmの断 面ほゞ長円形で直径約4mmの螺旋条を約6mmの螺旋ピッチで長手方向に連続 して設けてある。尚前記螺旋体12の各部の前記の仕様は目的に応じて任意に変 更することができる。尚螺旋体12の表面には保持部材11と同様にして金色メ ッキが無電解法によって形成されている。螺旋体12の表面の色調はこの他AB S樹脂の配合材料への各種顔料の添加、成形後の表面への塗料のコーティング等 によって金、銀、白、青、緑およびその他の中間色、ならびにパール色等の任意 の色調に着色することができる。
【0022】 前記図示の髪飾り止めによって頭髪を結束・固定する際には、図4〜図6に示 す螺旋体12の左端の螺旋条17の開閉口18に係合されている保持部材11の 操作部14を係脱溝19に沿って取外ずし、次いで螺旋体12の右端の螺旋条1 5の枢支口16に挿入されている保持部材11の係合頭部13を支点として保持 部材11を螺旋体12から回動離間させ、両者の間に髪束をまとめて挟着してか ら、再び保持部材11の操作部14を螺旋体12の弾性反力に抗して螺旋条17 の開閉口18に係合される。これによって髪束は前記螺旋体12と保持部材11 との間に保持される。
【0023】 この場合螺旋体12は材質が可撓性の高いABS樹脂からなるため、保持部材 11を開いて髪束を挟着する際に螺旋体が適宜に屈曲するので髪束の挟着は極め て容易である。また、挟着の際に髪束の量が異なっても弾性を有する合成樹脂製 の螺旋体12および保持部材11、特に螺旋体12がこれに応じて弾性変形し保 持部材11との間隙が自由に調整されるため、どのような量の髪束に対しても適 切に対処できる。さらに挟着後の保持に際しては、螺旋体12の大きな弾性反力 によって髪束が確実に挟着部材11と螺旋体12との間に固定される。
【0024】 本実施例の髪飾り止めは射出成形によって夫々成形されている板状の保持部材 11と螺旋体12との二部材のみからなるため、その製造が極めて容易である。 また組付けに際しても保持部材11の操作部14を螺旋体12の各端部の枢支口 16および開閉口17に順次通過させるだけでよく、保持部材11の係合頭部1 3が螺旋体12の係支口16よりも大径に形成されているので保持部材11が螺 旋体12から脱落するおそれはない。また使用に際しては予め両部材間を大きく 開いて所要量の髪束を挟んだ後、保持部材11の操作部14を螺旋体12の開閉 口18に係合させるだけで良いので、装着操作が極めて容易であり、かつ予めま とめた所要量の髪束を確実に挟着することができる。さらに、前記の構造を有す ることにより色調、寸法および弾性の異なる数種の螺旋体を用意してこれを同一 の保持部材と組合せ交換して用いるようにすることもできる。
【0025】
【考案の効果】
本考案の髪飾り止めは合成樹脂から射出成形される螺旋体と保持部材との組合 せのみからなるため、簡単かつ低廉なコストで提供することができる。また合成 樹脂製の螺旋体は極めて弾性性が大きいので各使用者および使用態様による髪束 の量の変化に容易に対応することができる。さらに螺旋体はその大きな弾力によ って保持した髪束を確実に固定することができ、かつ各螺旋条が髪の流れの方向 に沿っているので髪束の各部分が条間に均等に入り込みそれによって滑りや偏り が防止されかつ髪束が櫛目を入れたように整えられた状態で固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の正面図である。
【図3】本考案の一実施例の装着状態を示す説明図であ
る。
【図4】本考案の別の実施例の斜視図である。
【図5】本考案の別の実施例の右側面図である。
【図6】本考案の別の実施例の左側面図である。
【図面の符号】
1、11…保持部材 2、12…螺旋体(装飾部材) 3、4、5、15、17…螺旋条 6、14…操作部 7、13…枢止部 16 …係支口 18 …開閉口 19 …係脱溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の各端部に係支部を有する装飾
    部材と、長手方向の一端で前記装飾部材の一方の端部の
    係支部に係脱されかつ他端で前記装飾部材の他方の端部
    の係支部に係支されるようになされた保持部材との間で
    頭髪を保持・固定するようになされた髪飾り止めにおい
    て、 前記装飾部材がその長手方向を螺旋軸として前記保持部
    材の長手方向に沿って設けられている連続した螺旋体か
    らなることを特徴とする前記髪飾り止め。
  2. 【請求項2】 前記保持部材が一方の端部で前記装飾部
    材の一方の端部の係支部に対して挿通および引抜可能に
    され、前記装飾部材の他方の端部の係支部に対して前記
    挿通方向には離脱不能になされた棒状部材である請求項
    1記載の髪飾り止め。
  3. 【請求項3】 前記保持部材が前記装飾部材の一方の端
    部の係支部に対して係脱可能な開閉操作部と、前記装飾
    部材の他方の端部の係支部から離脱不能な枢止部とを有
    し、かつ頭面の曲線に沿って長手方向に彎曲した板状部
    材である請求項1記載の髪飾り止め。
  4. 【請求項4】 前記装飾部材がABS樹脂の射出成形に
    よってつくられている請求項1記載の髪飾り止め。
JP1994007845U 1994-05-30 1994-05-30 髪飾り止め Expired - Lifetime JP3013812U (ja)

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