JP3013346U - 電子レンジ用食品カバー - Google Patents
電子レンジ用食品カバーInfo
- Publication number
- JP3013346U JP3013346U JP1994003498U JP349894U JP3013346U JP 3013346 U JP3013346 U JP 3013346U JP 1994003498 U JP1994003498 U JP 1994003498U JP 349894 U JP349894 U JP 349894U JP 3013346 U JP3013346 U JP 3013346U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- cover
- microwave oven
- cotton fabric
- plain weave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品、特にパン類を電子レンジで加熱する際
に使用する食品カバー。 【構成】 平織りの綿生地に、厚手で比較的に粗い織り
の平織り綿生地を重ね合わせた素材片の一対を粗い織り
の綿生地側を向かい合わせにして互いに組付け、その周
りを一部を残して綴じ合わせることにより、内側空間に
連通する開口部を形成してなる電子レンジ用食品カバ
ー。
に使用する食品カバー。 【構成】 平織りの綿生地に、厚手で比較的に粗い織り
の平織り綿生地を重ね合わせた素材片の一対を粗い織り
の綿生地側を向かい合わせにして互いに組付け、その周
りを一部を残して綴じ合わせることにより、内側空間に
連通する開口部を形成してなる電子レンジ用食品カバ
ー。
Description
【0001】
本考案は、食品、特にパン類を電子レンジで加熱する際に使用する食品カバー に関する。
【0002】
ポリ袋入りの買い置きパンとか、食べ残った食パンとか、パン菓子などで、時 間が経って水気がなくなり、パサパサになったものとか固くなったものを、電子 レンジに掛けて温めようとするとき、パン類を裸でレンジに載せると、でき上が りがカチカチになってしまうし、また、サランラップに包んで温めるとベトベト になって自然の形が失われる、といったことを経験する。
【0003】 そこで大方は、その際、パン類をペーパタオルとか、クッキングシートなどで 包んでから、電子レンジに装入しているのが一般である。 しかし、電子レンジの付近に常時、ペーパタオル、クッキングシートを用意し ているとは限らないし、でき上がりの時の水分の保持が、今一つ思わしくない。 また、使い勝手が必ずしも良好とはいえない上に、使い捨てである。
【0004】
そこで本考案は、従来の欠点を解消して上記の使用目的に適合し、パン類の水 分をバランスよく保持してふっくり温め、かつ、繰返し使用に耐える電子レンジ 用食品用カバーを開発、提供することを目的とするものである。
【0005】
本考案は、前記目的を達成するため、厚手の綿生地を袋状に成形して、開口部 からパン類を収納し電子レンジに掛けることにより、従来の問題点を解消するよ うにしたもので、詳細には、以下に述べるとおりの構成要件を具備する。
【0006】 (1) 平織りの綿生地に、厚手で比較的に粗い織りの平織り綿生地を重ね合 わせた素材片の一対を粗い織りの綿生地側を向かい合わせにして互いに組付け、 その周りを一部を残して綴じ合わせることにより、内側空間に連通する開口部を 形成してなる電子レンジ用食品カバー。
【0007】
プラスチックフィルム袋、アルミホィールなどの包装材をパンから取り除 き、開口部をとおして前記パンを本考案カバー内に納める。 少し固くなったパンは、濡れ布巾で包み、揚げパン、ピザパイなどは、クッキ ングペーパーで包んで、肉まんじゅう、あんまんじゅう等には、水を振りかけて から、本考案カバーの開口部をとおして、内部に充分、入れる。 水分不足の食品については、あらかじめ外部から補給しておく必要があるから である。 以下、加工される食品を「パン」によって代表させて、説明する。
【0008】 本考案カバーごと、電子レンジに掛けると、パンに含まれた水分が加熱さ れ内部から高温蒸気となって、固まりかけたパンを蒸すように作用し、パンを、 もとのふっくりした状態に戻す。 パン表面から蒸発した余分な水蒸気は、カバーの厚手の木綿繊維間に適度 に保持されてパンの表面を覆い、そのため加熱した後もパン表面が硬くなること がない。
【0009】 しかし、過剰な水蒸気は、カバー表側を構成する木綿繊維間から外部に放散さ れ、カバー材は適度の水分をバランスよく保持するので、加熱後のパンの表面が ベト付くこともない。 カバー内面の粗目の生地は、その際、パンの表面にやわらかく接触するので、 パン表面を傷つけることも、接着することもない。
【0010】 本考案カバーは、パンを電子レンジで加熱後、パンを入れたまま取り出す ときは、パンの保温材およびカバー(容器)として機能する。 本考案カバー材は、木綿生地を使用しているので繰返しの使用に耐える。 化繊生地では、熱に弱く、融解するものもあって実用的でない。 本考案カバー材が汚れたときでも、洗剤などを用いて洗濯・乾燥させれば 再度使用することができる。 オーブンレンジに対する使用は、可能でない。
【0011】
図1は、本考案カバーの好ましい実施例の平面図、図2は、そのA−A断面図 を示すもので、図中、 1は、平織の綿生地、2は、粗織で厚手の綿生地で、生地1,2を重ね合わせ て、図1に示すように円形に截断し、それぞれ開口部3相当個所をパイピングし てなる布地片を一対、厚手の粗織生地2を内側にし、前記開口相当部を相互に合 わせて重ね合わせ、同生地片の周囲を、開口部3を除いて縁取り(パイピング) 4して、袋状カバーを形成する。
【0012】 本実施例では、前記開口部3の広さは、カバー周縁長の略、1/3程度とし、 カバー内にパンを挿入するとき、内容物が、開口部から自然に露出しないように する。もっとも、カバー開口部の広さが、本実施例の作用、効果に格別な影響を 及ぼすおそれは少ない。 要するに、カバー生地片は軟質であって、挿入食品の形になじみ、その状態で 開口部が自づと閉じるよう変形することが望ましい。 なお、前記袋状カバーの内側生地の表面は、起毛した場合も水蒸気の適度の保 持のために有効である。 また、本考案実施例を構成する生地片は、あまり薄過ぎても、水蒸気の保持に 適切でなく、あまり厚過ぎても、いたずらに電子レンジの加熱時間を長引かせる だけ好ましい結果が得られない。
【0013】 本実施例の場合、その外形が円形であるのは、最小の面積で最大の内容物をカ バーできること、そのまま電子レンジの回転皿に載せても支えるところがなく、 均等に加熱されるからである。 しかし、円形のカバーでなければ本考案の作用、効果が期待できないものでは なく、生地の取り方、裁断の都合によって角形であっても多角形に仕立てても、 その作用、効果において異なるところはない。 5は、取っ手であって、電子レンジの中から、カバーを引き出すときにも、使 用済みのカバーを整理、懸垂して置くのに利用することもできる。 前記取っ手は、カバーの縁取り生地を利用して形成することができる。
【0014】 電子レンジの加熱時間(パンの大きさ、入り数により多少の差がある)の、目 安は、次のとおりである。 電子レンジの容量が500 Wの場合、パン100 g当たり、 ※通常のパン類……約30sec ※少し固くなったパン……約60sec ※冷凍パン…………約60sec ※菓子パン……………… 約60sec (電子レンジ400 Wの場合…1.2 倍、600 Wの場合…0.8 倍の時間を目安) ただし、パンを繰り返し加熱したり、加熱し過ぎると固くなることがある。 あん、クリーム、ジャム等の入った菓子パンは、高温になるので注意のこと、 餅類に対する使用は、避けること。
【0015】
本考案電子レンジ用食品カバーは、以上説明したとおりであるから、 電子レンジを利用することにより、固くなったパン(必ずしもパンには限 られない)の水分をバランスよく保ち、ふっくり温めることができる。 パンを挿入したまま、電子レンジから取り出すことができるので、温めた パンの保温または、容器として利用できる。 繰り返し、使用することができる。 カバー外形を円形にすれば、電子レンジのターンテーブルに載せ易い形に なる。 等々、従来使用の食品カバーには見当らない格別の作用、効果を奏するものと なる。
図1 本考案の好ましい実施例の平面図である。 図2 図1におけるA−A断面図を示す。
1 平織の綿生地 2 粗織で厚手の綿生地 3 開口部 4 縁取り(パイピング) 5 取っ手。
Claims (1)
- 【請求項1】 平織りの綿生地に、厚手で比較的に粗い
織りの平織り綿生地を重ね合わせた素材片の一対を、粗
い織りの綿生地側を向かい合わせにして互いに組付け、
その周りを一部を残して綴じ合わせることにより、内側
空間に連通する開口部を形成してなる電子レンジ用食品
カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003498U JP3013346U (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 電子レンジ用食品カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003498U JP3013346U (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 電子レンジ用食品カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013346U true JP3013346U (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=43149012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994003498U Expired - Lifetime JP3013346U (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 電子レンジ用食品カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013346U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015110429A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | 山下 幸男 | 冷凍保存・加熱用食料品 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP1994003498U patent/JP3013346U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015110429A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | 山下 幸男 | 冷凍保存・加熱用食料品 |
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