JP3013262U - 耳係止型補聴器におけるイヤホ─ン - Google Patents
耳係止型補聴器におけるイヤホ─ンInfo
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- JP3013262U JP3013262U JP1994017276U JP1727694U JP3013262U JP 3013262 U JP3013262 U JP 3013262U JP 1994017276 U JP1994017276 U JP 1994017276U JP 1727694 U JP1727694 U JP 1727694U JP 3013262 U JP3013262 U JP 3013262U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耳係止型の補聴器として、その体面を確保し
ながら、また、長時間の装着に不快感を伴うことく、し
かも簡単な構造で抜け落ちの少ないイヤホーンを提供す
ること。 【構成】 耳係止型補聴器におけるイヤホーンの耳孔嵌
合部材7を柔軟な合成樹脂で構成し、その先端部分7a
を、その先端に頂部が位置する如く縦断面視で略半球状
に構成し、且つ、この半球状の遊端縁7bを、その先端
側に比較して薄く構成してある。
ながら、また、長時間の装着に不快感を伴うことく、し
かも簡単な構造で抜け落ちの少ないイヤホーンを提供す
ること。 【構成】 耳係止型補聴器におけるイヤホーンの耳孔嵌
合部材7を柔軟な合成樹脂で構成し、その先端部分7a
を、その先端に頂部が位置する如く縦断面視で略半球状
に構成し、且つ、この半球状の遊端縁7bを、その先端
側に比較して薄く構成してある。
Description
【0001】
本考案は、耳係止型補聴器におけるイヤホーンに関し、特に、増幅器を内蔵し た本体を耳の背後に位置させ、該本体からコードを介してイヤホーンを延設して 構成した耳係止型補聴器におけるイヤホーンに関する。
【0002】
最近、各種の小型の補聴器が提案されている。 これは、高性能の増幅器が製 造できるに至って一層顕著に目立って来たのであるが、大別すると、増幅器を内 蔵した本体を耳の背後に位置させ、該本体からコードを介してイヤホーンを延設 したタイプと、本体を胸のポケット等に仕舞い込み、長いコードを伸ばしてイヤ ホーンを利用するタイプに分かれる。
【0003】 特に、補聴器の本体を超小型化して耳の背後に係止させるタイプは、正面に向 き合って対話する場合に、その補聴器が隠れて目障りとならず、体裁が良いとい う理由で使用勝手に優れており、非常に広く普及し始めている。 また、補聴器の本体を耳の背後に位置させる結果、ここから伸びるコードも最 短のものでよく、従って、イヤホーンのコードも目立つことがないという利点が る。
【0004】 そこで、本発明者は、上述した耳係止型補聴器について、そのイヤホーンの使 用状態について種々調査したところ、その耳孔嵌合部材は、通常の携帯ラジオ等 のイヤホーンと同じ構造を採っていることが分かった。 即ち、イヤホーンのダ イヤフラムの振動を伝える孔を形成した耳孔嵌合部材を耳孔にフィットし易い形 状で少し大き目に構成しており、それによって、耳孔の柔軟性を利用して耳孔を 押し拡げ、その耳孔周囲の弾性復元力で耳孔嵌合部材を保持する構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、携帯ラジオの如く、その使用頻度が小さい状態、即ち、音楽、ニュ ース等を聞くときだけイヤホーンを耳孔に差し込むのであれば、大して問題ない のであるが、これが長時間となると、耳孔が痛くなってくるという問題がある。 従って、補聴器のように、使用者によっては、1日中イヤホーンを耳孔に嵌め ている場合があり、このようなイヤホーンの保持構造に問題があることが分かっ た。
【0006】 また、一方おいて、補聴器の本体が耳の後側に位置され、ここから伸びたイヤ ホーンを耳に嵌める方式を採っているのは、こうした補聴器の本体が人目に触れ ないのが好ましいという考えがあってのことであり、従って、イヤホーンへのコ ードも出来るだけ短くしておきたいとう要望があって、現実にも短いコードが多 用されている。
【0007】 その為、コードが目立たないという利点のある反面、耳孔へのイヤホーン挿入 に際してコードに余裕がなく、補聴器の音量調節等でほんの少し本体に触れると 、その変位によってコードが敏感に反応して引っ張られ、イヤホーンが非常に抜 け落ち易いという問題もあった。 特に、一方においてコードは通常一定の長さ に設定されており、他方において耳のサイズ、耳孔のサイズが人によって異なる ところから、そうした原因によるイヤホーンの外れが一層多くなるという問題が ある。
【0008】 こうした問題の解決策としては、一つは、各人の耳のサイズ、耳孔のサイズに 合ったイヤホーンを別途複数種類準備しておくことが考えられる。 但し、コードを長くするという考えは、補聴器の存在を目立ち難くするために 耳の後側に位置させるという考えと矛盾することになるので、好ましい対処策と は言えない。 しかし、単にコードの長さを変えても、上述したように、単純に耳孔を押し拡 げて嵌め込み、耳孔周囲の弾性を利用して抜け止めを図る考え方では、長時間の 使用が求められる補聴器のイヤホーンとして問題が残るのである。
【0009】 本考案は、かかる問題点を解決し、耳係止型の補聴器として、その体面を確保 しながら、また、長時間の装着に不快感を伴うことく、しかも簡単な構造で抜け 落ちの少ないイヤホーンを提供することを目的とする。
【0010】
本発明にかかる耳係止型補聴器におけるイヤホンーンは、上記目的を達成する べく、 増幅器を内蔵した本体1を耳の背後に位置させ、該本体1からコード2を介して イヤホーン3を延設して構成した耳係止型補聴器におけるイヤホーンであって、 前記イヤホーン3の耳孔嵌合部材7を柔軟な合成樹脂で構成し、その先端部分7 aを、その先端に頂部が位置する如く縦断面視で略半球状に構成し、且つ、この 半球状の遊端縁7bを、その先端側に比較して薄く構成してある、 という手段を講じたのである。
【0011】 本考案において、耳孔嵌合部材7の素材としては、シリコン樹脂等、本考案の 作用、効果を奏することのできる柔軟な弾性を持つ素材であれば、適宜公知のも のを選択して用いることがきる。
【0012】
本考案によれば、図5に示すように、イヤホーン3の耳孔嵌合部材7を柔軟な 合成樹脂で構成すると共に、その先端部分7aを、その先端に頂部が位置する如 く縦断面視で略半球状に構成し、且つ、この半球状の遊端縁7bを、その先端側 に比較して薄く構成してあるので、これを耳孔に入れたときには、耳孔の周囲が 押し拡げられるのではなく、前記半球状の遊端縁7bが容易に撓んで耳孔にフィ ットするのである。
【0013】 しかも、半球状の遊端縁7bは、イヤホーン3の後方側(挿入方向と反対側) に位置されていて、所謂傘が開いたような状態となっているので、挿入方向への 抵抗は小さいが、抜け方向には遊端縁7bがアンアーの如き作用を発揮すること になり、止まりが良いのである。
【0014】 従って、コードが目立ち難いように従来通りに短く設定されていて、音量調節 等でコードが僅かに引っ張られることがあっても、前記遊端縁7bの係合で容易 に抜け落ちることがないのである。
【0015】
本考案の耳係止型補聴器におけるイヤホーンの好適実施例を、図面を参照して 以下詳述する。 図1は、耳係止型の補聴器納器の全体の斜視図を示し、図2は、その電池の装 着状態を示す全体の斜視図を示す。 1は、増幅器(図外)を内蔵した合成樹脂 製の本体であり、耳の背後に位置させることができる厚みと、半月形に構成され ている。 該本体1からコード2を介してイヤホーン3を延設されているが、こ のコード2は、その本体1の上端部1aから延出している。 これによって、図 3及び図4に示す如く、コード2が耳の上端を回って下方に降りてくるイヤホー ン3の使用形態が採れるのである。
【0016】 前記本体1の下端部1bに、前記本体1の長手方向に沿って回動するように開 閉自在の電池ホルダー4が枢着されて設けられている。 この電池ホルダー4は 、図2に示すように、正面視において略Uの字形を呈するように円形電池5の周 囲の半分以上を囲む外縁部4bを有し、且つ、該電池ホルダー4の外縁部4bの 内側には、前記円形電池5の負極を係合保持する段部4cを備えている。 図2 に示すように、電池5は、その円筒形の軸芯方向に挿入、取り出しできるように 装着されるのである。
【0017】 また、前記電池ホルダー4の一部を前記本体1の外周部1cから突出させて開 閉操作部4aに構成してある。 これによって、電池ホルダー4の開閉操作が、 前記本体1の外周部1cから行い得ると共にこの突起が耳や側頭部に触れること がなくて済むのである。
【0018】 また、増幅器の音量ダイヤル6が、半月形の本体1の外周部1cに一部突出す るように設けられている。 これによって、図3に示すように、音量調節を、指 を耳の背後に回して簡単に操作できるのである。 また、この突出した音量ダイ ヤル6が耳の側部や側頭部に触れる恐れもないのである。
【0019】 図5に示すように、7は、イヤホーン3の先に着脱自在に装着される耳孔嵌合 部材であり、柔軟な合成樹脂で構成されている。 この耳孔嵌合部材7は、その 先端部分7aを、図5の中の一つが断面形状で示されていて分かるように、その 先端に頂部が位置する如く縦断面視で略半球状に構成し、且つ、この半球状の遊 端縁7bを、その先端側に比較して薄く構成してある。 この図5においては、 三つの耳孔嵌合部材7を並べているが、これは、大幅に耳のサイズの異なる者に 対して準備されたものを示してているだけに過ぎない。
【0020】 これによって、耳孔嵌合部材7が耳孔に挿入されたときに、耳孔を押し拡げる のではなく、この半球状の遊端縁7bが撓んでくれて、適正にフィットできるの である。 特に、半球状の遊端縁7bが、イヤホーン3の後方側(挿入方向と反 対側)に位置されていて、所謂傘が開いたような状態となっているので、挿入方 向への抵抗は小さいが、抜け方向には遊端縁7bがアンアーの如き作用を発揮す ることになり、止まりが良いのである。
【0021】 この耳孔嵌合部材7の素材としては、柔軟性がある、例えばシリコン樹脂等の 適宜の公知の素材を用いればよく、本考案において、その目的を達するための作 用、効果を奏する素材であれば、特に限定するものではない。
【0022】
本考案の耳係止型補聴器のイヤホーンによれば、耳孔嵌合部材の簡単な構造改 良でありながら、イヤホーンの耳孔嵌合部材の耳孔へ無理なくフィット(適合性 )し、長時間の使用が要求される補聴器のイヤホーンとして、耳孔が痛くなった り、疲れたりすることを防止できるのである。
【0023】 しかも、耳孔嵌合部材の半球状の遊端縁が、挿入方向への抵抗は小さいが、抜 け方向にはアンアーの如き作用を発揮することになり、止まりが良いのである。 従って、コードが目立ち難いように従来通りに短く設定されている状態で、音量 調節等でコードが僅かに引っ張られることがあっても、前記遊端縁の係合で容易 に抜け落ちることがないという利点もある。
【図1】本考案の耳係止型補聴器におけるイヤホーンの
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図2】本考案の耳係止型補聴器におけるイヤホーンの
一作用状態を示す全体斜視図である。
一作用状態を示す全体斜視図である。
【図3】本考案の耳係止型補聴器におけるイヤホーンの
一使用状態を示す全体斜視図である。
一使用状態を示す全体斜視図である。
【図4】本考案の耳係止型補聴器におけるイヤホーンの
一使用状態を示す全体斜視図である。
一使用状態を示す全体斜視図である。
【図5】本考案の耳係止型補聴器におけるイヤホーンの
耳孔嵌合部材の断面図を示す。
耳孔嵌合部材の断面図を示す。
1 本体 2 コード 3 イヤホーン 7 耳孔嵌合部材 7a 先端部分 7b 遊端縁
Claims (1)
- 【請求項1】 増幅器を内蔵した本体1を耳の背後に位
置させ、該本体1からコード2を介してイヤホーン3を
延設して構成した耳係止型補聴器におけるイヤホーンで
あって、前記イヤホーン3の耳孔嵌合部材7を柔軟な合
成樹脂で構成し、その先端部分7aを、その先端に頂部
が位置する如く縦断面視で略半球状に構成し、且つ、こ
の半球状の遊端縁7bを、その先端側に比較して薄く構
成してある耳係止型補聴器におけるイヤホーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994017276U JP3013262U (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 耳係止型補聴器におけるイヤホ─ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994017276U JP3013262U (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 耳係止型補聴器におけるイヤホ─ン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013262U true JP3013262U (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=43148928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994017276U Expired - Lifetime JP3013262U (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 耳係止型補聴器におけるイヤホ─ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013262U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11877867B2 (en) | 2009-02-16 | 2024-01-23 | Masimo Corporation | Physiological measurement device |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP1994017276U patent/JP3013262U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11877867B2 (en) | 2009-02-16 | 2024-01-23 | Masimo Corporation | Physiological measurement device |
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